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異世界地球編
15歳~18歳 侵略のための鉄道網
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イツキ達が変な実験を行っている間に将軍会議では3つ大きなことが決まった。
1つは空軍が空からの目で最短ルートを提示し、陸軍はそれを土木工事で通すということだ。
次にはシンガポール発の列車はバンコクに到着後、ビエンチャン、アンナン山脈を越え入るという計画になったということだ。
最後にハイデラバード発の列車はヤンゴンやチャイティーヨー山の麓を通過してバンコクに入り、その後プノンペンやホーチミンを通りインドシナ半島の東岸を通ってハノイに入るという計画になったということだ。
そのため、戦闘攻撃師団でも測量や土木工事で使える魔法使いを集め工事を行っていた。
イツキもその中の一人である。
「あなたも幅が広いわよね」
「アウィス。無駄口叩けるなら工事に参加しなさい」
「私は土木に使える魔法は使えないわ」
「覚えればいいでしょう?わたしの部屋に土魔法の参考書があるから帰って読みなさい!」
「えー……」
アウィスは結局魔法を覚えて参加してくれることになった。
なんだかんだで優しいのだ。
ハイデラバードからデリー、ダッカを通り、チッタゴン、ヤンゴン、バンコクへと至る道をイツキは作っていた。
今はチッタゴンとヤンゴンの間のアラカン山脈に谷を作っているところである。
谷はU字型にし、なるべく落石が起きないようにしなければならない。
カシー山地の工事でこんなことはお手の物になってしまった。
取った土は今回はシッタウン川の河口の埋め立てに使う。
ここを埋め立てることで、鉄道が蛇行せず、また橋も小さなもので済むからである。
アラカン山脈が終わったら次はヤンゴンとバンコクの間の山地を崩していく。
そうして土を集めたらまたシッタウン川の河口の埋め立てに使う。
次はビエンチャンとハノイの間のアンナン山脈を削る。
そこで取れた土砂はシンガポールとバンコクをなるべく真っすぐつなぐためにタイランド湾の埋め立てに使う。
バンコクとプノンペンの間にあるカーダマム山脈も消えてなくなる運命だ。
マレー半島には山も多くあるので、それも全部消し去った。
全ては鉄道のための埋め立てに使われるのだ。
そんななか、シンガポールとマレー半島を結ぶ橋が架けられたという。
いわゆるトラス橋で鉄橋っぽい鉄橋である。
軌道は2メートルの超広軌、それだけ高速で動かしたいのだろうか。
枕木に固定してまず走るのは、同じサイズのトロッコだ。
それを動かして問題がないか確認する。
自分の仕事の成果が出ることはイツキには嬉しかった。
なので、鉄道が通りそうなところの山は全て削り、インドシナ半島の東岸を埋め立てて道を作った。
そのためスムーズに線路は開通し、シンガポール~バンコク間凡そ1,600キロを半年で開通させた。
新魔王暦16年4月26日のことであった。
その列車は1日で往復を走れるほど列車は高速化された。
次に、バンコク~ビエンチャン間凡そ500キロ、バンコク~プノンペン~ホーチミン間凡そ750キロを開通させる。
ホーチミンまで開通したのは新魔王暦16年7月10日のことであった。
バンコク~ビエンチャンの列車は1日3往復、バンコク~プノンペン~ホーチミンの列車は1日2往復運行された。
ホーチミンまで開通したら陸軍の出番だ。
北進してハノイまで占領する。
空軍はその先兵として敵を殲滅する。
ホーチミンまで列車が開通してから40日ほどで陸軍はハノイを占領した。
新魔王暦16年8月19日のことである。
ハノイを占領したら、ビエンチャン~ハノイ間凡そ500キロを開通させる。
これによりシンガポール~バンコク~ビエンチャン~ハノイの約2,600キロが開通し3日で2往復運行されるようになった。
そして、ホーチミンからインドシナ半島東岸を通ってハノイへ凡そ1400キロの鉄道を敷いた。
これにより、バンコク~プノンペン~ホーチミン~ハノイ凡そ2,150キロが開通し、3日で2往復運航されるようになった。
最後にバンコクからチャイティーヨー山の麓を通過してヤンゴン、チッタゴン、ダッカ、デリー、ハイデラバードまで凡そ4000キロが開通したのは工事を開始してから2年後のことだった。
