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50.メルトル村での日常
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あの王女様との修羅場から、逃げ帰って来て一月が経った。
「あ~今日も美味し~!もう1個食べようかなぁ、ララさん…?」
2個目のミートパイを食べ終わった私は、3個目のお許しが出るかそっとララさんを伺った。
「レイ?つい昨日ワンピースが一着キツイかもって言ってたよね?今日は美味しいデザートがあるから、そっちで我慢しな?」
出してくれたのは、フルーツたっぷりのジュレだった。
「あ~あ~あ~、美味しそうー!!フルーツがキレイ!!カイルさん天才!」
私が思い出して提供したレシピを、忠実に再現してくれるカイルさんは本当に天才だと思う。
こんな幸せで平和な毎日を、この大好きな人たちと過ごすことが何より嬉しかった。
そのお陰で食が進みまくり、体重が僅かに増加しつつある…。マズいよ、元の球体にはもう戻りたくない!
そのために、ララさんには私のストッパー役をお願いしている。
食事はもう三食ともカイル食堂で食べてるから、ララさんが私の専属の管理栄養士さんになってくれている。有り難い……
食も満たされ、村の人のために仕事もして、住むところは快適。あとは何しようかな?
なにか趣味も持つことにしよう、と言っても元はスイーツを食べることだけが最高の楽しみで、食べたスイーツの写真を撮ってSNSにこっそりと載せていた。これでも結構フォローしてくれる人はいたんだよなー。
そうだ、スマホは無理でもカメラなら作れないかなー。
うーん、画像を保存して転送は無理だよね…流石に。コピー機も作れそうにないからプリントするのも難しいし… 見たままをそのまま紙に写せたら良いなー。
取り敢えず、写真にしたい紙の大きさを決めて、その紙が収まる箱を作って、覗き込むレンズとシャッターボタンを付けて…
え?出来たんじゃない?
木の箱だから撮れる気しないけど、なんか昔のカメラみたい!
よし、撮影してみよう。
『レンズに見える範囲をそのまま紙に写して欲しい』
「はいチーズ」シュッ
ん?シュッって言ったね、ん?シュッって言ったよね。どれどれ、箱の中の紙を見てみると……ヒィッ!写ってる…。
木の箱で撮れるわけないじゃん!までがセットでのお遊びだったのに、魔法様怖い…。
………。よし!撮りまくるぞー!
村の皆さんと100枚くらい撮りまくった。
マーゴットさんにギャルポーズをしてもらったり、サイモンお爺とルドルフお爺にはあの有名な漫画の立ち方をしてもらった。
あとはカイルさんララさん夫婦のツーショットとか、カイルさんの作ったミートパイも撮って、念願のマーゴットさんと私のツーショット、ノアさんも来たので3人でも撮って。
皆に撮った写真をすぐに渡したら、驚きよりもめちゃくちゃ喜んでくれた。
それから、前から気になっていた、メルトル村の特徴でもある色の屋根!たくさんの家の屋根がどんな風になっているのか、上空から写して見てみたい!
綺麗に写したいから、屋根の掃除も魔法でこっそりしておいた。
『メルトル村を上空から全部写して欲しい』
カメラがシュンッと居なくなり、少ししてシュンッと私の手に戻ってきた。皆がどれどれと集まって来る。
どれどれ~、どんな風に写ってるかな~。
「…っ!凄いっ!メルトル村って虹だったんだ!すごーい、屋根の色綺麗!」
おお~っ!と周りの皆さんが覗き込んで見ている。背の高いノアさんが後ろの方からどれ?と言って覗き込むと、息を飲んだ。
「レイ!レイ、この写真…これか、これだったのか!?嘘だろ…だからか!」
ノアさんだけがわかる謎の言葉に一同唖然としているが、ノアさんはお構い無しで、
「レイ!ちょっと俺の家に来てくれ!」と言うと、早歩きで行ってしまった。
その後ノアさんが見せてくれたものが、謎が謎を呼ぶ代物だった。
「これを見てくれ。前に辺境の城で話しただろ?俺の国の宝物庫にあった石板と六色の宝石。この石板を見てくれ、この写真と一致するんだ」
ノアさんはこの石板を子供の頃から眺めているので、石板の不思議なかたちも、ランダムに開いている穴の位置も記憶している。
メルトル村と屋根の写真を見て、この石板と一致しているとすぐにわかった。
しかも石板のかたちはこのメルトル村とほぼ同じで、穴の位置は屋根の位置、家の建っている場所と同じだった。
そして屋根の色。私が写真を撮る直前に綺麗にしたことで、本来の色が鮮やかに表れ、虹と同じ七色になったのだ。
今までは汚れでくすんだ色だったため、気が付かなかったそうだ。
「レイ、凄いぞこれは…!この屋根の色と同じ位置に、同じ色のこの宝石をはめるんだ。でも、宝石は6色だから1色足りないな……、藍色だ、藍色が無いんだ。なんでだろう?でも藍色を抜いた虹を作れば……」
作れば…?
