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第十六話
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丁原率いる并州軍は大将軍何進の命令に応じ、洛陽に上洛した。
しかし、いくら大将軍が呼び寄せたとは言え、軍勢が王都に入るわけにはいかず、并州軍は洛陽付近に駐屯することとなった。
高順や呂布達はすぐにでも戦をするかと思い、その準備もしていたが戦の命令は下ることはなかった。戦もなく、匈奴や鮮卑の動向を気にする必要がない。それは生まれてから戦うことしか知らなかった并州の武人達にとって退屈で仕方がない日々であった。
高順と呂布は小高い丘で訓練を行なっている赤騎兵、黒騎兵、青騎兵を眺める。それぞれ赤騎兵は魏続、黒騎兵は曹性、青騎兵は張遼本人が率いている。
「やはり、張遼が一番動きがいいか」
「当然だろうな。魏続と曹性は副官としてしか部隊を運用したことしかない」
呂布の言葉に高順は続ける。この訓練は高順が呂布に進言して行なっていることだ。赤騎兵と黒騎兵にとって呂布と高順は絶対的な隊長であった。二人の指揮が絶対だし、二人が死ぬことがないとも思っている。
これを危険視したのが高順だった。高順は秦宜禄率いる歩兵隊が隊長が戦死した後もすぐに次の指揮官が指揮できるように順番を決めているのを秦宜禄から聞き、これを騎馬隊も取り入れるべきだと呂布に進言。やることもなく訓練しかできなかった呂布もこれを受け入れたのだ。そして高順は副官の曹性に、呂布も副官の魏続を隊長として調練させていた。
「まだ指揮を任せられるほどではないか」
「最初に比べれば良くなったと考えるべきだろうな」
「ふん。だが、俺が死んだ後のことを考えるなどしたくはなかったがな」
「だが呂布殿。自分が鍛えた部下が無駄に死んでいくところなど考えたくもあるまい。たとえ自分が死んだ後のことだったとしてもだ」
高順の言葉に呂布は鼻を鳴らすだけで否定はない。呂布にとって高順が兄弟だが、并州軍全体も家族のようなものだ。侵略の絶えない并州の日々も陽気な并州軍のおかげでやってこられたのだ。だからこそ呂布も自分が死んだ後も仲間には生きていて欲しいと願っている。
「高順殿」
無言で訓練を見ている二人のところにやってきたのは九歳でありながら黒騎兵の伝騎として働くことになった郝昭であった。拾われた時には拙かった馬術も、黒騎兵を筆頭にした猛者達に鍛え上げられることで見事に乗りこなすようになっている。
「どうした」
「丁原様が高順殿を御呼びです」
郝昭の言葉に高順と呂布は顔を見合わせる。
今朝から丁原は何進に呼び出されて洛陽へと行っていた。今はすでに日が沈み始めている。てっきり今日は帰ってこないものだと思っていたから、高順と呂布はそのつもりでいたのだが、急な呼び出しである。しかも并州騎馬隊隊長である呂布ではなく、高順をである。
「ふむ、親父殿も何かあったかな」
「わからぬ。だが行くしかあるまい。すまんが呂布殿、後は頼む」
「任せておけ」
呂布の言葉を聞き、高順は郝昭と共に丁原の幕舎へと馬を走らせるのであった。
「失礼致す」
高順は声をかけながら丁原の幕舎に入る。中では丁原が難しい表情をしながら座り込んでいる。丁原の無言の意図を受け取って高順は丁原の向かいに座る。
しばらく幕舎が無言となる。高順は基本的に余計なことを喋らない性格であり、丁原はこれから出す命令が高順の矜持を傷つけることだと知っていたからだ。
丁原とてこのような命令は受けたくはない。だが、大将軍から直々に命令されてしまったのでは、漢の臣下である丁原に断ることはできない。
しばらく無言で考え込んでいた丁原であったが、一度大きくため息を吐くとようやく口を開く。
「今日、大将軍から直々に御命令が下った」
丁原の言葉に高順は無言で先を促す。
「孟津に兵を向け、これを襲撃せよとのことだ」
丁原の言葉に高順の眦がピクリと動くが、口には何も出さない。丁原も黙って高順を見つめる。
丁原の幕舎の外からは兵士達の喧騒が聞こえてくる。しかし、幕舎の中は無言で重い空気が漂っていた。
「……私に匈奴や鮮卑の真似事をしろとおっしゃるか」
「……その通りだ」
高順の言葉に丁原は無表情で答える。
