箱庭の支配人──稀人は異世界で自由を満喫します?

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2章 自慢の仲間

七十七、

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「んじゃ、俺はちょっと別の世界の方行ってくるから、お前らはちゃんと2人に教わっておけよ」
「どこ行くの?」
「第一、第二世界のどっちかには居るはずだ。ガラハド、この結晶を持ってろ」
「これは…え、良いのか?」
「ついでにお前にやった武器も強化してある。
お前にしか使えないよう、聖杯の力でしか発動できないようにしてあるがな」
「おう、有難く貰っとく」
「じゃ、俺はこれで。ああ、2人には関門を突破すれば褒美をやる。
武器や防具はまだ無理だが、欲しいものがあれば考えておけ」

俺はそう言って、まずは龍の住処を広げるために第二世界に入った。

「今の所、ここがあいつの住処だから…うん、ここらをもう少し広くして、高低差も更に増加しておくか…
あ、そうだ。2人とも、ちょっとこっち来い」
«ふぁぁ…なんだ?»
「うん?寝てたのか?」
«いや、眷属達の間でルールを取り決めていたから、徹夜だ»
«流石、個々が最強格の種族です…想像以上に協調性が足りません»
「そんなお前らに、ちょっと実験に付き合ってもらいたくてな。
まぁ、お前らは何もしなくて良いんだが…」

俺は、俺と二人の間に繋がる契約を辿って、魂へと干渉した。
 そして、箱庭のゲートの解放能力、それと眷属を強制的に従える能力の2つを彼らに付与した。

「…うん、やっぱ箱庭内なら、こういうのも出来るみたいだな」
««!?あ、主よ…これは…»»
「俺の箱庭へ入る権利、とでも思っていれば良い。眷属を従えるのは、俺やガラハド、あとはレイなんかには効果はないが、俺が命令を下した上での行為ならば出来るっちゃできる。
あとは…龍、お前が従えた奴はレイも同じように従えることが出来る。
だから、結果的には眷属化した龍や、契約した精霊なんかには命令が出来る。
その力は、この世界で役立たせてくれ」
«あ、ああ…最高のプレゼントだ…あ、それと一つ不味い報告があるんだ»
「なんだ?」

龍は冷や汗を垂らしながら、少し躊躇ってから口を開けた。

«あー…ほぼ全部の龍が俺の支配下になったわけなんだが、どうやら龍王達は死んだ龍を含めた全ての龍の権限を扱うことが出来るらしくてな。
あっちの世界にあった龍の素材を使った装備類が使えなくなってるらしいんだ»
「まぁ…それは別に構わん。こっちで伝えておこう」
«すまねぇな»
「元々、龍の素材に関してはどうしようかと思ってたんだ。
あれ一つで、あの世界で支配権を握れるくらいには強い武器や防具が作れるからな…
っと、そうだ。折角だから、その龍の素材を使った奴全てを崩壊させることは出来るか?」
«ああ、俺の素材以外なら可能だと思う…わかった、こっちも伝えておく»
「おう。
…っと、そうだ。住処を一応広げはしたんだが、どうする?いっその事、お前らの区域を作ってお前に権限を渡そうと思うが」
«権限っつうと…弄れる権限か?»
「いや、そこまでやると世界が変わっちまうからな…どんな感じにいじりたいかってのを、俺の方に情報を送ってこれる権限みたいな感じだな」
«…あー、なら一応貰っとこうかね»
「そうか。じゃ、お前らに渡した箱庭にその権限も入れてあるから、役立たせてくれ」
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