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11 料理人の苦労がわかる男
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料理が次々に運ばれてきて、食事は進んでいく。
給仕の男たちのさりげないサービス。味はもちろんのこと、見た目も美しい料理ばかりである。そして、タイミング良く注がれるワイン。
上質なもてなしだった。
レイは料理を誰よりも優雅に、楽しそうに味わっている。育ちの良さがにじみ出るような洗練されたマナー。
コースもデザートを残すのみとなった頃。
「2人とも銀のスプーンをくわえて生まれてきたようだな」
疑いもせずに吐かれたミスター・ラダーの言葉を、レイが即座に否定した。
「とんでもない。まあ、ルーインはその通りですが。俺はスラム出身ですからね、必要に迫られて覚えた付け焼き刃ですよ」
「えっ、スラム出身!」
ルーインとケイジ・ラダーが2人そろって驚きの言葉を口にした。言わなければ誰にもわからないだろう。
それにしても、とケイジ・ラダーは思う。
今日は特別に格式高いもてなしをセッティングしていた。阿刀野レイがどんな振る舞いをするだろうかと、楽しみだったのだ。
ところが当の男は毎日こんな席についているように、終始、落ち着いていた。そのマナーは驚くほど美しかった。
そして、話題の豊富さだろうか、それとも話を聞く姿勢にだろうか、ホストであるはずの自分がもてなされているように感じたのだ。
これなら、政府の執政官や惑星統治者たちとの会食でも遜色はないだろう。それどころか、この男の隣に座ったものはラッキーだ。見目麗しいだけでなく、話し手としても聞き手としても秀でている。社交界デビューしたら、誰もが競って晩餐に招くだろう。
それが、スラム出身?
そんなことを考えていたら、レイがわざとらしくため息をついた。
「あ~あ、そんなにしんみりされちゃうとなあ。スラム出身でも、俺はこうして生きてるし、毎日を楽しんでるんだから」
それから、ふと思いついたように給仕の男に声をかけた。
「ねえ、キミ。シェフに伝えてくれるかな。どの料理もものすごくおいしかったけど、久しぶりに食べたグラスのサラダは最高だったって。今が旬なんだね。季節を感じられて、うれしかったって伝えて」
「かしこまりました」
男が厨房へ消えてしばらく後、シェフがデザートがわりのチーズを手にやってきた。
「おや、どういう風の吹き回しだい。料理長が自らサービスしてくれるなんて」
チーズを切り分け始めたシェフにミスター・ラダーが声をかける。
「うちの料理長は、料理の腕はいいけど愛想がないんだ。晩餐会で『おいしい料理の礼を直接シェフに言いたい』と言われて呼び出しても、出てきた試しがない。それなのに、な」
仏頂面をしたシェフが、ぼそりとつぶやく。
「料理人の苦労がわかるゲストの、顔を見たくなりました」
「ほう。それなら、先ほどメッセージを託したのはその男だよ。驚くほどの美貌だから顔を見に来たのは正解だな」
「……」
「まあ、それは冗談だが、キミもどんな男か興味をもったんじゃないのか?」
シェフは真正面からレイの顔を見てわずかに眉をひそめる。納得のいかない様子である。レイはいやな顔ひとつせずに、
「おいしい料理をありがとうシェフ。どの料理も素材が活きてて、ナチュラルで、ほんとにおいしかった。しばらく禁欲生活してたんで贅沢な料理に飢えてたみたい。ごちそうさまでした」
素直な誉め言葉に、中年のシェフの顔が赤く染まった。
自分の料理には派手さがない。見た目は贅沢からほど遠く、ありふれたコースに見えることを知っている。
料理人は料理を出すために、素材を吟味して手をかけるのは当たり前だ。もちろん、おいしいものを出している自信があるから、おいしかったと言われるのは当然だと受け止めている。料理人の大変さを客にわかってもらおうとは思わない。
だが。
素直にありがとうと、そしてごちそうさまと言ったこの男は、オードブルでもなく、メインディッシュでもなく、変哲のないサラダを誉めたのである。シェフのこだわりようなどお見通しだということが、それだけでわかった。
