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44.楽しい夜
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このハルバードさんたちの生活する建物も辺境のお城と言うそうだ。
王都のお城とは違う無骨な感じだけど、無駄がなく品の良い内装に、ハルバードさんやご家族のセンスの良さがわかる。
そのままハルバードさんにエスコートされ、晩餐会場に向かう。
なにせ広い。辿り着くまで5分くらいは歩いた。その間ハルバードさんは、私の歩幅に合わせ、私をニコニコと見ながら歩いた。
「レイ様、大ホールでの晩餐は少し、いやかなり騒がしい中での食事となります。討伐が終わり兵士も家族も喜びに満ちた感情で騒ぎますので、今のうちに謝っておきます」
「いえ、私が皆さんの輪に入れてもらうのですから、私のことは気にせず楽しんで頂きたいです」
「フフフッ、レイ様は優しいですね」
ハルバードさんが優しい顔でジーッと私を見るので、私もニコッと笑ってみた。
「……っ!…レイ様、このあとは、ぜひそのお顔はしないで頂きたいです」
ハルバードさんはフィッと顔を反らして、私の手を掴む反対の手で口元を隠した。もしかして?自惚れてたらごめんなさい、ハルバードさん照れてますの?まさかね?
会場に着くと、
「わーっ!!大聖女様ーっ!!!えっ女神様?なんて綺麗なんだ…」
「美し過ぎないか…、女王陛下より綺麗だぞ」
「大聖女様って、あんなに美しいんだ。美しくて最強なんて、もう結婚して欲しい」
一瞬私に視線が集まったので、
「皆さんお誘いありがとうございます」と笑顔で言うと、ドサッとまた誰か倒れた音がした。
皆さん本当に楽しそうで幸せそうな顔をしていた。
私はハルバードさんとノアさんの間の席に腰掛けた。その後はひたすら皆で飲んで食べて騒いだ。お食事もお酒も凄く美味しかった。
「ご当主様、キースです。ぜひ大聖女様に直接感謝を伝えたいのですが」
なんとなく見た顔のような兵士さんと赤ちゃんを抱っこした小柄な可愛らしい女性が、私たちのそばに立っていた。
「あぁ、キースか、そうだな、大聖女様に助けて頂いたからな。
レイ様、キースは毒のある魔物に襲われ、正直誰もが助からないと思っていました…。レイ様が我が領地に来て一番最初に命を救ってくださった者です」
ああ、あの野犬のような魔物の毒の人!
「大聖女様、私の命を救って頂き本当にありがとうございました。この通り、私には大切な妻と生まれたばかりの息子がおります。この二人に奇跡を与えてくださって感謝致します」
キースさんは私に跪き、私の手を取って額に当てた。騎士が忠誠を誓う挨拶だ。
「大聖女様、…うぅっ、わ、私の夫を助けてくださり、本当に…本当にありがとうございます。この人がいなければ、私はこの子と二人で…生きていくことは出来なかったと思います…うぅっ…」
良かった。私の治療でご家族皆が救われたなら、本当に良かった。
「頭を上げて下さい。使える力を使えば良いんです。私の力が役に立ったのなら私も嬉しいです」ララさんが教えてくれた優しさだ。
若いご夫婦は何度もありがとうございますと言っていた。
「あの、助けて頂いたうえに図々しいかもしれませんが、大聖女様にこの子の名付けをして頂けませんか…?」
奥さまがおずおずと私を見ながら言った。
えっ?名付け?名付けとは?名前を付けるってこと?私が!?
戸惑っているとハルバードさんが、
「レイ様、この国では自分の最も信頼する人に、生まれた子供の名前を付けてもらうことがあるのです、良ければ付けてやってくれませんか?」
私の名前も両親が私を思って付けてくれた名前だ。名付けは両親からの初めての贈り物とも言うし…。
私で大丈夫なのかな…?
