63 / 76
異世界地球編
13歳 シムリパルの戦い
しおりを挟む
10月に入って警戒管制隊の小隊から怪しげな人の動きがあることを告げられた。
「どうにも一都市に人を集めてる感じなのよね」
母ウルラはそう言う。
イツキは推測する。
(各地の警備兵か民兵のどちらかだろう。これは総力戦になりそうだ)
「どこに人を集めてるんです?」
「半島の西側にも大きな川があるでしょ。あのほとりの大きな都市よ」
インダス川の下流となるとインド半島を東西に横断しなければならない。
その移動には時間がかかるだろう。
「とりあえずその都市から人が動き始めたら教えてください」
「わかったわ」
ウルラとの会話はそれで終わった。
10月初め時点で陸軍は兵員2万人を超え、西側各拠点に1,000名ずつ、カルカッタ城には2,000名を置いていた。
残りはダッカ城に2,000名、カシー城に1,000名ほどとなっていた。
(この場合、時間がかかればかかるほどこちらの兵力は増えてくる。兵糧に問題はないので、いつ動き始めるかだな……)
その知らせは意外と早く届けられた。
10月末、兵を集めた都市から兵が移動していることをウルラから聞いた
「規模はどれくらいなんですか?」
「数え切れないわ」
「そういう時は小さな範囲に何人いるか数えて、それを面積の分かけるんですよ」
「えーと……たぶん10万人くらい?」
「聞いてどうするんですか。10万人ですね。了解です」
その知らせを聞いてイツキは危機であることを陸軍に訴える書簡を送り、陸軍2万人に対する指揮権委譲を求めた。
もしそれが無理なら、ハルファス将軍に築城をしてもらったシムリパルの城に2万人を移動させるようにしてほしいことも追記した。
陸軍は追記の案を採用し、シムリパルの城に2万人を移動させることとした。
そこでイツキはもう1通書簡を送る。
敵がシムリパルを無視して攻めるようであれば、その後背を撃つことである。
これは承認された。
そして空軍に対して戦闘攻撃師団の集中運用を願い出る。
これはすぐに承認され、シムリパルには各戦闘攻撃群団が勢ぞろいした。
(これで、打てる手は打ったかな……)
拠点の各地から兵士がシムリパルの城へやってくる。
ダッカにも海軍が続々と兵を送ってくるが、それはシムリパルではなく各拠点の警備に回してもらった。
そして年が明けて1月、両者は対峙した。
人間の軍は金属鎧を付けた人が1,500人ほど。
1,000人で10万の兵を動かし、500は後詰めか督戦隊か偉い人でも居るのだろう。
そしてお互いの言い分を言い合う。
「この土地を不法に占拠している魔族に告ぐ。この土地は人間のものである。人間が治め、人間が耕し、人間が実りを得る土地である。不法な占拠を止め、即刻立ち去るがいい!」
アモルが答える。
「わざわざ東の辺境まで来た人間どもに告ぐ。この土地はこの土地に住む者のものである。不当に高い税率を設定し搾取をする人間にこの土地は自分のものだと言われても違和感しか感じない。それから、耕すのは人間と言っていたが、耕していたのは獣人の奴隷である。人間にその実りを得る資格はない。即刻立ち去れ!」
(アモルさんかっこいいー!)
