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雨の日
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約束の日の朝、外には大粒の雨が降っていた。母が昨夜「明日は天気が悪いらしいわね」と言っていたことを思い出す。この時期の雨は珍しく、ノアは大粒の雨を眺めながらディランのことを考えた。こんな天気だ、流石に来ていないだろうなという気持ちが半分、もしかしたらという気持ちが半分。でも……もし来ていたら……と考えたら足が外には向かっていた。
いつもならば柔らかい日差しがさす空は夜かと錯覚するほどに暗く見通しも悪い。雨避けの格好をしてフードを目深く被る。幸い風はあまり吹いておらず、ノアはぎゅ、と胸元を押さえて森へと駆け出した。雨粒がノアの顔を叩き、足元はぬかるんで時折転びそうになりながらもいつもの場所へと向う。やっとの思いで着いたそこには誰もおらず、ノアはほっと息を吐いた。
「……そう、だよね……」
雨粒が葉っぱに当たり跳ね上がる音があたりからしきりに聞こえてくるが、それ以外の音も気配もなかった。
肩で呼吸をしながらよかったと、こんな雨の中いるはずがなかったのだ。自分の思い違いに安堵してノアは濡れた顔を腕で拭って息を整える。この雨の中走ったのは流石に体力を消耗したがいつまでもここにはいられない。
「よしっ、帰ろう」
ノアは気合いを入れ来た道を戻ろうとすると、雨音の中に「……ノア?」と、聞き慣れた声を耳がひろった。
「……え?」
「どうしてこんな雨の中……」
「ディランさん……」
柔らかな瞳をいつもよりも大きく見開いてノアを見つめるディランに驚きを隠せなかった。
「なんで……?」
「それはこっちの台詞だよっ」
雨の中でもディランの周りには薄い膜でも張ってあるのか、ディランは濡れているようには見えなかった。
ばしゃばしゃと激しい音を立てながらノアに駆け寄るとその頬を両手で包んで「こんなに冷えて……」とひどく心配そうな表情を浮かべた。
「あ……えっと……」
もしかしたらディランが来てるかもと思って……実際ディランはここにいるわけで、ノアは「もし待たせてたらいやだなぁって……」と、居なければ帰るつもりだったのだと説明すると、ディランは何とも言い難い表情で口許を押さえてノアから視線を反らした。
「……あ~もう……」
「あ、えっと……」
来ては行けなかったのだろうか。でもディランはここに足を運んでいて、こうして会えたことで自分の判断は悪くなかったのだと思っているのにディランの表情は芳しくない。
「おいで」
ディランはそれだけ言うとノアの腕を掴んでばしゃばしゃと雨などお構いなしに歩きだす。勿論ディランは雨を弾いて濡れてはおらず、ノアだけが雨に打たれたままだ。普段の穏やかさとは違う、ぴりっとした雰囲気にもしかして怒っているのだろうかと、ノアは何も言うことが出来ずに素直に従って歩いていた。暫くすると小さな山小屋が見えてきた。森のなかで初めて見る小屋だがディランは臆することなく小屋の扉に手を掛け、突然の小屋に戸惑っているノアに「俺のセーフハウスの一つだから安心して」と声を掛けた。
「さあ入って」
ディランに促されるもノアが小屋に入ろうとする気配はなく、「ノア?」とディランが声を掛けると「あ、その……」と、濡れた服の胸元を押さえながら自身の足元に視線を移した。ディランもつられる様にしてノアの足元に視線を落とすと靴が泥まみれになっていた。
「小屋、汚しちゃうから……」
「……あーもう……そんなのどうでもいいから」
ほらっ、と幾分強い口調のディランにノアはびくりと肩を跳ねさせてしまう。
「あ……ご、ごめんなさい……」
「……ほら、おいで」
ディランははぁ、と溜め息を吐いてノアの腕を取ると小屋の中へと招きいれた。扉を閉めると辺りは暗く、唯一見える窓からも外の様子が分からなかった。
「あれ? ここじゃなかったけ」
