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最終決戦に現れる空気の読めない奴ら

あのロボットの行方

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異世界から日本に戻ってきた、といっても自分のいた日本とは少し違う。

「そういえば何で国が転生者のサポートとかやってるんですか?」
レポートの提出に来たついでに丁度休憩していた職員に質問してみた。
「あぁ、ちゃんと利益が出ているからですよ」
「利益、ですか、僕が異世界に行ったりしましたけどとても利益につながっているとは…」
「そうなりますよね、そうえば貴方は別の日本から来ていましたよね?」
「そうですよー、この世界のサブカルに違和感アリアリですよ」
「あーそのへん馴染めないとつらいですな、話を戻して、そっちの日本の飲食店の時給っていくら位でした?」
「あー地域によるけど750円から900円ほどじゃないっすかね」
それを聞いた職員は憐れむような顔で、
「それはフルタイムでも食べていけるのかい?」
「無理っすね、みんな応募いないし、1000円越えれば高い方で、おかけでどこも急募ばっかりで」
「それは…ご愁傷さまです…」
「それが普通ですからね」
「そうですか、こっちの日本の求人なんですが…」
ポケットにあるスマホを取り出し求人情報を探し始める。


「…っとあったあった、これがこの世界の日本の都道府県別最低時給です」
「高っ!」
一番低い時給が1508円だった、フルタイムなら25万円以上貰える、これだったら普通にバイトで食っていける。
「あくまで最低時給ですからね、都市部は2000円近くは行きますね」
「すっごく景気いいですね、こっちの世界のバブルがはじけなかったらこんな感じになってたのか…」
「バブル景気については転生者の方にたまに聞きますね、いろいろ話しをまとめて、おそらく分かりやすいように纏めると…、ベビーブームが定期的に訪れて、バブル経済が弾けずに続いている感じですね」
「ぱねぇ…、でもそれと異世界と何の関係が?」
「この世界の日本は神様と契約のしたのさ」
「国が?!」
「そう、国が、異世界に転生した日本人を救済する事で、その世界の技術を手に入れたりも出来るし、国の加護が強くなるのさ」
「つまり管理を投げた感じか」
「そうとも言えるね、まぁでも日本が景気が良いからいいんじゃないかな、までもこの事業をやめたらこの世界の日本は一気に破滅するからねぇ」
しみじみと見上げる。

「まぁ、この世界の日本のことは解りました、ありがとうございます」
「あぁ、そっちも仕事頑張ってくれ」
「はい、ところで相談なんですが…」
「あぁ、けっこうマジな物だったらサポセンあるからそっちで」
「うっす」
厄介ごと嗅ぎ取ったのか名刺サイズの紙を渡されて仕事に戻っていった。

「ひぇぇ…」
もらった紙に記載されているサポセンに聞こうと思ったがなんだかめんどくなりそのまま帰宅する事にした。
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