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「Specal Love」
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この恋はきっと私の人生の中でもの凄く特別なもの。
日曜日、私は彼氏の俊一とデートをしていた。
私と俊一は同じ歳でお互いに社会人。
私達は共通の友達を通じて知り合った。
そして、何度か会っているうちにお互いに惹かれあっていったみたいで俊一の方から告白してくれて私達は恋人同士になった。
出会ったのがお互いに24歳の時で今は2人とも26歳だから、もう2年くらいは一緒にいる。
恋人同士になったのも出会ってそんなに経たない頃だった。
そして、私達は今海辺にいた。
今は10月だからだと思うけどここに私達以外の人はいなかった。
ここは基本的には海水浴で使われるような海だから。
でも、私はどうしても海が見たくて俊一にお願いしてここに車で連れてきてもらった。
この海が私達が住んでいる街から1番近いところだったから。
でも、この海はとても綺麗だった。
とても濃い青をしていて今日は快晴だから太陽の光が水面に反射してキラキラしていて、それも手伝って本当に綺麗な海だった。
そんな綺麗な海を私達は海辺に並んで座って見ていた。
ただ、ここには海があるだけ……。
でも、私にとってはこんな綺麗な海が見える場所で大好きな俊一と2人きりでいるということが最大級に幸せなことだった。
ああ、幸せだな。
そんな風に思っていると俊一はそっと私の右肩を抱いた。
だから私も俊一の右肩に頭をこてんと預けた。
「ここの海は綺麗だし、ここって凄く静かだし何か凄い落ち着くな」
俊一が言う。
「うん、本当にね。それに私は俊一と2人でこうしてこんな場所にいられるっていうのも凄く大きな幸せポイントだよ」
私が俊一の方を見てそう言うと俊一も私の方を見て、すぐに優しく笑った。
そして、俊一は私を座ったまま、ぎゅっと抱きしめた。
私と俊一はかなりの身長差があって私はいつも俊一の腕の中にすっぽりと納まる。
勿論、今も。
「瑠璃はいつもそうやって可愛いこと言ってくれるよな」
俊一が優しい声で言う。
「だって、本当のことだもん。それにね俊一にだからこうして素直になれるんだよ」
「瑠璃?」
私は俊一の背中に回していた手に力を籠めた。
「私ね俊一に会うまで自分以外の人に心を許したり甘えたりできなかったんだ」
多分、それは私があまりいい環境とはいえない家庭で育ったからかもしれない。
「瑠璃」
「でもね俊一は私にもっと人を信じていいよ、甘えていいよって教えてくれたから」
「瑠璃」
「でね、俊一はそう言っただけあって私にとって凄く信じられる人になっていったんだ。だから、私は俊一には自然と何でも素直に言えるようになったんだよ」
「瑠璃」
「今までだって恋はしたことはあったけど、でも、俊一との恋は私にとっては凄い特別なの」
私がそう言うと俊一は私を抱きしめている力を強めて、その後、私に優しくキスをした。
そして、私にキスをした後、
「じゃあ、瑠璃、その特別な恋が最後の恋にもなるようにしていこう。だから、いつまでも愛しあおうな」
俊一は優しい顔と声でそう言って、また強く私を抱きしめてくれた。
私は俊一に抱きしめられながら、
「うん、俊一、ずっとずっと私と愛しあってね」
そう言った。
そして、私達はもう1度、今度は長い長いキスをした。
ねぇ、俊一、本当にこれからも私を愛していてね。
そして、私にとって特別なこの恋を永遠に終わらせないでね。
END
日曜日、私は彼氏の俊一とデートをしていた。
私と俊一は同じ歳でお互いに社会人。
私達は共通の友達を通じて知り合った。
そして、何度か会っているうちにお互いに惹かれあっていったみたいで俊一の方から告白してくれて私達は恋人同士になった。
出会ったのがお互いに24歳の時で今は2人とも26歳だから、もう2年くらいは一緒にいる。
恋人同士になったのも出会ってそんなに経たない頃だった。
そして、私達は今海辺にいた。
今は10月だからだと思うけどここに私達以外の人はいなかった。
ここは基本的には海水浴で使われるような海だから。
でも、私はどうしても海が見たくて俊一にお願いしてここに車で連れてきてもらった。
この海が私達が住んでいる街から1番近いところだったから。
でも、この海はとても綺麗だった。
とても濃い青をしていて今日は快晴だから太陽の光が水面に反射してキラキラしていて、それも手伝って本当に綺麗な海だった。
そんな綺麗な海を私達は海辺に並んで座って見ていた。
ただ、ここには海があるだけ……。
でも、私にとってはこんな綺麗な海が見える場所で大好きな俊一と2人きりでいるということが最大級に幸せなことだった。
ああ、幸せだな。
そんな風に思っていると俊一はそっと私の右肩を抱いた。
だから私も俊一の右肩に頭をこてんと預けた。
「ここの海は綺麗だし、ここって凄く静かだし何か凄い落ち着くな」
俊一が言う。
「うん、本当にね。それに私は俊一と2人でこうしてこんな場所にいられるっていうのも凄く大きな幸せポイントだよ」
私が俊一の方を見てそう言うと俊一も私の方を見て、すぐに優しく笑った。
そして、俊一は私を座ったまま、ぎゅっと抱きしめた。
私と俊一はかなりの身長差があって私はいつも俊一の腕の中にすっぽりと納まる。
勿論、今も。
「瑠璃はいつもそうやって可愛いこと言ってくれるよな」
俊一が優しい声で言う。
「だって、本当のことだもん。それにね俊一にだからこうして素直になれるんだよ」
「瑠璃?」
私は俊一の背中に回していた手に力を籠めた。
「私ね俊一に会うまで自分以外の人に心を許したり甘えたりできなかったんだ」
多分、それは私があまりいい環境とはいえない家庭で育ったからかもしれない。
「瑠璃」
「でもね俊一は私にもっと人を信じていいよ、甘えていいよって教えてくれたから」
「瑠璃」
「でね、俊一はそう言っただけあって私にとって凄く信じられる人になっていったんだ。だから、私は俊一には自然と何でも素直に言えるようになったんだよ」
「瑠璃」
「今までだって恋はしたことはあったけど、でも、俊一との恋は私にとっては凄い特別なの」
私がそう言うと俊一は私を抱きしめている力を強めて、その後、私に優しくキスをした。
そして、私にキスをした後、
「じゃあ、瑠璃、その特別な恋が最後の恋にもなるようにしていこう。だから、いつまでも愛しあおうな」
俊一は優しい顔と声でそう言って、また強く私を抱きしめてくれた。
私は俊一に抱きしめられながら、
「うん、俊一、ずっとずっと私と愛しあってね」
そう言った。
そして、私達はもう1度、今度は長い長いキスをした。
ねぇ、俊一、本当にこれからも私を愛していてね。
そして、私にとって特別なこの恋を永遠に終わらせないでね。
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