私を憎む人、私が愛する人

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第二話・独白

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弟ナガメの独白

 姉さんを恐ろしいと思ったのは、あの三人のことを打ち明けた日だった。

 本当は相談するべきじゃなかった。そう後悔した時には、もう遅かった。

 友達だと信じていたのに、ある日を境に彼らは牙を剥いた。山の裏手で突然殴られ、蹴られ、お弁当は踏み潰され、泥の上に散らばった。弁当と湿った土の匂いが混じり、息が詰まった。酷かった。たしかに酷かった。

 父さんは僕が物心つく前に家を出ていた。母さんに心配をかけたくなくて、話せなかった。
 雨爺に相談すれば、雨降師の後継者から外されると思った。それは何よりも避けたかった。だから、行き場をなくした言葉を、ふと姉さんに向けた。僕は姉さんをシューヴァと呼び捨てにしていたが、そのたび母さんは眉をひそめ、やめなさいと言った。理由は聞いても答えてくれなかった。

「友達に、虐められてるんだ」
 そう告げたとき、胸の奥の淀みが少し流れ出た気がした。

 シューヴァは何も言わず、腕を回して僕を抱き寄せた。「大丈夫よ」と、耳元で囁いた。

 かすかに甘い香りがした。丸みを帯びた身体の感触は、子どもの頃の姉さんとは違っていた。女性の体温だった。弟の口から出るべき言葉ではないかもしれないが、シューヴァは美しかった。

 窓に映る二人の影。僕を抱いたまま、シューヴァの瞳は獲物を見据える猛禽のように鋭かった。その三日後、学校の朝礼で、シェン・ザック・ホールが溺死したと知らされた。

 ざわつく教室。「どこに、そんな溺死するような場所があるんだ?」と、誰もが首をひねっていた。

 放課後、家に戻るとシューヴァは布団から起き上がっていた。数日、風邪で寝込んでいたはずなのに、顔色はむしろ冴えていた。そこへ、村長に呼び出されていた雨爺が帰ってきた。

 アメフラシの儀をやめてまで、村長は雨爺に何を話したのか。

 母さんがシューヴァを畏れたあの目を、僕は忘れられない。ふたりの口論が壁越しに響く。

 普通、母と娘が言い争っても、母が怯えることはないはずだ。やがて母さんと入れ違いに、雨爺がシューヴァの部屋へ入った。耳を澄ます僕の横で、母さんもドアに耳を当てていた。焦点の定まらない深いグレーの瞳で僕を見つめ、「クッキーを焼いているの。食べましょう」と、台所へ手を引いた。

 その夜、ハルジさんの家から悲鳴が上がった。シューヴァと同い年の双子、ガーディとゴーディが、シェン・ザック・ホールが死んだ近くで見つかったという。三日前から行方不明だったらしい。

 つまり——シューヴァが風邪をひいていた三日間で、五人が死んだ。全員が溺死。

 シューヴァは山を知り尽くしている。水はけの悪い土地も、粘土質の小さな池の場所も。あの池は飲み水には適さないが、生活排水にはいいと、シューヴァは雨爺に何度も話していた。その辺りで五人が死んだ。雨爺は口をつぐんでいるだろう。池の存在を知られれば、真っ先にシューヴァが疑われる。

 シューヴァの部屋から出てきた雨爺は、母さん以上に感情の色を失っていた。

 僕が三歳のとき、シューヴァは雨爺に拾われてきた。ずぶ濡れで、骨のように痩せていたらしい。六歳の誕生日、シューヴァは僕に「私たちは血がつながっていない」と告げた。そして、「でも、本当の姉と思ってほしい。私はナガメを弟以上に大切にする」と。

 僕はその瞬間、心の底から安堵した。あの血を分け合っているわけではないと知って。

 穏やかな笑みの裏で、シューヴァは激しい。強者にも弱者にも、等しく立ち向かう。弱者にも容赦なく。泣いて許しを乞う相手を蹴り続ける姿を見たことがある。だから、血がつながっていなくてよかった。あの衝動が僕の中にもあると思うと、全ての血を洗い流したくなる。そのせいで、死んでもいい。