ディランが何か言いながらごそごそと動いている気配を感じながら、ノアはどうして良いのかわからずに扉付近で佇んでいた。
「あ、あった」
カチリと音が鳴ると同時にへやに仄かな明かりが灯された。
「そんなところにいないでこっちにおいで」
ことり、明かりの灯されたランタンを部屋の真ん中にあるテーブルの上に置いてノアを手招くも、一向に動く気配がなくディランはノアに近づいた。そしてぐ、と腰に腕をまわしてノアの身体を抱き上げた。
「よいしょっ」
「えっ? ま、まってっ!?」
「待たない」
予想外の展開にノアが驚きで慌てるもディランは「あそこから動かないノアがいけないんだよ」と笑いながらテーブルの方へと移動し、傍にある椅子にノアを座らせた。
「ぼ、ボク濡れてて…...すごい汚れているのに……」
「別に気にしないよ」
「ボクが気にするんです……」
ノアが申し訳なさそうにディランを見るもディランは「ノアが気にすることはないでしょ」と、ほら、と濡れたノアを抱えたというのに相変わらず濡れた様子はなかった。
「で、でも小屋が……」
ノアは足が床に着かない様に上げていて所在なさげだ。
「しょうがないなぁ」
ディランが屈んでノアの靴を脱がそうとするのにノアは「だ、だめっ!」と抵抗しようと手を伸ばすもあっさりと両手をディランに押さえられてしまう。
「あはは、俄然やる気でちゃうなぁ」
楽しそうな声を上げるディランにノアは「汚いからっ、自分でやりますからっ!!」と必死に抵抗するもディランは笑顔を浮かべたまま「だぁめ」と、片手でノアの両手をまとめ上げて抑えると、もう片方の手で器用にノアの泥に濡れた靴を脱がしていく。
「んっ、」
ディランの指が靴を脱がしたノアの素足に付いた泥を拭う。
「くすぐったい?」
「は、はずかしい……」
まさか足を触られるなんて思ってもいなかったノアは顔を真っ赤にしながらディランから視線を反らす。
「ふふ、そう?」
ノアはかわいいね、なんて言いながらふくらはぎを撫で、その指がゆっくりと上へ這い上がり太股の内側を撫でる。
「ひあっ!?」
「ごめんごめん」
くすぐったかった? と笑うディランにノアは得も知れぬ感覚にこくこくとに必死に頷いた。その様子をディランはじっと楽しそうに眺めていた。
「……はい、おしまい」
ディランはノアから離れると部屋のすみからタオルケットをだしてノアへと渡す。
「これで拭いて」
「あ、ありがとう……」
タオルケットを受け取って、赤くなった頬を隠す様にタオルへと顔を伏せた。
「ちゃんと拭かないと風邪ひくよ?」
くすくすと可笑しそうに笑うディランにノアはタオルを少しだけずらしてディランを見た。可笑しそうに笑うディランはノアのよく知るディランで、先ほどの苛立った様な雰囲気や、ノアの足を触れた時のなんとも表現し難い雰囲気は消えていて、ノアは内心ほっと息を吐いた。
「それで、ノアはどうしてこんな雨の中来たの?」
少し困った様に尋ねるディランにノアは自分の行動はよくなかったのかと考える。だけども実際はこうしてディランも雨の中来てくれた。ディランの口調はノアを責めているわけではないのだが、ノアは悪いことをしたのだと、雨の日は来てはいけなかったのだと理解した。でも、それでももしディランを待たせていたら嫌だったのだ。
「あ、雨だったけど、ディランさんがもし来てたらって……」
だって、雨の日は会わないなんて約束はしていない。
「雨の中待たせたらやだなって……いるかいないかだけでも確認したくて……」
「どうして?」
「え……?」
「ノアはどうしてそう思ったの?」
ディランはノアの側まで寄るとそっとノアからタオルケットを奪ってその頭にふわりとかけて優しく髪の毛を拭いていく。
「俺のことよりも自分が風邪をひくとか、大切な両親を心配させちゃうとかそっちを先に考えたりしなかったの?」
「……」
ディランの言葉にノアは考える。たしかにディランの言う通りだ。だけどもこの雨を見て最初に考えたのはディランのことだった。
