異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

玩具の世界は無駄に壮大になりがち

世界の展開

「ここまで来たらさ、こんな事もあろうかと思ってってヤツを作ってみたい」
「わかる」
「やってみたい」
　こういった事柄に対しては３人ともロマンが好きなので同意しかなかった。

「まずは機体とか？」
「そうだね、というか金属持ってきて作ろうよ」
「いいねいいね」
　３人でいろいろ盛り上がってしまい、あーでもないこーでもないと話ているといつの間にか時間が過ぎて行った。


　そんなこんなで開発を続けているとゲームの方でオンライン対応したようだ、この世界ではオンラインゲームなどが無かったようで、この世界では初めてのオンラインゲームな事もあり、人気が爆発的に広がったようだ、おかげで予想外のボーナスが出たりと良いこともあった、と言ってもこの世界のお金を持っていても帰ってしまえば意味がないのでなるべくいろんな所に使って還元していく、恵美は休みの日はゲームをするために入り浸っていた、こちらの方は機材やらなんやらはなるべく更新しておく、こういった備品系統は自分達がいなくなっても使っていけるだろう。
　オンラインゲームが流行ったおかげでグッズ展開したおかげ更に収入があったが、そんなことよりも立体物がでていた、サンプル品をもらったので作ってみる、完成度はなかなか高かったので今後の開発に対するモチベーションになった。
　それから雑誌などで連載やテレビでの放映が始まったりと人気は日本だけではなく世界でも人気になっていった。


「コレあれか、このゲームが主軸の世界になるのか、な？」
「かなぁ」
「うーん……、あ」
　恵美が展開されているグッズを見ていると何か喉に引っ掛かったようで、何か思い出したようだ。
「恵美どうした？」
「そういえば元の日本にあったわ、確かマイナー作品だったと思う」
「マイナーかぁ」
　自分が作った物がマイナー作品と言われたので少しショックだった。


「じゃあつまりこの世界はおもちゃとかの原作がある世界ってこと？」
「みたいだね」
「じゃあ頑張ってアイデア出して作ったコレも既にあったってこと？」
「でもあの作品って詳しく知らないからもしかしたら別物になっているかもしれないし、ね」
「でも単一の作品が爆発的に人気になるのはおもちゃアニメとかのお約束というか……」
「それで作品ストーリーとかってわかる？」
「ごめんマイナー作品すぎてわかんない」
「しょうがないか、こっちはこっちで出来るだけの事はやっておこう、とりあえず鋼材をいくつか取り寄せておこう」
「はい」
「そうだね」
　元になった原作の世界がわからないので今後の行動を気を付けていかなければならない、開発者の作品における立ち位置がわからないので自分達でも動けるようにしておこう、幸いにもお金に関しては余裕があるので少しづつ準備を進めていこう。