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ちさの章ーわたしの家族を紹介しますー
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わたしの家は、町の隅の隅にあります。
そんなこんなで橋を渡り住宅街を行くと、大きな門構えが見えてきます。
そこが、わたしの家です。ちなみに社はやっと諦めたのか静かになって、わたしと並んで歩いています。苦虫を噛み潰したようなブスになってますが。かわいい顔が台無しです。
口の中のキャンディがすっかり無くなった所で、わたしたちは門構えの前に立ちます。その柱には『竹淵道場』との年期の入った看板。
そう、ここは道場です。今はやっていませんが……え? 名前が違う?
はい、そうです。ここは元は竹淵おじさんという知り合いの方のお家です。訳あってわたしたち兄妹はそこをお借りしているのです。
門をくぐると榊の木が並んでいます。ちょっと圧巻です。この榊はぐるりと境木(竹淵)家の敷地を囲んでいます。
わたしは砂利道を歩きながら何となく榊を見上げます。榊の木を眺めると何故か落ち着くのです。同じ名前だからでしょうか。
砂利道の先には古い道場があります。その端の細い通り道を行くと、突き当たりに木造の高い塀が見えてきます。
そこには小さな扉が付いていますが鍵はありません。いつの間にか前を行く社が体当たりをするように開けました。
そんなこんなで橋を渡り住宅街を行くと、大きな門構えが見えてきます。
そこが、わたしの家です。ちなみに社はやっと諦めたのか静かになって、わたしと並んで歩いています。苦虫を噛み潰したようなブスになってますが。かわいい顔が台無しです。
口の中のキャンディがすっかり無くなった所で、わたしたちは門構えの前に立ちます。その柱には『竹淵道場』との年期の入った看板。
そう、ここは道場です。今はやっていませんが……え? 名前が違う?
はい、そうです。ここは元は竹淵おじさんという知り合いの方のお家です。訳あってわたしたち兄妹はそこをお借りしているのです。
門をくぐると榊の木が並んでいます。ちょっと圧巻です。この榊はぐるりと境木(竹淵)家の敷地を囲んでいます。
わたしは砂利道を歩きながら何となく榊を見上げます。榊の木を眺めると何故か落ち着くのです。同じ名前だからでしょうか。
砂利道の先には古い道場があります。その端の細い通り道を行くと、突き当たりに木造の高い塀が見えてきます。
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