ハイデラバード~デリー~ダッカ~チッタゴン~ヤンゴン~チャイティーヨー山~バンコク~プノンペン~ホーチミン~ハノイは総距離6,150キロ、単線ではあったが、駅で通過待ちをするようになり、1週間に4往復列車が走るようになっていた。
ハイデラバードまで鉄道が通ったのは新魔王暦17年10月25日のことであった。
その間にイツキの周りには変化があった。
まず、奴隷の少女が女の子を出産したのである。
これでイツキは1時の母となったのだが、ハーフエルフの様に耳が少し尖っている子供を一度見ると興味を失ったようになってしまった。
イツキとしては、女同士でも子供ができることに興味があったわけであって、子供が欲しかったわけではなかった。
そして、子供を産んだ少女を母親の元に返すと今までのことは忘れて平穏に生きなさいと言って別れた。
そんなことがありながらも、イツキは短期的には中国征服を目標に動き始めた。
まず初めに行ったのは奴隷狩りである。
空軍は相手の後方を遮断してそこに陸軍が突っ込むのだ。
そして追いたてられた人間を空軍が捕まえていく。
そうして捕まえ、奴隷として扱い、兵士を見張りを立てておかなければ何をされるか分かったものではない。
そうやって奴隷を増やしていったが、途中で兵が尽きる。そこで、人間牧場の生産向上を目的として人間の女性はシンガポールへ送った。
結果が出るのは1年後だ。
兵員の補充がなければこれ以上に動きようがない。
結果としてハノイに足止めされることになった。
シンガポールからは1日およそ1,000名の兵士が送られてきていたが、1,000名では焼け石に水だ。
1万名集まったら戦線を前進させるということを繰り返す。
前進が止まったら山を削る。
中国もヒマラヤやチベット以外であれば、小さな山さえなければ全域で稲作できるところだ。
ということで山を削る。
削った土は渤海を埋め立てるために溜めておく。
ハノイから北にまっすぐ進み、シルクロードを通る道を整備し始める。
コイヤン、チョンチン、ランチョウ、ウーウェイ、ターチョンまで列車の通れそうなところを作っていく。
そして、陸軍の警備の元、ターチョンまで凡そ5,000キロの線路を引いていく工事が始まった。
それと同時に海岸線の整備も始めた。
ここにはナンリン山脈、ウーイー山脈、チンリン山脈、タイハン山脈と削り甲斐のある地域だ。
全部削っていったら、渤海の北岸を埋め立てる。
すると、渤海は半分ほどになった。
そんなことをやっているとハノイにいる兵士も増えてきたので、一路ウラジオストクを目指す。
ハノイからナンニン、コワンチョウ、ナンチャン、ナンキン、チーナン、シェンヤン、ウラジオストクと凡そ4,100キロの鉄道を通す。
兵士に守られながら鉄道を通す仕事人ぶりに感動する。
そして1年半後にターチョン行き及びウラジオストク行の鉄道が開通することになった。
新魔王暦18年2月17日のことである。
そこでまた将軍会議で決められた重要事項があった。
ハノイ人間牧場とハイデラバード人間牧場の設置である。
どちらも本土から運ぶより効率がいいということでの決定だった。
ウラジオストクまでの開通は初春になったため、その年はウラジオストクからスコヴォロディノまで、鉄道を延伸させる。
そちらは専門の人に任せておいて、素人はシベリアの人間狩り兼巨人探しの旅だ。
と言っても極寒のこの地に人間は少ない。
一応警備のために鉄道の設置を見学しているが、特に反応らしきものがないのは少しさびしい。
とそこへ連絡が入った。巨人族を発見したというものだ。
魔王の養女としては挨拶せねばなるまいと、発見された場所に向かうと小さな集落があった。
巨人は大きく、身長は3メートルほどもある。
「初めまして、巨人族様。魔王の娘のイツキと申します」
「魔王?おお、あのときの若造だな。まだ生きておったか」
「はい。今日はそのことでお話に参りました。以前魔王と友誼を交わしたと聞いたのですが、それは今でも変わりありませんか?」
「うむ。こちらから約束を取り違えたりはしないぞ」
「ありがとうございます。では、よろしくお願いいたしますね」
そんな会話をして巨人族との面会は終わった。
(早くモスクワに行きたいものだ)
そしてシベリアに極寒の冬がやってくる。
冬場はシルクロード鉄道とシベリア鉄道の間にいる人間狩りをして過ごす。
