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異世界地球編
3歳
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イツキも満3歳を超え自分でできることも増えてきた。
おしっこをするときにあれが無いということを再確認させられるのが最大の悩みだった。
ちなみに下着はふんどしだったのであまり抵抗はなかった。
「ねえママ、ばーばのとこ行こう」
意思疎通が円滑に行えるようになってきたので、控えていた富士山への旅行を提案してみたのだが……。
「じゃあまずは日程調整ね」
という母親ウルラの考えでイツキは1日留守番をすることになった。
留守番中もトレーニングは欠かさない。
そのうちウルラが帰宅した。
「明日の朝行くことになったからね」
何ともフットワークの軽い一族だった。
翌日、家を出て富士山に向けて出発した。
もう3歳ということもあり、イツキも自分の飛行魔法で飛んでいくことにしてもらった。
ただし、何かあったらすぐに対応できるようにとウルラの手が届く範囲内でという警戒態勢がとられた。
のんびりゆっくり気をつけて1時間ほどの飛行で目的地に到着した。
イツキの祖父母の家は山に穴をあけて作られたものだった。
入るとまだまだ若く見えるエルフの男性がかまどで何か料理しており、それを翼を持つ老年の女性が見守っていた。
女性はウルラに気付くと笑顔になった。
「遠いところよく来たね。その子が私の孫かね?」
「はい、お母さん、この子が娘のイツキです」
「あらあら、かわいいもんだねぇ。翼はないのかい?」
イツキの祖母は腕の代わりに翼を持ついわゆるハーピーという種族だ。
「おばあちゃん、初めまして。イツキ・ロクス・ウリギノスス・エト・ウィルグルティス=オプシトゥスです。お会いできて光栄です」
「おやまぁご丁寧に。私はおばあちゃんのアラウダだよ。よろしくねぇ」
そう言ってアラウダはイツキを翼で包んだ。
ハーピー流の歓迎の仕方だ。
アラウダはおよそ10秒の間ハグすると、テーブルに案内した。
お茶でも飲みながら孫を眺めたかったのだ。
一方でイツキにとっては重要な情報収集の対象である。
「おばあちゃん、この辺りのことについて詳しい?」
「そりゃあ詳しいさ。住んでるやつも知り合いばっかりでこの間もお茶しに行ったんだよ」
(周りにいるのか!ってことはエルフの村って敬遠されてる?)
「そうなんだ。でもうちの方にはだれも来てくれないからさびしいんだ」
「そりゃあエルフは戦争に参加してなかったからねぇ。仲間意識が希薄なんだろうさ」
「戦争?」
「そうだよぅ。私らが成人したころに人間たちがたっくさんの船に乗って襲って来たのさ」
「それで、やっつけたの?」
「そうさ。私らは大きな石を空から落とすだけだったけど、天狗様や精霊様は嵐を起こして船をひっくり返したのさ。他にも魚人さんらは船底に穴をあけたり、鬼さんらは鉄の棒で船を真っ二つにたたき壊したり、こっちまでたどり着く船もあったけど獣人さんがたが頑張ってくれてねぇ、今も平和に暮らせているってわけだよ」
天狗やら鬼やらという純和風な名前を出されたため、イツキの持っていたこの世界は西洋ファンタジーだという想像は瞬く間に崩壊していった。
「住んでる所も違うのにどうして集まって戦えたの?」
「聞いた話だと魔王様から連絡があってみんな集まったってことらしいよ」
(魔王は何か通信手段でも持っているのか?)