 父さんはシューヴァが来てすぐに家を出たと雨爺から聞いた。恐れたのだ。僕と母さんを残して。

 僕は恨まなかった。雨爺がいるし、シューヴァを拾った責任は雨爺にある。名前まで与えたのだから。

 最近の母さんは、父の不在を忘れたように活気を取り戻していた。
 そんな母さんと僕に、ある日雨爺が言った。
「隣村カーラルに引っ越す。命の危険がある」

 計画はこうだった——カーラル村の男衆がラグス村を襲い、僕と母さんは雨爺の雨で癒やされ、別の協力者が僕らを救い出す。そして、このことはシューヴァには絶対に話すなと念を押された。

 母さんも同じ思いだった。可能なら、誰かがシューヴァを殺してくれればと願っていた。

 だが、その日——僕と母さんはラグス村の村人に捕らえられた。助けは来るはずだった。
 現れたのはシューヴァだった。目隠し越しにも感じる怒気。風を裂く声。漂う甘い香り。

 降るはずのない雨粒が頬を打ち、僕は初めて、シューヴァを心の底から恐れた。



隣人・ガーディの独白

 ゴーディとはぐれた。俺は裏山の獣道を抜け、ふもとまで急いだ。夕方以降、山に入るのは掟だ。父さんはいつも言っていた――「双子なんだから、お互いでお互いを監視し合うんだ」と。ゴーディは欲深く、わがままな弟だ。欲しいものを手に入れるには順序があり、ひとつずつクリアしてゲートを開くイメージを持つ。

 だがゴーディにはそれがない。優先順位を欠く分、結果にまっしぐらだ。自分の欲望のために犠牲にする相手が俺であっても構わないと考えている。

 俺たちはシューヴァとの待ち合わせをしていた。厳密には、ゴーディがだ。あいつはシューヴァに惚れている。だがその感情は粗野で、盛りのついたオスのように欲望のままに動く。

 隣家のシューヴァのことをずっと気にかけていたわけではない。最近のシューヴァが妙に女らしくなってきたせいで、ゴーディのターゲットになったのだろう。俺とは女の好みがまるで違う。ある意味、双子らしい違いだ。

 一卵性だからといって、何でもかんでも同じではない。俺はゴーディの監視役として、一緒に裏山に入っただけで、シューヴァにはまったく関心がない。

 俺は逃げていた。ゴーディとはぐれたのは、何かに襲われたからだ。右腕には数本の矢がかすった跡があるが、矢自体は見えない。血が滲むだけのかすり傷だ。ゴーディも同じタイミングで、俺とは反対方向に逃げた。得策かもしれない。

 俺たち双子に向けられた敵意や悪意がある。相手が一人なら、別方向に逃げればどちらかは生き延びられる。ゴーディの本能に従い、俺も別方向に逃げた。

 もし敵が二人以上なら……無傷で済むはずはない。二人とも死んでしまうかもしれない。

 裏山の小さな沼地に辿り着く。泥と湿気の匂いが鼻腔を突き刺す。野鼠が足元でガサガサ音を立て、靴底に微細な振動を伝える。湿った空気が肌に貼りつき、視界を遮る葦のざわめきが耳の奥まで響く。

 気味が悪い。こんなところでシューヴァと会うつもりだったとは、ゴーディは何を考えていたのか。どちらがこの場所を決めたのか、わからない。

 沼のほとりはぬかるみが酷く、干上がった地面は泥のひび割れを覗かせる。水たまりは足首まで吸い込み、踏み込むたびに底なしに吸い込まれる感覚が背筋を刺す。泥の冷たさが肌に張り付き、爪や指先にしみ込む。

 シューヴァを見つけて、早く山から降りなければ。ゴーディも反対ルートからここに向かっている可能性がある。あいつはこんな状況でもシューヴァに会いたいはずだ。あわよくば……。
 父さんからも、ゴーディの暴走には目を光らせろと言われている。双子で監視し合うのは建前で、俺はあいつの悪事を止める役割なのだ。

 背の高さほどある葦をかき分ける。湿った泥の匂い、腐った水草の臭気、雨に濡れた泥の冷たさが肌に張りつく。視界の端で何かが蠢くたび、鼓膜が微かに震え、心拍が増す。

 靴の先にコツンと何かがぶつかる。野鼠だ。右も左も、靴の上を走り回る。無意識に後ずさり、ぬかるみに足を取られる。四つん這いで進むと、ズボンに泥がじわりと染みこみ、手はぬちゃぬちゃと音を立てる。小さな骨の齧られる音が、生理的な嫌悪を喚起する。