「おいしく食べていただければ、それが料理人にとっては何よりです」
価値のわかる人に、という言葉をシェフは心の中で付け加えた。
「料理だけでなくて酒もおいしかったな。あれもあなたがセレクトしたんですか。料理との相性も抜群だし、俺好みの渋めが多くて。いいワインでしたね」
「飲食に関するお仕事をなさっているんですか?」
勢い込んでたずねたシェフに、ミスター・ラダーが思わず吹き出す。
「おいおい。阿刀野くんは料理人なんかじゃなくて、操縦士だ。それに、とてもそうは見えないけど、開発チームのジャックなど相手にならないくらい強い、闘うために生まれてきたような男だよ。食事をともにするにはいい相手だと、わたしも認めるがな」
「……それなら…。どうしてそんなに料理や酒に詳しいんですか?」
質問にケイジ・ラダーが口をはさむ。
「それはわたしにも疑問だよ。必要に迫られてマナーを身につけたそうだけれど、阿刀野くんの場合はとても付け焼き刃には見えない。料理や酒のことだって、シェフが驚くほどだからな」
2人のやり取りを聞いていたレイは、それだけで説明が付くと思っているように言った。
「一緒に暮らしていた男が、完璧主義者だっただけです」
厳しいトレーニングをさせられたように、テーブルマナーも料理や酒の知識も、そして食事の席でのもてなしまで、すべて教育係だったマリオンにたたき込まれた。誰と会食することになっても恥ずかしくないように。引けを取らないようにと。
もう昔のことなのに、なにもかも捨ててきたはずなのに。生きている限り、マリオンは俺の中から出ていってくれない。
でも、まあいいか。
「あなたたちにそんな風に言ってもらえるなら、苦労した甲斐があったんですね」
レイの美しい顔から目を離さないシェフをミスター・ラダーがたしなめる。
「ダメだよ、料理長。そんなに食い入るように見詰めても。阿刀野くんをキミに渡すつもりはない。いい料理アドバイザーにもなりそうだけどな、彼を口説くのはわたしだ。キミがつくってくれた料理を一緒に味わう機会をつくるためにも! まあ、交渉はこれからだが」
ははは、と笑うミスター・ラダーに、レイが困った顔をする。シェフは合点がいったという顔をした。
「大切な話をされるなら、チーズはリビングへお持ちしましょう。わたしも料理人の心がわかる人に食べてもらえるのは楽しみです。社長、しっかり口説いてください。お酒もとびきりのを用意します。何になさいますか?」
ミスター・ラダーはシェフの台詞に笑顔を向け、レイを振り返る。
「うちの料理長は酒が好きでね、かなりそろっているよ。ここへどれだけ持ってきているかはしらないが、飲みたい酒はあるかい?」
「じゃあ…、ティア・ドロップありますか?」
レイがうれしそうに聞く。ティア・ドロップという名に反応したのはシェフだった。
「ティア・ドロップ、幻の酒ですか…。わたしのコレクションには残念ながらありません。一度は飲んでみたいと思っているんですがこの歳になるまで機会が、えっ…」
言葉の途中で、シェフがハッとしてレイを見つめる。
「あなたは、ティア・ドロップを飲んだことがあるんですか?」
「ん、俺のお気に入り。いまは、めったに飲む機会がないんだけど、あれを飲むと生きててよかったって思うよね」
シェフは心底、羨ましそうな顔になった。
「そんな顔されると困るなあ…、知り合いのバーで飲ませてくれるんです。飲みたいんだったら連れて行って…」
と言いかけて、目の前に座るミスター・ラダーのらんらんと輝く瞳にぎょっとする。
「すみません、シェフ。今の発言を撤回させてください。何だか、社長にも連れて行けと言われそうだ」
「そんな酒なら、ぜひ飲んでみたい。どうして、わたしはダメなのかね」
やわらかい口調とは裏腹に、ミスター・ラダーの目が恐い。
「俺の提案が無謀でした。謝ります。お二人とも無理でした。
知り合いのバーは傭兵や海賊崩れが集まる場所で、お世辞にも柄がいいとは言えない。お二人ともそんな場所へ行ったら浮いてしまうし危険だ…」
それでも、がっくりしたシェフをかわいそうに思ったレイがフォローする。
「今度行ったら、分けてもらってきます。だから、待っててくださいね」
「約束してくれますか!」
シェフの心からの言葉に、レイは笑いながらうなずいた。