そんなイツキも言うことは言っておかないといけない。
「人間の軍で金属の鎧を着た方に告げます。真っ先に殺します。嘘だと思うなら攻めてきてみてください」
その声に震え上がるものもいたが、構わず前進を開始してくる。
列を乱さないところを見ると練度もあるようだ。
「おかあさん、敵の金属鎧を着た人だけ抽出できる?」
「ちょっと待ってね……情報を送るわ」
そのウルラの声と同時にイツキの視覚にはターゲットが緑の枠で浮かび上がる。
それは他の戦闘攻撃師団の人間も一緒だ。
「射撃開始!」
イツキのその声で魔法攻撃が開始された。
金属鎧を着た人目掛けて撃たれた魔法は、少々他の人に犠牲を出しつつも、目標の金属鎧を着た人を打ち倒していく。
そうして指揮官と思われる金属鎧を着た人を撃ち殺していくが、兵が引く気配はない。
仕方がないので敵後方に居る金属鎧の500名を狙って魔法を放つと、シールドで弾かれた。
「敵にも魔法使いがいるようですね」
ウェスがそう言う。
「全員、魔力エネルギー弾での戦闘に移行!おかあさん、敵の魔法使いを魔力ダメージで気絶させます。どこに運ばれたか見ておいてください」
「わかったわ」
そう言ったイツキの目の前で、色とりどりの魔力エネルギー弾が敵陣に飛んでいく。
魔法使いは何人かいるのかシールドが何枚かあるが、魔力ダメージにより、シールドを破壊、魔法使いを気絶状態へと追い込む。
その後は通常の魔法攻撃により敵後方の控えを壊滅させていく。
そうすると、前進していた者たちも逃げ出し始めた。
(やはり督戦隊だったのか?)
交戦の可能性もないと考えたので、陸軍の兵士たちとともに城の外へ出る。
穴だらけの死体を見るが、ちょっとぐろいなと思うぐらいで済んだ。
そして敵の後方集団を見る。
「魔法使いだけど運ぶ余裕もなかったみたい。たぶんそこにいる人たちだけね」
そんなウルラからの通信が入る。
少し歩くとローブに杖を持った如何にも魔法使いですよという外見の人間を何人か発見。
息はあるので捕虜として連行する。
他にも外傷はないが気絶している高貴そうな服をした人を発見、捕虜としておく。
全体としては、敵の損害は5,000人程度だろうか。
対してこちらは被害なし。
陸軍に過大報告だと言われると困ると思いながらも1つ思い付いた。
魔法使い用の牢屋を作ってもらってなかった。
ということで、陸軍の人にハルファス将軍に連絡を取ってもらってカシー城の下の牢屋を魔法使い用に変更してもらう。
(それまでは戦闘攻撃師団の面子で2人で1人を見るようにすればいいか)
そんなことを考えていた。
連絡をするとハルファス将軍はすぐにやってきた。
(よほど暇なのだろうか?)
ちょっと心配になってしまう。
工事は完璧でイツキが牢屋に入っても魔法を使えなかった。
そこに魔法使い達を入れる。
10名だったので、1人1部屋あてがっておいた。
そして、高貴な服を着た人だが、自分ではハイデラバードの王子と言っていた。
海軍が入港した際に、懐かしのサトリ=ウォルンタース13世にその真偽を訊いてもらってみた。
「本当に王子らしいですね。王位継承権は2位だとか」
「ありがとう、サトリさん。提督によろしく言っておいてくれるかな」
「了解しました」
ということで、王子様ということが発覚。
これを交渉材料に停戦合意を取りつける。
停戦期間は10年と長くし、ガンジス川流域とカルカッタ周辺の村については魔王国領とすることで合意した。
それで終わればまだよかったのだけれど、やっぱりちょっとやりすぎた。
兵士が少なくなったことで厳しい締め付けができなくなったハイデラバード王国で内乱が勃発したのだ。