 葦をかき分けると、うつ伏せの人影があった。野鼠が走り回り、血の匂いが鼻腔を刺す。左手の半分は削れている。湿った泥が体温を吸い取り、寒気を生む。

 倒れているのは……シェンだ。シェンの兄とゴーディはよくつるんでいた。シェンはよく兄貴を迎えに俺たちの家に来ていた。こんな子どもが、どうして……。息をしていない。

 俺はここから逃げることを決めた。この場は危険すぎる。シェンの奥側にも二人、うつ伏せの何かが、生きてはいない。野鼠はまだ食べていないようだが、ピクリとも動かない。三人の死を、父さんに報告しなければ。

 肩と頬に冷たい滴が落ちる。雨だ。視界に入り、髪や服にまとわりつく。呼吸とともに湿気と泥の臭気が喉を塞ぐ。

 立ち上がり、ふもとの方角を確認する。その時だった――合わせ鏡のように、もう一人の俺が見えた。錯覚かと思ったが、俺ではない。

 ゴーディだ。立ち尽くす彼の前に、前のめりになった影が泥に沈む。体格のいいゴーディの後ろに、人影があった。シューヴァだ。

 シューヴァは歩くたびに泥を蹴り飛ばし、湿った泥のにおいと腐敗した水草の臭気が混ざり、空気を重くねじ曲げる。雨粒が顔に落ち、髪や頬に張り付き、呼吸と肌に鈍い圧迫感を与える。視界には、獲物を狙う冷徹な目の光が泥と雨で揺らめき、皮膚に走る鳥肌を震わせる。音が、沈黙の中で歪む――歩く度、泥がぐちゅりと音を立て、獲物の心拍が耳元で増幅されるかのようだ。

「逃げろ!ここは危ない!」俺は叫ぶ。二人を助け出す余裕はない。シューヴァには自力で逃げてほしい。山の地形に詳しいのだから。

 泥沼に足を取られ、ゴーディに近づく。愚か者だ、でも羨ましい。欲望に忠実だからだ。村中の未亡人を次々と手中に収め、シューヴァの母親にも手をかけたことを、誇らしげに語っていた。深夜、隣のベッドにいなかったゴーディは、勝手に告白し、父さんには内緒で話す約束をさせた。

 泥に沈むゴーディを起こす。かすかに息がある。背後から、シューヴァが近づく。表情は見えない。しかし歩くたびに、身体にまとわりつく泥や雨水の感触さえも、異様な冷徹さと力を感じさせる。呼吸が聞こえる――荒く、低く、まるで獣の唸りのようだ。

 ゴーディが気づくと、地を這ううめき声を絞り出し、俺の腕の中で息絶えた。口から水があふれ、肺まで入り込む。

 俺が最後に目にしたのは、かつて見たこともないほど崩れたシューヴァの顔。満面の笑みの奥に、底知れぬ怒りと異常な狩人の冷徹さが潜む。泥に押し付けられても、シューヴァは逃げない。なぜ逃げないのか――その答えを、俺は知ることはないのだろう。



母・ハミレスの独白

 息子は望んだ子ではなかった。選んだわけでも、祈ったわけでもない。ただ、売られて消耗していく肉体の、そのひとつの結果として生まれてきた。生きる術は身体を差し出すしかなかった。汚れたベッドの上で、数えきれないほどの名もない男たちと交わり、その果てにナガメを授かった。

 どうしても中絶できなかった。女としての感情ではない。もっと冷徹な計算だ。「あなたの子よ」と告げれば、男は必ず「いくら必要だ」と財布を開く。子はゆする道具、金を生むための証拠だった。

 ただ一人、違ったのが元シューヴァ。いや、今は雨爺と呼ぶべきか。あの頃はただの上客だった。雨爺は昼に私を抱き、夜にもやってきて、翌昼にもまた現れる。飢えた獣のように。拒めば、いっそう執着を見せた。まるで自分の所有物のように。

