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第一章
尊厳の完全なる喪失
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※ピアスを付ける場所がかなりフィクションですがツッコミはなしでお願いします。
翌日、重い扉が開く音に黒崎の身体はもはや拒絶ではなく、従順な「怯え」で反応した。
かつて天童を睨みつけたその瞳は、今はただ天井の一点を見つめ、焦点が合っていない。
天童は挨拶もなしに黒崎の脚を割り、欲望のままにその肢体を蹂躙し始める。
「……あ、っ……はぁ、……い、痛い……です、ご主人様……っ」
その口から漏れるのは、掠れた「敬語」だった。
痛みを訴える言葉さえも、主従関係を認める形へと作り替えられてしまったのである。
しかし、その痛切な訴えは天童に慈悲を抱かせるどころか、極上の甘味として彼の加虐心をさらに激しく煽るだけであった。
「痛いか? そうだろう。
君の身体が、私のものとして刻まれていく痛みだ。もっとしっかり味わいなさい」
激しく突き上げられる衝撃のたびに、黒崎の細い身体が大きく揺れる。
かつてなら死に物狂いで暴れたであろうその状況下で、黒崎はただ、手首に食い込む革ベルトの感触を他人事のように受け入れているだけだった。
情事が終わり、荒い呼吸を繰り返す黒崎の胸元に天童の冷たい指先が触れる。
「片方だけでは不揃いだ。
君の身体を、完璧なシンメトリー(左右対称)に整えてあげよう」
天童が取り出したのは、右の乳首を貫くための銀のニードル。
今までの黒崎なら、狂ったように叫び、身をよじって抵抗したはずの場面。
しかし今の黒崎は、ただ震えながら天童のなすがままにされていた。
「……っ……ああ、……あ、ぅ……ッ!!」
麻酔のない鋭利な痛みが、右の胸を貫通する。
身体がビクンと大きく跳ね、生理的な涙が溢れ出すが、黒崎はもはや「やめろ」とは口にしない。
ただ奥歯を噛み締め、嵐が過ぎ去るのを待つ石像のように、静かにその痛みを受け入れた。
カチリ、と銀のリングが固定される。
「……ふふ、美しい。
これでようやく、私のコレクションとしての『対』が揃った」
「……ありがとう、ござい……ます……。ご主人、様……」
痛みを与えた相手に感謝の言葉を述べる。
それは黒崎の精神が完全に破壊され、彼が「人間」であることを辞め、天童の「愛玩物(玩具)」へと成り下がった決定的な瞬間であった。
「最初につけた銀も、すっかり君の肌に馴染んできたね。
まるで最初からそこにあったかのように美しい……」
天童は黒崎の唇や耳のピアスを指先で転がし、愛おしげに弄ぶ。
その手つきは、宝石を磨くコレクターそのものだ。
しかし、天童の視線は次に黒崎が「男」としても「人間」としても、決して侵されてはならない最後の聖域へと向けられた。
「歩いて逃げ出そうなどという、愚かな考えを二度と持てないように……そこにも、私の印をつけてあげよう」
天童が手に取ったのは、重厚な銀のリング。
それを見た瞬間、死んだように静かだった黒崎の瞳に激しい戦慄が走った。
「……っ、そ……そこは、おやめください……ご主人様、お願い……っ!!」
なりふり構わず震える声で懇願する黒崎。
それは完全に破壊されたはずの心の中に、まだ「恐怖」を感じる自我が、ごく僅かに残っている証拠だった。
「ほう、まだそんな口が利けるのか? 君のすべては私のものだと言ったはずだが」
天童の瞳から熱が消え、冷酷な光が宿る。
彼は黒崎の臀部を乱暴に割り、抵抗する間もなく、肛門の薄い皮膚へと太いニードルを突き立てた。
「あ……が、あああああああああああああああッ!!!」
焼けるような、そして引き裂かれるような凄絶な痛みが腰の奥まで駆け抜ける。
排泄という、生命維持に不可欠な部位にまで異物を穿たれる屈辱。
カチリ、と銀のリングが固定された瞬間、黒崎は文字通り、自分という人間の「出口」さえも天童に支配されたことを悟った。
「……はぁ、はぁ……っ、あ……」
痛みと屈辱に黒崎がぐったりと意識を混濁させていると、天童は冷たく言い放つ。
「私に指図した『罰』だ。
自分が誰の所有物か、その身に刻み込みなさい」
天童は、数日前に貫いたばかりの、男の象徴である「前」のピアスリングを鷲掴みにする。
そして、それを限界まで、容赦なく下方へと引き絞った。
「ひっ……あああああああああああああああ!!? やめて、引きちぎれる、ああああああッ!!!」
癒えかけていた傷口が再び裂け、鮮血が滴り落ちる。
急所に直撃する凄まじい激痛に、黒崎の視界は真っ白に染まり喉が潰れるほどの悲鳴を上げた。
「いい声だ。
……いつか私の友人たちに、君を披露してあげよう」
天童が去った後、黒崎は血と涙にまみれただガタガタと震え続けることしかできなかった。
身体中に張り巡らされた銀の鎖。
呼吸をするたびにどこかのピアスが痛みを発し、自分が天童の「モノ」であることを突きつけてくるのであった。
翌日、重い扉が開く音に黒崎の身体はもはや拒絶ではなく、従順な「怯え」で反応した。
かつて天童を睨みつけたその瞳は、今はただ天井の一点を見つめ、焦点が合っていない。
天童は挨拶もなしに黒崎の脚を割り、欲望のままにその肢体を蹂躙し始める。
「……あ、っ……はぁ、……い、痛い……です、ご主人様……っ」
その口から漏れるのは、掠れた「敬語」だった。
痛みを訴える言葉さえも、主従関係を認める形へと作り替えられてしまったのである。
しかし、その痛切な訴えは天童に慈悲を抱かせるどころか、極上の甘味として彼の加虐心をさらに激しく煽るだけであった。
「痛いか? そうだろう。
君の身体が、私のものとして刻まれていく痛みだ。もっとしっかり味わいなさい」
激しく突き上げられる衝撃のたびに、黒崎の細い身体が大きく揺れる。
かつてなら死に物狂いで暴れたであろうその状況下で、黒崎はただ、手首に食い込む革ベルトの感触を他人事のように受け入れているだけだった。
情事が終わり、荒い呼吸を繰り返す黒崎の胸元に天童の冷たい指先が触れる。
「片方だけでは不揃いだ。
君の身体を、完璧なシンメトリー(左右対称)に整えてあげよう」
天童が取り出したのは、右の乳首を貫くための銀のニードル。
今までの黒崎なら、狂ったように叫び、身をよじって抵抗したはずの場面。
しかし今の黒崎は、ただ震えながら天童のなすがままにされていた。
「……っ……ああ、……あ、ぅ……ッ!!」
麻酔のない鋭利な痛みが、右の胸を貫通する。
身体がビクンと大きく跳ね、生理的な涙が溢れ出すが、黒崎はもはや「やめろ」とは口にしない。
ただ奥歯を噛み締め、嵐が過ぎ去るのを待つ石像のように、静かにその痛みを受け入れた。
カチリ、と銀のリングが固定される。
「……ふふ、美しい。
これでようやく、私のコレクションとしての『対』が揃った」
「……ありがとう、ござい……ます……。ご主人、様……」
痛みを与えた相手に感謝の言葉を述べる。
それは黒崎の精神が完全に破壊され、彼が「人間」であることを辞め、天童の「愛玩物(玩具)」へと成り下がった決定的な瞬間であった。
「最初につけた銀も、すっかり君の肌に馴染んできたね。
まるで最初からそこにあったかのように美しい……」
天童は黒崎の唇や耳のピアスを指先で転がし、愛おしげに弄ぶ。
その手つきは、宝石を磨くコレクターそのものだ。
しかし、天童の視線は次に黒崎が「男」としても「人間」としても、決して侵されてはならない最後の聖域へと向けられた。
「歩いて逃げ出そうなどという、愚かな考えを二度と持てないように……そこにも、私の印をつけてあげよう」
天童が手に取ったのは、重厚な銀のリング。
それを見た瞬間、死んだように静かだった黒崎の瞳に激しい戦慄が走った。
「……っ、そ……そこは、おやめください……ご主人様、お願い……っ!!」
なりふり構わず震える声で懇願する黒崎。
それは完全に破壊されたはずの心の中に、まだ「恐怖」を感じる自我が、ごく僅かに残っている証拠だった。
「ほう、まだそんな口が利けるのか? 君のすべては私のものだと言ったはずだが」
天童の瞳から熱が消え、冷酷な光が宿る。
彼は黒崎の臀部を乱暴に割り、抵抗する間もなく、肛門の薄い皮膚へと太いニードルを突き立てた。
「あ……が、あああああああああああああああッ!!!」
焼けるような、そして引き裂かれるような凄絶な痛みが腰の奥まで駆け抜ける。
排泄という、生命維持に不可欠な部位にまで異物を穿たれる屈辱。
カチリ、と銀のリングが固定された瞬間、黒崎は文字通り、自分という人間の「出口」さえも天童に支配されたことを悟った。
「……はぁ、はぁ……っ、あ……」
痛みと屈辱に黒崎がぐったりと意識を混濁させていると、天童は冷たく言い放つ。
「私に指図した『罰』だ。
自分が誰の所有物か、その身に刻み込みなさい」
天童は、数日前に貫いたばかりの、男の象徴である「前」のピアスリングを鷲掴みにする。
そして、それを限界まで、容赦なく下方へと引き絞った。
「ひっ……あああああああああああああああ!!? やめて、引きちぎれる、ああああああッ!!!」
癒えかけていた傷口が再び裂け、鮮血が滴り落ちる。
急所に直撃する凄まじい激痛に、黒崎の視界は真っ白に染まり喉が潰れるほどの悲鳴を上げた。
「いい声だ。
……いつか私の友人たちに、君を披露してあげよう」
天童が去った後、黒崎は血と涙にまみれただガタガタと震え続けることしかできなかった。
身体中に張り巡らされた銀の鎖。
呼吸をするたびにどこかのピアスが痛みを発し、自分が天童の「モノ」であることを突きつけてくるのであった。
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