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60.辺境の城で
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瘴気の沼が消え去り、辺境の地はそれは凄い騒ぎになった。
なにせこの地の住民は皆が生まれてからずっと魔物がいなかったことが無い。日常生活でも常に怯えて暮らしていたのが、その心配が無くなったのだ。
「大聖女様のお陰だ…」
「今でも魔物がいないなんて信じられないけど、空気が澄み切っているのがその証拠だな」
「なんでも一瞬であの瘴気の沼を浄化したそうだよ」
「もう駄目だと思った兵士の怪我も、あっという間に治したって!」
「転移魔法も使えるから、大聖女様が現れたらすぐに捕まえて、皆でお礼を言わないとならないよ!ハハハ」
そして、辺境の地では初めてのお祭りが始まった。
私が一月眠っていたため自重していたそうで、今まではいつ魔物が出てくるかわからないからお祭りが出来なかった分、今日から一月続くそうだ。
「凄い!街中綺麗な飾りがたくさん!見てハル!あそこに兵士の皆さんがいるよ!」
私はハルの愛馬に二人乗りし、お祭りを見るためにやって来た。
私の後ろには、私のお腹に手を廻し片手で支えているハルがいる。背中にハルの体温を感じ、私の不整脈が振動として伝わっていないか不安なくらい動悸がしている。
「美麗、馬を預ける場所に行くからもう少し移動するよ?」
ハルは私の耳のそばで囁くように言うと、そのまま私の耳にチュッとした。
ヒッ…!わざとやってるよね…?
「……ねぇっ!ハル?」
ハルは私のお腹に廻した手に力を入れて、自分の方に引き寄せた。
もうこれ以上無いくらい密着している。そして、わかっててやっている顔でニコニコしながら私の方を覗き込み、
「ん?どうしたの?美麗、好きだよ」
と言うと、今度は私のほっぺにチュッとした。すると周りを歩いてる人から、悲鳴のような冷やかしのような叫び声が耳を突き抜けた。
「キャアーッッ!!ご当主様が女の人に口付けしてるー!!イヤーッ!!」
「ヒューッ!!ご当主!やっと春が来たのかー!ご当主にはもったいない美人じゃねーか!!」
そうでなくても街中人であふれているのに、私たちの周りに更に人だかりができてしまった。
「ねえ!ハルッ!人前で恥ずかしいから!」
「どうして美麗?だって美麗は俺の恋人だって自慢したいし、俺だけの美麗だって皆に知ってほしいから、仕方ないよね?」
そう言うとまた懲りもせず、また私のほっぺにチュッとした。
周囲がさっきの比ではないくらいの大騒ぎになり、兵士の皆さんが救出に来てくれなかったらお馬さんの上でひと晩過ごすことになったと思う。
「美麗、怒ってる?」
私の前に跪き、私の手に唇をつけて、上目遣いで私を見ているハル。
もう!目をうるうるさせてもダメ!……もう今日こそは……ゆる…許さな……い…?
「……怒っては…いないけど… 人前ではもう……ね?ハル」
満面の笑顔で立ち上がると、今度は私を覆い隠すように抱き締め、私のおでこに何度もチュッとしながら、
「美麗、好きだよ、愛してる。美麗を世界中に自慢したい自分と、部屋に閉じ込めて誰にも見せたくない自分と葛藤してるんだ。許して?それくらい好きでしょうがない」
怖い……。美しい微笑みで私を見つめるハルが怖い…。
ハルは私と恋人、この世界での家族という関係になってから、それはそれはもう過保護で、私をどうしたいのか徹底的に甘やかし始めた。
私が一月眠り込んだことが余程怖かったらしく、常に私の体調を気遣い、私が身体的にも精神的にも傷付かない配慮を徹底した。それは辺境の城の人たちにも同じように指示していた。
私がどこに行くにでも着いてきて、ハルが仕事で手が離せない時は、必ずブリジットさんとハンナさん、そして女性の護衛騎士さんを5人も付けた。
でも私には、カプセルバリアがあるし、私がある意味最強だと思うのだけど、それは黙っておいた。
それでも私が窮屈な生活にならないよう、私ひとりの時間も優先してくれるので、本当に快適で幸せな毎日だった。
街のお祭りが半分くらい終わった頃、ふと思った。
あれ?私の家ってどこだっけか?