狩った人間は奴隷として農業に従事させ、女性は人間牧場行きだ。
冬はそうして過ごして雪が溶けたら鉄道建設の再開だ。
1つは空軍が空からの目で最短ルートを提示し、陸軍はそれを土木工事で通すということだ。
次にはシンガポール発の列車はバンコクに到着後、ビエンチャン、アンナン山脈を越え入るという計画になったということだ。
最後にハイデラバード発の列車はヤンゴンやチャイティーヨー山の麓を通過してバンコクに入り、その後プノンペンやホーチミンを通りインドシナ半島の東岸を通ってハノイに入るという計画になったということだ。
そのため、戦闘攻撃師団でも測量や土木工事で使える魔法使いを集め工事を行っていた。
イツキもその中の一人である。
「あなたも幅が広いわよね」
「アウィス。無駄口叩けるなら工事に参加しなさい」
「私は土木に使える魔法は使えないわ」
「覚えればいいでしょう?わたしの部屋に土魔法の参考書があるから帰って読みなさい!」
「えー……」
アウィスは結局魔法を覚えて参加してくれることになった。
なんだかんだで優しいのだ。
ハイデラバードからデリー、ダッカを通り、チッタゴン、ヤンゴン、バンコクへと至る道をイツキは作っていた。
今はチッタゴンとヤンゴンの間のアラカン山脈に谷を作っているところである。
谷はU字型にし、なるべく落石が起きないようにしなければならない。
カシー山地の工事でこんなことはお手の物になってしまった。
取った土は今回はシッタウン川の河口の埋め立てに使う。
ここを埋め立てることで、鉄道が蛇行せず、また橋も小さなもので済むからである。
アラカン山脈が終わったら次はヤンゴンとバンコクの間の山地を崩していく。
そうして土を集めたらまたシッタウン川の河口の埋め立てに使う。
次はビエンチャンとハノイの間のアンナン山脈を削る。
そこで取れた土砂はシンガポールとバンコクをなるべく真っすぐつなぐためにタイランド湾の埋め立てに使う。
バンコクとプノンペンの間にあるカーダマム山脈も消えてなくなる運命だ。
マレー半島には山も多くあるので、それも全部消し去った。
全ては鉄道のための埋め立てに使われるのだ。
そんななか、シンガポールとマレー半島を結ぶ橋が架けられたという。
いわゆるトラス橋で鉄橋っぽい鉄橋である。
軌道は2メートルの超広軌、それだけ高速で動かしたいのだろうか。
枕木に固定してまず走るのは、同じサイズのトロッコだ。
それを動かして問題がないか確認する。
自分の仕事の成果が出ることはイツキには嬉しかった。
なので、鉄道が通りそうなところの山は全て削り、インドシナ半島の東岸を埋め立てて道を作った。
そのためスムーズに線路は開通し、シンガポール~バンコク間凡そ1,600キロを半年で開通させた。
新魔王暦16年4月26日のことであった。
その列車は1日で往復を走れるほど列車は高速化された。
次に、バンコク~ビエンチャン間凡そ500キロ、バンコク~プノンペン~ホーチミン間凡そ750キロを開通させる。
ホーチミンまで開通したのは新魔王暦16年7月10日のことであった。
バンコク~ビエンチャンの列車は1日3往復、バンコク~プノンペン~ホーチミンの列車は1日2往復運行された。
ホーチミンまで開通したら陸軍の出番だ。
北進してハノイまで占領する。
空軍はその先兵として敵を殲滅する。
ホーチミンまで列車が開通してから40日ほどで陸軍はハノイを占領した。
新魔王暦16年8月19日のことである。
ハノイを占領したら、ビエンチャン~ハノイ間凡そ500キロを開通させる。
これによりシンガポール~バンコク~ビエンチャン~ハノイの約2,600キロが開通し3日で2往復運行されるようになった。
そして、ホーチミンからインドシナ半島東岸を通ってハノイへ凡そ1400キロの鉄道を敷いた。
これにより、バンコク~プノンペン~ホーチミン~ハノイ凡そ2,150キロが開通し、3日で2往復運航されるようになった。
最後にバンコクからチャイティーヨー山の麓を通過してヤンゴン、チッタゴン、ダッカ、デリー、ハイデラバードまで凡そ4000キロが開通したのは工事を開始してから2年後のことだった。
ハイデラバード~デリー~ダッカ~チッタゴン~ヤンゴン~チャイティーヨー山~バンコク~プノンペン~ホーチミン~ハノイは総距離6,150キロ、単線ではあったが、駅で通過待ちをするようになり、1週間に4往復列車が走るようになっていた。
