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旅立ちの朝
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いつものように夜が明けた。
小鳥の鳴き声が、かすかに漏れ聞こえる。
ゆっくりと、カインは瞼を開ける。
いつもの朝だ。
違うのは、ここが自分の家ではないということ。隣のベッドに居るのが、アベルではなくて昨日であったばかりの、実際何者かよく分からない”女子”だということ。
「…あー…」
目が覚めて、上半身をむくりと起こしてカインはため息ともつかぬ声を発した。
一晩寝てはみたものの、未だにこの状況をどう受け止めたらいいのか分からないままで、頭も胸ももやもやしている。
外は、爽やかな朝日に満ちているというのに。
もう一度軽くため息を吐いて、カインはカーテンを開けるために窓際に寄った。
一気にカーテンを引く。シャッと軽い音がして、窓の向こうから朝日が部屋の中に滑り込んでくる。
やっぱり、いい天気だ。
窓の向こうの小鳥の鳴き声を聞きながら、カインはぼんやりと考えていた。
「ん~… もう朝?」
寝ぼけた声が背後から聞こえる。
部屋が明るくなって、ようやく目が覚めたらしいリリンが体を伸ばしていた。
「うん。今日もいい天気だよ。」
「旅立ちにはピッタリだね!」
リリンが窓の向こうに目をやって、そうしてカインに笑顔を向ける。
「そうだね。オレ、とりあえず顔洗って着替えてくるよ。それとも君が先にする?」
「あ、どーぞどーぞ。アタシ物理的な体が無いから、そういうの要らないし。」
「!? どういうこと?」
リリンがさらりと言ってのけるが、カインにとっては初耳だ。
そう言えば、昨日は気が付いたらいつの間にか服が変わっていたような? と、記憶を手繰る。
「見てのとーり!」
言うが早いか、リリンの身に着けているものがガラリと変わる。紺色の動きやすい部屋着から昨日のライダースーツへ。
「…便利だね。あれ? でも、アニキは着替えてたような…?」
カインは瞬きを数回して、ようやく一言。そうしてふと、兄・ヨナタンの事を思い出す。
「メサイアは完全な霊体になった訳じゃないからね。」
と言うリリンの答えを聞いて、体が何か重要な役回りなんだろうか? とカインに疑問が浮かんだ。
…後で、ルシフェルさんに会う機会ができたら聞いてみよう。
「じゃあ、オレ準備してくる。」
分かったこともあったけど、分からないことも増えたなぁ… と、考えながらカインは洗面所に着替えを持って行った。
手早く身支度を澄ませる。鏡の向こうの自分の顔に、不安が見えた。
「だよなぁ…」
カインは思わず、鏡に映る自分に話しかけた。
生まれてから昨日まで、ほとんど一緒だったアベルが居ない。それだけで、不安に似た違和感がある。
永久に袂を分かつことにはならなそう、ではある。そうではあるけれど、あの別れ方は心底堪えた。唯一の救いは、アベル自身が望んだわけではない、ということ。
それでも、嫉妬と憎悪が身を焼いた。アベルだけが、選ばれた。その現実が。あの、ミカエルと司祭・ジュードの視線が。
リリンの説明で、全てが明らかになった訳じゃない。それでも。
「行くしかないんだよな。」
そう声に出すと鏡の向こう側の自分もそのように口を動かす。よく似た顔のアベルが、そう語りかけてくる、ような錯覚。
その錯覚に後押しされて、カインはようやくリリンのもとに戻った。
「朝ごはん食べたら出発しよっか。」
カインの不安や動揺を知ってか知らずか、リリンはいつもの調子で声をかけてきた。
正直、助かった。と、カインは思う。
何してたの? だとか、遅かったね。だとか言われた日には、なんて答えたら良いのか分からない。
まだ迷ってるのか、なんて言われてしまったら。もしそんなことになったら、返す言葉を失くすだろう。
…多分、その辺も彼女は分かっているんだろうな。と、カインは考える。ヒトを操れるくらいだから、きっと心も読めるに違いない。
勝手な憶測ではあるけれど。
リリンの能力は、施設のメサイア全員に及んでいるらしい。