なんか惰性で辺境の城にいたけど、ノアさんは石板と宝石の謎が解けたことを、実家のザイカラル帝国に報告しに帰ってしまったし、私もそろそろメルトル村に帰ってカイルさんララさんに会いたい。マーゴットさんにも。
「あのーブリジットさん、私そろそろメルトル村に帰ろか……」
「えっ!?まあ!レイ様、帰るとはいったいどういったことでしょう。レイ様のお住まいはもうこの辺境の城ということでよろしいかと…ホホホ…(ちょっとハンナ、ご当主にレイ様の目が覚めたと大至急伝えて!)」
(えっ!?大変!すぐに伝えてきます!)
丸聞こえだけど、ハンナさんが見たこと無い素早さで部屋を出ていく。
「レイ様?何かこの城で不備はございませんか?」
ブリジットさんが心配そうに聞くが、不備どころか至れり尽くせりで快適すぎて、私が駄目な子になりそうなくらい。
「ブリジットさん、その反対なの。こんなに皆さんに良くしてもらって、私竜宮城にいるみたいで怖いくらいなんです」
「リュウグウジョ?レイ様、それはどのようなところですか?」
しまった、浦島太郎の話しを持ち出してもブリジットさんは知らないんだ。
「それはね―――」
ブリジットさんに説明しようと思った途端、部屋の扉が開き、ハルが慌てた様子で入って来た。
「美麗、どうして我に返った……どうして帰りたいと思ったの?何かあった?」
今我に返ったの?って言おうとしたよね?うーん、でもその表現が当ってるかも?だって私がメルトル村のことを思い出さないように、完全に囲ってたもんね。
「ハル?私ここの生活が快適すぎて駄目な子になりそうなの。私、働かずにこの城に居てご飯も食べさせてもらって、これは良くないことだと思う」
ハルは困った顔を隠すことなく私の手を取り、
「美麗、美麗は俺のとても大切な人だ。だからこのままずっとここに居て欲しいんだけど、美麗は仕事がしたいの?」
この世界に召喚されて、その召喚される理由となった問題も解決した。
私、これから何すればいいの?
私ってもう必要ないんじゃない?
「私、どうしたら良いんだろう…だって瘴気の沼は消したし私を召喚した問題はもう解決したでしょ?だったら私はもう…」
ハルが普段のハルとは思えない強い力でグイッと私を引き、これもまたいつもと違い強く私を抱き締めた。
「美麗?まだ伝わって無かった?俺は美麗が必要で、この世で一番大切にしたいし、幸せにしたい。それは俺の役割であって、他の誰も必要無い。俺だけじゃ足りない?」
……わかってたんだ。
私がもしかして喪失感のような虚しさのようなものを知ることを。
だから常に私のそばに居てくれたんだ。
だから、いつも周りに人を置いてくれたんだ。
「ハル…だからずっとそばに…」
ハルは後ろにいるブリジットさんに目で合図をすると、ブリジットさんとメイドの皆さんがササーッと退室した。
扉が閉まると同時にハルが私を横抱きに抱えた。そして私を抱えたまま大きなソファーに座った。
「ハ、ハル!?」
「美麗、好きだよ。美麗に出会えなかったら俺は生涯この城で一人で生きていくつもりだった。だけど、美麗に出会えたことで俺の人生は最高に幸せで日々喜びで満ちている。美麗の存在が俺にまた幸せを教えてくれたんだ」
ハルの膝の上に乗っているから、至近距離のハルの瞳に不安気な私の顔が映っている。でもハルは私を離さないように力強く抱えて、優しい顔で私を見ている。
「ハル、ありがとう」
私は大好きな匂いのするハルの胸に顔を埋めた。
そうだ、この国に召喚されたあと私は一人ぼっちだった。
誰も居なくて寂しくて悲しかった。
誰か一人でもいいから、大丈夫?って言って欲しかったんだ。
でも今は違う。
私を大切に思ってくれるハルがいる。
たった一人だけでも私を思ってくれるハルがいるだけで、こんなにも嬉しくて幸せなんだ。それにメルトル村の皆んなもいる。
ハルが私をギューッと抱き締めて、
「美麗、いつだって忘れないで?俺がいるよ?俺は生涯美麗を大切にするし、守るからね」
またもやプ、プロポーズのようなことを言われ、私は恥ずかしくなって顔を上げられなくなったが、ハルの優しい手で上に向けられると、優しく微笑むハルが私を見つめていた。
ハルが私の唇にチュッと自分の唇を付けた。