メタル・ラダー社の社長にしても、そのおかかえシェフにしても。どちらもその世界では名の知れた男に違いない。なのにどうして、レイさんといると、みんな子どものようになるのだろうとルーインには不思議だった。
給仕の男たちのさりげないサービス。味はもちろんのこと、見た目も美しい料理ばかりである。そして、タイミング良く注がれるワイン。
上質なもてなしだった。
レイは料理を誰よりも優雅に、楽しそうに味わっている。育ちの良さがにじみ出るような洗練されたマナー。
コースもデザートを残すのみとなった頃。
「2人とも銀のスプーンをくわえて生まれてきたようだな」
疑いもせずに吐かれたミスター・ラダーの言葉を、レイが即座に否定した。
「とんでもない。まあ、ルーインはその通りですが。俺はスラム出身ですからね、必要に迫られて覚えた付け焼き刃ですよ」
「えっ、スラム出身!」
ルーインとケイジ・ラダーが2人そろって驚きの言葉を口にした。言わなければ誰にもわからないだろう。
それにしても、とケイジ・ラダーは思う。
今日は特別に格式高いもてなしをセッティングしていた。阿刀野レイがどんな振る舞いをするだろうかと、楽しみだったのだ。
ところが当の男は毎日こんな席についているように、終始、落ち着いていた。そのマナーは驚くほど美しかった。
そして、話題の豊富さだろうか、それとも話を聞く姿勢にだろうか、ホストであるはずの自分がもてなされているように感じたのだ。
これなら、政府の執政官や惑星統治者たちとの会食でも遜色はないだろう。それどころか、この男の隣に座ったものはラッキーだ。見目麗しいだけでなく、話し手としても聞き手としても秀でている。社交界デビューしたら、誰もが競って晩餐に招くだろう。
それが、スラム出身?
そんなことを考えていたら、レイがわざとらしくため息をついた。
「あ~あ、そんなにしんみりされちゃうとなあ。スラム出身でも、俺はこうして生きてるし、毎日を楽しんでるんだから」
それから、ふと思いついたように給仕の男に声をかけた。
「ねえ、キミ。シェフに伝えてくれるかな。どの料理もものすごくおいしかったけど、久しぶりに食べたグラスのサラダは最高だったって。今が旬なんだね。季節を感じられて、うれしかったって伝えて」
「かしこまりました」
男が厨房へ消えてしばらく後、シェフがデザートがわりのチーズを手にやってきた。
「おや、どういう風の吹き回しだい。料理長が自らサービスしてくれるなんて」
チーズを切り分け始めたシェフにミスター・ラダーが声をかける。
「うちの料理長は、料理の腕はいいけど愛想がないんだ。晩餐会で『おいしい料理の礼を直接シェフに言いたい』と言われて呼び出しても、出てきた試しがない。それなのに、な」
仏頂面をしたシェフが、ぼそりとつぶやく。
「料理人の苦労がわかるゲストの、顔を見たくなりました」
「ほう。それなら、先ほどメッセージを託したのはその男だよ。驚くほどの美貌だから顔を見に来たのは正解だな」
「……」
「まあ、それは冗談だが、キミもどんな男か興味をもったんじゃないのか?」
シェフは真正面からレイの顔を見てわずかに眉をひそめる。納得のいかない様子である。レイはいやな顔ひとつせずに、
「おいしい料理をありがとうシェフ。どの料理も素材が活きてて、ナチュラルで、ほんとにおいしかった。しばらく禁欲生活してたんで贅沢な料理に飢えてたみたい。ごちそうさまでした」
素直な誉め言葉に、中年のシェフの顔が赤く染まった。
自分の料理には派手さがない。見た目は贅沢からほど遠く、ありふれたコースに見えることを知っている。
料理人は料理を出すために、素材を吟味して手をかけるのは当たり前だ。もちろん、おいしいものを出している自信があるから、おいしかったと言われるのは当然だと受け止めている。料理人の大変さを客にわかってもらおうとは思わない。
だが。
素直にありがとうと、そしてごちそうさまと言ったこの男は、オードブルでもなく、メインディッシュでもなく、変哲のないサラダを誉めたのである。シェフのこだわりようなどお見通しだということが、それだけでわかった。
「おいしく食べていただければ、それが料理人にとっては何よりです」
価値のわかる人に、という言葉をシェフは心の中で付け加えた。