朝食も引き続き、施設の食堂でちゃっかり済ませることになった。メサイアの施設、であって決して商業用ではないせいか清潔ではあるけれど、酷く簡素だった。無駄なものが一切ない。
白と薄いベージュを基調とした食堂には、既に多くのメサイアたちで賑わっている。
その全員が、リリンの魅了の支配下にあって、リリンとカインの存在に違和感を覚えないのだ。
…これだけのことができるのに、難しいことは分からないんだなぁ。
感心していいのか呆れていいのか。カインはリリンの背中をしげしげと見詰めた。
二人は窓際の端の方の席に陣取る。
「なんかさ、ヘルシーと言えば聞こえはいいけど、健康的過ぎて面白みは無いよね。」
目の前のメニューに、カインの向かい側に座っているリリンがこそっと話しかけてくる。
「うん、まあ… でもオレ、それよりも君は体が無いのにどうやって食べるのかが気になって仕方ないんだけど。違うか、食べたらどうなんの? 体、無いんだよな?」
カインのスプーンの中には、掬い取ったリゾットが食べられるのを待っている状態だ。
このまま雑談が始まりそうな雰囲気である。
今朝のメニューは、鶏肉(のようなもの)のミルクリゾットと野菜のスープ、デザートに果物。果物は意図的なのか、赤系統のものばかりが選ばれているように見えた。
「食べるのは普通に口からだよ。それで体の中心部に核っていうのがあって、そこに食べた物が辿り着くとエネルギーまで分解されてね、体中に拡散されるの。」
「エネルギーまで分解…」
学校で習った、人体の仕組みとはかなり違うようだ。体が無いのだから当然か、とカインは思い至る。もしかしたら、メサイアたちもそうんだろうか。
「多分、メサイアも同じだと思うよー。」
「あ、うん。聞こうかなって思った。」
「顔に書いてあったよ。」
リリンにそう指摘されて、カインは思わず空いていた左手で顔を触っていた。その様子にきゃらきゃらと笑いながらリリンが言う。
「もう、この話はいいよね? 冷める前に食べちゃおうよ。」
ようやくスプーンの中のリゾットがカインの口に運ばれた。さすがに冷めきっていた。
次の一口を運んで、
「そう言えば、この後どうする予定?」
カインはリリンに尋ねた。
「んー、一気に強くなれたらいいけど、それは無理なので… 一度マルクトに行こうと思ってるよ。あそこは低地の怪物が多いから初心者向けなんだよね~。」
「マルクト!?」
リリンの答えに、カインは驚きの声をあげる。オレ、ここんとこビックリしてばっかだな、と思いながら。
マルクトは地理的に言えばこのケテルとは地図の上端と下端ほどの距離がある。早い話が、ティファレトを通り越してさらに向こう側だ。
「…マルクトまでどうやって行くの?」
恐る恐るカインはリリンに尋ねた。ここからマルクトまで旅をするとなるとかなりの事だ。日程もさることながら、怪物との戦闘も避けては通れない。
「ダアト、あ、アタシたちが会った場所ね。その近くに地上間の地点移動ができるゲートがあるんだよね。メサイアが使ってるやつ。それで一気にマルクトまで行けるよ。」
「そうなんだ…」
カインはほっと一息つく。ダアトの森ならそんなに危険もなく辿り着ける。
でもこれ、きっと無断なんだよな…
メサイアの使用しているものを、ちゃっかり利用することに関してはもう突っ込むまい。と、この時カインは心に決めた。
「ちなみにさ、君は転移の魔法? っていうのは使えないの?」
食事を終え、ちょっと一息つきながらふとカインは疑問に思ったことを聞いてみる。リリンが転移の魔法を使えたら、メサイアのゲートを拝借する必要もないのにという思いが消えなかったからだ。
「使えるけど… 誰か、とか何か、と一緒っていうのができないのよね。」
「ふうん?」
「結構難易度高いんだよね、魔法使えない相手に説明するのが難しいんだけど。」
「あぁ、オレも詳しいこと聞いても分からなそうだからいいや。」
出来ないものはしょうがない。と、カインは納得することにした。
「じゃ、そろそろ出発しようか。」
リリンが立ち上がる。つられてカインも立ち上がった。
食器の類を返却口に返して、一旦、荷物のある宿舎の部屋まで戻る。
最後にカインが今朝着替えた分を荷物にまとめると、二人はメサイアの宿舎を後にした。
向かうは、地上間の転移用ゲートが近くにあるという、ダアトの森。
小鳥の鳴き声が、かすかに漏れ聞こえる。
ゆっくりと、カインは瞼を開ける。
いつもの朝だ。
違うのは、ここが自分の家ではないということ。隣のベッドに居るのが、アベルではなくて昨日であったばかりの、実際何者かよく分からない”女子”だということ。
「…あー…」
目が覚めて、上半身をむくりと起こしてカインはため息ともつかぬ声を発した。
一晩寝てはみたものの、未だにこの状況をどう受け止めたらいいのか分からないままで、頭も胸ももやもやしている。
外は、爽やかな朝日に満ちているというのに。
もう一度軽くため息を吐いて、カインはカーテンを開けるために窓際に寄った。
一気にカーテンを引く。シャッと軽い音がして、窓の向こうから朝日が部屋の中に滑り込んでくる。
やっぱり、いい天気だ。
窓の向こうの小鳥の鳴き声を聞きながら、カインはぼんやりと考えていた。
「ん~… もう朝?」
寝ぼけた声が背後から聞こえる。
部屋が明るくなって、ようやく目が覚めたらしいリリンが体を伸ばしていた。
「うん。今日もいい天気だよ。」
「旅立ちにはピッタリだね!」
リリンが窓の向こうに目をやって、そうしてカインに笑顔を向ける。
「そうだね。オレ、とりあえず顔洗って着替えてくるよ。それとも君が先にする?」
「あ、どーぞどーぞ。アタシ物理的な体が無いから、そういうの要らないし。」
「!? どういうこと?」
リリンがさらりと言ってのけるが、カインにとっては初耳だ。
そう言えば、昨日は気が付いたらいつの間にか服が変わっていたような? と、記憶を手繰る。
「見てのとーり!」
言うが早いか、リリンの身に着けているものがガラリと変わる。紺色の動きやすい部屋着から昨日のライダースーツへ。
「…便利だね。あれ? でも、アニキは着替えてたような…?」
カインは瞬きを数回して、ようやく一言。そうしてふと、兄・ヨナタンの事を思い出す。
「メサイアは完全な霊体になった訳じゃないからね。」
と言うリリンの答えを聞いて、体が何か重要な役回りなんだろうか? とカインに疑問が浮かんだ。
…後で、ルシフェルさんに会う機会ができたら聞いてみよう。
「じゃあ、オレ準備してくる。」
分かったこともあったけど、分からないことも増えたなぁ… と、考えながらカインは洗面所に着替えを持って行った。
手早く身支度を澄ませる。鏡の向こうの自分の顔に、不安が見えた。
「だよなぁ…」
カインは思わず、鏡に映る自分に話しかけた。
生まれてから昨日まで、ほとんど一緒だったアベルが居ない。それだけで、不安に似た違和感がある。
永久に袂を分かつことにはならなそう、ではある。そうではあるけれど、あの別れ方は心底堪えた。唯一の救いは、アベル自身が望んだわけではない、ということ。
それでも、嫉妬と憎悪が身を焼いた。アベルだけが、選ばれた。その現実が。あの、ミカエルと司祭・ジュードの視線が。
リリンの説明で、全てが明らかになった訳じゃない。それでも。
「行くしかないんだよな。」
そう声に出すと鏡の向こう側の自分もそのように口を動かす。よく似た顔のアベルが、そう語りかけてくる、ような錯覚。
その錯覚に後押しされて、カインはようやくリリンのもとに戻った。
「朝ごはん食べたら出発しよっか。」
カインの不安や動揺を知ってか知らずか、リリンはいつもの調子で声をかけてきた。
正直、助かった。と、カインは思う。
何してたの? だとか、遅かったね。だとか言われた日には、なんて答えたら良いのか分からない。
まだ迷ってるのか、なんて言われてしまったら。もしそんなことになったら、返す言葉を失くすだろう。
…多分、その辺も彼女は分かっているんだろうな。と、カインは考える。ヒトを操れるくらいだから、きっと心も読めるに違いない。
勝手な憶測ではあるけれど。
リリンの能力は、施設のメサイア全員に及んでいるらしい。
朝食も引き続き、施設の食堂でちゃっかり済ませることになった。メサイアの施設、であって決して商業用ではないせいか清潔ではあるけれど、酷く簡素だった。無駄なものが一切ない。
