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本祭 一夜
熾火※
浪月が真霧の座る畳に乗り上げた。
瞬く間に背後から抱き込まれ、帯を解かれて、衣をはだけられてしまう。
「あ……っ」
大きな掌に胸を撫で下ろされ、びくんと体が跳ねた。
肉の薄い腹を伝い降りた手が、紋様の上で止まる。
「熱があるわけではなさそうだな。熱いのはここ────神子の徴の上だ」
長い指が花弁のような紋様をたどる。
指の動きに合わせて、真霧の腰がびくびくとわななく。
「淫気が昂まってる証だ。心配はいらぬ」
「は、い……」
火照りの訳はわかったはずなのに、手はまだ下腹を撫でさすっている。
ふ、と浪月が薄く笑う気配がした。
「まこと、感じやすいな」
「はぅっ」
腹を撫でていた手が上に滑り、胸の尖りをくすぐった。
そこは昨夜、散々に弄られ、快感を教え込まれた箇所だった。
くりくりと転がされ、指の腹で擦られると甘い官能が全身に広がっていく。
「く…っ、んん……っ」
体がどんどん熱くなり、息が乱れる。
はあはあと自分の呼吸がうるさい。
頭がぼんやりと霞み、何も考えられなくなっていく。
「う……、や…ぁっ」
無意識に逃れようと前のめりになる体を引き戻された。
後ろから包み込むように抑え込まれると、衣に焚きしめた香と混ざり合った浪月の匂いを間近に感じて、ぞくぞくと肌が粟立つ。
「は、ぁ……、ぅん…っ、あ、あっ」
たやすく昂ってしまう己の体に戸惑うがどうにもできない。
一晩かけて灯された官能の炎は消えたわけではなく、体の奥深くで熾火のように燻り続けていたのだ。
だから少しの愛撫でもこうしてすぐに燃え上がってしまう。
「あ…っ、は、ぁ、ん……っ」
そこばかりをいじられ続けた両の胸粒は、充血し、硬く勃ち上がっている。
もう体に力が入らず、気づけば浪月の胸にもたれかかっていた。
「真霧」
耳元に唇が寄せられ、低く囁きが吹き込まれる。
「この顔と体だ。女ばかりか、好色な都の男どもも放っておくまい。これまで何人の男を手玉に取った」
「さような、ことは……」
「言え」
すでに形を変えていた脚の間の物を根本から撫で上げられた。
「あぁっ」
直裁な刺激に、びくんと腰が浮き上がる。
右手で花芯を扱かれ、広げた左手で左右の胸の先を同時に嬲られて、あまりに強い快感に、涙が滲み出す。
かぶりを振り、あふれ出る喘ぎの合間にどうにか答えた。
「あ…、ん……っ、誰も…、誰とも……っ」
「まことか」
「……っ、まことに、ございます……っ」
浪月を見上げ、涙を浮かべて訴えた。
「浪月様が初めて……」
浪月の目が見開かれたかと思うと、次の瞬間、口付けられていた。
「んっ、ふ、んんっ」
すぐに這入り込んできた分厚い舌に口内を丹念に嬲られて、真霧は反らした喉をわななかせた。
くちゅくちゅと音を立てて唾液を絡めあい、深く長く口付ける。
口吸いがこんなに気持ちがいいことも、昨日初めて知ったばかりだ。
唇を合わせながら、浪月は椀に残った蜜を指で掬い取り、真霧の窄まりを弄った。
「あぁっ」
昨夜の荒淫で柔らかく解されたそこは、蜜に濡れた指をさほどの抵抗もなく呑み込んでしまう。
ひくつく粘膜を擦られ、曲げた指の腹で感じるしこりを突かれ、体の内側から生まれる愉悦の深さに頭の芯が痺れていく。
ああ、でもこれでは足りない。
もっと太くて長いもので、奥まで────
「浪月、様……」
呼びかける声が物欲しげな色を帯びていることに真霧は気づかない。
ただ、腹の奥の疼きをどうにかしてほしくて、浪月の肩に頭を擦り付ける。
媚肉をかきまぜていた指が引き抜かれた。
仰向けに押し倒され、両足を広げられるや否や、熱く逞しい楔で刺し貫かれた。
「あぁ──っ!」
こじあけられる快感に涙が溢れる。
待ち望んでいたものを与えられ、肉筒が悦び、絡みつくように蠢く。
「ああっ、あぅ、あ……、はぁっ、んっ」
すぐに激しい突き上げが始まった。
内壁を擦られながら、最奥をこねるように突かれて、甘い喘ぎが止まらない。
「ああっ、うん、ひ、ぁあっン……っ」
腿を掴み寄せられると、更に結合が深まり、怖いくらいの快感が背筋を駆け抜ける。
張り出した先端が奥にはまりこんでは引き抜かれるのがたまらなくて、膝が震え、足指がきゅうと丸まる。
一際強く抉られた刹那、真霧は大きく背をしならせた。
「ああ……っ!」
頭が真っ白になり、両脚ががくがくと揺れた。
花芯から噴き出した白い飛沫が己の腹を汚す。
絶頂に収縮する腹の中に浪月が精を注ぎ込んだ。
その熱さにまた奥で極めて、真霧は恍惚として天を仰いだ。
真霧の中に己を埋めたまま、浪月が囁く。
「本祭は夕刻からだ。そなたならば────も満足させられるだろう」
快感の波にさらわれ、その言葉はうまく聞き取れなかった。
