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第四章 守護鳥の夢
とまり石
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オゼ
監視鳥はアオチを連れて行きたいんだ。そう言えばローヌもアオチが一番好きだと言っていた。
俺はまた悲しくなって、暗い窓の外を見る。光る窓に情けない顔をした自分がぽつんと映っていた。
「とまり石の話をしましょう。あなた方が助かるためのヒントになると思います」
「とまり石? 何ですかそれ?」
オオミが間髪入れずに聞き変えず。今はこいつが頼りだ。
「止まり木は知っていますよね」
「鳥が休む木のことですか?」
監視鳥が頷く。鳥がしゃべっている光景にもだいぶ慣れてきた。
「わたし達、監視鳥にも同じような場所があります。もっともそれは石ですが。回収人たちは知っているでしょう」
二人の回収人が静かにうなずいた。
「君たちが想像しているような、止まり木が石になったバージョンではないよ。石の島と言った方がイメージに近いと思う」
説明を付け加えるローヌに、監視鳥が思い出したように言った。
「ところで、あなたも今回自分の船の二人を連れて行きたい、と言うのはわたしの聞き間違えではありませんね?」
「間違えない。僕も二人を助けたい」
真剣に答える表情は本当に美青年だ。いつもこうしていれば良いのに。行動と表情が変なせいでだいぶ損をしている。
「うるるるるるるる――」
「そう、その通りです。でもあなたがそんな事をする必要はない」
……突然声を上げたウルウと監視鳥の会話が成り立っている。
「すごいな、何て言ったの?」
目を輝かせるローヌに監視鳥が冷静に言った。
「それより、あなた神様の言葉を断ち切りましたね」
「え……」
一瞬にして青ざめるローヌに代わって、アオチが答えた。
「許してやってくれ。神様のパワハラから俺たちを守るためだったんだ」
監視鳥が嬉しそうに羽を少し揺らした。本当に品のある黒だ。
「そうですか。あなたは彼を庇うのですか。やっぱりわたしは間違えていなかった。大丈夫、神様なら怒っていません」
ローヌがうなだれていた頭をあげる。
「……本当?」
「言ったでしょう。ルールを作った人は破る人を待ちわびていると」
『とまり石』、それは見せた方が早いという監視鳥の言葉で俺たちは再び甲板に出た。
もう神様の罠がないと思うと、さっきより余裕がある。一方で時間はさっきより確実に減っているが。あとせいぜい四、五時間か? とまり石というのがヒントになると言っていたが、ヒントより答えが欲しい。
「答えを見つけるのはあなたの役目です。わたしのではない」
手すりに止まっていた監視鳥がこちらを向いた。緩い風に黒い羽がなびいて、そのまま背景に溶け込んでしまいそうだ。
参ったな、こいつウルウとも話せるし、心も読める。隠し事はできない。
「わかってる。絶対答えを見つけてやる。俺がこいつらを救って、回収人も死なせない」
「初めて感心したぞ、色白」
回収人が楽しそうに笑った。
その笑い声の余韻に浸っていたかったのに、飛行機のジェット音のようなものが空に響いきて、俺の幸せな時間を簡単に奪った。
「あれが、とまり石か……?」
さっきローヌが「島に近い」と言っていたけれど、その通りだ。
「空はどこに行ってしまったんだ」
半歩後ろでアオチの小さな声がした。
そう、それほどまでに大きかった。頭上の空を塞いで浮く巨大石、それが使いのとまり石だった。それ自体がぼんやりと白く発光している。
「ひとつの石で出来ているのかな? 信じられない」
確かにここから確認できる石の表面はツルツルしていて、組み合わされたような形跡はない。
「あなた達には大きすぎて全体像がわからないですね」
そう監視鳥が言った直後、その石の島が縮小した。
