女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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頼みのつな、彩香ちゃん!

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 僕の提案しようとしたことと似たことを彩香ちゃんも考えていたなんて驚きだったけど、見方を変えると、これは上手くいく可能性が高まったと言えなくもないってことで、僕は自身の提案に少しだけ実現の可能性みたいなモノを感じていた・・

「彩香ちゃんが僕と同じなことを考えていてくれたなら、そっちの人たちの中にも話し合いを望んでる人がいるかもしれないってことじゃない?!」
 僕は少し興奮気味にみんなに可能性が高いって話した、しかし・・
「ユウト君、わたしはユウト君の提案に賛成できても、わたし達側の人たちは今までずっと闇にいたのよ、その人たちがそう簡単に話し合いに応じてくれるとは思えないわ」
「そうかな?」
「えぇ、そもそも、わたし達の側の人たちはこっちの人たちのことを信用してないのよ」
 彩香ちゃんは僕の安易すぎる想像を聞いてあきれ顔とも残念顔ともとれる顔をしている・・・

「う~ん、そっちの人たちが僕たち側を信用してないってなんでだろう?」
「ず~っと闇にいた人たちにとってはユウト君たちこっちにいる人たちがまるで仇みたいに思えちゃってるのよ、簡単にいえば『敵』って感じかしら?」
「敵かぁ、そうなると、話し合いなんて言っても応じてくれないかもな・・」
 彩香ちゃんの言葉に僕が弱気になっていると、脇から有希ちゃんが怖い顔をして・・・
「ユウト君! あんたがなに弱気になってるのよッ! せっかくイイアイデアを出してきたんでしょ! 彼女の言葉くらいで弱気になってどうすんのよッ! しっかりしなさいよッ! 男でしょ!」
「お、男って言われても・・でも、わかったよ・・」
 僕は有希ちゃんの叱咤に尻を押された感じになりながらも続けた・・
「彩香ちゃん、君の言うことは確かにあると思うよ、でも、このまま互いに戦いになれば犠牲者も出るし、絶対にどちらかが負ける、負けたほうは『闇』に追いやられちゃう、それはどっちもイヤだよ・・人間は動物とは違ってコミュニケーションという能力を持ってる、そんな僕たちにとって戦いだけが問題解決の方法じゃないんだよ、話し合えれば絶対分かり合えるはずなんだよ! 実際彩香ちゃんともこうして分かり合えてるでしょ?」
 僕がちょっと早口で一気に話しちゃったので、彩香ちゃんはその圧みたいなモノに圧倒されちゃったようで・・
「ま、まぁ確かに・・」
「でしょっ! だ、だから彩香ちゃんにはそっちの窓口みたいになってほしいんだ!」
 彩香ちゃんはちょっと考えて・・
「わかったわ、できるだけのことはしてみる、でも、わたしは普通の17歳の女子よ、あまり期待しないでいてほしいわ」
「それはわかってるよ、彩香ちゃんには面倒なことをお願いして悪いって思ってるよ、でも、いまの僕たちには彩香ちゃんしか頼れる人がいないから・・」
 僕がこう言って目線を床に落とすと。そんな僕を見てた彩香ちゃんが・・
「ユウト君、あなたからそんなふうに言われたら頑張るしかなくなっちゃうわね、ウフッ」
「彩香ちゃん、ありがとう!」
 僕は思わず彩香ちゃんに抱き着いちゃった。
「!」
「ゆ、ユウト君、いきなり抱き着いてきたりして、恥ずかしいじゃない」
「え? あ?! ご、ゴメン・・」
 
 そんな状態の僕と彩香ちゃんを見ていた有希ちゃん、イズミちゃん達が起ち上って・・
「ゆ、ユウトく~ん、な、何してるのよッ! ドサクサにまぎれて抱き着くなんてズル~いッ!」

 そのあとは、彩香ちゃんを混ぜていつもの2階に戻ってしまい、店も閉めていたこともあり深夜までベッドで〇〇しあってしまった・・・
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