瞬く間に背後から抱き込まれ、帯を解かれて、衣をはだけられてしまう。
「あ……っ」
大きな掌に胸を撫で下ろされ、びくんと体が跳ねた。
肉の薄い腹を伝い降りた手が、紋様の上で止まる。
「熱があるわけではなさそうだな。熱いのはここ────神子の徴の上だ」
長い指が花弁のような紋様をたどる。
指の動きに合わせて、真霧の腰がびくびくとわななく。
「淫気が昂まってる証だ。心配はいらぬ」
「は、い……」
火照りの訳はわかったはずなのに、手はまだ下腹を撫でさすっている。
ふ、と浪月が薄く笑う気配がした。
「まこと、感じやすいな」
「はぅっ」
腹を撫でていた手が上に滑り、胸の尖りをくすぐった。
そこは昨夜、散々に弄られ、快感を教え込まれた箇所だった。
くりくりと転がされ、指の腹で擦られると甘い官能が全身に広がっていく。
「く…っ、んん……っ」
体がどんどん熱くなり、息が乱れる。
はあはあと自分の呼吸がうるさい。
頭がぼんやりと霞み、何も考えられなくなっていく。
「う……、や…ぁっ」
無意識に逃れようと前のめりになる体を引き戻された。
後ろから包み込むように抑え込まれると、衣に焚きしめた香と混ざり合った浪月の匂いを間近に感じて、ぞくぞくと肌が粟立つ。
「は、ぁ……、ぅん…っ、あ、あっ」
たやすく昂ってしまう己の体に戸惑うがどうにもできない。
一晩かけて灯された官能の炎は消えたわけではなく、体の奥深くで熾火のように燻り続けていたのだ。
だから少しの愛撫でもこうしてすぐに燃え上がってしまう。
「あ…っ、は、ぁ、ん……っ」
そこばかりをいじられ続けた両の胸粒は、充血し、硬く勃ち上がっている。
もう体に力が入らず、気づけば浪月の胸にもたれかかっていた。
「真霧」
耳元に唇が寄せられ、低く囁きが吹き込まれる。
「この顔と体だ。女ばかりか、好色な都の男どもも放っておくまい。これまで何人の男を手玉に取った」
「さような、ことは……」
「言え」
すでに形を変えていた脚の間の物を根本から撫で上げられた。
「あぁっ」
直裁な刺激に、びくんと腰が浮き上がる。
右手で花芯を扱かれ、広げた左手で左右の胸の先を同時に嬲られて、あまりに強い快感に、涙が滲み出す。
かぶりを振り、あふれ出る喘ぎの合間にどうにか答えた。
「あ…、ん……っ、誰も…、誰とも……っ」
「まことか」
「……っ、まことに、ございます……っ」
浪月を見上げ、涙を浮かべて訴えた。
「浪月様が初めて……」
浪月の目が見開かれたかと思うと、次の瞬間、口付けられていた。
「んっ、ふ、んんっ」
すぐに這入り込んできた分厚い舌に口内を丹念に嬲られて、真霧は反らした喉をわななかせた。
くちゅくちゅと音を立てて唾液を絡めあい、深く長く口付ける。
口吸いがこんなに気持ちがいいことも、昨日初めて知ったばかりだ。
唇を合わせながら、浪月は椀に残った蜜を指で掬い取り、真霧の窄まりを弄った。
「あぁっ」
昨夜の荒淫で柔らかく解されたそこは、蜜に濡れた指をさほどの抵抗もなく呑み込んでしまう。
ひくつく粘膜を擦られ、曲げた指の腹で感じるしこりを突かれ、体の内側から生まれる愉悦の深さに頭の芯が痺れていく。
ああ、でもこれでは足りない。
もっと太くて長いもので、奥まで────
「浪月、様……」
呼びかける声が物欲しげな色を帯びていることに真霧は気づかない。
ただ、腹の奥の疼きをどうにかしてほしくて、浪月の肩に頭を擦り付ける。
媚肉をかきまぜていた指が引き抜かれた。
仰向けに押し倒され、両足を広げられるや否や、熱く逞しい楔で刺し貫かれた。
「あぁ──っ!」
こじあけられる快感に涙が溢れる。
待ち望んでいたものを与えられ、肉筒が悦び、絡みつくように蠢く。
「ああっ、あぅ、あ……、はぁっ、んっ」
すぐに激しい突き上げが始まった。
内壁を擦られながら、最奥をこねるように突かれて、甘い喘ぎが止まらない。
「ああっ、うん、ひ、ぁあっン……っ」
腿を掴み寄せられると、更に結合が深まり、怖いくらいの快感が背筋を駆け抜ける。
張り出した先端が奥にはまりこんでは引き抜かれるのがたまらなくて、膝が震え、足指がきゅうと丸まる。
一際強く抉られた刹那、真霧は大きく背をしならせた。
「ああ……っ!」
頭が真っ白になり、両脚ががくがくと揺れた。
花芯から噴き出した白い飛沫が己の腹を汚す。
絶頂に収縮する腹の中に浪月が精を注ぎ込んだ。
その熱さにまた奥で極めて、真霧は恍惚として天を仰いだ。
真霧の中に己を埋めたまま、浪月が囁く。
「本祭は夕刻からだ。そなたならば────も満足させられるだろう」
快感の波にさらわれ、その言葉はうまく聞き取れなかった。
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