白と薄いベージュを基調とした食堂には、既に多くのメサイアたちで賑わっている。
その全員が、リリンの魅了の支配下にあって、リリンとカインの存在に違和感を覚えないのだ。
…これだけのことができるのに、難しいことは分からないんだなぁ。
感心していいのか呆れていいのか。カインはリリンの背中をしげしげと見詰めた。
二人は窓際の端の方の席に陣取る。
「なんかさ、ヘルシーと言えば聞こえはいいけど、健康的過ぎて面白みは無いよね。」
目の前のメニューに、カインの向かい側に座っているリリンがこそっと話しかけてくる。
「うん、まあ… でもオレ、それよりも君は体が無いのにどうやって食べるのかが気になって仕方ないんだけど。違うか、食べたらどうなんの? 体、無いんだよな?」
カインのスプーンの中には、掬い取ったリゾットが食べられるのを待っている状態だ。
このまま雑談が始まりそうな雰囲気である。
今朝のメニューは、鶏肉(のようなもの)のミルクリゾットと野菜のスープ、デザートに果物。果物は意図的なのか、赤系統のものばかりが選ばれているように見えた。
「食べるのは普通に口からだよ。それで体の中心部に核っていうのがあって、そこに食べた物が辿り着くとエネルギーまで分解されてね、体中に拡散されるの。」
「エネルギーまで分解…」
学校で習った、人体の仕組みとはかなり違うようだ。体が無いのだから当然か、とカインは思い至る。もしかしたら、メサイアたちもそうんだろうか。
「多分、メサイアも同じだと思うよー。」
「あ、うん。聞こうかなって思った。」
「顔に書いてあったよ。」
リリンにそう指摘されて、カインは思わず空いていた左手で顔を触っていた。その様子にきゃらきゃらと笑いながらリリンが言う。
「もう、この話はいいよね? 冷める前に食べちゃおうよ。」
ようやくスプーンの中のリゾットがカインの口に運ばれた。さすがに冷めきっていた。
次の一口を運んで、
「そう言えば、この後どうする予定?」
カインはリリンに尋ねた。
「んー、一気に強くなれたらいいけど、それは無理なので… 一度マルクトに行こうと思ってるよ。あそこは低地の怪物が多いから初心者向けなんだよね~。」
「マルクト!?」
リリンの答えに、カインは驚きの声をあげる。オレ、ここんとこビックリしてばっかだな、と思いながら。
マルクトは地理的に言えばこのケテルとは地図の上端と下端ほどの距離がある。早い話が、ティファレトを通り越してさらに向こう側だ。
「…マルクトまでどうやって行くの?」
恐る恐るカインはリリンに尋ねた。ここからマルクトまで旅をするとなるとかなりの事だ。日程もさることながら、怪物との戦闘も避けては通れない。
「ダアト、あ、アタシたちが会った場所ね。その近くに地上間の地点移動ができるゲートがあるんだよね。メサイアが使ってるやつ。それで一気にマルクトまで行けるよ。」
「そうなんだ…」
カインはほっと一息つく。ダアトの森ならそんなに危険もなく辿り着ける。
でもこれ、きっと無断なんだよな…
メサイアの使用しているものを、ちゃっかり利用することに関してはもう突っ込むまい。と、この時カインは心に決めた。
「ちなみにさ、君は転移の魔法? っていうのは使えないの?」
食事を終え、ちょっと一息つきながらふとカインは疑問に思ったことを聞いてみる。リリンが転移の魔法を使えたら、メサイアのゲートを拝借する必要もないのにという思いが消えなかったからだ。
「使えるけど… 誰か、とか何か、と一緒っていうのができないのよね。」
「ふうん?」
「結構難易度高いんだよね、魔法使えない相手に説明するのが難しいんだけど。」
「あぁ、オレも詳しいこと聞いても分からなそうだからいいや。」
出来ないものはしょうがない。と、カインは納得することにした。
「じゃ、そろそろ出発しようか。」
リリンが立ち上がる。つられてカインも立ち上がった。
食器の類を返却口に返して、一旦、荷物のある宿舎の部屋まで戻る。
最後にカインが今朝着替えた分を荷物にまとめると、二人はメサイアの宿舎を後にした。
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