ハイデラバードまで鉄道が通ったのは新魔王暦17年10月25日のことであった。
その間にイツキの周りには変化があった。
まず、奴隷の少女が女の子を出産したのである。
これでイツキは1時の母となったのだが、ハーフエルフの様に耳が少し尖っている子供を一度見ると興味を失ったようになってしまった。
イツキとしては、女同士でも子供ができることに興味があったわけであって、子供が欲しかったわけではなかった。
そして、子供を産んだ少女を母親の元に返すと今までのことは忘れて平穏に生きなさいと言って別れた。
そんなことがありながらも、イツキは短期的には中国征服を目標に動き始めた。
まず初めに行ったのは奴隷狩りである。
空軍は相手の後方を遮断してそこに陸軍が突っ込むのだ。
そして追いたてられた人間を空軍が捕まえていく。
そうして捕まえ、奴隷として扱い、兵士を見張りを立てておかなければ何をされるか分かったものではない。
そうやって奴隷を増やしていったが、途中で兵が尽きる。そこで、人間牧場の生産向上を目的として人間の女性はシンガポールへ送った。
結果が出るのは1年後だ。
兵員の補充がなければこれ以上に動きようがない。
結果としてハノイに足止めされることになった。
シンガポールからは1日およそ1,000名の兵士が送られてきていたが、1,000名では焼け石に水だ。
1万名集まったら戦線を前進させるということを繰り返す。
前進が止まったら山を削る。
中国もヒマラヤやチベット以外であれば、小さな山さえなければ全域で稲作できるところだ。
ということで山を削る。
削った土は渤海を埋め立てるために溜めておく。
ハノイから北にまっすぐ進み、シルクロードを通る道を整備し始める。
コイヤン、チョンチン、ランチョウ、ウーウェイ、ターチョンまで列車の通れそうなところを作っていく。
そして、陸軍の警備の元、ターチョンまで凡そ5,000キロの線路を引いていく工事が始まった。
それと同時に海岸線の整備も始めた。
ここにはナンリン山脈、ウーイー山脈、チンリン山脈、タイハン山脈と削り甲斐のある地域だ。
全部削っていったら、渤海の北岸を埋め立てる。
すると、渤海は半分ほどになった。
そんなことをやっているとハノイにいる兵士も増えてきたので、一路ウラジオストクを目指す。
ハノイからナンニン、コワンチョウ、ナンチャン、ナンキン、チーナン、シェンヤン、ウラジオストクと凡そ4,100キロの鉄道を通す。
兵士に守られながら鉄道を通す仕事人ぶりに感動する。
そして1年半後にターチョン行き及びウラジオストク行の鉄道が開通することになった。
新魔王暦18年2月17日のことである。
そこでまた将軍会議で決められた重要事項があった。
ハノイ人間牧場とハイデラバード人間牧場の設置である。
どちらも本土から運ぶより効率がいいということでの決定だった。
ウラジオストクまでの開通は初春になったため、その年はウラジオストクからスコヴォロディノまで、鉄道を延伸させる。
そちらは専門の人に任せておいて、素人はシベリアの人間狩り兼巨人探しの旅だ。
と言っても極寒のこの地に人間は少ない。
一応警備のために鉄道の設置を見学しているが、特に反応らしきものがないのは少しさびしい。
とそこへ連絡が入った。巨人族を発見したというものだ。
魔王の養女としては挨拶せねばなるまいと、発見された場所に向かうと小さな集落があった。
巨人は大きく、身長は3メートルほどもある。
「初めまして、巨人族様。魔王の娘のイツキと申します」
「魔王?おお、あのときの若造だな。まだ生きておったか」
「はい。今日はそのことでお話に参りました。以前魔王と友誼を交わしたと聞いたのですが、それは今でも変わりありませんか?」
「うむ。こちらから約束を取り違えたりはしないぞ」
「ありがとうございます。では、よろしくお願いいたしますね」
そんな会話をして巨人族との面会は終わった。
(早くモスクワに行きたいものだ)
そしてシベリアに極寒の冬がやってくる。
冬場はシルクロード鉄道とシベリア鉄道の間にいる人間狩りをして過ごす。
狩った人間は奴隷として農業に従事させ、女性は人間牧場行きだ。
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