「大聖女様、この息子にはすでにリアムという名が付いています。大聖女様から名前を頂ければ、それは幼名と言って俺たち両親だけが呼ぶ子供の頃の名となります。成人してからはミドルネームとなります、なのでそんなに悩まずに付けて頂きたいのです」
うーん、断るのも違うよね。それに私の初めての治療を受けてくれた方だし(しかも了承も得ずに初めての魔法を使ったし…)。
「わかりました。私で良ければ考えてみます!」
「あぁ!ありがとうございます!私の家族の宝となります!そ、それと、その祝福を…」
「祝福か、レイ様、子供が生まれることは奇跡でありこの上ない幸せであるとされています。身近な尊き存在に祝福を頂くのはすべての赤子の特権なのです。このように…」
そう言うと、ハルバードさんは
「可愛いリアム、お前が強く逞しく育つように」
と言い、リアムくんのおでこにチュッと唇を付けた。
お、おぉー!美しい男性の囁く言葉、なんという破壊力!また不整脈が悪化した。
ハルバードさんに、さあどうぞという顔をされたので、
「可愛いリアムくん、生涯健康で幸せでありますように」チュッとしてみた。
すると、私がチュッとしたリアムくんのおでこがフワッと光った。
そうか、私が願いを口に出すと叶ってしまうんだ、しかも唇で触ったから魔力も注いでしまった。
横で見ていたノアさんが、
「この子本当に健康で幸せな一生になるぞ」
と、ボソッと呟いた。
「ああ!光が…!ありがとうございます、大聖女様、ありがとうございます…この子は幸せです!」
何度も感謝されたあと、ご夫婦は赤ちゃんを寝かせるのでと帰って行った。
その後は同じように魔物に足を喰われたケインさんも私のところに来た。
「大聖女様、私はこのように自分の意志で貴女様のもとに歩いて来ることが出来ます。すべては大聖女様がお力を分け与えてくださったからです。私は生涯大聖女様に忠誠を誓います」
ケインさんはそう言うと私の手を額に当てた。
それからは、忠誠を誓います祭りだった。
ほぼ全兵士さんが私の手を取り額に当てた。
その祭りの間、終始ハルバードさんが、大聖女様の手を握りすぎだ!とか、告白するな!とか、時間が長い!と取り締まっていた。
でもどうしよう、私がなにかやらかしたら、私に忠誠を誓ってくれた皆さんをがっかりさせてしまう…!
真面目に生きようと心に決めた。
「大せいじょさま、魔法みせてくらさい!」
小さな巻き毛の女の子が私のドレスのスカートを握っていた。か、可愛い~!!
「こら、ティリー!大聖女様に失礼よ!」
兵士さんの奥さまかな?慌てて私のドレスのスカートを掴む手を引っ張っている。
「大丈夫ですよ、ねぇティリーちゃんて言うの?どんな魔法が見たいの?」
「うんティリーはねー、キラキラすきだから、キラキラの魔法がみたいの!」
キラキラはあなたの瞳よ?なんてクリクリお目々のかわい子ちゃんなの!お姉さんが何でも言うこと聞いてあげるよー!
「じゃあティリーちゃんの好きなキラキラを見せてあげる!」
そうだ、ついでに皆の疲れも取ろう。
『癒やしの力を星のようにキラキラ降らせて欲しい』
「うわぁ~!ほんとにキラキラだー!キャアー、キラキラまてー!」
ティリーちゃんは降り注ぐキラキラを捕まえようと、ヨタヨタと走り回っている。かわえ~、なんてかわえ~の!
「だ、大聖女様、ご無理を言って申し訳ありません」
「いえ、気になさらないでください。ティリーちゃんとっても可愛いですね!」
ありがとうございます、と頭を下げたティリーちゃんのお母様はティリーちゃんを捕まえようと走って行った。
切ったお肉を口に入れようとしてたノアさんはキラキラを浴びて固まっていた
「レイ、今の星を浴びたら体が楽になったけど…もしかして?」
「せっかく降り注ぐついでに癒やしの力も入れておきました」
私の言葉にノアさんとハルバードさんが顔を見合わせた。
「大せいじょしゃま、ボクも魔法見たい…」
今度は小さな可愛い男の子、この子もとんでもなく可愛いーわー!
「良いよ!どんな魔法がいい?」
「ボク、虹しゅき、虹みたいの!」
「よし、いいよ!見ててねー?」
『サーッサーッと100個くらい虹を出して欲しい。今日の夜、子供たちが良い夢を見られるように魔力をこめて』
「うわーっ!!しゅてきー!!」
大人も子供も皆、フワッフワッと次から次へと現れる虹に歓声をあげる。
「大せいじょさま、ありあとごじゃります」
はぁ~食べてしまいたいくらい可愛い!まだ言葉もたどたどしいのに、ちゃんとお礼を言えるなんて!
どっかの王族とは大違い!
そう思ってチラッと王子様の方を見ると、私をじーっと見ていた。もう!なんで見てるの!?
