194 / 427
一番のロボットは何か
レギュレーションは厳守
しおりを挟む
「今回はちょっと趣向を変えてみたいと思います」
「どういうことでしょう?」
「今回は救出ではなくてあなたのトレーニングをしてもらおうと思います」
「トレーニングならここの施設で充分できるのでは?」
ここの施設だけでもスポーツジムや世界各地に転送できるシステム(有料)があるのでトレーニングと言われてもピンとこない。
「体はいくらで鍛えられても他の事を鍛えられない物があるんですよ、たとえばサヨちゃんが持っているロボットの操縦とかね」
「シミュレーターなら作れるのでは、それこそゲーセンにあるものや戦闘機の物を改造すればいいのでは?」
「うーん、それも案にはあったんだけど結局実物のデータがあるんだから回収しない手はないと」
「それで自分に白羽の矢が」
「そういうことです、今回はいくつかの戦闘経験を適当にしてきてほしいのです」
「適当でいいんですか?」
「いいですよ、別にロボットを持っているのはあなただけではないですからね、数値自体はこっちでいじれるので必要なのは複数の実動データなのでそこは適当でいいですよ」
「わかりました」
「じゃあ行ってらっしゃい」
気が付くと都会の中にいた、大きく出ている看板にはカッコいいロボットが大きく表示されていた、肩や胸部には企業の物と思われるロゴが表示されていた。
「なんだこの世界」
「たぶん、アレに出れば良いのかな?」
サヨが指した方向は大きく参加者募集の文字が大きく書かれた看板があった。
「今回はアレっぽいよなぁ……」
この世界に来たばかりなのでよくわからないまま看板にある場所向かおうとする。
「お、君たちアレに興味があるのかい?」
サングラスを付けた陽気な男性が話しかけてきた。
「あ、ハイ戦って見たいと思いまして……」
「それは丁度良かった、あと少しで試合があるんだけどどうかな?」
「別にいいですけど……」
なんかアルバイトで「今から入れない?」と聞かれた気分だ。
「それは良かったぁ、君たちの機体はどこ製かな?」
「自作、です」
本当は発掘した物を会社の人が改造した物だが、説明が面倒なのでとりあえず自作と言っておく。
「それはすごいな、じゃあ簡単なレギュレーションとかはコレに書いてあるから30分後にこの冊子の裏にある場所に来てくれ、僕がそこにいるから直ぐに案内するよ、じゃよろしく」
男性はあわてていたのか冊子を押し付けて逃げるように去って行った。
「よくわかってないけどやるかぁ」
「そうだね」
「というか調整ってできるのかな?」
冊子をめくりながら機体についてのレギュレーションを眺める。
「……これなら簡単な調整で済みそうだから目的の場所に行こう」
「はいはい」
サヨが大丈夫と言っていたので冊子と周囲にある案内の看板を頼りに目的の場所に向かう、初めての土地なのでかなり苦戦したがなんとか到着できた。
「どういうことでしょう?」
「今回は救出ではなくてあなたのトレーニングをしてもらおうと思います」
「トレーニングならここの施設で充分できるのでは?」
ここの施設だけでもスポーツジムや世界各地に転送できるシステム(有料)があるのでトレーニングと言われてもピンとこない。
「体はいくらで鍛えられても他の事を鍛えられない物があるんですよ、たとえばサヨちゃんが持っているロボットの操縦とかね」
「シミュレーターなら作れるのでは、それこそゲーセンにあるものや戦闘機の物を改造すればいいのでは?」
「うーん、それも案にはあったんだけど結局実物のデータがあるんだから回収しない手はないと」
「それで自分に白羽の矢が」
「そういうことです、今回はいくつかの戦闘経験を適当にしてきてほしいのです」
「適当でいいんですか?」
「いいですよ、別にロボットを持っているのはあなただけではないですからね、数値自体はこっちでいじれるので必要なのは複数の実動データなのでそこは適当でいいですよ」
「わかりました」
「じゃあ行ってらっしゃい」
気が付くと都会の中にいた、大きく出ている看板にはカッコいいロボットが大きく表示されていた、肩や胸部には企業の物と思われるロゴが表示されていた。
「なんだこの世界」
「たぶん、アレに出れば良いのかな?」
サヨが指した方向は大きく参加者募集の文字が大きく書かれた看板があった。
「今回はアレっぽいよなぁ……」
この世界に来たばかりなのでよくわからないまま看板にある場所向かおうとする。
「お、君たちアレに興味があるのかい?」
サングラスを付けた陽気な男性が話しかけてきた。
「あ、ハイ戦って見たいと思いまして……」
「それは丁度良かった、あと少しで試合があるんだけどどうかな?」
「別にいいですけど……」
なんかアルバイトで「今から入れない?」と聞かれた気分だ。
「それは良かったぁ、君たちの機体はどこ製かな?」
「自作、です」
本当は発掘した物を会社の人が改造した物だが、説明が面倒なのでとりあえず自作と言っておく。
「それはすごいな、じゃあ簡単なレギュレーションとかはコレに書いてあるから30分後にこの冊子の裏にある場所に来てくれ、僕がそこにいるから直ぐに案内するよ、じゃよろしく」
男性はあわてていたのか冊子を押し付けて逃げるように去って行った。
「よくわかってないけどやるかぁ」
「そうだね」
「というか調整ってできるのかな?」
冊子をめくりながら機体についてのレギュレーションを眺める。
「……これなら簡単な調整で済みそうだから目的の場所に行こう」
「はいはい」
サヨが大丈夫と言っていたので冊子と周囲にある案内の看板を頼りに目的の場所に向かう、初めての土地なのでかなり苦戦したがなんとか到着できた。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる