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彼
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何事もない日常で
私の手は宙を彷徨い
彼の手を探した
有り触れた日々に
私の喉は年老いて
彼の声はもう聞こえない
何かを伝えたかった
ただその思いだけが
私の中に燻っている
もどかしいような
そんな心に
私は何も言えなくて
立ち去った彼の背中を
未だ追い求めていた
私の手は宙を彷徨い
彼の手を探した
有り触れた日々に
私の喉は年老いて
彼の声はもう聞こえない
何かを伝えたかった
ただその思いだけが
私の中に燻っている
もどかしいような
そんな心に
私は何も言えなくて
立ち去った彼の背中を
未だ追い求めていた
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