「……どうしてだろう……」
「どうしてだろうね」
ディランはそれ以上はなにも言わず、冷えたノアの頬を撫でてそっと肩に髪の毛を拭き終えたタオルケットを優しくかけた。
いつもならば柔らかい日差しがさす空は夜かと錯覚するほどに暗く見通しも悪い。雨避けの格好をしてフードを目深く被る。幸い風はあまり吹いておらず、ノアはぎゅ、と胸元を押さえて森へと駆け出した。雨粒がノアの顔を叩き、足元はぬかるんで時折転びそうになりながらもいつもの場所へと向う。やっとの思いで着いたそこには誰もおらず、ノアはほっと息を吐いた。
「……そう、だよね……」
雨粒が葉っぱに当たり跳ね上がる音があたりからしきりに聞こえてくるが、それ以外の音も気配もなかった。
肩で呼吸をしながらよかったと、こんな雨の中いるはずがなかったのだ。自分の思い違いに安堵してノアは濡れた顔を腕で拭って息を整える。この雨の中走ったのは流石に体力を消耗したがいつまでもここにはいられない。
「よしっ、帰ろう」
ノアは気合いを入れ来た道を戻ろうとすると、雨音の中に「……ノア?」と、聞き慣れた声を耳がひろった。
「……え?」
「どうしてこんな雨の中……」
「ディランさん……」
柔らかな瞳をいつもよりも大きく見開いてノアを見つめるディランに驚きを隠せなかった。
「なんで……?」
「それはこっちの台詞だよっ」
雨の中でもディランの周りには薄い膜でも張ってあるのか、ディランは濡れているようには見えなかった。
ばしゃばしゃと激しい音を立てながらノアに駆け寄るとその頬を両手で包んで「こんなに冷えて……」とひどく心配そうな表情を浮かべた。
「あ……えっと……」
もしかしたらディランが来てるかもと思って……実際ディランはここにいるわけで、ノアは「もし待たせてたらいやだなぁって……」と、居なければ帰るつもりだったのだと説明すると、ディランは何とも言い難い表情で口許を押さえてノアから視線を反らした。
「……あ~もう……」
「あ、えっと……」
来ては行けなかったのだろうか。でもディランはここに足を運んでいて、こうして会えたことで自分の判断は悪くなかったのだと思っているのにディランの表情は芳しくない。
「おいで」
ディランはそれだけ言うとノアの腕を掴んでばしゃばしゃと雨などお構いなしに歩きだす。勿論ディランは雨を弾いて濡れてはおらず、ノアだけが雨に打たれたままだ。普段の穏やかさとは違う、ぴりっとした雰囲気にもしかして怒っているのだろうかと、ノアは何も言うことが出来ずに素直に従って歩いていた。暫くすると小さな山小屋が見えてきた。森のなかで初めて見る小屋だがディランは臆することなく小屋の扉に手を掛け、突然の小屋に戸惑っているノアに「俺のセーフハウスの一つだから安心して」と声を掛けた。
「さあ入って」
ディランに促されるもノアが小屋に入ろうとする気配はなく、「ノア?」とディランが声を掛けると「あ、その……」と、濡れた服の胸元を押さえながら自身の足元に視線を移した。ディランもつられる様にしてノアの足元に視線を落とすと靴が泥まみれになっていた。
「小屋、汚しちゃうから……」
「……あーもう……そんなのどうでもいいから」
ほらっ、と幾分強い口調のディランにノアはびくりと肩を跳ねさせてしまう。
「あ……ご、ごめんなさい……」
「……ほら、おいで」
ディランははぁ、と溜め息を吐いてノアの腕を取ると小屋の中へと招きいれた。扉を閉めると辺りは暗く、唯一見える窓からも外の様子が分からなかった。
「あれ? ここじゃなかったけ」
ディランが何か言いながらごそごそと動いている気配を感じながら、ノアはどうして良いのかわからずに扉付近で佇んでいた。
「あ、あった」
カチリと音が鳴ると同時にへやに仄かな明かりが灯された。
「そんなところにいないでこっちにおいで」
ことり、明かりの灯されたランタンを部屋の真ん中にあるテーブルの上に置いてノアを手招くも、一向に動く気配がなくディランはノアに近づいた。そしてぐ、と腰に腕をまわしてノアの身体を抱き上げた。