私と目が合って驚いた顔をした王子様は、慌てて私に微笑みかけてきたが、見なかったことにした。
王都のお城とは違う無骨な感じだけど、無駄がなく品の良い内装に、ハルバードさんやご家族のセンスの良さがわかる。
そのままハルバードさんにエスコートされ、晩餐会場に向かう。
なにせ広い。辿り着くまで5分くらいは歩いた。その間ハルバードさんは、私の歩幅に合わせ、私をニコニコと見ながら歩いた。
「レイ様、大ホールでの晩餐は少し、いやかなり騒がしい中での食事となります。討伐が終わり兵士も家族も喜びに満ちた感情で騒ぎますので、今のうちに謝っておきます」
「いえ、私が皆さんの輪に入れてもらうのですから、私のことは気にせず楽しんで頂きたいです」
「フフフッ、レイ様は優しいですね」
ハルバードさんが優しい顔でジーッと私を見るので、私もニコッと笑ってみた。
「……っ!…レイ様、このあとは、ぜひそのお顔はしないで頂きたいです」
ハルバードさんはフィッと顔を反らして、私の手を掴む反対の手で口元を隠した。もしかして?自惚れてたらごめんなさい、ハルバードさん照れてますの?まさかね?
会場に着くと、
「わーっ!!大聖女様ーっ!!!えっ女神様?なんて綺麗なんだ…」
「美し過ぎないか…、女王陛下より綺麗だぞ」
「大聖女様って、あんなに美しいんだ。美しくて最強なんて、もう結婚して欲しい」
一瞬私に視線が集まったので、
「皆さんお誘いありがとうございます」と笑顔で言うと、ドサッとまた誰か倒れた音がした。
皆さん本当に楽しそうで幸せそうな顔をしていた。
私はハルバードさんとノアさんの間の席に腰掛けた。その後はひたすら皆で飲んで食べて騒いだ。お食事もお酒も凄く美味しかった。
「ご当主様、キースです。ぜひ大聖女様に直接感謝を伝えたいのですが」
なんとなく見た顔のような兵士さんと赤ちゃんを抱っこした小柄な可愛らしい女性が、私たちのそばに立っていた。
「あぁ、キースか、そうだな、大聖女様に助けて頂いたからな。
レイ様、キースは毒のある魔物に襲われ、正直誰もが助からないと思っていました…。レイ様が我が領地に来て一番最初に命を救ってくださった者です」
ああ、あの野犬のような魔物の毒の人!
「大聖女様、私の命を救って頂き本当にありがとうございました。この通り、私には大切な妻と生まれたばかりの息子がおります。この二人に奇跡を与えてくださって感謝致します」
キースさんは私に跪き、私の手を取って額に当てた。騎士が忠誠を誓う挨拶だ。
「大聖女様、…うぅっ、わ、私の夫を助けてくださり、本当に…本当にありがとうございます。この人がいなければ、私はこの子と二人で…生きていくことは出来なかったと思います…うぅっ…」
良かった。私の治療でご家族皆が救われたなら、本当に良かった。
「頭を上げて下さい。使える力を使えば良いんです。私の力が役に立ったのなら私も嬉しいです」ララさんが教えてくれた優しさだ。
若いご夫婦は何度もありがとうございますと言っていた。
「あの、助けて頂いたうえに図々しいかもしれませんが、大聖女様にこの子の名付けをして頂けませんか…?」
奥さまがおずおずと私を見ながら言った。
えっ?名付け?名付けとは?名前を付けるってこと?私が!?
戸惑っているとハルバードさんが、
「レイ様、この国では自分の最も信頼する人に、生まれた子供の名前を付けてもらうことがあるのです、良ければ付けてやってくれませんか?」
私の名前も両親が私を思って付けてくれた名前だ。名付けは両親からの初めての贈り物とも言うし…。
私で大丈夫なのかな…?
「大聖女様、この息子にはすでにリアムという名が付いています。大聖女様から名前を頂ければ、それは幼名と言って俺たち両親だけが呼ぶ子供の頃の名となります。成人してからはミドルネームとなります、なのでそんなに悩まずに付けて頂きたいのです」
うーん、断るのも違うよね。それに私の初めての治療を受けてくれた方だし(しかも了承も得ずに初めての魔法を使ったし…)。
「わかりました。私で良ければ考えてみます!」
「あぁ!ありがとうございます!私の家族の宝となります!そ、それと、その祝福を…」
「祝福か、レイ様、子供が生まれることは奇跡でありこの上ない幸せであるとされています。身近な尊き存在に祝福を頂くのはすべての赤子の特権なのです。このように…」
そう言うと、ハルバードさんは
「可愛いリアム、お前が強く逞しく育つように」
と言い、リアムくんのおでこにチュッと唇を付けた。
お、おぉー!美しい男性の囁く言葉、なんという破壊力!また不整脈が悪化した。
ハルバードさんに、さあどうぞという顔をされたので、
「可愛いリアムくん、生涯健康で幸せでありますように」チュッとしてみた。
すると、私がチュッとしたリアムくんのおでこがフワッと光った。
そうか、私が願いを口に出すと叶ってしまうんだ、しかも唇で触ったから魔力も注いでしまった。
横で見ていたノアさんが、
「この子本当に健康で幸せな一生になるぞ」
と、ボソッと呟いた。
「ああ!光が…!ありがとうございます、大聖女様、ありがとうございます…この子は幸せです!」
何度も感謝されたあと、ご夫婦は赤ちゃんを寝かせるのでと帰って行った。
その後は同じように魔物に足を喰われたケインさんも私のところに来た。
「大聖女様、私はこのように自分の意志で貴女様のもとに歩いて来ることが出来ます。すべては大聖女様がお力を分け与えてくださったからです。私は生涯大聖女様に忠誠を誓います」
ケインさんはそう言うと私の手を額に当てた。
それからは、忠誠を誓います祭りだった。
ほぼ全兵士さんが私の手を取り額に当てた。
その祭りの間、終始ハルバードさんが、大聖女様の手を握りすぎだ!とか、告白するな!とか、時間が長い!と取り締まっていた。
でもどうしよう、私がなにかやらかしたら、私に忠誠を誓ってくれた皆さんをがっかりさせてしまう…!
真面目に生きようと心に決めた。
「大せいじょさま、魔法みせてくらさい!」
小さな巻き毛の女の子が私のドレスのスカートを握っていた。か、可愛い~!!
「こら、ティリー!大聖女様に失礼よ!」
兵士さんの奥さまかな?慌てて私のドレスのスカートを掴む手を引っ張っている。
「大丈夫ですよ、ねぇティリーちゃんて言うの?どんな魔法が見たいの?」
「うんティリーはねー、キラキラすきだから、キラキラの魔法がみたいの!」
キラキラはあなたの瞳よ?なんてクリクリお目々のかわい子ちゃんなの!お姉さんが何でも言うこと聞いてあげるよー!
「じゃあティリーちゃんの好きなキラキラを見せてあげる!」
そうだ、ついでに皆の疲れも取ろう。
『癒やしの力を星のようにキラキラ降らせて欲しい』
「うわぁ~!ほんとにキラキラだー!キャアー、キラキラまてー!」
ティリーちゃんは降り注ぐキラキラを捕まえようと、ヨタヨタと走り回っている。かわえ~、なんてかわえ~の!
「だ、大聖女様、ご無理を言って申し訳ありません」
「いえ、気になさらないでください。ティリーちゃんとっても可愛いですね!」
ありがとうございます、と頭を下げたティリーちゃんのお母様はティリーちゃんを捕まえようと走って行った。
切ったお肉を口に入れようとしてたノアさんはキラキラを浴びて固まっていた
「レイ、今の星を浴びたら体が楽になったけど…もしかして?」
「せっかく降り注ぐついでに癒やしの力も入れておきました」
私の言葉にノアさんとハルバードさんが顔を見合わせた。
「大せいじょしゃま、ボクも魔法見たい…」
今度は小さな可愛い男の子、この子もとんでもなく可愛いーわー!
「良いよ!どんな魔法がいい?」
「ボク、虹しゅき、虹みたいの!」
「よし、いいよ!見ててねー?」
『サーッサーッと100個くらい虹を出して欲しい。今日の夜、子供たちが良い夢を見られるように魔力をこめて』
「うわーっ!!しゅてきー!!」
大人も子供も皆、フワッフワッと次から次へと現れる虹に歓声をあげる。
「大せいじょさま、ありあとごじゃります」
はぁ~食べてしまいたいくらい可愛い!まだ言葉もたどたどしいのに、ちゃんとお礼を言えるなんて!
どっかの王族とは大違い!
そう思ってチラッと王子様の方を見ると、私をじーっと見ていた。もう!なんで見てるの!?
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