「…我慢できなかった。その日が来るまで我慢しようと思ったけど、美麗が好きすぎて」
一度したからもう自制するのはやめたのだろう、それからは大人のキスをたっぷり堪能された。
恋愛初級ドリルも終わってないのに高度過ぎる……
「はぁ…ダメだ、美麗が可愛い過ぎる、美麗好きだ」
横抱きに抱えられたまま、またギューッといつまでもハルに抱き締められていた。
なにせこの地の住民は皆が生まれてからずっと魔物がいなかったことが無い。日常生活でも常に怯えて暮らしていたのが、その心配が無くなったのだ。
「大聖女様のお陰だ…」
「今でも魔物がいないなんて信じられないけど、空気が澄み切っているのがその証拠だな」
「なんでも一瞬であの瘴気の沼を浄化したそうだよ」
「もう駄目だと思った兵士の怪我も、あっという間に治したって!」
「転移魔法も使えるから、大聖女様が現れたらすぐに捕まえて、皆でお礼を言わないとならないよ!ハハハ」
そして、辺境の地では初めてのお祭りが始まった。
私が一月眠っていたため自重していたそうで、今まではいつ魔物が出てくるかわからないからお祭りが出来なかった分、今日から一月続くそうだ。
「凄い!街中綺麗な飾りがたくさん!見てハル!あそこに兵士の皆さんがいるよ!」
私はハルの愛馬に二人乗りし、お祭りを見るためにやって来た。
私の後ろには、私のお腹に手を廻し片手で支えているハルがいる。背中にハルの体温を感じ、私の不整脈が振動として伝わっていないか不安なくらい動悸がしている。
「美麗、馬を預ける場所に行くからもう少し移動するよ?」
ハルは私の耳のそばで囁くように言うと、そのまま私の耳にチュッとした。
ヒッ…!わざとやってるよね…?
「……ねぇっ!ハル?」
ハルは私のお腹に廻した手に力を入れて、自分の方に引き寄せた。
もうこれ以上無いくらい密着している。そして、わかっててやっている顔でニコニコしながら私の方を覗き込み、
「ん?どうしたの?美麗、好きだよ」
と言うと、今度は私のほっぺにチュッとした。すると周りを歩いてる人から、悲鳴のような冷やかしのような叫び声が耳を突き抜けた。
「キャアーッッ!!ご当主様が女の人に口付けしてるー!!イヤーッ!!」
「ヒューッ!!ご当主!やっと春が来たのかー!ご当主にはもったいない美人じゃねーか!!」
そうでなくても街中人であふれているのに、私たちの周りに更に人だかりができてしまった。
「ねえ!ハルッ!人前で恥ずかしいから!」
「どうして美麗?だって美麗は俺の恋人だって自慢したいし、俺だけの美麗だって皆に知ってほしいから、仕方ないよね?」
そう言うとまた懲りもせず、また私のほっぺにチュッとした。
周囲がさっきの比ではないくらいの大騒ぎになり、兵士の皆さんが救出に来てくれなかったらお馬さんの上でひと晩過ごすことになったと思う。
「美麗、怒ってる?」
私の前に跪き、私の手に唇をつけて、上目遣いで私を見ているハル。
もう!目をうるうるさせてもダメ!……もう今日こそは……ゆる…許さな……い…?
「……怒っては…いないけど… 人前ではもう……ね?ハル」
満面の笑顔で立ち上がると、今度は私を覆い隠すように抱き締め、私のおでこに何度もチュッとしながら、
「美麗、好きだよ、愛してる。美麗を世界中に自慢したい自分と、部屋に閉じ込めて誰にも見せたくない自分と葛藤してるんだ。許して?それくらい好きでしょうがない」
怖い……。美しい微笑みで私を見つめるハルが怖い…。
ハルは私と恋人、この世界での家族という関係になってから、それはそれはもう過保護で、私をどうしたいのか徹底的に甘やかし始めた。
私が一月眠り込んだことが余程怖かったらしく、常に私の体調を気遣い、私が身体的にも精神的にも傷付かない配慮を徹底した。それは辺境の城の人たちにも同じように指示していた。
私がどこに行くにでも着いてきて、ハルが仕事で手が離せない時は、必ずブリジットさんとハンナさん、そして女性の護衛騎士さんを5人も付けた。
でも私には、カプセルバリアがあるし、私がある意味最強だと思うのだけど、それは黙っておいた。
それでも私が窮屈な生活にならないよう、私ひとりの時間も優先してくれるので、本当に快適で幸せな毎日だった。
街のお祭りが半分くらい終わった頃、ふと思った。
あれ?私の家ってどこだっけか?
