R18 咎人は死なずの騎士姫に恋をした

薊野ざわり

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#EXTRA 夕な(前)

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 一日の疲れが心地よく、まぶたを重くさせている。
 カーテンを閉めた部屋で、ベッドの端に腰を降ろして寝支度をしていたら、ノックのあとアンデルが入室してきた。彼の方はもう寝る準備がしっかり整っている。寝間着に肩掛け、手には読みかけの本。ランプだけに照らされた狭い寝室は、寝るだけならじゅうぶんの光量だが、読書には暗すぎる。

「あまり夜ふかししないようにね」
「うん、それはもちろん」

 彼が本を読んでいる隣で、私はいつの間にか眠り込んでいる。それがお決まりの流れだ。
 近くから聞こえる潮騒の音に耳を澄まし、ときどき紛れ込んでくるしゅすしゅすという頁をる音を子守唄に、ゆっくり眠りに落ちていく。夜になるとやや肌寒いのだが、本格的に冷える前に共寝のアンデルの体温で温められていくのだ。

 アンデルが私の隣に腰を下ろし、背中に流していた髪の毛をゆるく三つ編みにしてくれる。これをしないと翌朝悲惨なことになるのだが、片腕では難しい。助かる。作業が終わるまで、ぼんやりと床の一点を見つめて待つ。

 ……眠い。昨夜は寝不足で、昼寝をする時間もなかったから、体が睡眠を欲している。

「はい、できた。引っ張られているところはない?」
「大丈夫だよ、ありがとう。おやすみアンデル」
「おやすみハイリー、大好きだよ」

 隣に座って、手を握って、挨拶のキスをする。寝る前の儀式だ。
 軽く唇を触れ合わせるだけのキス、と思っていたら、唇を舐められたり、甘噛みされたりして、笑って距離をとった。今夜はもう寝よう、そう思ったから。

「なにか面白い?」
「うーん、なんだか大きなイヌにじゃれつかれているみたいで」

 子供の頃は黒い毛の仔ウサギみたいだったアンデルも、もうさすがにそんな小動物には見えない。ただ、彼の場合、獰猛な生き物にも見えず、やや警戒心の強い大型犬のような感じがする。甘え下手の。

 可愛かったので、よしよし頭を撫でてやったら、アンデルはがっかりした様子で肩を落とした。褒めたつもりだったのに。

「イヌかあ……」
「ウマが良かったかな。君はどちらかといえば、草食動物のような気がするね。体は大きくても人に害をなさない。少々痩せているから、乾季かな」

 我ながらなかなかよい喩えだ。大型の草食獣の立派な角なんか、格好いいから。そう満足していたが、アンデルはますますしょんぼりしていく。……痩せている、は禁句だったか。

「そうやってすぐに僕をからかう。ひどいな、ハイリーは」
 
 アンデルは私を抱きしめ、肩口に額をすりつけてきた。やや硬くなったとはいえ、まだまだ優しい感触の髪の毛が頬や首筋に当たってくすぐったい。笑いながら身を捩ると、今度は強引に抱き込まれて、彼の脚の間に座らされる。そして後ろから肩口に顎を乗せられた。吐息が耳にあたり、こそばゆい。しかもちょっとぞくぞくする。
 
「あはは、くすぐったいよアンデル! こんな時間に、笑わせて眠気を追い払わないでほしいな。昼寝もしてないから私は眠いんだよ。さ、もう寝よう!」

 みぞおちを両手で押さえるような形で抱き込まれ、生成りの薄い綿の寝巻き越しに彼の体温を感じる。自分の体温もまだ下がりきってないから、こうされるとすぐに汗ばんでしまいそうだ。

 ほらほら、とみぞおちに重ねられた骨ばった手を叩いて、就寝を促してみた。

「っあん! こらっ」

 急に耳たぶをかじられて、変な声がでてしまった。この声は好きじゃない。自分で聞いててそわそわする。
 首を傾けても、アンデルの顔は見えない。首筋を柔らかくて濡れたものが這う。ときどき、ちゅ、とわざとらしい音がたつ。

