女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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寝不足で・・

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 事故みたいなことでイズミちゃん達5人と一気に〇〇〇しちゃった僕、その日の夜はなかなか眠れず、翌日学校の授業中も1時限目からず~っとボ~ッとしっぱなし・・

「おいユウト、どうかしたのか?」
 僕がいまにも眠りそうなほどボ~ッとしてるのを見た和樹が寄ってきた。
「はぁ?」
「はぁじゃねぇよ、毎日ボ~ッとしてるおまえだけど、今日は一段とボ~ッが炸裂してるじゃねえかよ」
「ボ~ッって炸裂するものか? まぁ確かに今日はちょっと寝不足っぽくて集中力が落ちてるかな・・」
「集中力が落ちてるってレベルじゃないぞ、半分寝てる感じじゃねぇかよ!」
「そうかも・・」
「朝までゲームでもしてたのか?っておまえあんまりゲームやらねぇか・・」
(和樹のヤツよく見てるな・・)
「そうなると・・ま、まさか?! ユウトおまえ、フェルーナの女子店員の誰かと朝までッ?!」
「えぇ~ッ! な、なんだよそれっ?!」
 和樹のこの推理には正直驚いてしまった、ゲームのことはともかく、フェルーナの誰かとっていう部分は、かなり近い、実際には『誰か』じゃなくて5人とだから和樹の推理のはるか上をいってる訳なんだけど・・しかし、そこはなんとしても誤魔化さないといけない部分、そこで最近よく見るY〇u T〇〇eの動画を見てたことにしてみた・・・
「寝る前に見始めたネットの動画が面白くてずっと見ちゃってそれで寝る時間が無くなったんだよ、あ~、あんなことしなけりゃよかった・・」
「おまえが動画にハマるなんて珍しいな、どんな動画だよ? オレも見てみたいよ!」
(ヤバい! ツッコまれることを想定してなかった!)
 しかし、こういう時の脳はイイ仕事をしてくれる、自分でもビックリするような答えを速攻で引き出してくれて・・
「あぁ~、あれなんて名前の動画だったけかな?・・う~んと・・・ダメだ、思い出せねぇ・・ゴメン和樹!」
「スマホに履歴残ってないのか?」
「あ? あぁ~スマホじゃなくて家のパソコンで見てたからムリだ」
「ちぇ! まったく・・・」
 と言い残して和樹は次の授業のチャイムが鳴ったのもあり自分の机に戻っていった。

 さっきまでの眠気というかボ~ッとしてた脳が和樹と会話したことでイイ感じに刺激されたようでハッキリしてきてそのあとは帰りまでしっかり授業を受けられた。

>下校時下駄箱
「あぁ、和樹、さっきはアリガトな、おまえのお陰で頭が冴えてくれたよ、ハハハ」
「あぁ? なんだかわかんねぇけど、礼するくらいだったら缶コーヒー奢ってくれよ」
「缶コーヒー? そのくらいイイぞ!」
 校門傍の自販機で缶コーヒーを2本買い1本を和樹に渡して駅まで二人で飲みながら歩いた。
「今日もバイトか?」
「あぁ、できるだけバイトするようにしてるんだ、そういえば和樹は地磁気の反転って聞いたことあるか?」
 急に思い出して地磁気のことを聞いてみた、すると案の定の反応が・・
「あぁ? なんだそれ? チジキの・・なんとか? 聞いたこと無いぞ」
(やっぱり和樹は知らないか・・)
「いや、北極と南極がそれぞれS極とN極っていうあれだよ」
「あぁ、あれか・・で、それがどうかしたのか?」
「いやいや、ただ知ってるかと思って聞いただけだよ」
「ん~? ユウト、マジ今日のおまえ、ちょっとヘンだぞ、大丈夫か? 病院行ったほうがいいじゃねぇ?」
 まぁいきなり妙なことを聞けば聞かれたほうは「?」になるのも当然だろう、その後、僕はテキトウに誤魔化して駅でわかれた。
「ムリしないで病院行けよ~」
「あぁ、わかったよ~じゃあな」
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