今度は高順が無言で腕を組み考え込む。丁原とは付き合いが長い。このような命令は高順はおろか呂布や張遼、秦宜禄達も受け入れることはないのはわかっているはずである。
「何故、私なのですか?」
「高順にしか頼めぬ」
高順の問いに丁原は悲痛な表情を浮かべながら言う。
「今回の任は機動性と隠密性が重要となる。機動性という観点から歩兵隊は動かせぬ。そして隠密性という観点から呂布の赤騎兵と張遼の青騎兵も動かせぬ。さらに張遼は若い。この任を決して受け入れることはないだろう」
丁原の張遼の評に高順も内心で頷く。正義感の強い張遼は異民族の真似事など決して受け入れることはないだろうし、猛者との戦いに喜びを見出す呂布も弱者を殺すだけの今回の任は嫌がるだろう。
高順は腕を組み、眼をつぶって考え込む。
私しかおらぬ、か。だが、この任に郝昭は連れていけぬな。
まだ十になったばかりの子供に無抵抗の兵士を斬れというのは酷であろう。そこまで考えて高順はすでに任を受けいれた気分になったことに気づき、苦笑する。
「承知した。私と黒騎兵七百で孟津を焼いてきましょう」
「……すまぬ」
「なんの。大恩ある丁原殿の頼みゆえ受け入れます。しかし、張遼が知れば文句が出るのは必定かと思われますが?」
「わかっている。今回の任とは別に大将軍殿から兵士を集めろとのご指示があった。張遼にはそちらの任についてもらう」
「呂布殿や秦宜禄殿達にはなんと?」
「呂布や秦宜禄、李鄒と趙庶はありのままを言った方が良かろう。高順が孟津を焼いた時に説明する」
丁原の言葉に高順は頷いて立ち上がる。
「そこまでお考えならば私から伝えることはありませぬ。伝騎として郝昭という童を置いていきます。武勇については呂布殿も認めておりますゆえ、ご自由にお使いくだされ」
「感謝する」
丁原の言葉に高順は拱手して幕舎から出る。
「私を恨んで構わぬぞ、高順」
「……大恩ある丁原殿には感謝することはすれども、恨むことなどありませぬ」
どこか悲しげな丁原の言葉に高順はそれだけ言って幕舎から出る。
それを見送った丁原は一人呟く。
「中原を駆ける貴殿達を見たいと言った私の気持ちに変わりはない。だが、その武勇を賊の真似事をさせて汚すのは私とて不本意だ。いや……言うだけ無駄か。全て言い訳に過ぎぬのだから」
そして丁原は置いてあった普段は呑まない酒を呷るのであった。
しかし、いくら大将軍が呼び寄せたとは言え、軍勢が王都に入るわけにはいかず、并州軍は洛陽付近に駐屯することとなった。
高順や呂布達はすぐにでも戦をするかと思い、その準備もしていたが戦の命令は下ることはなかった。戦もなく、匈奴や鮮卑の動向を気にする必要がない。それは生まれてから戦うことしか知らなかった并州の武人達にとって退屈で仕方がない日々であった。
高順と呂布は小高い丘で訓練を行なっている赤騎兵、黒騎兵、青騎兵を眺める。それぞれ赤騎兵は魏続、黒騎兵は曹性、青騎兵は張遼本人が率いている。
「やはり、張遼が一番動きがいいか」
「当然だろうな。魏続と曹性は副官としてしか部隊を運用したことしかない」
呂布の言葉に高順は続ける。この訓練は高順が呂布に進言して行なっていることだ。赤騎兵と黒騎兵にとって呂布と高順は絶対的な隊長であった。二人の指揮が絶対だし、二人が死ぬことがないとも思っている。
これを危険視したのが高順だった。高順は秦宜禄率いる歩兵隊が隊長が戦死した後もすぐに次の指揮官が指揮できるように順番を決めているのを秦宜禄から聞き、これを騎馬隊も取り入れるべきだと呂布に進言。やることもなく訓練しかできなかった呂布もこれを受け入れたのだ。そして高順は副官の曹性に、呂布も副官の魏続を隊長として調練させていた。
「まだ指揮を任せられるほどではないか」
「最初に比べれば良くなったと考えるべきだろうな」
「ふん。だが、俺が死んだ後のことを考えるなどしたくはなかったがな」
「だが呂布殿。自分が鍛えた部下が無駄に死んでいくところなど考えたくもあるまい。たとえ自分が死んだ後のことだったとしてもだ」
高順の言葉に呂布は鼻を鳴らすだけで否定はない。呂布にとって高順が兄弟だが、并州軍全体も家族のようなものだ。侵略の絶えない并州の日々も陽気な并州軍のおかげでやってこられたのだ。だからこそ呂布も自分が死んだ後も仲間には生きていて欲しいと願っている。
「高順殿」
