異世界探訪記

Luckstyle

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四日目。森?の入口の手前にて

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四日目。
 昨日ぶち当たった川を超えて更に東へ移動してきた。北と前方にはよく育った、・・・・・・育ったと言って良いのか?俺の背丈を優に越えるキノコの森が立ちはだかっている。
 取り敢えず森の入り口まで近付いてみたのだが、毒を見たときに感じる嫌な予感に怖気が走り、遠くに望む程度の距離まで戻ってきた。今日はそこで野営をしている。平原とキノコの森はさながら戦争中の様に至る所で火柱が上がり、平原陣営はそれ以上のキノコの森の侵食を防いでいるように見え、時たまハッスルし過ぎたのか立派なキノコが炎上して崩れ落ちるを繰り返している。辺りには焦げたにおいと、松茸を焼いたときのようないい匂いが充満し、何もなくともそわそわとさせられる。今日のご飯は近付いた時に掻っ払ってきた嫌な気配を感じないキノコと、昼間に襲ってきた兎の肉。地球では大人しいことで有名な兎だが、星が違えば兎とて獰猛になるらしい。食性は肉食で、時には蹴りで切断してしまった肉食動物、白いメスライオンに似た奴を群で狩っているのだから空恐ろしい。
 因みに、兎の肉は肉食のくせに鶏肉のような風味で癖がなく、とても美味。明日も襲ってきてくれないだろうか。
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