「何かが起きる…と思う。わからん。でも待て、もう一度手紙を読んでみよう」
六色の宝石が入った袋から手紙を出して読む。
『この石板と宝石の魔力を感知した者へ
正しく配置されることは瘴気の沼の魔王を葬りこの地を正常化に導く 忘れ去られたこの願いを叶える者はこの世界の救世主として現れるだろう その者を敬い尊き者として我が国の女神とするのだ アレクサンダー·ザイカラル』
「曾祖父さんの手紙が抽象的過ぎてわからんな」
お互いわからんしか出てこなかった。謎解きは好きだけど、解けた試しがない。
「でもこの、正しく配置されることは…っていうのは、この石板に屋根の色と同じ宝石を、家の位置の通りに埋めていけばいいってことだよね?」
「わからん」
ノアさんはわからんしか言わなくなった。
「でもレイ、俺がこの村に辿り着いた意味がやっとわかった。これはかなり大きな前進だ。レイがこの写真を撮らなければ、一生わからなかったと思う。レイ、お前は曾祖父さんの言う救世主だ」
そう言って、ノアさんは私をギューッと抱き締めてくれた。
お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな。大きなノアさんは私を包みこんで、本当の家族のような安心感があった。
「そうだレイ、ハルバードがお前に会いたがっているぞ?もう何回も手紙が来てるけど、どうする?」
あの修羅場から逃げて来たきり、ハルバードさんとは会ってもいないし、連絡もしていない。
ハルバードさんの前で、ハルバードさんの婚約者の王女様にあんな事を言われて凄く嫌だった。
酷く醜い女、王子様に結婚を迫った罪で処刑されるかもしれない女、王女の婚約者を誑かすふしだらな女。
こんな事をハルバードさんの前で言われたくなかった。
してもいないことはどうでもいい。
でも、元の私は見る人が見れば醜い人間だったのだろう。日々欲望のまま食べたいだけ食べて、とても健康とは言えない体重だった。
その事をハルバードさんに知られた事が何よりも嫌だった。
何故だろう…
今と違う私も私だ。
嫌なことがあればそれを理由に食べて、その結果あの球体のような体型になった。
だから仕方ないと、ストレス解消なんだから仕方ないと、自分に言い訳をして考えないようにしていた。
ストレスに目をつぶっていたから。
自分さえこの場をやり過ごせば、揉め事なくこの場が収まると思えば、いくらでも自分を犠牲にできた。言いたいことも言わず、怒ることもせずに、目をつぶっていた。
それを理由にまた食べていた。
そんな過去の自分を知られたくないから…?
だからあれからハルバードさんに会いたくなかったの…?
でも今は違う。
言いたいこと言ったじゃん、あの王族に言えたじゃん。
私、変われたんだよ、このメルトル村の皆がいてくれたから、変われたんだよ。強くなれたと思う。
それを証拠にドカ食いしてない。
でも、昔の私を知られたくないのはどうしてか、そこは思考がモヤッとしてわからない。
ハルバードさんに会ったらわかるのかな。
でもあの婚約者の王女様がいるんだよね?嫌だな、あの人にはもう二度と会いたくない。
でも、私は強くなった、大丈夫。
「ノアさん、私、辺境の地へ行きたいです。城の皆さんと写真を撮りたい。近いうちに行っても良いですか?」
「そうか、ハルが喜ぶぞ」
とノアさんがニコニコしながら言う。
「え?なんで喜ぶんですか?」
「………わからん」
わからんのかーい!
ノアさんが早目に行ったほうが良いと言うので、早速翌日にノアさんと瞬間移動で辺境の地へ行った。
「あ~今日も美味し~!もう1個食べようかなぁ、ララさん…?」
2個目のミートパイを食べ終わった私は、3個目のお許しが出るかそっとララさんを伺った。
「レイ?つい昨日ワンピースが一着キツイかもって言ってたよね?今日は美味しいデザートがあるから、そっちで我慢しな?」
出してくれたのは、フルーツたっぷりのジュレだった。
「あ~あ~あ~、美味しそうー!!フルーツがキレイ!!カイルさん天才!」
私が思い出して提供したレシピを、忠実に再現してくれるカイルさんは本当に天才だと思う。
こんな幸せで平和な毎日を、この大好きな人たちと過ごすことが何より嬉しかった。
そのお陰で食が進みまくり、体重が僅かに増加しつつある…。マズいよ、元の球体にはもう戻りたくない!
そのために、ララさんには私のストッパー役をお願いしている。
食事はもう三食ともカイル食堂で食べてるから、ララさんが私の専属の管理栄養士さんになってくれている。有り難い……
食も満たされ、村の人のために仕事もして、住むところは快適。あとは何しようかな?
なにか趣味も持つことにしよう、と言っても元はスイーツを食べることだけが最高の楽しみで、食べたスイーツの写真を撮ってSNSにこっそりと載せていた。これでも結構フォローしてくれる人はいたんだよなー。
そうだ、スマホは無理でもカメラなら作れないかなー。
うーん、画像を保存して転送は無理だよね…流石に。コピー機も作れそうにないからプリントするのも難しいし… 見たままをそのまま紙に写せたら良いなー。
取り敢えず、写真にしたい紙の大きさを決めて、その紙が収まる箱を作って、覗き込むレンズとシャッターボタンを付けて…
え?出来たんじゃない?
木の箱だから撮れる気しないけど、なんか昔のカメラみたい!
よし、撮影してみよう。
『レンズに見える範囲をそのまま紙に写して欲しい』
「はいチーズ」シュッ
ん?シュッって言ったね、ん?シュッって言ったよね。どれどれ、箱の中の紙を見てみると……ヒィッ!写ってる…。
木の箱で撮れるわけないじゃん!までがセットでのお遊びだったのに、魔法様怖い…。
………。よし!撮りまくるぞー!
村の皆さんと100枚くらい撮りまくった。
マーゴットさんにギャルポーズをしてもらったり、サイモンお爺とルドルフお爺にはあの有名な漫画の立ち方をしてもらった。
あとはカイルさんララさん夫婦のツーショットとか、カイルさんの作ったミートパイも撮って、念願のマーゴットさんと私のツーショット、ノアさんも来たので3人でも撮って。
皆に撮った写真をすぐに渡したら、驚きよりもめちゃくちゃ喜んでくれた。
それから、前から気になっていた、メルトル村の特徴でもある色の屋根!たくさんの家の屋根がどんな風になっているのか、上空から写して見てみたい!
綺麗に写したいから、屋根の掃除も魔法でこっそりしておいた。
『メルトル村を上空から全部写して欲しい』
カメラがシュンッと居なくなり、少ししてシュンッと私の手に戻ってきた。皆がどれどれと集まって来る。
どれどれ~、どんな風に写ってるかな~。
「…っ!凄いっ!メルトル村って虹だったんだ!すごーい、屋根の色綺麗!」
おお~っ!と周りの皆さんが覗き込んで見ている。背の高いノアさんが後ろの方からどれ?と言って覗き込むと、息を飲んだ。
「レイ!レイ、この写真…これか、これだったのか!?嘘だろ…だからか!」
ノアさんだけがわかる謎の言葉に一同唖然としているが、ノアさんはお構い無しで、
「レイ!ちょっと俺の家に来てくれ!」と言うと、早歩きで行ってしまった。
その後ノアさんが見せてくれたものが、謎が謎を呼ぶ代物だった。
「これを見てくれ。前に辺境の城で話しただろ?俺の国の宝物庫にあった石板と六色の宝石。この石板を見てくれ、この写真と一致するんだ」
ノアさんはこの石板を子供の頃から眺めているので、石板の不思議なかたちも、ランダムに開いている穴の位置も記憶している。
メルトル村と屋根の写真を見て、この石板と一致しているとすぐにわかった。
しかも石板のかたちはこのメルトル村とほぼ同じで、穴の位置は屋根の位置、家の建っている場所と同じだった。
そして屋根の色。私が写真を撮る直前に綺麗にしたことで、本来の色が鮮やかに表れ、虹と同じ七色になったのだ。
今までは汚れでくすんだ色だったため、気が付かなかったそうだ。
「レイ、凄いぞこれは…!この屋根の色と同じ位置に、同じ色のこの宝石をはめるんだ。でも、宝石は6色だから1色足りないな……、藍色だ、藍色が無いんだ。なんでだろう?でも藍色を抜いた虹を作れば……」
作れば…?
