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「あなたが私に手を差し伸べてくれたから」
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長い間、暗闇の中にいるような感覚だった私に手を差し伸べてくれたのはあなただった。
日曜日の今日は快晴で丁度今、暖かくなってきたくらいで気持ちがいいから私と私の恋人の空は2人でピクニックに出かけることにした。
そして、今、私達は大きな公園にいた。
ここには空が車で連れてきてくれた。
かなり大きな公園で、それなりに人もいるけど、そんなにも混んでいる感じはなくて、ゆったりとお弁当とか食べれるペースも確保できた。
私と空は図書館で知り合った。
私は病気になって、家で療養して、その後、少しずつリハビリを兼ねて近場に行くことにしていて、本が好きな私は家の近くにある図書館によく行っていて、その時、丁度、転職しようと仕事を探していた空に声をかけられたのが出会いのきっかけだった。
あまり人見知りしない私ではあったけど、さすがに異性ということもあって最初は警戒していた。
でも、少しずつ話すうちにとても優しい人だということが解り、よく話すようになり、私が病気をして、家で療養していたことも打ち明けた。
すると空は凄く優しく私を励ましてくれて、正直、私は病気になって、長い間、家にばかりいたので、これから先どうしようかと迷っている時だったから、空からの励ましが凄く嬉しかった。
そして、空に励まされて私はまた社会にも復帰した。
その時に空から告白されて今に至っていた。
ちなみに私と空は2つ違いで空の方がお兄さんだった。
今、私が25歳だから、空は27歳。
そして、私は空に出会えたことを本当に心から嬉しく思っているし、出会わせてくれたことを神様とかに感謝もしている。
だって、多分、空に出会ってなかったら私はまだ途方に暮れて社会復帰もしていなかったかもしれないし。
「可愛いお花に囲まれて青空の下でこうやってお弁当食べれるなんて凄く素敵」
私はお弁当を出しながらそう言った。
「本当だね」
空はそう言い優しく笑う。
「うん、本当に凄く素敵だし、それに空といるからもっと素敵に思うのかも」
私がそう言うと空はまた優しく笑った。
そして、私をぎゅっと抱きしめた。
周りに少し人がいるけど空はそういうのは気にしないタイプの人だから。
「そう思ってくれて嬉しいよ。でも、俺も美奈がいるからそう思うよ」
空はそう言い私を更にぎゅっと抱きしめた。
「……うん、ありがとう。でも、空、私ね、空に出会えて本当に良かったよ。空が私に手を差し伸べてくれたから私はまた前に進んでいこうって思えたんだもん」
私がそう言うと、
「美奈、それは美奈も頑張ろうって気持になったからだよ。でも、きっかけをつくったのが俺だったのなら嬉しいな。そして、美奈、これからも美奈が辛かったりしたら、ちゃんと手を差し伸べるから安心して、これからは美奈の思うように生きていけばいいから」
そう言って私の右の頬にキスをした。
私は空を見た後、おもいっきり笑顔でコクンと頷いた。
ねぇ、あなたと出会えて本当に良かった。
だから、これからも本当に傍にいて、ずっと手を差し伸べていてね。
END
日曜日の今日は快晴で丁度今、暖かくなってきたくらいで気持ちがいいから私と私の恋人の空は2人でピクニックに出かけることにした。
そして、今、私達は大きな公園にいた。
ここには空が車で連れてきてくれた。
かなり大きな公園で、それなりに人もいるけど、そんなにも混んでいる感じはなくて、ゆったりとお弁当とか食べれるペースも確保できた。
私と空は図書館で知り合った。
私は病気になって、家で療養して、その後、少しずつリハビリを兼ねて近場に行くことにしていて、本が好きな私は家の近くにある図書館によく行っていて、その時、丁度、転職しようと仕事を探していた空に声をかけられたのが出会いのきっかけだった。
あまり人見知りしない私ではあったけど、さすがに異性ということもあって最初は警戒していた。
でも、少しずつ話すうちにとても優しい人だということが解り、よく話すようになり、私が病気をして、家で療養していたことも打ち明けた。
すると空は凄く優しく私を励ましてくれて、正直、私は病気になって、長い間、家にばかりいたので、これから先どうしようかと迷っている時だったから、空からの励ましが凄く嬉しかった。
そして、空に励まされて私はまた社会にも復帰した。
その時に空から告白されて今に至っていた。
ちなみに私と空は2つ違いで空の方がお兄さんだった。
今、私が25歳だから、空は27歳。
そして、私は空に出会えたことを本当に心から嬉しく思っているし、出会わせてくれたことを神様とかに感謝もしている。
だって、多分、空に出会ってなかったら私はまだ途方に暮れて社会復帰もしていなかったかもしれないし。
「可愛いお花に囲まれて青空の下でこうやってお弁当食べれるなんて凄く素敵」
私はお弁当を出しながらそう言った。
「本当だね」
空はそう言い優しく笑う。
「うん、本当に凄く素敵だし、それに空といるからもっと素敵に思うのかも」
私がそう言うと空はまた優しく笑った。
そして、私をぎゅっと抱きしめた。
周りに少し人がいるけど空はそういうのは気にしないタイプの人だから。
「そう思ってくれて嬉しいよ。でも、俺も美奈がいるからそう思うよ」
空はそう言い私を更にぎゅっと抱きしめた。
「……うん、ありがとう。でも、空、私ね、空に出会えて本当に良かったよ。空が私に手を差し伸べてくれたから私はまた前に進んでいこうって思えたんだもん」
私がそう言うと、
「美奈、それは美奈も頑張ろうって気持になったからだよ。でも、きっかけをつくったのが俺だったのなら嬉しいな。そして、美奈、これからも美奈が辛かったりしたら、ちゃんと手を差し伸べるから安心して、これからは美奈の思うように生きていけばいいから」
そう言って私の右の頬にキスをした。
私は空を見た後、おもいっきり笑顔でコクンと頷いた。
ねぇ、あなたと出会えて本当に良かった。
だから、これからも本当に傍にいて、ずっと手を差し伸べていてね。
END
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