「料理だけでなくて酒もおいしかったな。あれもあなたがセレクトしたんですか。料理との相性も抜群だし、俺好みの渋めが多くて。いいワインでしたね」
「飲食に関するお仕事をなさっているんですか?」
勢い込んでたずねたシェフに、ミスター・ラダーが思わず吹き出す。
「おいおい。阿刀野くんは料理人なんかじゃなくて、操縦士だ。それに、とてもそうは見えないけど、開発チームのジャックなど相手にならないくらい強い、闘うために生まれてきたような男だよ。食事をともにするにはいい相手だと、わたしも認めるがな」
「……それなら…。どうしてそんなに料理や酒に詳しいんですか?」
質問にケイジ・ラダーが口をはさむ。
「それはわたしにも疑問だよ。必要に迫られてマナーを身につけたそうだけれど、阿刀野くんの場合はとても付け焼き刃には見えない。料理や酒のことだって、シェフが驚くほどだからな」
2人のやり取りを聞いていたレイは、それだけで説明が付くと思っているように言った。
「一緒に暮らしていた男が、完璧主義者だっただけです」
厳しいトレーニングをさせられたように、テーブルマナーも料理や酒の知識も、そして食事の席でのもてなしまで、すべて教育係だったマリオンにたたき込まれた。誰と会食することになっても恥ずかしくないように。引けを取らないようにと。
もう昔のことなのに、なにもかも捨ててきたはずなのに。生きている限り、マリオンは俺の中から出ていってくれない。
でも、まあいいか。
「あなたたちにそんな風に言ってもらえるなら、苦労した甲斐があったんですね」
レイの美しい顔から目を離さないシェフをミスター・ラダーがたしなめる。
「ダメだよ、料理長。そんなに食い入るように見詰めても。阿刀野くんをキミに渡すつもりはない。いい料理アドバイザーにもなりそうだけどな、彼を口説くのはわたしだ。キミがつくってくれた料理を一緒に味わう機会をつくるためにも! まあ、交渉はこれからだが」
ははは、と笑うミスター・ラダーに、レイが困った顔をする。シェフは合点がいったという顔をした。
「大切な話をされるなら、チーズはリビングへお持ちしましょう。わたしも料理人の心がわかる人に食べてもらえるのは楽しみです。社長、しっかり口説いてください。お酒もとびきりのを用意します。何になさいますか?」
ミスター・ラダーはシェフの台詞に笑顔を向け、レイを振り返る。
「うちの料理長は酒が好きでね、かなりそろっているよ。ここへどれだけ持ってきているかはしらないが、飲みたい酒はあるかい?」
「じゃあ…、ティア・ドロップありますか?」
レイがうれしそうに聞く。ティア・ドロップという名に反応したのはシェフだった。
「ティア・ドロップ、幻の酒ですか…。わたしのコレクションには残念ながらありません。一度は飲んでみたいと思っているんですがこの歳になるまで機会が、えっ…」
言葉の途中で、シェフがハッとしてレイを見つめる。
「あなたは、ティア・ドロップを飲んだことがあるんですか?」
「ん、俺のお気に入り。いまは、めったに飲む機会がないんだけど、あれを飲むと生きててよかったって思うよね」
シェフは心底、羨ましそうな顔になった。
「そんな顔されると困るなあ…、知り合いのバーで飲ませてくれるんです。飲みたいんだったら連れて行って…」
と言いかけて、目の前に座るミスター・ラダーのらんらんと輝く瞳にぎょっとする。
「すみません、シェフ。今の発言を撤回させてください。何だか、社長にも連れて行けと言われそうだ」
「そんな酒なら、ぜひ飲んでみたい。どうして、わたしはダメなのかね」
やわらかい口調とは裏腹に、ミスター・ラダーの目が恐い。
「俺の提案が無謀でした。謝ります。お二人とも無理でした。
知り合いのバーは傭兵や海賊崩れが集まる場所で、お世辞にも柄がいいとは言えない。お二人ともそんな場所へ行ったら浮いてしまうし危険だ…」
それでも、がっくりしたシェフをかわいそうに思ったレイがフォローする。
「今度行ったら、分けてもらってきます。だから、待っててくださいね」
「約束してくれますか!」
シェフの心からの言葉に、レイは笑いながらうなずいた。
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