今、とまり石は船の斜め上空にあって、その形が平べったい円形なのがはっきりとわかった。上の方は苔だろうか? 緑色のもので覆われ、下はさっきオオミが言った通り、つなぎ目一つない石から成っている。
「UFOだー」
マモルがはしゃいだ声を上げた。
たしかに空飛ぶ円盤の形だ。ん? ツルツルだと思っていた表面に何か模様があるような……。
「もう少し近づけましょう」
心の声を読む監視鳥が言い、とまり石が船の方へと近づいた。
「渦巻か?」
「スパイラルサークルですね」
オオミがお洒落な呼び方に言い直す。どっちだっていい。
とまり石の側面に、ぐるりと渦巻模様が彫られている。
「うるる――うるっうるっ」
ウルウがそれを見て興奮し、何か言いたそうだ。指をさして口をパクパクしている。
「ああ、お前には読めてしまうんだな」
回収人がゆっくりと言った。
「あれは神様の言葉だ」
さっき空に浮かんでいた五行の中には見なかった文字だ。
もう五種類あると言っていたうちの一つだろう。ウルウは純粋だから神様の文字も読めるのか。
「何が書いてあるんだ」
聞いてもわからないウルウではなく、回収人に向かって尋ねた。
「神様のルールだよ」
「どうせろくなもんじゃねえな。さあ、あの石から救いのヒントを見つけだそうぜ」
みんな――回収人の二人も俺に向かって頷いた。
「うるっ!」
ウルウが一点を見つめて叫んだ。
全員でとまり石を凝視している時だ。
「あ!」
無言ちゃんも同じ方向を見て、声を上げる。
「どうした? 何か見つけたか?」
「あそこに少しくぼんでる所がある」
緊張した声で無言ちゃんが答えた。確かに指差す先の、滑らかな石のほんの一部分に小さなくぼみがあった。あれが手がかりだろうか。
監視鳥の反応はどうだろう。
印象的な目の縁の赤が、少しだけ濃くなったように見えたのは気のせいだろうか。
「あれが入口かも知れない。もしかしたら、あの石の中に隠れていれば助かるんじゃないか。次の世界に移動するまでの間、あの中で耐えれば、誰も燃えることも押し潰されることもない、違うか? 神様の使いのとまり石が火事になるとか壊れるとか考えられない。監視鳥、あの中はどうなってるんだ?」
手すりの上に、海の方を向いてとまっていた監視鳥がぴょんと向きを変えた。
「行ってみますか?」
アオチの方を見てそう言った。おい、質問したのは俺だぞ。こいつ、アオチが好きなことを隠そうともしない。全く、本当にどいつもこいつも……。
「ああ、助かる可能性があるなら、どこにだって行く」
アオチが力強く答え、監視鳥は嬉しそうだ。自分の家に好きな人を招くような浮かれ顔じゃないか。
そうだ、こいつ鳥のくせに表情があるんだ。だから不気味なんだよ。
「あなた、失礼ですね」
心を読む監視鳥に睨まれる。
「兄ちゃん、僕こわい」
足元に怯えたマモルの顔があった。そうだ、この子は閉所恐怖症だ。今見えているとまり石の入口は物凄く小さい。石の巨大さに反して、身動きが取れないほどの狭い通路とかだったらマモルが恐怖で死んでしまうかも知れない。死人だろ、とかそんな突っ込みは受け付けない。
「あの中の広さは人それぞれですよ。わたしにはわたしが飛び回れるほど広い空間です。一度死んだ子、あなたはここでお別れをしますか?」
「冗談じゃない、俺が連れて行く」
マモルより先に答えた。
「大丈夫だ。遠くから見ているから狭く感じるだけで、本当はきっと、大きいはずだ。大丈夫、狭かったとしても兄ちゃんがついてる」
マモルがこくりと頷くが、目はまだ不安に揺れている。思わず膝をついてマモルを抱き寄せた。
「本当は兄ちゃんが怖いんだ。一緒にいてくれないか」
肩越しに、今度ははっきり頷くマモルを感じた。
「では決まりですね。回収人たちはどうしますか。わたしにあなた達の心は読めないのです」
この鳥にもそんな弱点があったのか。