「何かが起きる…と思う。わからん。でも待て、もう一度手紙を読んでみよう」
六色の宝石が入った袋から手紙を出して読む。
『この石板と宝石の魔力を感知した者へ
正しく配置されることは瘴気の沼の魔王を葬りこの地を正常化に導く 忘れ去られたこの願いを叶える者はこの世界の救世主として現れるだろう その者を敬い尊き者として我が国の女神とするのだ アレクサンダー·ザイカラル』
「曾祖父さんの手紙が抽象的過ぎてわからんな」
お互いわからんしか出てこなかった。謎解きは好きだけど、解けた試しがない。
「でもこの、正しく配置されることは…っていうのは、この石板に屋根の色と同じ宝石を、家の位置の通りに埋めていけばいいってことだよね?」
「わからん」
ノアさんはわからんしか言わなくなった。
「でもレイ、俺がこの村に辿り着いた意味がやっとわかった。これはかなり大きな前進だ。レイがこの写真を撮らなければ、一生わからなかったと思う。レイ、お前は曾祖父さんの言う救世主だ」
そう言って、ノアさんは私をギューッと抱き締めてくれた。
お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな。大きなノアさんは私を包みこんで、本当の家族のような安心感があった。
「そうだレイ、ハルバードがお前に会いたがっているぞ?もう何回も手紙が来てるけど、どうする?」
あの修羅場から逃げて来たきり、ハルバードさんとは会ってもいないし、連絡もしていない。
ハルバードさんの前で、ハルバードさんの婚約者の王女様にあんな事を言われて凄く嫌だった。
酷く醜い女、王子様に結婚を迫った罪で処刑されるかもしれない女、王女の婚約者を誑かすふしだらな女。
こんな事をハルバードさんの前で言われたくなかった。
してもいないことはどうでもいい。
でも、元の私は見る人が見れば醜い人間だったのだろう。日々欲望のまま食べたいだけ食べて、とても健康とは言えない体重だった。
その事をハルバードさんに知られた事が何よりも嫌だった。
何故だろう…
今と違う私も私だ。
嫌なことがあればそれを理由に食べて、その結果あの球体のような体型になった。
だから仕方ないと、ストレス解消なんだから仕方ないと、自分に言い訳をして考えないようにしていた。
ストレスに目をつぶっていたから。
自分さえこの場をやり過ごせば、揉め事なくこの場が収まると思えば、いくらでも自分を犠牲にできた。言いたいことも言わず、怒ることもせずに、目をつぶっていた。
それを理由にまた食べていた。
そんな過去の自分を知られたくないから…?
だからあれからハルバードさんに会いたくなかったの…?
でも今は違う。
言いたいこと言ったじゃん、あの王族に言えたじゃん。
私、変われたんだよ、このメルトル村の皆がいてくれたから、変われたんだよ。強くなれたと思う。
それを証拠にドカ食いしてない。
でも、昔の私を知られたくないのはどうしてか、そこは思考がモヤッとしてわからない。
ハルバードさんに会ったらわかるのかな。
でもあの婚約者の王女様がいるんだよね?嫌だな、あの人にはもう二度と会いたくない。
でも、私は強くなった、大丈夫。
「ノアさん、私、辺境の地へ行きたいです。城の皆さんと写真を撮りたい。近いうちに行っても良いですか?」
「そうか、ハルが喜ぶぞ」
とノアさんがニコニコしながら言う。
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