女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん

菊宮える

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またも弁明?

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 慰安旅行の宿で深夜にタミーちゃんのトイレに付き合わされた僕、その途中身を隠してみた、ちょっとしたイタズラ心だったはずが、想像以上にタミーちゃんを怖がらせてしまったようで、タミーちゃんはマジ泣き、そのまま朝まで僕はタミーちゃんをなだめるしかできなかった・・・

>翌朝・・女子たちの部屋
「おはよ~、あら? タミーがいないわ、どこ行ってるのかしら?」
「ほんと、タミーちゃんったら、こんなに早くから、お散歩でも行ったのかしらね」
 イズミちゃんたちは早朝から部屋にタミーちゃんがいないことを心配していた。
コンコン <ユウトの部屋をイズミがノックする音
「ユウトく~ん、起きてる~? イズミよ、入るわよ」
ススス~
「タミーちゃんがいなくなっ・・・?」
「お、おはよう・・・」
「ん? え? えぇ~ッ!? な、なんでここにタミーちゃんがいるのよ!」
イズミちゃんの声が隣の女子にも聞こえたようで・・・
「えっ? タミーがユウト君の部屋にいたのっ?!」
「うっそ~! なんでタミーちゃんがユウト君の部屋にいるわけ~ッ!?」
ドタバタッ

 梨絵ちゃんや薫ちゃん、有希ちゃんもバタバタと僕の部屋になだれ込んだ。
「タ、タミーちゃん・・・どうして?・・・」
 僕の布団の上でうつ向いてるタミーちゃんを見た梨絵ちゃん、その状況が梨絵ちゃんやイズミちゃんたちに無用な想像をさせてるのは明かだ!
「い、いやぁ、これには訳があって・・」
 僕はいきなり乱入してきたみんなにいらん誤解をされないよう、弁明をしようとした、しかし、そんな僕を無視するようにタミーちゃんが・・・
「みんな、遅~い! もうユウト頂いちゃったわ~、フフフ~」
 と言いながら、部屋を出ていってしまった。
「タ、タミー、どこ行くのよ~?」
「タミーちゃ~ん」
「・・・」

 数秒の間があって、イズミちゃんが僕に聞いてきた。
「ユウト君、何があったの? ウソとかで誤魔化さないでちゃんとホントのことを話して・・」
「え~と、どうしようかな・・・」
「どうしよかじゃなくって、ちゃんと教えてっ!」
 薫ちゃんが身を乗り出して、マジ顔で僕にわけを話すように迫ってきた。
「わ、わかった話すよ・・え~と、昨日の夜2時近くだったと思うけど、タミーちゃんが一緒にトイレに行ってほしいって部屋に来たんだよ」
「うんうん」
「それで?・・」
「タミーちゃんは子供の頃海外生活だったみたいで、この宿の雰囲気に馴染めないみたい、だから夜のうす暗い廊下とかひとりじゃ怖かったので、僕にトイレまで一緒に行ってほしかったみたい、それで僕はタミーちゃんを待ってトイレの近くで待機してたんだけど、ちょっと隠れてみたんだよ」
「隠れた? なんで? ユウト君って意外にイジワルだったのね、幻滅・・・」
「イヤイヤ、ちょっとしたイタズラだったんだよ、ホント!」
「まぁ、いいわ、それでタミーはどうしちゃったの?」
「僕の姿が見えなかったのがよっぽどショックだったみたいで、トイレの前でしゃがみこんで泣きだしちゃって・・・」
「えぇ~っ! ユウト君、タミーちゃん泣かしたの~ッ?!」
「いや、だから泣かせる気なんてぜんぜんなかったんだよ!」
「でも、結局ユウト君が泣かせたんでしょ?」
「ま、まぁ・・・そうなんだけど・・・」

 4対1の質問、いや尋問攻めが続く・・・
「女子を泣かせるなんて、男子として恥ずかしいって思わない?」
「思います・・」
「じゃあ、タミーちゃんにちゃんと謝って」
「はい、あとで謝りたいと思ってます」
 ここで有希ちゃんから、僕にとってはかなりキビシイ言葉が出てきた。
「あぁ~あ、ユウト君って見た目はドストライクで絶対彼氏にしたいって狙ってたんだけど、女子泣かせるようじゃ、ダメダメね・・フゥ・・・」
 有希ちゃんはこう言って部屋を出ていってしまった。
「あらあら、でも、有希ちゃんの言うとおりね、チョットしたイタズラだったかもしれないけど、女子の気持ちってけっこうナイーブなの知らないでしょ?」
「ナイーブ・・」
「まぁユウト君はまだまだ経験値が足りてないから判らないのもしかたないわ、わたし的にはそういうところもユウト君の魅力に感じちゃってるのよね~、ウフッ」
(こんなときまで子供扱いなんて・・・くぅ~~)
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