「俺たちも一緒に行くよ。乗客を最後まで見守る義務がある。いや、義務じゃなくても見守りたい」
監視鳥の鮮やかな朱色のくちばしが嬉しそうに少しだけ震えた。
監視鳥はアオチを連れて行きたいんだ。そう言えばローヌもアオチが一番好きだと言っていた。
俺はまた悲しくなって、暗い窓の外を見る。光る窓に情けない顔をした自分がぽつんと映っていた。
「とまり石の話をしましょう。あなた方が助かるためのヒントになると思います」
「とまり石? 何ですかそれ?」
オオミが間髪入れずに聞き変えず。今はこいつが頼りだ。
「止まり木は知っていますよね」
「鳥が休む木のことですか?」
監視鳥が頷く。鳥がしゃべっている光景にもだいぶ慣れてきた。
「わたし達、監視鳥にも同じような場所があります。もっともそれは石ですが。回収人たちは知っているでしょう」
二人の回収人が静かにうなずいた。
「君たちが想像しているような、止まり木が石になったバージョンではないよ。石の島と言った方がイメージに近いと思う」
説明を付け加えるローヌに、監視鳥が思い出したように言った。
「ところで、あなたも今回自分の船の二人を連れて行きたい、と言うのはわたしの聞き間違えではありませんね?」
「間違えない。僕も二人を助けたい」
真剣に答える表情は本当に美青年だ。いつもこうしていれば良いのに。行動と表情が変なせいでだいぶ損をしている。
「うるるるるるるる――」
「そう、その通りです。でもあなたがそんな事をする必要はない」
……突然声を上げたウルウと監視鳥の会話が成り立っている。
「すごいな、何て言ったの?」
目を輝かせるローヌに監視鳥が冷静に言った。
「それより、あなた神様の言葉を断ち切りましたね」
「え……」
一瞬にして青ざめるローヌに代わって、アオチが答えた。
「許してやってくれ。神様のパワハラから俺たちを守るためだったんだ」
監視鳥が嬉しそうに羽を少し揺らした。本当に品のある黒だ。
「そうですか。あなたは彼を庇うのですか。やっぱりわたしは間違えていなかった。大丈夫、神様なら怒っていません」
ローヌがうなだれていた頭をあげる。
「……本当?」
「言ったでしょう。ルールを作った人は破る人を待ちわびていると」
『とまり石』、それは見せた方が早いという監視鳥の言葉で俺たちは再び甲板に出た。
もう神様の罠がないと思うと、さっきより余裕がある。一方で時間はさっきより確実に減っているが。あとせいぜい四、五時間か? とまり石というのがヒントになると言っていたが、ヒントより答えが欲しい。
「答えを見つけるのはあなたの役目です。わたしのではない」
手すりに止まっていた監視鳥がこちらを向いた。緩い風に黒い羽がなびいて、そのまま背景に溶け込んでしまいそうだ。
参ったな、こいつウルウとも話せるし、心も読める。隠し事はできない。
「わかってる。絶対答えを見つけてやる。俺がこいつらを救って、回収人も死なせない」
「初めて感心したぞ、色白」
回収人が楽しそうに笑った。
その笑い声の余韻に浸っていたかったのに、飛行機のジェット音のようなものが空に響いきて、俺の幸せな時間を簡単に奪った。
「あれが、とまり石か……?」
さっきローヌが「島に近い」と言っていたけれど、その通りだ。
「空はどこに行ってしまったんだ」
半歩後ろでアオチの小さな声がした。
そう、それほどまでに大きかった。頭上の空を塞いで浮く巨大石、それが使いのとまり石だった。それ自体がぼんやりと白く発光している。
「ひとつの石で出来ているのかな? 信じられない」
確かにここから確認できる石の表面はツルツルしていて、組み合わされたような形跡はない。
「あなた達には大きすぎて全体像がわからないですね」
そう監視鳥が言った直後、その石の島が縮小した。
