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「終わらない愛」
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永遠の愛んなてこの世界には存在しないよと皆が言っても、
「あるよ。だって、私は見つけたもん」
私は誰にだって、胸を張って、そう答えるよ。
「みあ」
私の名前を呼びながら、私の彼氏の郁也が後ろから抱きしめてきた。
ここはあまり皆に知られていない時々、私と郁也と2人で来る夜景が見える場所。
都内から車で1時間程という結構遠い場所にあるけど、私はこの場所が大好きだった。
ここは丘の上で、ここからは本当に綺麗に夜景が見えるから。
そして、何より人も少ないし、今日みたいに私達しかいないってことも多いから、何だか私達の凄く特別な場所にも思えて。
「なーに」
私はそう言いながら郁也の両手に自分の両手を重ねた。
「ん? ただ名前呼んで、抱きしめたくなっただけ」
そう言い郁也は更に私を抱きしめる力を強めた。
私と郁也は年齢が1つ違いで郁也の方が年上で、今、郁也は26歳で私は25歳。
私が1年遅れで郁也の勤めていた会社に入社して、郁也が所属していた部署に私が配属されて、郁也とはそこで知り合った。
そして、郁也は最初から凄く優しく右も左も解らなかった私に仕事のことを教えてくれた。
だから、私はそんな郁也に自然と惹かれていって……。
そして、私が入社して1年が経とうとしていた頃、郁也から、もし良かったら、俺とつきあってほしいと告白された。
それから私と郁也は恋人同士になり、とても深い関係に今はなれたと思ってる。
それにまだ恋人同士になって、何年間もおつきあいしているわけじゃないけど、私は郁也とはこの先もずっと一緒にいるんだろうなということを何故か凄く感じていた。
私と郁也の間には永遠の愛があるんだろうなって、そう思えていた。
たまにこういうことを友達に言うと半分、呆れたような顔で、はいはい、ごちそうさまってからかわれたりもするんだけど。
だけど、私は本気でそう思ってるよ。
例え誰かにそれは私の願望なんじゃないのと言われても、そんなことないよって言えるよ。
私がそんなことを思っていると、
「でも、何か不思議なんだよな」
突然、郁也が私の耳元でそんな言葉を呟いた。
「何が?」
だから、私はそう聞き返した。
すると郁也は凄く優しい声で、
「何かさ、みあとは、この先もずっとずっと一緒に生きていくような気がするんだよな」
そう言った。
それは今、まさに私も思っていたことで……。
だから、驚いて、私は思わず無理矢理、郁也の方に身体ごと振り返った。
そんな風にしたから、郁也が私を抱きしめていた両腕は私から離れてしまったけど、すぐに郁也はまた私を今度は前から抱きしめた。
私も郁也の背中に手を回した。
「どうした? みあ」
「私も郁也が今、言ったこと思ってたんだよ」
私がそう言うと郁也は少しだけ驚いた顔をして、でも、すぐに嬉しそうな顔になって、
「本当? なら、絶対にそうなるよな。みあ、これからもずっと一緒に何処までも生きていこうな」
そう言い私に今までで一番、優しいキスをしてくれた。
他の人がこんな私達の会話を聞いたら、それは今だけの夢物語だよと言うかもしれないけど、だけど、私は信じてる。
きっと今の私と郁也の言葉がこの先も私達の中でずっと生きて、そして、私と郁也の愛が永遠に終わらないことを。
END
「あるよ。だって、私は見つけたもん」
私は誰にだって、胸を張って、そう答えるよ。
「みあ」
私の名前を呼びながら、私の彼氏の郁也が後ろから抱きしめてきた。
ここはあまり皆に知られていない時々、私と郁也と2人で来る夜景が見える場所。
都内から車で1時間程という結構遠い場所にあるけど、私はこの場所が大好きだった。
ここは丘の上で、ここからは本当に綺麗に夜景が見えるから。
そして、何より人も少ないし、今日みたいに私達しかいないってことも多いから、何だか私達の凄く特別な場所にも思えて。
「なーに」
私はそう言いながら郁也の両手に自分の両手を重ねた。
「ん? ただ名前呼んで、抱きしめたくなっただけ」
そう言い郁也は更に私を抱きしめる力を強めた。
私と郁也は年齢が1つ違いで郁也の方が年上で、今、郁也は26歳で私は25歳。
私が1年遅れで郁也の勤めていた会社に入社して、郁也が所属していた部署に私が配属されて、郁也とはそこで知り合った。
そして、郁也は最初から凄く優しく右も左も解らなかった私に仕事のことを教えてくれた。
だから、私はそんな郁也に自然と惹かれていって……。
そして、私が入社して1年が経とうとしていた頃、郁也から、もし良かったら、俺とつきあってほしいと告白された。
それから私と郁也は恋人同士になり、とても深い関係に今はなれたと思ってる。
それにまだ恋人同士になって、何年間もおつきあいしているわけじゃないけど、私は郁也とはこの先もずっと一緒にいるんだろうなということを何故か凄く感じていた。
私と郁也の間には永遠の愛があるんだろうなって、そう思えていた。
たまにこういうことを友達に言うと半分、呆れたような顔で、はいはい、ごちそうさまってからかわれたりもするんだけど。
だけど、私は本気でそう思ってるよ。
例え誰かにそれは私の願望なんじゃないのと言われても、そんなことないよって言えるよ。
私がそんなことを思っていると、
「でも、何か不思議なんだよな」
突然、郁也が私の耳元でそんな言葉を呟いた。
「何が?」
だから、私はそう聞き返した。
すると郁也は凄く優しい声で、
「何かさ、みあとは、この先もずっとずっと一緒に生きていくような気がするんだよな」
そう言った。
それは今、まさに私も思っていたことで……。
だから、驚いて、私は思わず無理矢理、郁也の方に身体ごと振り返った。
そんな風にしたから、郁也が私を抱きしめていた両腕は私から離れてしまったけど、すぐに郁也はまた私を今度は前から抱きしめた。
私も郁也の背中に手を回した。
「どうした? みあ」
「私も郁也が今、言ったこと思ってたんだよ」
私がそう言うと郁也は少しだけ驚いた顔をして、でも、すぐに嬉しそうな顔になって、
「本当? なら、絶対にそうなるよな。みあ、これからもずっと一緒に何処までも生きていこうな」
そう言い私に今までで一番、優しいキスをしてくれた。
他の人がこんな私達の会話を聞いたら、それは今だけの夢物語だよと言うかもしれないけど、だけど、私は信じてる。
きっと今の私と郁也の言葉がこの先も私達の中でずっと生きて、そして、私と郁也の愛が永遠に終わらないことを。
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