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02ー20.
「そんなわけがないよ」
セドリックは呆れたように言う。
……違うのか。
安心をした。
幼馴染と恋人の取り合いなどしたくはない。幼い頃の言い争いから発展した喧嘩では留まらず、命を賭けた決闘に発展しかねない。
「マシューが好きなのはレイドだよ」
「ありえません」
「ほんとだよ?」
セドリックは友人の好きな人を簡単にばらしてしまう。それはレイドが他の人に奪われないようにする為だった。日頃から口が軽いわけではない。
「信じないのはいいことだけどね。興味のない証拠だし」
セドリックは安心したようだ。
「レイドってモテるから、僕、心配してたんだよね」
セドリックの言葉を聞き、レイドは首を傾げた。
……モテた記憶はないんだが。
真面目な好青年として後輩からは好かれていた。それは理想的な先輩という形の憧れであったと認識している。同級生にもなにかと話しかけられていたものの、それも、真面目に授業に取り組んできた成果の一つである。
「あはっ。自覚ないんだね」
セドリックはレイドの表情から自覚がないのを読み取った。
そして、嬉しそうにレイドの腕に抱き着く。
「僕だけのレイドでいてね。ずっと。僕だけを愛していてね」
「約束します」
「簡単に約束してもらっちゃった! いいの? 後悔しない?」
セドリックは驚いたように聞き返す。
……一途な方だろう。
恋をしたのは初めてだった。
叶わない恋だと決めつけ、気づかないふりをし続けてきた。
しかし、三年間、よそ見もせずに思い続けた相手は一人だけだ。
「後悔しませんよ」
レイドは断言した。
「後悔させるつもりもありません」
レイドは言い直す。
セドリックに選ばれたのはレイドだ。それを疑うことは止めた。セドリックに求められているのは自分自身なのだと誇りに思うことにした。
セドリックは呆れたように言う。
……違うのか。
安心をした。
幼馴染と恋人の取り合いなどしたくはない。幼い頃の言い争いから発展した喧嘩では留まらず、命を賭けた決闘に発展しかねない。
「マシューが好きなのはレイドだよ」
「ありえません」
「ほんとだよ?」
セドリックは友人の好きな人を簡単にばらしてしまう。それはレイドが他の人に奪われないようにする為だった。日頃から口が軽いわけではない。
「信じないのはいいことだけどね。興味のない証拠だし」
セドリックは安心したようだ。
「レイドってモテるから、僕、心配してたんだよね」
セドリックの言葉を聞き、レイドは首を傾げた。
……モテた記憶はないんだが。
真面目な好青年として後輩からは好かれていた。それは理想的な先輩という形の憧れであったと認識している。同級生にもなにかと話しかけられていたものの、それも、真面目に授業に取り組んできた成果の一つである。
「あはっ。自覚ないんだね」
セドリックはレイドの表情から自覚がないのを読み取った。
そして、嬉しそうにレイドの腕に抱き着く。
「僕だけのレイドでいてね。ずっと。僕だけを愛していてね」
「約束します」
「簡単に約束してもらっちゃった! いいの? 後悔しない?」
セドリックは驚いたように聞き返す。
……一途な方だろう。
恋をしたのは初めてだった。
叶わない恋だと決めつけ、気づかないふりをし続けてきた。
しかし、三年間、よそ見もせずに思い続けた相手は一人だけだ。
「後悔しませんよ」
レイドは断言した。
「後悔させるつもりもありません」
レイドは言い直す。
セドリックに選ばれたのはレイドだ。それを疑うことは止めた。セドリックに求められているのは自分自身なのだと誇りに思うことにした。
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