68 / 94
68.マーゴットさんの偉業
しおりを挟む
「ノアさん!久しぶり!」
「あぁレイ、元気だったか?ハルと婚約したんだってな?おめでとう」
ノアさんは腕を広げて私を抱き締めてくれた。
「妹みたいなお前が幸せになるなら嬉しいよ」
「ありがとうノアさん、私もお兄さんみたいなノアさんにたくさんお世話になっ―――」
私はグイッと引っ張られた。
「美麗、結婚前から浮気か?ノア、俺の奥さんを誑かさないでくれる?」
ノアさんはゲラゲラと大笑いしている。
「ハル、おめでとう。レイを幸せにしてやってくれ」
「もちろんだ」
ハルとノアさんも抱き合っていた。
そのあと、久しぶりに3人でお茶をした。
「レイ、お前が瘴気の沼を浄化しただろ?あの時の光が俺の国の城まで届いたらしくて、俺の家族が驚いてたよ。そしたら家族皆んながお前に是非会いたいって。
どうかな?そんな時間あるか?」
ハルが今すぐ結婚したいと言うのを城中の人に待てと言われ、貴族は通常2年はかけて結婚式の準備をするのを、何とか10か月にしたそうだ。
城の皆さんの苦労が目に浮かぶ。でも皆んなハルがやっと結婚すると喜んでいる。
式までの間、私はそんなに忙しくはない。ドレスはハルが作るというのでお任せしてるし、半年くらい前になったらメルトル村の広場を借りるのに、村の皆さんに菓子折りを持ってご挨拶に行くくらい。
「私は今のところ仕事も落ち着いて来たから大丈夫だけど、ハルは?」
「俺も行きたいとこなんだけど、どうも王宮の様子が気になる。サイラスが何か企んでいるようなんだ。エリックが今探ってくれてはいるんだか」
エリックさんだって職業訓練校の仕事で忙しいのに……
なんのためにいるんだろう王族って。本当に要らないし厄介な人たち。
「ハル、巻き込まれたりしない?あんな人たちにまた迷惑をかけられるのは嫌だよ」
ハルは笑うと、
「大丈夫だ俺がアイツなんかに何かされるなんて無い。心配ないよ」
それなら良いけど、あの人たち本当に話しが通じないから、逆に怖いんだよね。
それから私は、置き薬のことを二人に話した。
家によく効く薬があれば夜中とか、赤ちゃんから大人まで熱を出しても皆んな安心なのではと思うと。
「美麗、いいね!とても喜ばれるよ。そんな万能薬があれば、美麗が度々出向かなくても良くなるしね」
余程酷い怪我や病気はもちろん私が出陣するが、私を待っててもらう間、一時的な症状なら治せるくらいの薬があれば良いな。
「レイ、マーゴット婆さんが摘んでる草が体の回復を促す作用のある薬草だぞ。あれ?前にも話したか」
あー!そうだった!あの適当に摘んでそうな草は薬草だって前にノアさんに聞いてた!
「そう!聞いてた!けど忘れてた!私今すぐマーゴットさんに会いたい!ハル、行ってきて良い?」
ハルは苦笑いをすると、
「ダメって言っても聞かないから良いよ。俺も少しノアと話しがあるし」
「ありがとう!ノアさんまだここに居るよね?待っててくれる?じゃあ私行ってきます!」
シュッンと移動してメルトル村に来た。
「おやレイかい、おかえり。うちでお茶淹れるからおいで」
期待を裏切らない安定のマーゴットさん、やっぱり目の前にいた。
「マーゴットさん、私マーゴットさんが採ってる草が薬草だって知らなかったの。それね、薬になるかな?」
「はて、そうなのかい?どうりでこの草のお茶を飲むと体が楽になると思ってたよ」
え…?知らなかったの?なんのために摘んでたの?
