異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

仙人掌(さぼてん)

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圧倒的相性の有利

意味は無かった

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 大きな起動と共に洗脳装置が動き出す、対象はおそらくサヨさんだろう、その次はタチバナ君で自分は最悪しまつされて終わりかもしれない。
「私も手伝いするよ」
 アリスが機器に近づくと懐から何かの道具を取り出して機器に接続していた、というかあんな物にまで対応してしているか……。
 アリスが機器に接続してからうなり声が低くな正常に動いているように見える。
「よし、これで連続使用ができるぞ」
 何やってくれてんのこの子……。

「……君のおかげで2人の洗脳は完了したぁ!」
 アリスのせいで稼げそうな時間がなくなってしまった。
「サヨ」
「はーい」
 タチバナ君がサヨちゃんに指示を飛ばしている、価値観事態はそのままで向こうの勢力になるのでこの2人は元々主人と従者のような関係かもしくは夫婦か何かなのだろう。
 サヨさんが大型の銃を取り出してこちらに向ける、けっして自分の後ろには何もないので確実に自分を狙っている。
「マジかぁ……」
 外に出られる戦闘ができる人間が増えて調子に乗ってしまったのが運の尽きだったようだ、相手は洗脳してきて自分だけが影響を受けないのだからもっと慎重にするべきだった。
 銃口をこちらに向けたまま引き金が引かれた、これで自分の人生が終わったと思ったらいつまでも痛みなどが来ず自分の体を確認してみるが血が流れておらず傷が1つも無い。
「アレ?」
 正面をみるとロボットアニメにありそうなシールドらしき物が浮いていた。
「ナニコレ」
 何物かと疑問を浮かべているとアリスの近くにある機器類から変な音が鳴り出す。
「おい、何を……、なんてこと、まさか私が洗脳されていたなんて……」
 機器が破壊されるとどうやら洗脳が解除されるようだ。
「なにがどうなった……」
 男性が茫然と立っている。
「僕ら、そういうの効かないので……」
 タチバナ君達がダルそうに答えてから両手に銃をもって機器類に対して発砲していく、今度は守る人もいないため次々と破壊されていく。
「コレでえ終わりかな?」
「せめて最後は役に立ちたいから私にまかせてほしい、とりあえず下に仕掛けた爆弾を全部起動させる」
 アリスが申し訳なさそうに申し出てきた。
「それじゃあ最後は任せるよ」
「おう、まかせてくれ」
 アリスの顔が少し明るくなり気合いを入れてさらに爆弾を取り出す。
「とりあえず3分後に爆破されるから全力で撤退するよ」
「了解」
 洗脳されていた男性は放置して急いで階段を駆け下りていく、アリスは道中でも追加で爆弾をばら撒いていた。
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