「でもエルフは戦争に参加しなかったんだ?」
「エルフで参加したのはうちのボンクラ亭主ただ一人だよ。船の帆を魔法で燃やしてねぇ。ただそのあと手こぎで上陸されてたけどね。」
「なんでエルフは戦争に参加しなかったんだろう?」
「なんでだろうねぇ。本人に訊いてみるのが早いさね」
ちょうどそこにエルフの男性がお茶とお菓子を持ってやってきた。
お茶は緑茶、お菓子は餡子(?)のかかったお団子だ。
「初めまして、俺の孫イツキよ。俺はお前の祖父のアーディンだ。よろしく」
「初めまして。イツキ・ロクス・ウリギノスス・エト・ウィルグルティス=オプシトゥスです。お会いできて光栄です」
挨拶をしっかりすると、アーディンは驚くと同時に孫の優秀さに喜んだ。
「いい子じゃないか。これで何歳だ、10歳くらいか?」
「3歳になりました」
「そうかそうか。将来有望だな」
そう言ってアーディンはイツキの頭をなでる。
「それよりこの子が戦争のことについて訊きたいそうだよ。私よりあんたの方が上にいたから知ってることも多いだろう?」
「そうです。おじいちゃん以外のエルフが戦争に参加しなかったのは本当なんですか?」
「ああ、そうだ。実はうちにも魔王様から知らせは来たんだ。だが、エルフは人間の勢力圏でも共存している者たちもいてな、それもあって明確に対立することはできなかったんだ。ただし、全く参加しないというのも周りから攻められる要因となることから、村で地位の高いもの1名を参加させることとしたってわけだ。」
「え、地位が高いって、おじいちゃん何者?」
「その時は村長の長子だった。今だと村長の兄になる」
アーディンの生まれにイツキは驚いた。
「えええ!それがどうしてこんなところでのんびりしてるの?」
「あの戦争の最中、空を舞うアラウダに一目惚れしてな。なんとか口説き落として親父に報告したら勘当された。神聖な血を穢すとは何事だってね。その時からこっちでアラウダの世話になってる」
種族を超えた大恋愛がそこにあった。
「あの、確認したいのですが、長子相続だといって村長になる気はありませんか?」
「ないな」
「そうですか……」
イツキはお茶を口に含んだ。
優しい甘さとほのかな渋みが口の中に広がる。
前世から終ぞおいしい緑茶など飲んだことのない樹にもはっきりとおいしいと感じられた。
(このようなものが飲めるなら村に執着する必要もない。だから祖父は家を出たのだ)
イツキはそう思うと村での権力闘争ばかり考えていたことを程度が低いと考えるようになっていた。
「おじいちゃん、おばあちゃん、わたしは何人たりとも膝を屈さない、そんな者になりたいと考えております。そのために、是非ともお二人の知恵を貸していただきたくお願いいたします」
そうして深々と頭を下げた。
「……わはははは。俺の孫は大層な夢を持っているようだな。王にでもならなければその夢はかなえられないぞ」
「そうであれば王となりましょう。王となるには何が必要でしょうか?」
アーディンは熟考して答える。
「まずは力だ。民を庇護する力があれば民は王を迎え入れるだろう」
「であれば何人も恐れおののく比類なき力を手に入れましょう」
イツキは迷いなく言った。
アーディンは次に答えるべき王の素養を黙考した。
「次に正義だ。正義があれば世界は味方する」
「であれば何人も打ち崩せない義を持って事に臨みましょう」
イツキは躊躇なく答えた。
アーディンはさらに熟考して述べる。
「最後に仲間だ。世界は広い。空高く舞い上がり見渡したところで見えるのは僅かな一部分でしかない。1人ですべてを統治することは難しい。信のおける仲間に任せることも王として必要なことだ」
「であれば……どうすればよいでしょうか?」
前世には一緒に学んだ仲間がいるが、今のイツキには仲間と呼べる存在はいなかった。
「なに、エルフの生は長い。急がずとも出会えるとも。今は力を伸ばしなさい」
「力を伸ばすってどうしたらいいですか?」
「お前はエルフだからな、魔法を使って魔力を伸ばせばいい」
そこでウルラが口をはさんできた。
「お父さん、エルフは成人するまで魔法を教えない決まりでしょう?」
「エルフの掟で教えられないなら、その外にいる俺が教えてやろう。毎日でも連れてくればいい」
「よろしくお願いします」
イツキは頭を下げると今度は団子に手を伸ばす。
もちもちとした食感に焦げ目から出る香ばしさ。
そして何より餡子の甘さだ。
転生してから甘味など食したことはなかった。
「甘くておいしいです。おじいちゃん」
「よかったな。しっかり食べないと力はつかないからな」
イツキは久しぶりの甘味を貪る様にして食べた。
(毎日甘い物が食べられたらなぁ)
そのようにイツキは思った。
おしっこをするときにあれが無いということを再確認させられるのが最大の悩みだった。
ちなみに下着はふんどしだったのであまり抵抗はなかった。
「ねえママ、ばーばのとこ行こう」
意思疎通が円滑に行えるようになってきたので、控えていた富士山への旅行を提案してみたのだが……。
「じゃあまずは日程調整ね」
という母親ウルラの考えでイツキは1日留守番をすることになった。
留守番中もトレーニングは欠かさない。
そのうちウルラが帰宅した。
「明日の朝行くことになったからね」
何ともフットワークの軽い一族だった。
翌日、家を出て富士山に向けて出発した。
もう3歳ということもあり、イツキも自分の飛行魔法で飛んでいくことにしてもらった。
ただし、何かあったらすぐに対応できるようにとウルラの手が届く範囲内でという警戒態勢がとられた。
のんびりゆっくり気をつけて1時間ほどの飛行で目的地に到着した。
イツキの祖父母の家は山に穴をあけて作られたものだった。
入るとまだまだ若く見えるエルフの男性がかまどで何か料理しており、それを翼を持つ老年の女性が見守っていた。
女性はウルラに気付くと笑顔になった。
「遠いところよく来たね。その子が私の孫かね?」
「はい、お母さん、この子が娘のイツキです」
「あらあら、かわいいもんだねぇ。翼はないのかい?」
イツキの祖母は腕の代わりに翼を持ついわゆるハーピーという種族だ。
「おばあちゃん、初めまして。イツキ・ロクス・ウリギノスス・エト・ウィルグルティス=オプシトゥスです。お会いできて光栄です」
「おやまぁご丁寧に。私はおばあちゃんのアラウダだよ。よろしくねぇ」
そう言ってアラウダはイツキを翼で包んだ。
ハーピー流の歓迎の仕方だ。
アラウダはおよそ10秒の間ハグすると、テーブルに案内した。
お茶でも飲みながら孫を眺めたかったのだ。
一方でイツキにとっては重要な情報収集の対象である。
「おばあちゃん、この辺りのことについて詳しい?」
「そりゃあ詳しいさ。住んでるやつも知り合いばっかりでこの間もお茶しに行ったんだよ」
(周りにいるのか!ってことはエルフの村って敬遠されてる?)
「そうなんだ。でもうちの方にはだれも来てくれないからさびしいんだ」
「そりゃあエルフは戦争に参加してなかったからねぇ。仲間意識が希薄なんだろうさ」
「戦争?」
「そうだよぅ。私らが成人したころに人間たちがたっくさんの船に乗って襲って来たのさ」
「それで、やっつけたの?」
「そうさ。私らは大きな石を空から落とすだけだったけど、天狗様や精霊様は嵐を起こして船をひっくり返したのさ。他にも魚人さんらは船底に穴をあけたり、鬼さんらは鉄の棒で船を真っ二つにたたき壊したり、こっちまでたどり着く船もあったけど獣人さんがたが頑張ってくれてねぇ、今も平和に暮らせているってわけだよ」
天狗やら鬼やらという純和風な名前を出されたため、イツキの持っていたこの世界は西洋ファンタジーだという想像は瞬く間に崩壊していった。
「住んでる所も違うのにどうして集まって戦えたの?」
「聞いた話だと魔王様から連絡があってみんな集まったってことらしいよ」
(魔王は何か通信手段でも持っているのか?)
「でもエルフは戦争に参加しなかったんだ?」
「エルフで参加したのはうちのボンクラ亭主ただ一人だよ。船の帆を魔法で燃やしてねぇ。ただそのあと手こぎで上陸されてたけどね。」
「なんでエルフは戦争に参加しなかったんだろう?」
「なんでだろうねぇ。本人に訊いてみるのが早いさね」
ちょうどそこにエルフの男性がお茶とお菓子を持ってやってきた。
お茶は緑茶、お菓子は餡子(?)のかかったお団子だ。
「初めまして、俺の孫イツキよ。俺はお前の祖父のアーディンだ。よろしく」
「初めまして。イツキ・ロクス・ウリギノスス・エト・ウィルグルティス=オプシトゥスです。お会いできて光栄です」
挨拶をしっかりすると、アーディンは驚くと同時に孫の優秀さに喜んだ。
「いい子じゃないか。これで何歳だ、10歳くらいか?」
「3歳になりました」
「そうかそうか。将来有望だな」
そう言ってアーディンはイツキの頭をなでる。
「それよりこの子が戦争のことについて訊きたいそうだよ。私よりあんたの方が上にいたから知ってることも多いだろう?」
「そうです。おじいちゃん以外のエルフが戦争に参加しなかったのは本当なんですか?」
「ああ、そうだ。実はうちにも魔王様から知らせは来たんだ。だが、エルフは人間の勢力圏でも共存している者たちもいてな、それもあって明確に対立することはできなかったんだ。ただし、全く参加しないというのも周りから攻められる要因となることから、村で地位の高いもの1名を参加させることとしたってわけだ。」
「え、地位が高いって、おじいちゃん何者?」
「その時は村長の長子だった。今だと村長の兄になる」
アーディンの生まれにイツキは驚いた。
「えええ!それがどうしてこんなところでのんびりしてるの?」
「あの戦争の最中、空を舞うアラウダに一目惚れしてな。なんとか口説き落として親父に報告したら勘当された。神聖な血を穢すとは何事だってね。その時からこっちでアラウダの世話になってる」
種族を超えた大恋愛がそこにあった。
「あの、確認したいのですが、長子相続だといって村長になる気はありませんか?」
「ないな」
「そうですか……」
イツキはお茶を口に含んだ。
優しい甘さとほのかな渋みが口の中に広がる。
前世から終ぞおいしい緑茶など飲んだことのない樹にもはっきりとおいしいと感じられた。
(このようなものが飲めるなら村に執着する必要もない。だから祖父は家を出たのだ)
イツキはそう思うと村での権力闘争ばかり考えていたことを程度が低いと考えるようになっていた。
「おじいちゃん、おばあちゃん、わたしは何人たりとも膝を屈さない、そんな者になりたいと考えております。そのために、是非ともお二人の知恵を貸していただきたくお願いいたします」
そうして深々と頭を下げた。
「……わはははは。俺の孫は大層な夢を持っているようだな。王にでもならなければその夢はかなえられないぞ」
「そうであれば王となりましょう。王となるには何が必要でしょうか?」
アーディンは熟考して答える。
「まずは力だ。民を庇護する力があれば民は王を迎え入れるだろう」
「であれば何人も恐れおののく比類なき力を手に入れましょう」
イツキは迷いなく言った。
アーディンは次に答えるべき王の素養を黙考した。
「次に正義だ。正義があれば世界は味方する」
「であれば何人も打ち崩せない義を持って事に臨みましょう」
イツキは躊躇なく答えた。
アーディンはさらに熟考して述べる。
「最後に仲間だ。世界は広い。空高く舞い上がり見渡したところで見えるのは僅かな一部分でしかない。1人ですべてを統治することは難しい。信のおける仲間に任せることも王として必要なことだ」
「であれば……どうすればよいでしょうか?」
前世には一緒に学んだ仲間がいるが、今のイツキには仲間と呼べる存在はいなかった。
「なに、エルフの生は長い。急がずとも出会えるとも。今は力を伸ばしなさい」
「力を伸ばすってどうしたらいいですか?」
「お前はエルフだからな、魔法を使って魔力を伸ばせばいい」
そこでウルラが口をはさんできた。
「お父さん、エルフは成人するまで魔法を教えない決まりでしょう?」
「エルフの掟で教えられないなら、その外にいる俺が教えてやろう。毎日でも連れてくればいい」
「よろしくお願いします」
イツキは頭を下げると今度は団子に手を伸ばす。
もちもちとした食感に焦げ目から出る香ばしさ。
そして何より餡子の甘さだ。
転生してから甘味など食したことはなかった。
「甘くておいしいです。おじいちゃん」
「よかったな。しっかり食べないと力はつかないからな」
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そのようにイツキは思った。
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