 売春宿の一室を借りて商売していた。あがりの四割を元締めに、二割を宿主に。残り三割で生き延びる。わずかな一割は、小さな希望とともに貯金へ。

 ナガメが産まれてから、すべてが狂い出した。客は減り、宿主から与えられた猫のカゴにナガメを寝かせ、ボロ布を被せて誤魔化す。あの狭い空間で、子の寝息と男の吐息が混ざる。普通の男は嫌悪したが、雨爺だけは違った。むしろ笑みを浮かべ、「この子は、ワシの子だ」と言い張った。

 私は曖昧に頷いた。そう答えれば事は収まると思ったのだ。だが、雨爺は執拗に繰り返した。半年後には「養子に迎える」と宣言し、私は受け入れた。もう男を取らなくていいと思ったからだ。形式上ナガメは雨爺の息子の子となった。

 雨爺の息子は、私と同年代。切れ長の目に厚い胸板、狩人として鍛えられた身体。夫にするには十分だが、私には好意など一欠片も湧かなかった。そもそも、人に好意など持ったことがなかった。

 売春宿を出て、雨爺とその息子、ナガメと暮らした。夫は優しく振舞おうとした。私は金を取られず抱かれることを受け入れた。だが夫はほとんど私に触れなかった。夜ごと私を求めたのは、やはり雨爺だけだった。生きる無言の「対価」として。

 奇妙な共同生活が三年ほど続いた頃、異物が持ち込まれた。シューヴァと名付けた女の子。雨爺がどこからか連れてきた。私に言った。「ワシの名は穢れておる。誰かに押し付けたかったのだ」と。ベッドの上で吐き捨てた。痰に混じるその言葉が私の頭にこびりついている。

 シューヴァの年齢は不明だったが、ナガメより三つ年上ということにした。

 女は苦手だ。男なら操れる。シューヴァは何かが違った。私を母と思い、慕い、愛しているようにみえた。私の誕生日に花を摘んで首飾りまで編んでくれた。だが私はそれを心から喜べなかった。受け取ったその瞬間は微笑んだが、時が経ち枯れてしまった首飾りを、私は当然のように捨てた。

 翌朝、シューヴァが尋ねた。「首飾りは?」
 私は答えた。「もう枯れて汚くなったから捨てたの」

 その瞬間、空気が凍りついた。シューヴァの顔は歪み、目に狂気が宿った。激昂した彼女は夫と雨爺を振りほどいた。常識の外、人外の力だった。

 私は殺されかけた。シューヴァの体温のない、冷たい指が首に食い込んだ。呼吸が途切れ、視界が白く溶けた。「首飾りをしてよ」と何度も繰り返す声が、頭蓋の奥に突き刺さった。杭のように。

 泣き叫ぶナガメの声で、シューヴァは正気を取り戻したように見えた。だがその後、毎日山に入り、花を摘んで私に渡すようになった。あれは贈り物ではない。償いでもない。監視だった。私への束縛だった。私の愛を毎日確認しているのだ。それは雨爺より執拗であった。

 私は逃げようとした。だが無理だった。シューヴァは察した。勘のいい子だった。

 やがて夫は耐えきれず逃げた。理由は「雨爺の修行が厳しいから」とされたが、真実は違う。恐怖からの逃亡だった。私は責めなかった。夫を愛してなどいなかったのだから。
 その後、夫を失った私は自由の身だと錯覚した。雨爺の目を盗み客を取った。昼間に。夜には雨爺が嗅ぎつけ、獣のように私を抱いた。私は雨爺の所有物なのだと自覚した。

 隣家のハルジも、その息子のゴーディも、皆私を抱いた。双子のガーディは弟を装い、私を騙し抱いた。ゴーディの頻繁な訪問をシューヴァは疑った。彼女は私の過去を知らないはずだったが、きっと見たのだ。すべてを。首飾りを寄越さなくなったのは、その直後だった。
 そして数日後、ナガメの友人三人と、ハルジの双子のガーディとゴーディが死んだ。理由はいらなかった。直感でわかった。シューヴァの仕業だ。

 雨爺が言った。「逃げるしかない」と。寝台の上で語られた計画は稚拙で、穴だらけだった。それでも従うしかなかった。ナガメを連れて逃げるには。シューヴァから逃げ切るには。

 もし私が男を取っていたと知れれば、シューヴァは迷わず私を殺す。そして、ナガメを巻き添えにすることに何ら苦悩しないだろう。

 夜の闇よりも濃い恐怖が、私の皮膚に、骨に、血に染みついていた。
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