「マーゴットさん、なんであの草摘んでたの?」
「なんで?はて、なんでだろうね?でもねあの草だけいつも光ってるんだよ。だからついあの草を摘んじゃうのさ」
いやいや、だからかー!とはならないから!でも不思議、マーゴットさんを含めて。
「マーゴットさん、その草を私に少し分けて欲しいんだけどいい?」
「おや、あんたも変わってるね、こんな草が欲しいなんて」
…………。それを毎日摘んでるマーゴットさんだけには言われたくない。
私はマーゴットさんがどっさり分けてくれた草を、自分の緑の家に持ち帰ってさっそく実験してみた。
まずは草を煮出して、それを草と煮汁に分けた。
草を取り出したのに、おどろおどろしい煮汁だ。病気が良くなると言われても飲みたくない……。
それでもその煮汁に手をかざし、
『病気が良くなる薬になって欲しい、すごく飲みやすくして』
おどろおどろしい煮汁がホワッと光ると、何故か透明の液体になった。
え?何日も変え忘れた金魚の水槽みたいな色だったのに。
でもこれなら飲む気になれるね。味はどうかな?ペロッと味見をすると、
「なにこれ!?苦い!……すごく飲みやすくしてって言ってもこれかー」
そのあと、煮た草の方を細かくみじん切りにして乾燥させて、すり潰して粉にしてみた。
「抹茶みたい!これならどうかな?」
『体によく効く薬にして欲しい。すごく飲みやすくして』
またその抹茶のような粉はホワッと光った。
「いやいや、ホワッと光れば大丈夫って思わせてるでしょ?どうせまた苦いんでしょ?」
またペロッと味見をする。
「にっがーい!煮汁と同じだー!これで本当に飲みやすくなってるの??」
それから色々と試して見たところ、私の作る煮汁が原液すぎるかも知れないと思い至った。
私の手で草を鷲掴みにして、握った分の草を鍋の水半分に入れて煮出す。
それを煮た草と煮汁に分けて魔法をかけ、10倍くらいに薄めるとあらビックリ!なんて飲みやすいんでしょう。
誰か病気の人居ないかな?すぐに生贄を探しに村へ飛び出すと、遠くから、
「レイちゃーん、カイルが熱出したってよ!こりゃ雪が降るわ!アハハハ!」
大変!雪が降る前にカイル食堂に行かないと!草の汁を持ってダッシュする。
「は!やだもう私!瞬間移動できるじゃん!」
カイル食堂に着くと、本日閉店の札がかかっていた。
「ララさーん、レイです」
「あらレイ!どうしたの?今日はカイルが熱出して休みなんだよ、明日は嵐だね、アハハハ」
皆んななぜ笑うの?
「ララさん、私、マーゴットさんの草で薬を作ってみたの。カイルさん、飲んでくれるかな?」
「あらそうかい?アイツが食べれない物は無いよ!アハハハ!カイルで試してみな?なにを食べても飲んでも不死身だから!」
ララさんと、カイルさんの寝てる部屋に行くと、尋常じゃないくらいはぁはぁ言っている。カ、カイルさんが死んじゃう…
「あんた!レイが薬持ってきてくれたよ!ほら口開けな!」
あー!容赦ない!本人の同意も得ずに、口に流し込んだ…ララさん強すぎる……。
「ふぅー、レイ?ありがとう、治ったぞ」
…え?効きすぎてる…。怖い。
熊でこの量がちょうどいいのか……。
それなら一般人はこの半分だね。そして子供は更にその半分だな。
「レイ!ありがとね!午後から店を開けるからミートパイ食べにおいで!」
ララさん強い…病み上がりの熊に鞭打ってる…。
「う、うんありがと!でも今日は薬で忙しいからまた今度来るね!カイルさんお大事に!」
私はまたダッシュで家に戻って薬を調整した。
残念ながら私にはこの薬はなんの効果もない。私は怪我をしてもすぐに治るし、病気もしない。大聖女という体になったからだ。
「よし、この村だとお年寄りばかりで薬を試すには危険だ。城に戻ろう」
草と鍋を持ってまた城に戻った。
「うわっ!レイか!驚いた!」
「美麗、おかえり!好きだよ、……鍋と草を持ってどうしたの?」
ハルはつい2時間くらい前まで一緒にいたのに、私に抱き着き頭やおでこにチュッチュッしている。
「それがね、薬を作って飲ませたんだけど、熊にはよく効いたけど、人には多分致死量だったの。だから少し調整して、城の人たちで試してみたくて」
「レイ!カイルさんに何かあったのか?」
あっ!しまった!ノアさんはカイルさんラブなんだった……。
「あっいや、大丈夫だよ!熱が出てはぁはぁ言ってたけど、私の薬をララさんが熊の口に流し込んで、すぐに治ったの!」
「はぁ~なんだ…良かった。そうか治ったなら安心だ。レイありがとう、俺からも礼を言うよ」
ノアさん……、愛する人を心底心配してるんだね……愛だな。
「ちょっと、メルトル村で熊に餌付けしてるのか?美麗、危ないんだよ熊は」
え?熊?熊の話……は!しまった。カイルさんを熊扱いしてた!だって、大きさ熊とどこが違うの…?