「よいしょっ」
「えっ? ま、まってっ!?」
「待たない」
予想外の展開にノアが驚きで慌てるもディランは「あそこから動かないノアがいけないんだよ」と笑いながらテーブルの方へと移動し、傍にある椅子にノアを座らせた。
「ぼ、ボク濡れてて…...すごい汚れているのに……」
「別に気にしないよ」
「ボクが気にするんです……」
ノアが申し訳なさそうにディランを見るもディランは「ノアが気にすることはないでしょ」と、ほら、と濡れたノアを抱えたというのに相変わらず濡れた様子はなかった。
「で、でも小屋が……」
ノアは足が床に着かない様に上げていて所在なさげだ。
「しょうがないなぁ」
ディランが屈んでノアの靴を脱がそうとするのにノアは「だ、だめっ!」と抵抗しようと手を伸ばすもあっさりと両手をディランに押さえられてしまう。
「あはは、俄然やる気でちゃうなぁ」
楽しそうな声を上げるディランにノアは「汚いからっ、自分でやりますからっ!!」と必死に抵抗するもディランは笑顔を浮かべたまま「だぁめ」と、片手でノアの両手をまとめ上げて抑えると、もう片方の手で器用にノアの泥に濡れた靴を脱がしていく。
「んっ、」
ディランの指が靴を脱がしたノアの素足に付いた泥を拭う。
「くすぐったい?」
「は、はずかしい……」
まさか足を触られるなんて思ってもいなかったノアは顔を真っ赤にしながらディランから視線を反らす。
「ふふ、そう?」
ノアはかわいいね、なんて言いながらふくらはぎを撫で、その指がゆっくりと上へ這い上がり太股の内側を撫でる。
「ひあっ!?」
「ごめんごめん」
くすぐったかった? と笑うディランにノアは得も知れぬ感覚にこくこくとに必死に頷いた。その様子をディランはじっと楽しそうに眺めていた。
「……はい、おしまい」
ディランはノアから離れると部屋のすみからタオルケットをだしてノアへと渡す。
「これで拭いて」
「あ、ありがとう……」
タオルケットを受け取って、赤くなった頬を隠す様にタオルへと顔を伏せた。
「ちゃんと拭かないと風邪ひくよ?」
くすくすと可笑しそうに笑うディランにノアはタオルを少しだけずらしてディランを見た。可笑しそうに笑うディランはノアのよく知るディランで、先ほどの苛立った様な雰囲気や、ノアの足を触れた時のなんとも表現し難い雰囲気は消えていて、ノアは内心ほっと息を吐いた。
「それで、ノアはどうしてこんな雨の中来たの?」
少し困った様に尋ねるディランにノアは自分の行動はよくなかったのかと考える。だけども実際はこうしてディランも雨の中来てくれた。ディランの口調はノアを責めているわけではないのだが、ノアは悪いことをしたのだと、雨の日は来てはいけなかったのだと理解した。でも、それでももしディランを待たせていたら嫌だったのだ。
「あ、雨だったけど、ディランさんがもし来てたらって……」
だって、雨の日は会わないなんて約束はしていない。
「雨の中待たせたらやだなって……いるかいないかだけでも確認したくて……」
「どうして?」
「え……?」
「ノアはどうしてそう思ったの?」
ディランはノアの側まで寄るとそっとノアからタオルケットを奪ってその頭にふわりとかけて優しく髪の毛を拭いていく。
「俺のことよりも自分が風邪をひくとか、大切な両親を心配させちゃうとかそっちを先に考えたりしなかったの?」
「……」
ディランの言葉にノアは考える。たしかにディランの言う通りだ。だけどもこの雨を見て最初に考えたのはディランのことだった。
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ディランはそれ以上はなにも言わず、冷えたノアの頬を撫でてそっと肩に髪の毛を拭き終えたタオルケットを優しくかけた。
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