なんか惰性で辺境の城にいたけど、ノアさんは石板と宝石の謎が解けたことを、実家のザイカラル帝国に報告しに帰ってしまったし、私もそろそろメルトル村に帰ってカイルさんララさんに会いたい。マーゴットさんにも。
「あのーブリジットさん、私そろそろメルトル村に帰ろか……」
「えっ!?まあ!レイ様、帰るとはいったいどういったことでしょう。レイ様のお住まいはもうこの辺境の城ということでよろしいかと…ホホホ…(ちょっとハンナ、ご当主にレイ様の目が覚めたと大至急伝えて!)」
(えっ!?大変!すぐに伝えてきます!)
丸聞こえだけど、ハンナさんが見たこと無い素早さで部屋を出ていく。
「レイ様?何かこの城で不備はございませんか?」
ブリジットさんが心配そうに聞くが、不備どころか至れり尽くせりで快適すぎて、私が駄目な子になりそうなくらい。
「ブリジットさん、その反対なの。こんなに皆さんに良くしてもらって、私竜宮城にいるみたいで怖いくらいなんです」
「リュウグウジョ?レイ様、それはどのようなところですか?」
しまった、浦島太郎の話しを持ち出してもブリジットさんは知らないんだ。
「それはね―――」
ブリジットさんに説明しようと思った途端、部屋の扉が開き、ハルが慌てた様子で入って来た。
「美麗、どうして我に返った……どうして帰りたいと思ったの?何かあった?」
今我に返ったの?って言おうとしたよね?うーん、でもその表現が当ってるかも?だって私がメルトル村のことを思い出さないように、完全に囲ってたもんね。
「ハル?私ここの生活が快適すぎて駄目な子になりそうなの。私、働かずにこの城に居てご飯も食べさせてもらって、これは良くないことだと思う」
ハルは困った顔を隠すことなく私の手を取り、
「美麗、美麗は俺のとても大切な人だ。だからこのままずっとここに居て欲しいんだけど、美麗は仕事がしたいの?」
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私ってもう必要ないんじゃない?
「私、どうしたら良いんだろう…だって瘴気の沼は消したし私を召喚した問題はもう解決したでしょ?だったら私はもう…」
ハルが普段のハルとは思えない強い力でグイッと私を引き、これもまたいつもと違い強く私を抱き締めた。
「美麗?まだ伝わって無かった?俺は美麗が必要で、この世で一番大切にしたいし、幸せにしたい。それは俺の役割であって、他の誰も必要無い。俺だけじゃ足りない?」
……わかってたんだ。
私がもしかして喪失感のような虚しさのようなものを知ることを。
だから常に私のそばに居てくれたんだ。
だから、いつも周りに人を置いてくれたんだ。
「ハル…だからずっとそばに…」
ハルは後ろにいるブリジットさんに目で合図をすると、ブリジットさんとメイドの皆さんがササーッと退室した。
扉が閉まると同時にハルが私を横抱きに抱えた。そして私を抱えたまま大きなソファーに座った。
「ハ、ハル!?」
「美麗、好きだよ。美麗に出会えなかったら俺は生涯この城で一人で生きていくつもりだった。だけど、美麗に出会えたことで俺の人生は最高に幸せで日々喜びで満ちている。美麗の存在が俺にまた幸せを教えてくれたんだ」
ハルの膝の上に乗っているから、至近距離のハルの瞳に不安気な私の顔が映っている。でもハルは私を離さないように力強く抱えて、優しい顔で私を見ている。
「ハル、ありがとう」
私は大好きな匂いのするハルの胸に顔を埋めた。
そうだ、この国に召喚されたあと私は一人ぼっちだった。
誰も居なくて寂しくて悲しかった。
誰か一人でもいいから、大丈夫?って言って欲しかったんだ。
でも今は違う。
私を大切に思ってくれるハルがいる。
たった一人だけでも私を思ってくれるハルがいるだけで、こんなにも嬉しくて幸せなんだ。それにメルトル村の皆んなもいる。
ハルが私をギューッと抱き締めて、
「美麗、いつだって忘れないで?俺がいるよ?俺は生涯美麗を大切にするし、守るからね」
またもやプ、プロポーズのようなことを言われ、私は恥ずかしくなって顔を上げられなくなったが、ハルの優しい手で上に向けられると、優しく微笑むハルが私を見つめていた。
ハルが私の唇にチュッと自分の唇を付けた。
「…我慢できなかった。その日が来るまで我慢しようと思ったけど、美麗が好きすぎて」
一度したからもう自制するのはやめたのだろう、それからは大人のキスをたっぷり堪能された。
恋愛初級ドリルも終わってないのに高度過ぎる……
「はぁ…ダメだ、美麗が可愛い過ぎる、美麗好きだ」
横抱きに抱えられたまま、またギューッといつまでもハルに抱き締められていた。
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