「いや、ハル、レイが言いたいのはカイルさんのことだ。多分、薬の事しか考えてないから、身長体重を見て被験体としか思ってなかったんだろう」
はい、そうです。でも熊でカイルさんとわかったノアさんもさすがだね。愛だな。
そのあと城の人たちで、病気や怪我をした人を見つけ出し、この薬を試してもらうとすべての人に効果があった。
思ったのはマーゴットさん凄い、ということだけだった。
「あぁレイ、元気だったか?ハルと婚約したんだってな?おめでとう」
ノアさんは腕を広げて私を抱き締めてくれた。
「妹みたいなお前が幸せになるなら嬉しいよ」
「ありがとうノアさん、私もお兄さんみたいなノアさんにたくさんお世話になっ―――」
私はグイッと引っ張られた。
「美麗、結婚前から浮気か?ノア、俺の奥さんを誑かさないでくれる?」
ノアさんはゲラゲラと大笑いしている。
「ハル、おめでとう。レイを幸せにしてやってくれ」
「もちろんだ」
ハルとノアさんも抱き合っていた。
そのあと、久しぶりに3人でお茶をした。
「レイ、お前が瘴気の沼を浄化しただろ?あの時の光が俺の国の城まで届いたらしくて、俺の家族が驚いてたよ。そしたら家族皆んながお前に是非会いたいって。
どうかな?そんな時間あるか?」
ハルが今すぐ結婚したいと言うのを城中の人に待てと言われ、貴族は通常2年はかけて結婚式の準備をするのを、何とか10か月にしたそうだ。
城の皆さんの苦労が目に浮かぶ。でも皆んなハルがやっと結婚すると喜んでいる。
式までの間、私はそんなに忙しくはない。ドレスはハルが作るというのでお任せしてるし、半年くらい前になったらメルトル村の広場を借りるのに、村の皆さんに菓子折りを持ってご挨拶に行くくらい。
「私は今のところ仕事も落ち着いて来たから大丈夫だけど、ハルは?」
「俺も行きたいとこなんだけど、どうも王宮の様子が気になる。サイラスが何か企んでいるようなんだ。エリックが今探ってくれてはいるんだか」
エリックさんだって職業訓練校の仕事で忙しいのに……
なんのためにいるんだろう王族って。本当に要らないし厄介な人たち。
「ハル、巻き込まれたりしない?あんな人たちにまた迷惑をかけられるのは嫌だよ」
ハルは笑うと、
「大丈夫だ俺がアイツなんかに何かされるなんて無い。心配ないよ」
それなら良いけど、あの人たち本当に話しが通じないから、逆に怖いんだよね。
それから私は、置き薬のことを二人に話した。
家によく効く薬があれば夜中とか、赤ちゃんから大人まで熱を出しても皆んな安心なのではと思うと。
「美麗、いいね!とても喜ばれるよ。そんな万能薬があれば、美麗が度々出向かなくても良くなるしね」
余程酷い怪我や病気はもちろん私が出陣するが、私を待っててもらう間、一時的な症状なら治せるくらいの薬があれば良いな。
「レイ、マーゴット婆さんが摘んでる草が体の回復を促す作用のある薬草だぞ。あれ?前にも話したか」
あー!そうだった!あの適当に摘んでそうな草は薬草だって前にノアさんに聞いてた!