「あの……ちょっと今日は眠いから、また後日じゃ……」

 返事の代わりか、みぞおちにあった両手がやんわり乳房の下の方をさすって、いよいよ彼がその気らしいと私はつばを飲み込んだ。

 おかしいな、さっきまでそんな雰囲気じゃなかったのに。というか朝だってしたんだから、もう十分なはずなのに。

 耳元で、男の声がした。

「ハイリーは」

 やや高めで、滑らかで――ちょっと怒っている。

 首筋をかすめる生暖かい吐息に、ぞくぞくと悪寒に似た快感を覚え、私は体を小さくしようとする。だが、脇の下から通された彼の腕が邪魔だ。変な声を出さないように、口を手で抑えてどうにか耐えようとする。
 背後から私を抱えるアンデルは、お構いなしに言葉を続ける。

「時々本当に無神経だ。『可愛い』だなんて、どういうつもりで言うの」
「他意なんかないよ、さっきは君が可愛かったから、んっ」
「さっきだけじゃないよ、たびたび言っている」

 記憶は定かじゃないが、言った……かな。

 二人で暮らし始めて暫く経つが、あまりにも熱烈に毎夜求めてくれるから、……それが彼なりの甘え方なのかなと思っていた。ひっつきたがりなんだなと、小さい頃から変わってなくて可愛いなと思ったのだ。だから行為が終わった後、さっきのように頭を撫でたりして、可愛いと……言ったな、言った。ああ、たしかに言った。なんなら昨夜も言った。

「ごめんねアンデル。気にしていたの? 別に馬鹿にしているわけじゃ、……そういうつもりじゃなっ、やっ」

 話そうとするたびに首筋や耳、耳の穴のあたりを舐められて、声が裏返ってしまう。肩口に顔を埋めて、鼻先で首筋を撫でられるのも困る。汗を掻きはじめている。

「僕は、あなたに格好いいと思われたいなんて、難しいことを望んでいるわけじゃないんだ。でもせめて、対等に、ちゃんと男と思われたい」

 別に、アンデルを男性としてみてないとか、そんなことは絶対にない。今になっては、疑いようもなく彼は『男』だし、それを何度も確かめているのだから。つまりさっきのそれは言葉の綾というもの。

「ただ、あなたがどう考えるかまで、僕が強制することはできないから、……したくないから」
「アンデル……」
「草食動物だって無力じゃないし、愛玩動物ではないんだってことを証明しようと思う」
「うん?」

 不穏なことを言う。笑いを含んで。
 もしやと思って無理やり体を捻ってみたら、アンデルは別にしょげても怒ってもいない様子だった。いたずらっぽい笑みを浮かべている。

「あっ」

 乳房をやんわりもんでいた手が、きゅうと頂を摘んだ。その瞬間、甘い刺激がそこから散っていく。
 なんでそんなに楽しそうなんだろう。嫌な予感がしたものの、彼を蹴り倒して逃げ出すわけにもいかず、私は腕を寄せて防御の姿勢をとった。



 薄手の寝巻き越し、はじまったばかりのときは乳首をつままれてもかすかに痛痒いような感じだったのに、今では親指と中指に挟まれてこすられると、へその下の筋肉が勝手に緊張してひくつく。本当は、その奥の内臓が焼け爛れるように熱く切なく、アンデルがいたずらに指を動かせば、そこに集まった熱がいっそう燃え盛り、その苦しみを逃すために腹筋が反応しているのだ。反応しているのは腹部だけではなくて、ぬるついている秘密の溝の部分や触られたくない。しくしくしている花芯もだ。彼の指の動きに翻弄され、きゅうっと切なく疼く。それがたまらなく辛い。
 ぬるつく下半身の変化に気づかれないよう、大げさな声をあげないよう抑えているものの、本当は恥も外聞もなく彼にねだりたかった。そこに触れてほしい、と。

「ハイリー、気持ちいい……?」
「っ……んくっ……ふ……」
「それとも、いまいち、かな」
 
 昔、嫌というほど見せつけられた他人の情事にまったく興奮しなかったのは、血みどろの交接の禍々しさや汚らわしさに気を取られていただけではなく、きっと私が肉欲や快楽を知らなかったからだ。抱きしめられたときの安堵とか、多幸感も知らなかった。

 今はもう知ってしまっている。この、かさついてはいるが美しい形のアンデルの手で、すっかり仕込まれてしまった。彼に触れられたら自分がどうなってしまうのか。彼の愛撫がどれだけ心地よいのか。あられもない声をあげて身を捩ってしまえば楽だし、さらに気持ちがいいのも知ってしまった。

「まだ足りないのかな」

 研究熱心な彼は、そうせざるをえないように私を追い込むのに、執心している。だから困るのだ、彼とのこの行為が。今朝なんか軽い気持ちで応じたら、結果的に散々なぶられて泣きべそをかかされた。あれで懲りた。ほどほどにしないとまた泣かされる。とくに時間のある夜は危ないから、お誘いは軽くいなして……と思っていたのに。

 なのになぜ私はまた、羽交い締めに近い格好で乳房を弄られているのだ?

「も、やめて、……つらい……っ」
「辛い? どう辛い?」
「どう、って……っん」
「ちゃんと言ってみて。僕相手に恥ずかしがる必要、ないでしょう?」

 恥ずかしがらずにいられるか!

 だって、今こうして自分の胸を愛撫しているのは、あの可愛かったアンデルなのだ。彼とこういう関係になったことを、喜ばしく思う反面、時々ひどい罪悪感に駆られることもある。複雑極まりない。

 たとえば、昔の面影を多分に残した無邪気な笑顔で「大好きだよハイリー」だなんて言葉を添えた、優しいお休みのキスのあとだ。

 急に黙り込んだかと思ったら、その少し細めた夜の色の目に情欲を宿して、愛撫の延長にあるようなしつこいキスをされたときなんかは、混乱せずにはいられないし、見てはいけないものを見てしまった気がして、いたたまれなくなる。それなのに、目を離せないなんて、戦場で強敵に睨まれたときのようだ。

 そういうアンデルは、こうしてベッドをともにしているとき、自分がどういう顔をしているかまったく自覚してないらしい。

 気圧されるほどに、切なげで色っぽい。その熱を帯びた目で肌をなぶられ、ぬるりと赤い舌で敏感な皮膚をさすられ、長くまっすぐな指に粘膜を犯される。これだったら乱暴にされたほうがまだいいと思うくらい丁寧に体をほぐされたあと、まともに言葉がでなくなるまで優しくなぶられる。
 最後は幼い頃にみたいに、ひたむきに、私の名前を呼んで口づけをねだり、果てるのだ。

 やっていることと今までの面影との落差で、正気でいられなくなりそうだ。

「むりっ……、んぁっ」
「どうして?」
「だって……、私の可愛いアンデルにこんなことさせてるんだと思うと、なんだか悪い……よ」
「またほら可愛いって」
「今のは、っ、言葉の綾というやつで」
「そう? 本音では僕のこと、まだ頼りない弟のように思っているから、そんな言葉が出るのでは? 断るのは可哀想とか、そういう罪悪感で付き合ってくれているの?」
「そんなこと、ない……っ、んっ」
「それじゃあ、今どうしてほしいか、言ってみて」

 耳をかり、と噛まれた。かすかな痛みが燃えるような快感になる。

「ちゃんと甘えてみせて、ハイリー。もしくは、はっきり嫌だって言ってみせて。僕を甘やかしてるふりして子ども扱いしないで」

 甘やかして、子ども扱い。よくわからない。

 あくまで胸にしか触れてくれないのがもどかしい。脇と乳房の境目をすうっと撫でられると、高い声が出てしまうのに、すんでのところで快楽の波はとどまってしまう。ひくついている脚の間を撫でてほしい。そのことにばかり気を取られ、彼の言っていることの意味がよくわからない。

 ついに、ちゃんと考えろというように、ついにアンデルの手が止まった。背中から彼が離れるとすうっと寒さを感じる。

 身を捩り、アンデルの顔を見た。穏やかだがどこか寂しげだ。頬に手を添えられ茹だっていた頭が冷える。

「あなたは僕の姉ではないし、僕はあなたの弟ではないんだよ」
「それは……もちろん、よくわかっているよ」
「本当に? あなたは、僕にねだられるから渋々付き合ってくれているよね。はっきり自分の意見を言ってくれないのは、僕を傷つけると、遠慮しているからではないの。つまりあなたにとって、僕は親しい年下の幼馴染のままだ」

 色々と、誤解がある。だが当たっている部分もあって、頭が混乱する。

「ち、違うよ……。君は弟なんかじゃない、私の夫だ。だから、これは、その」
「どう違うの? 教えてほしい」

 じっと、夜空のような目に見つめらる。今は情欲より、傷ついた色のほうが濃いその双眸に、嘘や誤魔化しの言葉を告げることはできなかった。

「は……ずかしい、んだよ」
「はい?」
「だから、さっきのご指摘どおり、恥ずかしいんだって!」

 口にした途端、かあっと頬が熱くなった。血が登った勢いで、私はいつからか胸に秘めていた本音をぶちまけた。

「そうだよ、君の言う通り、お姉さんぶっていたんだよ!
 君の幼い頃を忘れられなくて、ついどうしても自分を装ってしまう。みっともないところを見られるのがひどく恥ずかしくて怖い。
 それは他人に対する気持ちよりずっと強くて、……その、つまり私はただ単に、アンデルの前で恰好つけたいだけなのかな。失望されたくないし、君の中の理想の私、君が好きだと言ってくれた私でありたいと、その道から外れるのが怖くて……。女を前面に出すのは、私らしくないって。だからこういうのは、嬉しいけれど……困るんだよ……余裕がないときは」

 尻すぼみになってしまった。声だって震えていた。

 この告白だって、相当恥ずかしい。
 意地っ張りで格好つけな自分をさらけ出すなんて、どんな試練だ。
 ただよくよく考えると、つい、彼を子供扱いしてしまったり、可愛いものとしてみたいと思うその裏では、余裕のない自分を見られるのが怖いという、なんとも情けない、直視しがたい気持ちがある。認めざるを得ない。気づいていながら言えないでいたあたりに、自分のみみっちい矜持が見え隠れして、なお切なくなるのだ。

「幻滅、したかな……。馬鹿で意地っ張りだって」

 ちら、と見上げてみれば、アンデルの目は、優しかった。

「そうだなあ……」

 こめかみにある私の髪を指で払って、頬にキスをくれる。その流れで、せっかくまとめた髪を、するりと解いてしまった。

「僕の想定したのとは別のかたちで甘えてもらっていたのかなって思ったら、とてもうれしくなってきたかな。僕は、観察するのは割合得意な方だと自負していたけれど、まだまだ修行が足りないなって。もっとあなたが出しているサインに気づかなければならないね」
「どうしてそうなるのか全然わからない」

 本当にわからない。意味不明だ。眉間に力がこもる。

 アンデルは体勢を変え、私を仰向けに組み敷いた。敷布の上に広がった赤髪を一房とって、その先に口づける。片手が不自由な私のために、アンデルが自身で調合した香油で毎夜手入れしてくれる、自慢の髪。

「一緒にいるようになっての一番の収穫は、ハイリーがどれだけ可愛いかっていうのを毎日発見できることかなあ。
 こういうことをいうと、つんとした顔をしてるのにそわそわ目をそらすところとか。
 これまで僕は表面上のあなたを知って喜んでいたけれど、今はそうじゃない部分まで知れるんだと、知れる距離にいるんだと思えば嬉しいよ。
 でもあんまり意地を張られると、逆に意地悪したくなる。素直には甘えられないだろうなとわかっててそれを強要してみたり、とかね」
「……複雑だ」

 可愛いと言う言葉が、どうも私には不似合いで落ち着かない。そんなこと言ってくる人は、アンデル以外にいなかった。
 にこにこ、新種の植物を見つけたときのような上機嫌さでアンデルは私を見ている。

「そろそろキスしてもいいかな。ちょっといろいろと限界で」

 おねだりの言葉とともに、右手の甲にキスをされた。彼のものは張り詰めて、パンツの前を押し上げている。さきほどまで密着していたからよくわかっていた。

「それ、許可が必要なのかな。いつも好きなタイミングでするのに君は」
「さっきは嫌がっていたから。その気分じゃないなら、諦めて寝るよ僕も」

 意地悪だ。穏やかな顔をしていながら、長いまつげの下の黒い双眸が、滴りそうな情欲を宿して私を見つめている。

 長い付き合いで、実はアンデルはかなり頑固だし、辛抱強くて、決めたことはたいていやり通す性格なのだとも知っている。
 寝るといったら、きっと本当にこのまま寝るんだろう。私を生殺しにしたまま。


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