イツキはそれを横目に見ながら、捕虜の魔法使いから人間の魔法について学ぶ。
すると、驚くことが分かった。
空を飛びながら攻撃することができないというのだ。
というのも、人間はあまり魔法が使える種族ではなく、使えたとしても1属性のみ。
そして、同時に使えるのも1つだけらしい。
つまり、現在の空軍に居る様なものは人間にはめったに居ないということだ。
(空戦の時代は当分というかかなり来ないな。しばらくは大空を自由に飛びまわれる。しかし、突然変異種というのはどこにでも居るものだ。人間の中で迫害されていれば安心だが、英才教育を受けているとなると厄介だ)
そんなことをイツキは思った。
「どうにも一都市に人を集めてる感じなのよね」
母ウルラはそう言う。
イツキは推測する。
(各地の警備兵か民兵のどちらかだろう。これは総力戦になりそうだ)
「どこに人を集めてるんです?」
「半島の西側にも大きな川があるでしょ。あのほとりの大きな都市よ」
インダス川の下流となるとインド半島を東西に横断しなければならない。
その移動には時間がかかるだろう。
「とりあえずその都市から人が動き始めたら教えてください」
「わかったわ」
ウルラとの会話はそれで終わった。
10月初め時点で陸軍は兵員2万人を超え、西側各拠点に1,000名ずつ、カルカッタ城には2,000名を置いていた。
残りはダッカ城に2,000名、カシー城に1,000名ほどとなっていた。
(この場合、時間がかかればかかるほどこちらの兵力は増えてくる。兵糧に問題はないので、いつ動き始めるかだな……)
その知らせは意外と早く届けられた。
10月末、兵を集めた都市から兵が移動していることをウルラから聞いた
「規模はどれくらいなんですか?」
「数え切れないわ」
「そういう時は小さな範囲に何人いるか数えて、それを面積の分かけるんですよ」
「えーと……たぶん10万人くらい?」
「聞いてどうするんですか。10万人ですね。了解です」
その知らせを聞いてイツキは危機であることを陸軍に訴える書簡を送り、陸軍2万人に対する指揮権委譲を求めた。
もしそれが無理なら、ハルファス将軍に築城をしてもらったシムリパルの城に2万人を移動させるようにしてほしいことも追記した。
陸軍は追記の案を採用し、シムリパルの城に2万人を移動させることとした。
そこでイツキはもう1通書簡を送る。
敵がシムリパルを無視して攻めるようであれば、その後背を撃つことである。
これは承認された。
そして空軍に対して戦闘攻撃師団の集中運用を願い出る。
これはすぐに承認され、シムリパルには各戦闘攻撃群団が勢ぞろいした。
(これで、打てる手は打ったかな……)
拠点の各地から兵士がシムリパルの城へやってくる。
ダッカにも海軍が続々と兵を送ってくるが、それはシムリパルではなく各拠点の警備に回してもらった。
そして年が明けて1月、両者は対峙した。
人間の軍は金属鎧を付けた人が1,500人ほど。
1,000人で10万の兵を動かし、500は後詰めか督戦隊か偉い人でも居るのだろう。
そしてお互いの言い分を言い合う。
「この土地を不法に占拠している魔族に告ぐ。この土地は人間のものである。人間が治め、人間が耕し、人間が実りを得る土地である。不法な占拠を止め、即刻立ち去るがいい!」
アモルが答える。
「わざわざ東の辺境まで来た人間どもに告ぐ。この土地はこの土地に住む者のものである。不当に高い税率を設定し搾取をする人間にこの土地は自分のものだと言われても違和感しか感じない。それから、耕すのは人間と言っていたが、耕していたのは獣人の奴隷である。人間にその実りを得る資格はない。即刻立ち去れ!」
(アモルさんかっこいいー!)