「そう!聞いてた!けど忘れてた!私今すぐマーゴットさんに会いたい!ハル、行ってきて良い?」
ハルは苦笑いをすると、
「ダメって言っても聞かないから良いよ。俺も少しノアと話しがあるし」
「ありがとう!ノアさんまだここに居るよね?待っててくれる?じゃあ私行ってきます!」
シュッンと移動してメルトル村に来た。
「おやレイかい、おかえり。うちでお茶淹れるからおいで」
期待を裏切らない安定のマーゴットさん、やっぱり目の前にいた。
「マーゴットさん、私マーゴットさんが採ってる草が薬草だって知らなかったの。それね、薬になるかな?」
「はて、そうなのかい?どうりでこの草のお茶を飲むと体が楽になると思ってたよ」
え…?知らなかったの?なんのために摘んでたの?
「マーゴットさん、なんであの草摘んでたの?」
「なんで?はて、なんでだろうね?でもねあの草だけいつも光ってるんだよ。だからついあの草を摘んじゃうのさ」
いやいや、だからかー!とはならないから!でも不思議、マーゴットさんを含めて。
「マーゴットさん、その草を私に少し分けて欲しいんだけどいい?」
「おや、あんたも変わってるね、こんな草が欲しいなんて」
…………。それを毎日摘んでるマーゴットさんだけには言われたくない。
私はマーゴットさんがどっさり分けてくれた草を、自分の緑の家に持ち帰ってさっそく実験してみた。
まずは草を煮出して、それを草と煮汁に分けた。
草を取り出したのに、おどろおどろしい煮汁だ。病気が良くなると言われても飲みたくない……。
それでもその煮汁に手をかざし、
『病気が良くなる薬になって欲しい、すごく飲みやすくして』
おどろおどろしい煮汁がホワッと光ると、何故か透明の液体になった。
え?何日も変え忘れた金魚の水槽みたいな色だったのに。
でもこれなら飲む気になれるね。味はどうかな?ペロッと味見をすると、
「なにこれ!?苦い!……すごく飲みやすくしてって言ってもこれかー」
そのあと、煮た草の方を細かくみじん切りにして乾燥させて、すり潰して粉にしてみた。
「抹茶みたい!これならどうかな?」
『体によく効く薬にして欲しい。すごく飲みやすくして』
またその抹茶のような粉はホワッと光った。
「いやいや、ホワッと光れば大丈夫って思わせてるでしょ?どうせまた苦いんでしょ?」
またペロッと味見をする。
「にっがーい!煮汁と同じだー!これで本当に飲みやすくなってるの??」
それから色々と試して見たところ、私の作る煮汁が原液すぎるかも知れないと思い至った。
私の手で草を鷲掴みにして、握った分の草を鍋の水半分に入れて煮出す。
それを煮た草と煮汁に分けて魔法をかけ、10倍くらいに薄めるとあらビックリ!なんて飲みやすいんでしょう。
誰か病気の人居ないかな?すぐに生贄を探しに村へ飛び出すと、遠くから、
「レイちゃーん、カイルが熱出したってよ!こりゃ雪が降るわ!アハハハ!」
大変!雪が降る前にカイル食堂に行かないと!草の汁を持ってダッシュする。
「は!やだもう私!瞬間移動できるじゃん!」
カイル食堂に着くと、本日閉店の札がかかっていた。
「ララさーん、レイです」
「あらレイ!どうしたの?今日はカイルが熱出して休みなんだよ、明日は嵐だね、アハハハ」
皆んななぜ笑うの?