無言で訓練を見ている二人のところにやってきたのは九歳でありながら黒騎兵の伝騎として働くことになった郝昭であった。拾われた時には拙かった馬術も、黒騎兵を筆頭にした猛者達に鍛え上げられることで見事に乗りこなすようになっている。
「どうした」
「丁原様が高順殿を御呼びです」
郝昭の言葉に高順と呂布は顔を見合わせる。
今朝から丁原は何進に呼び出されて洛陽へと行っていた。今はすでに日が沈み始めている。てっきり今日は帰ってこないものだと思っていたから、高順と呂布はそのつもりでいたのだが、急な呼び出しである。しかも并州騎馬隊隊長である呂布ではなく、高順をである。
「ふむ、親父殿も何かあったかな」
「わからぬ。だが行くしかあるまい。すまんが呂布殿、後は頼む」
「任せておけ」
呂布の言葉を聞き、高順は郝昭と共に丁原の幕舎へと馬を走らせるのであった。
「失礼致す」
高順は声をかけながら丁原の幕舎に入る。中では丁原が難しい表情をしながら座り込んでいる。丁原の無言の意図を受け取って高順は丁原の向かいに座る。
しばらく幕舎が無言となる。高順は基本的に余計なことを喋らない性格であり、丁原はこれから出す命令が高順の矜持を傷つけることだと知っていたからだ。
丁原とてこのような命令は受けたくはない。だが、大将軍から直々に命令されてしまったのでは、漢の臣下である丁原に断ることはできない。
しばらく無言で考え込んでいた丁原であったが、一度大きくため息を吐くとようやく口を開く。
「今日、大将軍から直々に御命令が下った」
丁原の言葉に高順は無言で先を促す。
「孟津に兵を向け、これを襲撃せよとのことだ」
丁原の言葉に高順の眦がピクリと動くが、口には何も出さない。丁原も黙って高順を見つめる。
丁原の幕舎の外からは兵士達の喧騒が聞こえてくる。しかし、幕舎の中は無言で重い空気が漂っていた。
「……私に匈奴や鮮卑の真似事をしろとおっしゃるか」
「……その通りだ」
高順の言葉に丁原は無表情で答える。
今度は高順が無言で腕を組み考え込む。丁原とは付き合いが長い。このような命令は高順はおろか呂布や張遼、秦宜禄達も受け入れることはないのはわかっているはずである。
「何故、私なのですか?」
「高順にしか頼めぬ」
高順の問いに丁原は悲痛な表情を浮かべながら言う。
「今回の任は機動性と隠密性が重要となる。機動性という観点から歩兵隊は動かせぬ。そして隠密性という観点から呂布の赤騎兵と張遼の青騎兵も動かせぬ。さらに張遼は若い。この任を決して受け入れることはないだろう」
丁原の張遼の評に高順も内心で頷く。正義感の強い張遼は異民族の真似事など決して受け入れることはないだろうし、猛者との戦いに喜びを見出す呂布も弱者を殺すだけの今回の任は嫌がるだろう。
高順は腕を組み、眼をつぶって考え込む。
私しかおらぬ、か。だが、この任に郝昭は連れていけぬな。
まだ十になったばかりの子供に無抵抗の兵士を斬れというのは酷であろう。そこまで考えて高順はすでに任を受けいれた気分になったことに気づき、苦笑する。
「承知した。私と黒騎兵七百で孟津を焼いてきましょう」
「……すまぬ」
「なんの。大恩ある丁原殿の頼みゆえ受け入れます。しかし、張遼が知れば文句が出るのは必定かと思われますが?」
「わかっている。今回の任とは別に大将軍殿から兵士を集めろとのご指示があった。張遼にはそちらの任についてもらう」
「呂布殿や秦宜禄殿達にはなんと?」
「呂布や秦宜禄、李鄒と趙庶はありのままを言った方が良かろう。高順が孟津を焼いた時に説明する」
丁原の言葉に高順は頷いて立ち上がる。
「そこまでお考えならば私から伝えることはありませぬ。伝騎として郝昭という童を置いていきます。武勇については呂布殿も認めておりますゆえ、ご自由にお使いくだされ」
「感謝する」
丁原の言葉に高順は拱手して幕舎から出る。
「私を恨んで構わぬぞ、高順」
「……大恩ある丁原殿には感謝することはすれども、恨むことなどありませぬ」
どこか悲しげな丁原の言葉に高順はそれだけ言って幕舎から出る。
それを見送った丁原は一人呟く。
「中原を駆ける貴殿達を見たいと言った私の気持ちに変わりはない。だが、その武勇を賊の真似事をさせて汚すのは私とて不本意だ。いや……言うだけ無駄か。全て言い訳に過ぎぬのだから」
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