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3,帰るために
8,そして
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あれから二日が経過した。
アヤはゴロゴロとフリザードのベッドの上。
ウロは近くで昼寝中。
唐突にアヤトが現れ、ウロが飛び起きる。
(だれだー!)
「おじさんだよ」
ウロは顔が近いアヤトを見て首を捻る。
(あれー?足音しなかったよ。あ。なでなでしないとがじがじしちゃうよー)
「スキルで来たからな」
撫でられたウロは、そうなんだ。と、ウロはアヤへと近づく。
(おかーさん。ウロ。おはよする。おじさんきた)
「ん。おはよう」
嬉しそうにウロの頭を撫でれば、ウロはおとーさんのところ行ってくるーと向かう。
「元気だな」
「でしょう」
満足そうなアヤにアヤトは椅子を引っ張ってきて座る。
「そういえばグリードさんはどうした?」
「宰相さんを驚かせて、泣かせて帰っていった」
「そっか」
アヤはのんびりと告げつつ座る。
「顔ぐらい見せてくれたらよかったのに」
「すれちがったときに息子の顔見たから満足って言ってたぞ。後鏡写しとまで言われた」
「あったの?」
「すれ違ったんだよ」
「まぁ。そっか」
眼帯をしている目を押さえる。
「オッドアイなんてなりたくてなったわけじゃないんだけどなぁ」
アヤトは苦笑交じりにアヤを見る。
アヤとアヤトの片目はオッドアイである。
比較的軽度のアルビノであり、視力が弱い上に、髪色も茶に近い黒。
アヤは左目が赤くアヤトは右目が赤い。
肌は真夏の日差しでもなければ長袖や帽子でカバーできる。
アヤトは普段カラコンで隠しており、今はアルカンシェルが作った、視力矯正と視認妨害の魔術が掛けられた眼鏡を掛けている。
向こうに戻ってもアヤトが存命中は使えるだろう。
ただアヤは眼帯を始めてから視力は上がったのでフリザードが眼帯へ何らかの細工を施していたのだろう。
「そのメガネどう?」
「完全にもの見えて結構楽!何この快適さ。メガネのつけ外しは大変だけど十分見えるんで嬉しい」
「よし。商品化を考えておく」
「あ。予備欲しい」
「それは試作品だから、レビューくれるならあげれるけどもう一本は買って」
「世知辛い」
「お小遣いもらってない?」
「もらってるし使い道お菓子ぐらいで他にはないからいいけどさ。こっちのを買って持って帰れるかもわかんないからなー。魔王さんのお部屋の肥やしになりそうだからな」
そうだ。と思い出したように告げる。
「本来は後日に帰れるってどういうことだ?」
「言っても魔力足りないし、絶対ではないことを前提にフリザードにも伝えた話すでいい?」
「構わない」
アヤはほっと安堵する。
アヤはゴロゴロとフリザードのベッドの上。
ウロは近くで昼寝中。
唐突にアヤトが現れ、ウロが飛び起きる。
(だれだー!)
「おじさんだよ」
ウロは顔が近いアヤトを見て首を捻る。
(あれー?足音しなかったよ。あ。なでなでしないとがじがじしちゃうよー)
「スキルで来たからな」
撫でられたウロは、そうなんだ。と、ウロはアヤへと近づく。
(おかーさん。ウロ。おはよする。おじさんきた)
「ん。おはよう」
嬉しそうにウロの頭を撫でれば、ウロはおとーさんのところ行ってくるーと向かう。
「元気だな」
「でしょう」
満足そうなアヤにアヤトは椅子を引っ張ってきて座る。
「そういえばグリードさんはどうした?」
「宰相さんを驚かせて、泣かせて帰っていった」
「そっか」
アヤはのんびりと告げつつ座る。
「顔ぐらい見せてくれたらよかったのに」
「すれちがったときに息子の顔見たから満足って言ってたぞ。後鏡写しとまで言われた」
「あったの?」
「すれ違ったんだよ」
「まぁ。そっか」
眼帯をしている目を押さえる。
「オッドアイなんてなりたくてなったわけじゃないんだけどなぁ」
アヤトは苦笑交じりにアヤを見る。
アヤとアヤトの片目はオッドアイである。
比較的軽度のアルビノであり、視力が弱い上に、髪色も茶に近い黒。
アヤは左目が赤くアヤトは右目が赤い。
肌は真夏の日差しでもなければ長袖や帽子でカバーできる。
アヤトは普段カラコンで隠しており、今はアルカンシェルが作った、視力矯正と視認妨害の魔術が掛けられた眼鏡を掛けている。
向こうに戻ってもアヤトが存命中は使えるだろう。
ただアヤは眼帯を始めてから視力は上がったのでフリザードが眼帯へ何らかの細工を施していたのだろう。
「そのメガネどう?」
「完全にもの見えて結構楽!何この快適さ。メガネのつけ外しは大変だけど十分見えるんで嬉しい」
「よし。商品化を考えておく」
「あ。予備欲しい」
「それは試作品だから、レビューくれるならあげれるけどもう一本は買って」
「世知辛い」
「お小遣いもらってない?」
「もらってるし使い道お菓子ぐらいで他にはないからいいけどさ。こっちのを買って持って帰れるかもわかんないからなー。魔王さんのお部屋の肥やしになりそうだからな」
そうだ。と思い出したように告げる。
「本来は後日に帰れるってどういうことだ?」
「言っても魔力足りないし、絶対ではないことを前提にフリザードにも伝えた話すでいい?」
「構わない」
アヤはほっと安堵する。
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