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配達の仕事
2つ目の配達先
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「来るぞって何?」
いきなりの場面転換で困惑しているとドアが乱暴に蹴り開けられた。
「もう逃げられないぞぉ!」
怒りで我を忘れかけそうな人が複数入ってきた。
「あいつらを気絶させてくれると助かる」
「助かるって……「わかった」え?」
サヨが素早く動き出して向かって来た人達を一瞬で魔法でマヒさせて気絶させた。
「……すごいね、さすがだよ」
「どうも」
状況がいまいち飲み込めないままお礼を言われたのでとりあえず答えておく。
「もしかして以前に来たことあるよね」
「そうですね、一番最初に来た異世界なので、てかよく覚えてますね」
「それが自分のスキルだからね、とにかくコレで何とかなりそうだ」
「それは何より……」
よく分からないままいると端末から通知音が鳴る。
「ちょっと失礼」
「どうぞ」
異世界で通知がくるなんて初めてなので気になって端末を取り出して確認してみる。
【配達が完了しました次の目的世界に向かってください】
どうやらこの世界での仕事は終わったっぽい。
「あ、終わったみたい」
「ありがとうおかげで助かったよ」
「じゃあ僕達はこれで……」
端末のアプリから次の世界を選択するといきなり周囲の景色が変わった、アプリでも一瞬で移動するようだ。
「ここはどこだ?」
次の世界は森の中に出たようで周囲に人がいる気配がない。
「居ない、かな?」
サヨのレーダーにもかからないようで本当に誰もいないようだ。
「確か配達だったよね?」
「そうだね……」
2人で顔を見合わせて首をかしげる。
「配達って物とか戦力以外に何かあるのか?」
「私にも何が何やら……、一応渡す人と物だけは分かってるけど……」
どうやらサヨもこの状況を分かっていないようで一応端末のアプリも確認してみるが特に何をするなどの指示らしき表示はない。
「とりあえず歩くか?」
「そうだね」
じっとしていてもしょうがないのでとりあえず歩き出す、状況を変えるには歩き出すしかないのだ。
「……おかしい」
「どうした?」
「何もない、人とかじゃなくても魔物とか動物の気配すらない」
「てことは、もしかしてココって人口物?」
「そうかも……」
もしココが人口的な物であれば不法侵入などで具合が悪い事になりそうでよくない。
「かなり広いな」
「みたいだね」
歩けど歩けど同じ終わりが見えないしサヨのレーダーにも反応がないようだ。
「ちょっと飛んで見てみて」
「わかった」
翼を出して上に飛んで遠くを見まわしたようだが何も無かったのかすぐに降りてきた。
「何も無かった」
何も見つからなかったようで少し落ち込んでいた、とりあえずサヨの頭を撫でながら今後をどうするか考える。
「異世界からお届け物ですけども?!」
試しに大声で叫んでみた、もしかしたらこちらを見たり聞いたりしているかもしれない、何事もやってみないとわからない。
すると目の前の空間が割れて女性が慌てた様子で出てきた。
「そうならそうと言って下さいよ!」
いきなりの場面転換で困惑しているとドアが乱暴に蹴り開けられた。
「もう逃げられないぞぉ!」
怒りで我を忘れかけそうな人が複数入ってきた。
「あいつらを気絶させてくれると助かる」
「助かるって……「わかった」え?」
サヨが素早く動き出して向かって来た人達を一瞬で魔法でマヒさせて気絶させた。
「……すごいね、さすがだよ」
「どうも」
状況がいまいち飲み込めないままお礼を言われたのでとりあえず答えておく。
「もしかして以前に来たことあるよね」
「そうですね、一番最初に来た異世界なので、てかよく覚えてますね」
「それが自分のスキルだからね、とにかくコレで何とかなりそうだ」
「それは何より……」
よく分からないままいると端末から通知音が鳴る。
「ちょっと失礼」
「どうぞ」
異世界で通知がくるなんて初めてなので気になって端末を取り出して確認してみる。
【配達が完了しました次の目的世界に向かってください】
どうやらこの世界での仕事は終わったっぽい。
「あ、終わったみたい」
「ありがとうおかげで助かったよ」
「じゃあ僕達はこれで……」
端末のアプリから次の世界を選択するといきなり周囲の景色が変わった、アプリでも一瞬で移動するようだ。
「ここはどこだ?」
次の世界は森の中に出たようで周囲に人がいる気配がない。
「居ない、かな?」
サヨのレーダーにもかからないようで本当に誰もいないようだ。
「確か配達だったよね?」
「そうだね……」
2人で顔を見合わせて首をかしげる。
「配達って物とか戦力以外に何かあるのか?」
「私にも何が何やら……、一応渡す人と物だけは分かってるけど……」
どうやらサヨもこの状況を分かっていないようで一応端末のアプリも確認してみるが特に何をするなどの指示らしき表示はない。
「とりあえず歩くか?」
「そうだね」
じっとしていてもしょうがないのでとりあえず歩き出す、状況を変えるには歩き出すしかないのだ。
「……おかしい」
「どうした?」
「何もない、人とかじゃなくても魔物とか動物の気配すらない」
「てことは、もしかしてココって人口物?」
「そうかも……」
もしココが人口的な物であれば不法侵入などで具合が悪い事になりそうでよくない。
「かなり広いな」
「みたいだね」
歩けど歩けど同じ終わりが見えないしサヨのレーダーにも反応がないようだ。
「ちょっと飛んで見てみて」
「わかった」
翼を出して上に飛んで遠くを見まわしたようだが何も無かったのかすぐに降りてきた。
「何も無かった」
何も見つからなかったようで少し落ち込んでいた、とりあえずサヨの頭を撫でながら今後をどうするか考える。
「異世界からお届け物ですけども?!」
試しに大声で叫んでみた、もしかしたらこちらを見たり聞いたりしているかもしれない、何事もやってみないとわからない。
すると目の前の空間が割れて女性が慌てた様子で出てきた。
「そうならそうと言って下さいよ!」
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