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56.初めての感情 saidハルバード
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レイ様が王宮の城から転移してしまったことで、城は大混乱となった。
それはそうだろう、国王陛下の勅令をまったく理解していない者がいたのだから。
ノアに伝書を送ると、レイ様はメルトル村で穏やかに過ごしていると言うので安心した。それなのに、ノアにレイ様に言伝を頼んでもいっこうに連絡がない。
王女のあのような醜態を目の当たりにし、心に傷を負っているのではと気が気ではなかった。
ノアが長年調べている宝石の謎を調べるために、ようやく辺境の地にレイ様が来てくれた時、私自身の感情が何かを理解した。
=====
レイ様と初めてお会いしたのは、失踪していたレイ様が王宮の城に戻られ、その後魔物と瘴気の状況を視察に来るということになった時だ。
人間が30人弱とその荷物を結界で保護し、転移魔法でこの辺境の地に降り立った。
手紙でこの地に降り立つ連絡を直前に受けたが、現れた一団にただただ驚いた。
今無かったものが、突然目の前に現れるのだ。実際にこの目で見ないと信じられないだろう。
城壁の上から見たそのお姿は、聞いていたものとはまったく違う、まさに大聖女様たる凛としたお姿だった。
あのような小さな身体で、あの人数を難なく転移させる。恐ろしさすら感じた。
しかし、率いて来た者たちを気遣い声を掛けている姿は、陛下や殿下が誤解した欲深い気性の人間とは真逆だと思った。
待ちに待った大聖女様だ。
すぐに我が城の応接室へご案内するよう指示し、逸る気持ちを抑えつつ、鎧のまま扉を開けた。
するとそこには女神が立っていた。
見たこともない異国のなんとも可憐で息を飲むほど美しい女性。
ご挨拶をしそのまま騎士としての忠誠を誓った。
休むこともせず、すぐに私の兵士たちを治療してくれると言い、治療棟に行くとあっという間にすべての兵士たちの怪我を治してくれた。
大聖女様の桁違いのお力に一同驚愕したが、兵士たちの喜ぶ顔を見て、大聖女様に跪き感謝をお伝えした。
一見か弱そうに見えるこんなに小さな身体に、こんなにか細い手に、人の命を救う膨大な力が宿っている。
しかし、この人もただのひとりの女性なのだ。この人は私が守りたいと衝動的に思った。
治療のあと、これが初めての治療だったと照れ隠しで見せた笑顔に、恐らくその場にいた者全員が心を撃ち抜かれただろう。
私もその一人だ。
恥ずかしながら、女性を前に顔を赤くしたことなど初めてだ。
そもそも心根が優しいのだろう、あの怪我人を見たあとでのんびりしていられないと、私に早く魔物のいる所へ向かいたいと懇願してきた。
なぜだ、大聖女様は私どもを救ってくださるために提案されているだけだというのに、その大聖女様に見つめられるとどうしようもなく動揺してしまい、おかしな態度を取ってしまった。
しかし、そのことで私を名で呼んでくださり、私も大聖女様を名前で呼ぶお許しを頂けた。
レイ様に名前を呼ばれると胸が高鳴った。優しく私の名を呼ぶ声に穏やかな感情で心が満たされる。
ノアから聞いたが、王族にはレイ様の名前を教えていないそうだ。だからか、フェリクスが恨めしい顔で私を見ている。
魔物討伐の拠点には馬でしか移動できないため、私の馬に私と一緒に乗って欲しかった。現れる魔物に瞬時に対応出来る者は限られるから。
私が守りたい、私の軍馬であれば何かあった時すぐに対応できる。
しかし、さすがに初めて会う男の馬に一緒に乗るのは警戒したのだろう。うかつなところが無いのも好感が持てた。
ノアと乗った馬からレイ様を降ろすと、子猫かと思うほどに軽かった。
18歳から当主として仕事ばかりで、このように女性が手も体も小さく華奢だとは知ることもなかったためか、可愛らしいという感情が湧き上がる。
思わず抱き抱えると、レイ様は私の匂いを嗅いでいるようだった。なぜだ?清潔にはしているのでそれは気にしないでおいた。
その後、魔物の浄化も森の瘴気の浄化も、今までの苦労が報われるほど一瞬で終了した。前聖女様のお力も素晴らしいものだったが、レイ様はもはや神に近い力だと実感した。
長く続いた討伐のためのこの拠点も、レイ様のお力のお陰で一時撤退することもでき、私の兵士たちとも気さくに接してくれている。
このような脅威的な力を持つにもかかわらず、誰に対しても同じように優しく接する。この貴族社会ではにわかには信じられない、レイ様の持つ素養の素晴らしさに感動すらした。
それはレイ様に接する人間は皆同じように思うのだろう。
フェリクスはレイ様にあからさまに避けられているにもかかわらず、恋情のこもった目でレイ様の動きを追っている。
ノアは女性に興味がない。レイ様にとっても私にとっても最高の護衛だ。
そして王宮の城に行けば愚かな王族の失態だ。
あの王女には迷惑という感情しか無い。
我が儘で自分本位、着飾る事にしか興味はなく、人を人とも思わず、民のことも国のこともまったくと言って良いほど理解していない。
しかしこの事が決定打となり、国王の退位が決まった。レイ様に暴言を吐いた王女殿下ももれなく幽閉となった。なるべくしてなった結果だろう。思うことも無い。
そしていよいよ瘴気の沼を浄化した。
ノアの石板と宝石の謎も解け、レイ様は女神と神々の問題も解決した。
レイ様は元いた世界に何より帰りたがっている。レイ様のご家族を大切に思っているのだ。
レイ様には本当に申し訳無いが、この馬鹿馬鹿しい神々の失態のお陰で今、レイ様はこの世界にいる。
私はその事に少なからず喜びを感じている。
しかし途中、水の神がレイ様に張り付いているのを見て、生まれて初めて魔物以外に殺意が湧いた。
なんなんだアイツは、レイ様のその、身体に、クソッ、やりたい放題しやがって…!
その後水の神は、女神にニワトリのように掴まれて連れて行かれたのでスッとした。
安心したのも束の間、レイ様が倒れてしまったのだ。
このように大聖女様が眠り込んでしまう状況は誰にもわからない。神殿や魔法省に伝書を送り対応を確認したが、魔力消費によるものだろうと、辺境の医師に任せることにした。
心配で仕事が手につかない。まさに自分の感情を自覚したばかりだった。
また私は愛する人を失うのか。
未婚女性の寝室に入ることは、この貴族社会ではタブー中のタブーだ。しかし、その責任はすべて背負うつもりだ。
白い顔で眠るレイ様を思うと、息をしているのか確認しなければ、居ても立っても居られ無い。
「レイ様…」更に細くなった白い小さな手を握り、その指先に口付ける。
目が覚めたら、二度と危険や恐怖を感じさせるようなことはさせない。
穏やかな日々を送れるよう、そばで私が貴女を一生守ってみせる。
だからもう起きても大丈夫だよ、私がいる。レイ様、貴女が好きだ。
「ん…ハルバードさん?」
それはそうだろう、国王陛下の勅令をまったく理解していない者がいたのだから。
ノアに伝書を送ると、レイ様はメルトル村で穏やかに過ごしていると言うので安心した。それなのに、ノアにレイ様に言伝を頼んでもいっこうに連絡がない。
王女のあのような醜態を目の当たりにし、心に傷を負っているのではと気が気ではなかった。
ノアが長年調べている宝石の謎を調べるために、ようやく辺境の地にレイ様が来てくれた時、私自身の感情が何かを理解した。
=====
レイ様と初めてお会いしたのは、失踪していたレイ様が王宮の城に戻られ、その後魔物と瘴気の状況を視察に来るということになった時だ。
人間が30人弱とその荷物を結界で保護し、転移魔法でこの辺境の地に降り立った。
手紙でこの地に降り立つ連絡を直前に受けたが、現れた一団にただただ驚いた。
今無かったものが、突然目の前に現れるのだ。実際にこの目で見ないと信じられないだろう。
城壁の上から見たそのお姿は、聞いていたものとはまったく違う、まさに大聖女様たる凛としたお姿だった。
あのような小さな身体で、あの人数を難なく転移させる。恐ろしさすら感じた。
しかし、率いて来た者たちを気遣い声を掛けている姿は、陛下や殿下が誤解した欲深い気性の人間とは真逆だと思った。
待ちに待った大聖女様だ。
すぐに我が城の応接室へご案内するよう指示し、逸る気持ちを抑えつつ、鎧のまま扉を開けた。
するとそこには女神が立っていた。
見たこともない異国のなんとも可憐で息を飲むほど美しい女性。
ご挨拶をしそのまま騎士としての忠誠を誓った。
休むこともせず、すぐに私の兵士たちを治療してくれると言い、治療棟に行くとあっという間にすべての兵士たちの怪我を治してくれた。
大聖女様の桁違いのお力に一同驚愕したが、兵士たちの喜ぶ顔を見て、大聖女様に跪き感謝をお伝えした。
一見か弱そうに見えるこんなに小さな身体に、こんなにか細い手に、人の命を救う膨大な力が宿っている。
しかし、この人もただのひとりの女性なのだ。この人は私が守りたいと衝動的に思った。
治療のあと、これが初めての治療だったと照れ隠しで見せた笑顔に、恐らくその場にいた者全員が心を撃ち抜かれただろう。
私もその一人だ。
恥ずかしながら、女性を前に顔を赤くしたことなど初めてだ。
そもそも心根が優しいのだろう、あの怪我人を見たあとでのんびりしていられないと、私に早く魔物のいる所へ向かいたいと懇願してきた。
なぜだ、大聖女様は私どもを救ってくださるために提案されているだけだというのに、その大聖女様に見つめられるとどうしようもなく動揺してしまい、おかしな態度を取ってしまった。
しかし、そのことで私を名で呼んでくださり、私も大聖女様を名前で呼ぶお許しを頂けた。
レイ様に名前を呼ばれると胸が高鳴った。優しく私の名を呼ぶ声に穏やかな感情で心が満たされる。
ノアから聞いたが、王族にはレイ様の名前を教えていないそうだ。だからか、フェリクスが恨めしい顔で私を見ている。
魔物討伐の拠点には馬でしか移動できないため、私の馬に私と一緒に乗って欲しかった。現れる魔物に瞬時に対応出来る者は限られるから。
私が守りたい、私の軍馬であれば何かあった時すぐに対応できる。
しかし、さすがに初めて会う男の馬に一緒に乗るのは警戒したのだろう。うかつなところが無いのも好感が持てた。
ノアと乗った馬からレイ様を降ろすと、子猫かと思うほどに軽かった。
18歳から当主として仕事ばかりで、このように女性が手も体も小さく華奢だとは知ることもなかったためか、可愛らしいという感情が湧き上がる。
思わず抱き抱えると、レイ様は私の匂いを嗅いでいるようだった。なぜだ?清潔にはしているのでそれは気にしないでおいた。
その後、魔物の浄化も森の瘴気の浄化も、今までの苦労が報われるほど一瞬で終了した。前聖女様のお力も素晴らしいものだったが、レイ様はもはや神に近い力だと実感した。
長く続いた討伐のためのこの拠点も、レイ様のお力のお陰で一時撤退することもでき、私の兵士たちとも気さくに接してくれている。
このような脅威的な力を持つにもかかわらず、誰に対しても同じように優しく接する。この貴族社会ではにわかには信じられない、レイ様の持つ素養の素晴らしさに感動すらした。
それはレイ様に接する人間は皆同じように思うのだろう。
フェリクスはレイ様にあからさまに避けられているにもかかわらず、恋情のこもった目でレイ様の動きを追っている。
ノアは女性に興味がない。レイ様にとっても私にとっても最高の護衛だ。
そして王宮の城に行けば愚かな王族の失態だ。
あの王女には迷惑という感情しか無い。
我が儘で自分本位、着飾る事にしか興味はなく、人を人とも思わず、民のことも国のこともまったくと言って良いほど理解していない。
しかしこの事が決定打となり、国王の退位が決まった。レイ様に暴言を吐いた王女殿下ももれなく幽閉となった。なるべくしてなった結果だろう。思うことも無い。
そしていよいよ瘴気の沼を浄化した。
ノアの石板と宝石の謎も解け、レイ様は女神と神々の問題も解決した。
レイ様は元いた世界に何より帰りたがっている。レイ様のご家族を大切に思っているのだ。
レイ様には本当に申し訳無いが、この馬鹿馬鹿しい神々の失態のお陰で今、レイ様はこの世界にいる。
私はその事に少なからず喜びを感じている。
しかし途中、水の神がレイ様に張り付いているのを見て、生まれて初めて魔物以外に殺意が湧いた。
なんなんだアイツは、レイ様のその、身体に、クソッ、やりたい放題しやがって…!
その後水の神は、女神にニワトリのように掴まれて連れて行かれたのでスッとした。
安心したのも束の間、レイ様が倒れてしまったのだ。
このように大聖女様が眠り込んでしまう状況は誰にもわからない。神殿や魔法省に伝書を送り対応を確認したが、魔力消費によるものだろうと、辺境の医師に任せることにした。
心配で仕事が手につかない。まさに自分の感情を自覚したばかりだった。
また私は愛する人を失うのか。
未婚女性の寝室に入ることは、この貴族社会ではタブー中のタブーだ。しかし、その責任はすべて背負うつもりだ。
白い顔で眠るレイ様を思うと、息をしているのか確認しなければ、居ても立っても居られ無い。
「レイ様…」更に細くなった白い小さな手を握り、その指先に口付ける。
目が覚めたら、二度と危険や恐怖を感じさせるようなことはさせない。
穏やかな日々を送れるよう、そばで私が貴女を一生守ってみせる。
だからもう起きても大丈夫だよ、私がいる。レイ様、貴女が好きだ。
「ん…ハルバードさん?」
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