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第三話 体育祭
06-3.
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それは葵と律も同じだ。
二人だけの時間を楽しみたい。
「葵は僕だけのだから」
律は独占欲の塊だ。それを隠そうともしない。
「葵は僕に依存してればいいんだよ」
「そういうわけにはいかねーだろ。これ以上、依存させてくれるなよ」
「依存してる自覚はあったんだね」
律は意味のない会話を続けるように言う。
……自覚はしてる。
葵は律がいなければなにもできない。授業に追い付くこともできないし、これから、どうやって生きて行けばいいのかもわからない。
律が葵のすべてなのだ。
……抜け出せないのもわかっている。
律の沼は深い。
一度、足を踏み入れたら最後だ。律なしでは生きていけない。
「あるのに決まってんだろ。律がいねーと生きていけねーんだから」
「そうなの?」
「そうだよ。って、嬉しそうな顔をしてんじゃねーよ!」
葵は律にツッコミを入れる。
律は満足そうな顔をしていた、
……律は嫌じゃねーのかな。
合わせているだけではないのかと不安になってしまう。律は葵には甘い。砂糖やはちみつを流し込まれているのではないかというほどに甘すぎる。
……嫌なら言うか。
律は正直者だ。
迷惑だと思えばその言葉を平然と口にする。
「嬉しいから」
律は人前だと話す言葉が減る。
必要以上に会話をしようとしない。
「僕だけの葵だからね」
律は葵の手を握り直す。
それに対し、葵は笑った。
……それでいい。
依存をし続ける先があるのは安心感に繋がる。それを葵は手放せなかった。
二人だけの時間を楽しみたい。
「葵は僕だけのだから」
律は独占欲の塊だ。それを隠そうともしない。
「葵は僕に依存してればいいんだよ」
「そういうわけにはいかねーだろ。これ以上、依存させてくれるなよ」
「依存してる自覚はあったんだね」
律は意味のない会話を続けるように言う。
……自覚はしてる。
葵は律がいなければなにもできない。授業に追い付くこともできないし、これから、どうやって生きて行けばいいのかもわからない。
律が葵のすべてなのだ。
……抜け出せないのもわかっている。
律の沼は深い。
一度、足を踏み入れたら最後だ。律なしでは生きていけない。
「あるのに決まってんだろ。律がいねーと生きていけねーんだから」
「そうなの?」
「そうだよ。って、嬉しそうな顔をしてんじゃねーよ!」
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律は満足そうな顔をしていた、
……律は嫌じゃねーのかな。
合わせているだけではないのかと不安になってしまう。律は葵には甘い。砂糖やはちみつを流し込まれているのではないかというほどに甘すぎる。
……嫌なら言うか。
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迷惑だと思えばその言葉を平然と口にする。
「嬉しいから」
律は人前だと話す言葉が減る。
必要以上に会話をしようとしない。
「僕だけの葵だからね」
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それに対し、葵は笑った。
……それでいい。
依存をし続ける先があるのは安心感に繋がる。それを葵は手放せなかった。
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