女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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タミーの奇襲?

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 僕の住んでるマンションを仮とはいえ彩香ちゃんのこちらの世界でのオフィスとなって数日・・・

朝、6時半・・・
ピンポ~ン<玄関ドアホンの鳴る音

「ん~、なんだ、こんな朝早くに・・・」
ガサゴソ・・
 まだ朝早い時間だというのに僕はドアホンの呼び鈴の音に起こされた・・
「は~い、誰ですか~?」
「おはよ~、ユウト~、わたしよ~、タミーよ~、わたしがわざわざ起こしに来てあげたのよ~、ありがたく思いなさ~い」
「タ、タミーちゃん? な、なんでこんな朝早くから?」
「なんでって、そんなことどうでもイイから、早く入れなさいよッ!」
「あ、あぁ、ゴメンいま開けるよ」
カシャ
「おはよ~タミーちゃん、今日は何? こんなに早くから?」
「あぁ、おはよ~ユウト、ノンキなこと言ってる場合じゃないわよ! あの娘はどこッ!?」
「あの娘? あぁ彩香ちゃんのこと?」
「そう! 彩香はどこよッ!?」
「今朝早く、日の出前から向こうの世界に行ったよ」
「向こうに行った? 何しに?」
「い、いや、そこまでは聞いてないよ、いろいろ手続きとかあったりするんじゃい?」
「ふ~ん、で、彩香の部屋を見せて」
「あぁ、ダメだよ」
「ダメ? なんでよ?」
「彩香ちゃんの部屋には鍵が掛かってるから入れないよ」
「鍵~ッ!? な、なんで鍵なんてかけてるのよ~ッ!? 何か怪しいことしてるんじゃな~い?」
 どう思ってるのか判らないけど、どうしても彩香ちゃんのことを100%信用なできない様子、特に女子同士の微妙な空気感とかは僕とか男子にはまったく判らない、さらに言えば、男女の関係の部分では今でもフェルーナの5人と彩香ちゃんとはお互いにライバルみたいにみてるようだ。

 タミーちゃんは鍵の掛かってる彩香ちゃんの部屋のドアをガチャガチャしながら・・・
「それと、夜は別々で寝てるのよね?」
「え? あぁ~、それは・・・」
「ま、まさか、あんた達ひとつのベッドで寝てたりしてないわよねッ!?」
「え、え~と~、彩香ちゃんが寒いって言って僕のベッドに入ってくることがあるくらいかな~?」
 僕はタミーちゃんに刺激にならないよう注意したつもりだったんだけど・・・
「何ですって~~ッ!!??」
 僕のこの言葉を聞いたタミーちゃんは鬼の形相で僕に急に迫ってきて・・
「まさかそれであんた達~?」
「い、いや~、それはそのぉ~・・・」
「ん~、ユウト! あんたと彩香がヤッタのなら、それ以上にわたし達にも尽くすことよ、判ってる~ッ!?」
 フェルーナのみんなは僕との仲のことが彩香ちゃんに負ける事だけは許せないって感じなので、この反応は当然といえば当然なんだけど、同じことをフェルーナの5人ともするとなると、マジに体力的に厳しい・・・
「ま、まぁ頑張ってみるよ・・・」
「そう!? じゃあ早速わたしに全力で尽くしてみなさいよ!」
「えっ? い、今から?」
「そうよ、今からよッ!」
 こう言いながらタミーちゃんはどんどん着てるものを脱ぎ始めて、寝室のベッドへ入った。

「さぁ、ユウトも脱いで!」
「わ、わかったよ・・」

 いつ彩香ちゃんが戻って来るか判らない緊張のせいか、タミーちゃんの身体を目前にしてもなかなかその気になれなかった・・・
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