今、とまり石は船の斜め上空にあって、その形が平べったい円形なのがはっきりとわかった。上の方は苔だろうか? 緑色のもので覆われ、下はさっきオオミが言った通り、つなぎ目一つない石から成っている。
「UFOだー」
マモルがはしゃいだ声を上げた。
たしかに空飛ぶ円盤の形だ。ん? ツルツルだと思っていた表面に何か模様があるような……。
「もう少し近づけましょう」
心の声を読む監視鳥が言い、とまり石が船の方へと近づいた。
「渦巻か?」
「スパイラルサークルですね」
オオミがお洒落な呼び方に言い直す。どっちだっていい。
とまり石の側面に、ぐるりと渦巻模様が彫られている。
「うるる――うるっうるっ」
ウルウがそれを見て興奮し、何か言いたそうだ。指をさして口をパクパクしている。
「ああ、お前には読めてしまうんだな」
回収人がゆっくりと言った。
「あれは神様の言葉だ」
さっき空に浮かんでいた五行の中には見なかった文字だ。
もう五種類あると言っていたうちの一つだろう。ウルウは純粋だから神様の文字も読めるのか。
「何が書いてあるんだ」
聞いてもわからないウルウではなく、回収人に向かって尋ねた。
「神様のルールだよ」
「どうせろくなもんじゃねえな。さあ、あの石から救いのヒントを見つけだそうぜ」
みんな――回収人の二人も俺に向かって頷いた。
「うるっ!」
ウルウが一点を見つめて叫んだ。
全員でとまり石を凝視している時だ。
「あ!」
無言ちゃんも同じ方向を見て、声を上げる。
「どうした? 何か見つけたか?」
「あそこに少しくぼんでる所がある」
緊張した声で無言ちゃんが答えた。確かに指差す先の、滑らかな石のほんの一部分に小さなくぼみがあった。あれが手がかりだろうか。
監視鳥の反応はどうだろう。
印象的な目の縁の赤が、少しだけ濃くなったように見えたのは気のせいだろうか。
「あれが入口かも知れない。もしかしたら、あの石の中に隠れていれば助かるんじゃないか。次の世界に移動するまでの間、あの中で耐えれば、誰も燃えることも押し潰されることもない、違うか? 神様の使いのとまり石が火事になるとか壊れるとか考えられない。監視鳥、あの中はどうなってるんだ?」
手すりの上に、海の方を向いてとまっていた監視鳥がぴょんと向きを変えた。
「行ってみますか?」
アオチの方を見てそう言った。おい、質問したのは俺だぞ。こいつ、アオチが好きなことを隠そうともしない。全く、本当にどいつもこいつも……。
「ああ、助かる可能性があるなら、どこにだって行く」
アオチが力強く答え、監視鳥は嬉しそうだ。自分の家に好きな人を招くような浮かれ顔じゃないか。
そうだ、こいつ鳥のくせに表情があるんだ。だから不気味なんだよ。
「あなた、失礼ですね」
心を読む監視鳥に睨まれる。
「兄ちゃん、僕こわい」
足元に怯えたマモルの顔があった。そうだ、この子は閉所恐怖症だ。今見えているとまり石の入口は物凄く小さい。石の巨大さに反して、身動きが取れないほどの狭い通路とかだったらマモルが恐怖で死んでしまうかも知れない。死人だろ、とかそんな突っ込みは受け付けない。
「あの中の広さは人それぞれですよ。わたしにはわたしが飛び回れるほど広い空間です。一度死んだ子、あなたはここでお別れをしますか?」
「冗談じゃない、俺が連れて行く」
マモルより先に答えた。
「大丈夫だ。遠くから見ているから狭く感じるだけで、本当はきっと、大きいはずだ。大丈夫、狭かったとしても兄ちゃんがついてる」
マモルがこくりと頷くが、目はまだ不安に揺れている。思わず膝をついてマモルを抱き寄せた。
「本当は兄ちゃんが怖いんだ。一緒にいてくれないか」
肩越しに、今度ははっきり頷くマモルを感じた。
「では決まりですね。回収人たちはどうしますか。わたしにあなた達の心は読めないのです」
この鳥にもそんな弱点があったのか。
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