そんなイツキも言うことは言っておかないといけない。
「人間の軍で金属の鎧を着た方に告げます。真っ先に殺します。嘘だと思うなら攻めてきてみてください」
その声に震え上がるものもいたが、構わず前進を開始してくる。
列を乱さないところを見ると練度もあるようだ。
「おかあさん、敵の金属鎧を着た人だけ抽出できる?」
「ちょっと待ってね……情報を送るわ」
そのウルラの声と同時にイツキの視覚にはターゲットが緑の枠で浮かび上がる。
それは他の戦闘攻撃師団の人間も一緒だ。
「射撃開始!」
イツキのその声で魔法攻撃が開始された。
金属鎧を着た人目掛けて撃たれた魔法は、少々他の人に犠牲を出しつつも、目標の金属鎧を着た人を打ち倒していく。
そうして指揮官と思われる金属鎧を着た人を撃ち殺していくが、兵が引く気配はない。
仕方がないので敵後方に居る金属鎧の500名を狙って魔法を放つと、シールドで弾かれた。
「敵にも魔法使いがいるようですね」
ウェスがそう言う。
「全員、魔力エネルギー弾での戦闘に移行!おかあさん、敵の魔法使いを魔力ダメージで気絶させます。どこに運ばれたか見ておいてください」
「わかったわ」
そう言ったイツキの目の前で、色とりどりの魔力エネルギー弾が敵陣に飛んでいく。
魔法使いは何人かいるのかシールドが何枚かあるが、魔力ダメージにより、シールドを破壊、魔法使いを気絶状態へと追い込む。
その後は通常の魔法攻撃により敵後方の控えを壊滅させていく。
そうすると、前進していた者たちも逃げ出し始めた。
(やはり督戦隊だったのか?)
交戦の可能性もないと考えたので、陸軍の兵士たちとともに城の外へ出る。
穴だらけの死体を見るが、ちょっとぐろいなと思うぐらいで済んだ。
そして敵の後方集団を見る。
「魔法使いだけど運ぶ余裕もなかったみたい。たぶんそこにいる人たちだけね」
そんなウルラからの通信が入る。
少し歩くとローブに杖を持った如何にも魔法使いですよという外見の人間を何人か発見。
息はあるので捕虜として連行する。
他にも外傷はないが気絶している高貴そうな服をした人を発見、捕虜としておく。
全体としては、敵の損害は5,000人程度だろうか。
対してこちらは被害なし。
陸軍に過大報告だと言われると困ると思いながらも1つ思い付いた。
魔法使い用の牢屋を作ってもらってなかった。
ということで、陸軍の人にハルファス将軍に連絡を取ってもらってカシー城の下の牢屋を魔法使い用に変更してもらう。
(それまでは戦闘攻撃師団の面子で2人で1人を見るようにすればいいか)
そんなことを考えていた。
連絡をするとハルファス将軍はすぐにやってきた。
(よほど暇なのだろうか?)
ちょっと心配になってしまう。
工事は完璧でイツキが牢屋に入っても魔法を使えなかった。
そこに魔法使い達を入れる。
10名だったので、1人1部屋あてがっておいた。
そして、高貴な服を着た人だが、自分ではハイデラバードの王子と言っていた。
海軍が入港した際に、懐かしのサトリ=ウォルンタース13世にその真偽を訊いてもらってみた。
「本当に王子らしいですね。王位継承権は2位だとか」
「ありがとう、サトリさん。提督によろしく言っておいてくれるかな」
「了解しました」
ということで、王子様ということが発覚。
これを交渉材料に停戦合意を取りつける。
停戦期間は10年と長くし、ガンジス川流域とカルカッタ周辺の村については魔王国領とすることで合意した。
それで終わればまだよかったのだけれど、やっぱりちょっとやりすぎた。
兵士が少なくなったことで厳しい締め付けができなくなったハイデラバード王国で内乱が勃発したのだ。
イツキはそれを横目に見ながら、捕虜の魔法使いから人間の魔法について学ぶ。
すると、驚くことが分かった。
空を飛びながら攻撃することができないというのだ。
というのも、人間はあまり魔法が使える種族ではなく、使えたとしても1属性のみ。
そして、同時に使えるのも1つだけらしい。
つまり、現在の空軍に居る様なものは人間にはめったに居ないということだ。
(空戦の時代は当分というかかなり来ないな。しばらくは大空を自由に飛びまわれる。しかし、突然変異種というのはどこにでも居るものだ。人間の中で迫害されていれば安心だが、英才教育を受けているとなると厄介だ)
そんなことをイツキは思った。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる