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世界は1枚のカードから始まった
玩具系の作品は無駄に壮大
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「そういえば次の世界に希望はありますか、今回は割と融通が利きますよ」
すごく悪そうな顔で何か進めてくる、しかし、行ける世界に希望が出せるのなら今度は、おもちゃが主流になっている世界がいいな、なんか平和そうだ。
「玩具で決着がつく世界とか…」
「えっ!」
担当の人が手を合わせて笑顔になる、これはもう嫌な予感しかしない。
「いやぁ、なかなか人が寄り付かなくて…」
これは…面倒な事になったぞ…。
「たすかります」
やばい、どんどん決定していってる。
「じゃあこの中から選んでくださいね」
いつの間に持っていた10枚の書類を渡される。
「これは?」
「今玩具系は不人気で今ならこの中から選べますよぉ!」
溜まっていた仕事が解消できてうれしいのか妙にテンションが高い。
選べる世界はカードゲームや独楽など小学生が見る雑誌に出てくるような物で自分のいた日本では見た事のない名称の物しか無かった。
もし作品を知っていれば何とか行けたかもしれないが、その世界で上手く玩具を扱えなければ人権すらない可能性がある、何とかいけそうなのはカードゲームの世界かな。
「じゃあこれで」
「あーこれですか、もう新作でないんですよね、私は好きだったけど周りにやってる人いなくて…」
どうやら地雷を踏んでしまったらしい、カードゲームの思い出を語り始めている。
「ルールは単純なんだよ、キャラクターと装備を合わせて殴るだけなんだ、そもそもまだ種類が少なくて…」
どうやらルール事態は単純なようだ、やりかたを教えて欲しいといったら喜んで丸一日かけて教え込まれた、おかげでルールはバッチリだ。
「じゃあ楽しい時間をありがとう、行ってらっしゃい」
ようやく解放されたと思ったらいきなり転送された。
「今回は…森じゃない!」
転送先で森じゃない事に感動してしまった、というかどこかのショッピングモールだった。
「あれ…」
周りを見回してもサヨがいない…。
「あれぇ…」
『ここですよー』
「うお」
腕にいつの間にかタブレットみたいな物がくっついていた、そこにこの世界のカードゲームのデッキが刺さっていた、サヨの声はそこからしている。
何気なく真ん中よりやや下側にあるカードを1枚取り出すと、サヨがいた。
「おうふ」
サヨがカードになっていた、レア度が教えてもらった最高レアだったので少し安心?した。
「お前、良いカード持ってるじぁねぇか、そいつを賭けて俺と勝負しろ!」
いきなりアンティルールを持ちかけられた。
「僕がこれを賭けるって事はそっちも相応のカードを賭けるって事でいいんだよね」
多分、この世界の住人なら何も返さずに勝負を受けたんだろうな。
「ちっ、なら俺はこのデッキを賭ける!」
つまり相応のレアカードが無かったのか…。
「いいだろ」
『え、ちょっと!』
勝負!
「先行は俺だ、カードをドロップしてドロー!、来たぜ、まずは【一対の剣士】を召喚!」
左右非対称の防具をつけた剣士が現れる。
「さらにドロップからカードを1枚デッキに戻して【一対の武具】を装備!、通常なら4点にしかならないが、【一対の剣士】に装備した場合、効果が倍になる、これで攻撃点が8点になる!」
野次馬からおおっという感心した声が聞こえてくる。
「さらに攻撃力も倍の4000だ、これで俺はターンエンド」
攻撃力の数値4000は素の攻撃力では平均よりやや高く、序盤はその数値があれば大丈夫だろう。
「僕のターンドロー、ドロップしてドロー」
このカードゲームはターンの初めにカードを引くことができる、その時に手札を1枚ドロップゾーンに置くことでもう1枚デッキからカードを引くことができる、ドロップゾーンにあるカードは基本的にコストに使用するためにある。
「まずはドロップのカードを1枚デッキに戻して【電子の龍娘】を召喚!」
目の前に半透明の角の生えた少女が出現する。
「ずいぶんと可愛いキャラクターを使うじゃねぇか」
正直このデッキの中を見る目に勝負が始まってしまい、デッキの中身を把握していないのが現状である、しかも今出したこの【電子の龍娘】はルールを教えて貰った時に見た事がない、日本では種類がそこまで出ていなかったので一応全種類みたのでなんとなく覚えているはずなのにこのデッキのカードは全部初めてみる。
「とりあえず【電子の龍娘】の効果発動、場の装備カードを1枚破壊する」
【電子の龍娘】気の抜けるような声と共にどこからか出して来たハンマーで【一対の剣士】の装備を砕く。
「これでこちらの攻撃力が2000でこちら上回った、このままバトル、【電子の龍娘】で【一対の剣士】に攻撃!」
【電子の龍娘】が装備を破壊した勢いのまま、【一対の剣士】を攻撃する。
「くそ、だがまだかすり傷だ」
ライフが20から18まで削られる、このゲームって結構時間がかかりそうだな、というか初めてなのでチュートリアルだといいなー、とにかく警戒は怠らない。
「トリガーカードをセットしてターンエンド」
トリガーカードは相手ターンでも効果が発動できるカードだ。
「俺のターンドロー、ドロップしてドロー、このカードは自分の体力が相手よりも低く、自分の場に1枚もカードが無い場合、ドロップのカード1枚デッキに戻して召喚する事ができる、現れよ【歴戦の戦士】」
今度はさっきと打って変わって強そうな戦士が召喚される。
「さらに【使い捨てナイフ】と【使い捨ての盾】を装備」
強そうな戦士に似合わない安っぽいナイフと盾が装備される。
「これでコイツの攻撃力は3200、貴様のキャラクターに攻撃!」
【歴戦の戦士】が安っぽいナイフを投げ、【電子の龍娘】に命中し四散する、そしてダメージを受ける。
「さらに【使い捨てナイフ】の効果でこのカードを墓地に送って追加ダメージだ!」
【使いすてナイフ】の追加ダメージでこちらの体力が20から16になる。
「俺はこのままターンエンドだ」
相手の場には最初の奴ほではないが、攻撃力が高いキャラクターが1体、はたしてあのカードに勝できるか、今の手札では勝てないのでドローカードに賭けるしかない。
「僕のターンドロー」
早速来た。
「ドロップしてドロー」
良い引きだ、これなら勝てるかもしれない。
「まずはスペルカード【急速補給】発動!」
このカードを発動してしまえばターンの終わりにドロップのカードを全てデッキに戻しさらに次の自分のターンはドロップにカードを送る事が出来ないが一発逆転にかけるしかないしギャラリーが集まっているので早くここから消えたい。
「【急速補給】の効果でデッキからカードを3枚ドロップに送る、そしてドロップのカードを4枚デッキにもどして【機械龍娘 サヨ】を召喚」
「ドロップを4枚も使うカードだと!」
ドロップのカードを4枚も使うようなカードは切り札級で各弾に1枚か2枚程度しかなく、日本にあったカードの中でドロップを4枚使用するカードは10枚も無かったハズだ。
すごく悪そうな顔で何か進めてくる、しかし、行ける世界に希望が出せるのなら今度は、おもちゃが主流になっている世界がいいな、なんか平和そうだ。
「玩具で決着がつく世界とか…」
「えっ!」
担当の人が手を合わせて笑顔になる、これはもう嫌な予感しかしない。
「いやぁ、なかなか人が寄り付かなくて…」
これは…面倒な事になったぞ…。
「たすかります」
やばい、どんどん決定していってる。
「じゃあこの中から選んでくださいね」
いつの間に持っていた10枚の書類を渡される。
「これは?」
「今玩具系は不人気で今ならこの中から選べますよぉ!」
溜まっていた仕事が解消できてうれしいのか妙にテンションが高い。
選べる世界はカードゲームや独楽など小学生が見る雑誌に出てくるような物で自分のいた日本では見た事のない名称の物しか無かった。
もし作品を知っていれば何とか行けたかもしれないが、その世界で上手く玩具を扱えなければ人権すらない可能性がある、何とかいけそうなのはカードゲームの世界かな。
「じゃあこれで」
「あーこれですか、もう新作でないんですよね、私は好きだったけど周りにやってる人いなくて…」
どうやら地雷を踏んでしまったらしい、カードゲームの思い出を語り始めている。
「ルールは単純なんだよ、キャラクターと装備を合わせて殴るだけなんだ、そもそもまだ種類が少なくて…」
どうやらルール事態は単純なようだ、やりかたを教えて欲しいといったら喜んで丸一日かけて教え込まれた、おかげでルールはバッチリだ。
「じゃあ楽しい時間をありがとう、行ってらっしゃい」
ようやく解放されたと思ったらいきなり転送された。
「今回は…森じゃない!」
転送先で森じゃない事に感動してしまった、というかどこかのショッピングモールだった。
「あれ…」
周りを見回してもサヨがいない…。
「あれぇ…」
『ここですよー』
「うお」
腕にいつの間にかタブレットみたいな物がくっついていた、そこにこの世界のカードゲームのデッキが刺さっていた、サヨの声はそこからしている。
何気なく真ん中よりやや下側にあるカードを1枚取り出すと、サヨがいた。
「おうふ」
サヨがカードになっていた、レア度が教えてもらった最高レアだったので少し安心?した。
「お前、良いカード持ってるじぁねぇか、そいつを賭けて俺と勝負しろ!」
いきなりアンティルールを持ちかけられた。
「僕がこれを賭けるって事はそっちも相応のカードを賭けるって事でいいんだよね」
多分、この世界の住人なら何も返さずに勝負を受けたんだろうな。
「ちっ、なら俺はこのデッキを賭ける!」
つまり相応のレアカードが無かったのか…。
「いいだろ」
『え、ちょっと!』
勝負!
「先行は俺だ、カードをドロップしてドロー!、来たぜ、まずは【一対の剣士】を召喚!」
左右非対称の防具をつけた剣士が現れる。
「さらにドロップからカードを1枚デッキに戻して【一対の武具】を装備!、通常なら4点にしかならないが、【一対の剣士】に装備した場合、効果が倍になる、これで攻撃点が8点になる!」
野次馬からおおっという感心した声が聞こえてくる。
「さらに攻撃力も倍の4000だ、これで俺はターンエンド」
攻撃力の数値4000は素の攻撃力では平均よりやや高く、序盤はその数値があれば大丈夫だろう。
「僕のターンドロー、ドロップしてドロー」
このカードゲームはターンの初めにカードを引くことができる、その時に手札を1枚ドロップゾーンに置くことでもう1枚デッキからカードを引くことができる、ドロップゾーンにあるカードは基本的にコストに使用するためにある。
「まずはドロップのカードを1枚デッキに戻して【電子の龍娘】を召喚!」
目の前に半透明の角の生えた少女が出現する。
「ずいぶんと可愛いキャラクターを使うじゃねぇか」
正直このデッキの中を見る目に勝負が始まってしまい、デッキの中身を把握していないのが現状である、しかも今出したこの【電子の龍娘】はルールを教えて貰った時に見た事がない、日本では種類がそこまで出ていなかったので一応全種類みたのでなんとなく覚えているはずなのにこのデッキのカードは全部初めてみる。
「とりあえず【電子の龍娘】の効果発動、場の装備カードを1枚破壊する」
【電子の龍娘】気の抜けるような声と共にどこからか出して来たハンマーで【一対の剣士】の装備を砕く。
「これでこちらの攻撃力が2000でこちら上回った、このままバトル、【電子の龍娘】で【一対の剣士】に攻撃!」
【電子の龍娘】が装備を破壊した勢いのまま、【一対の剣士】を攻撃する。
「くそ、だがまだかすり傷だ」
ライフが20から18まで削られる、このゲームって結構時間がかかりそうだな、というか初めてなのでチュートリアルだといいなー、とにかく警戒は怠らない。
「トリガーカードをセットしてターンエンド」
トリガーカードは相手ターンでも効果が発動できるカードだ。
「俺のターンドロー、ドロップしてドロー、このカードは自分の体力が相手よりも低く、自分の場に1枚もカードが無い場合、ドロップのカード1枚デッキに戻して召喚する事ができる、現れよ【歴戦の戦士】」
今度はさっきと打って変わって強そうな戦士が召喚される。
「さらに【使い捨てナイフ】と【使い捨ての盾】を装備」
強そうな戦士に似合わない安っぽいナイフと盾が装備される。
「これでコイツの攻撃力は3200、貴様のキャラクターに攻撃!」
【歴戦の戦士】が安っぽいナイフを投げ、【電子の龍娘】に命中し四散する、そしてダメージを受ける。
「さらに【使い捨てナイフ】の効果でこのカードを墓地に送って追加ダメージだ!」
【使いすてナイフ】の追加ダメージでこちらの体力が20から16になる。
「俺はこのままターンエンドだ」
相手の場には最初の奴ほではないが、攻撃力が高いキャラクターが1体、はたしてあのカードに勝できるか、今の手札では勝てないのでドローカードに賭けるしかない。
「僕のターンドロー」
早速来た。
「ドロップしてドロー」
良い引きだ、これなら勝てるかもしれない。
「まずはスペルカード【急速補給】発動!」
このカードを発動してしまえばターンの終わりにドロップのカードを全てデッキに戻しさらに次の自分のターンはドロップにカードを送る事が出来ないが一発逆転にかけるしかないしギャラリーが集まっているので早くここから消えたい。
「【急速補給】の効果でデッキからカードを3枚ドロップに送る、そしてドロップのカードを4枚デッキにもどして【機械龍娘 サヨ】を召喚」
「ドロップを4枚も使うカードだと!」
ドロップのカードを4枚も使うようなカードは切り札級で各弾に1枚か2枚程度しかなく、日本にあったカードの中でドロップを4枚使用するカードは10枚も無かったハズだ。
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