「ララさん、私、マーゴットさんの草で薬を作ってみたの。カイルさん、飲んでくれるかな?」
「あらそうかい?アイツが食べれない物は無いよ!アハハハ!カイルで試してみな?なにを食べても飲んでも不死身だから!」
ララさんと、カイルさんの寝てる部屋に行くと、尋常じゃないくらいはぁはぁ言っている。カ、カイルさんが死んじゃう…
「あんた!レイが薬持ってきてくれたよ!ほら口開けな!」
あー!容赦ない!本人の同意も得ずに、口に流し込んだ…ララさん強すぎる……。
「ふぅー、レイ?ありがとう、治ったぞ」
…え?効きすぎてる…。怖い。
熊でこの量がちょうどいいのか……。
それなら一般人はこの半分だね。そして子供は更にその半分だな。
「レイ!ありがとね!午後から店を開けるからミートパイ食べにおいで!」
ララさん強い…病み上がりの熊に鞭打ってる…。
「う、うんありがと!でも今日は薬で忙しいからまた今度来るね!カイルさんお大事に!」
私はまたダッシュで家に戻って薬を調整した。
残念ながら私にはこの薬はなんの効果もない。私は怪我をしてもすぐに治るし、病気もしない。大聖女という体になったからだ。
「よし、この村だとお年寄りばかりで薬を試すには危険だ。城に戻ろう」
草と鍋を持ってまた城に戻った。
「うわっ!レイか!驚いた!」
「美麗、おかえり!好きだよ、……鍋と草を持ってどうしたの?」
ハルはつい2時間くらい前まで一緒にいたのに、私に抱き着き頭やおでこにチュッチュッしている。
「それがね、薬を作って飲ませたんだけど、熊にはよく効いたけど、人には多分致死量だったの。だから少し調整して、城の人たちで試してみたくて」
「レイ!カイルさんに何かあったのか?」
あっ!しまった!ノアさんはカイルさんラブなんだった……。
「あっいや、大丈夫だよ!熱が出てはぁはぁ言ってたけど、私の薬をララさんが熊の口に流し込んで、すぐに治ったの!」
「はぁ~なんだ…良かった。そうか治ったなら安心だ。レイありがとう、俺からも礼を言うよ」
ノアさん……、愛する人を心底心配してるんだね……愛だな。
「ちょっと、メルトル村で熊に餌付けしてるのか?美麗、危ないんだよ熊は」
え?熊?熊の話……は!しまった。カイルさんを熊扱いしてた!だって、大きさ熊とどこが違うの…?
「いや、ハル、レイが言いたいのはカイルさんのことだ。多分、薬の事しか考えてないから、身長体重を見て被験体としか思ってなかったんだろう」
はい、そうです。でも熊でカイルさんとわかったノアさんもさすがだね。愛だな。
そのあと城の人たちで、病気や怪我をした人を見つけ出し、この薬を試してもらうとすべての人に効果があった。
思ったのはマーゴットさん凄い、ということだけだった。
287
あなたにおすすめの小説
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
【完】出来損ない令嬢は、双子の娘を持つ公爵様と契約結婚する~いつの間にか公爵様と7歳のかわいい双子たちに、めいっぱい溺愛されていました~
夏芽空
恋愛
子爵令嬢のエレナは、常に優秀な妹と比較され家族からひどい扱いを受けてきた。
しかし彼女は7歳の双子の娘を持つ公爵――ジオルトと契約結婚したことで、最低な家族の元を離れることができた。
しかも、条件は最高。公の場で妻を演じる以外は自由に過ごしていい上に、さらには給料までも出してくてれるという。
夢のような生活を手に入れた――と、思ったのもつかの間。
いきなり事件が発生してしまう。
結婚したその翌日に、双子の姉が令嬢教育の教育係をやめさせてしまった。
しかもジオルトは仕事で出かけていて、帰ってくるのはなんと一週間後だ。
(こうなったら、私がなんとかするしかないわ!)
腹をくくったエレナは、おもいきった行動を起こす。
それがきっかけとなり、ちょっと癖のある美少女双子義娘と、彼女たちよりもさらに癖の強いジオルトとの距離が縮まっていくのだった――。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる