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「怖いのはあなたが隣にいなくなることだけ」
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「久志」
私は久志が1人暮らしをしているマンションの部屋で久志に抱きついた。
「……何? どうしたんだよ? 結衣」
「好きだよ」
「うん? 知ってるけど。結衣、いつもそう言ってくれるし……」
「そうなんだけど、でも、本当に私が久志のこと好きだって伝えたくて……」
「だから、解ってるって。でも、本当に一体どうしたんだよ?」
久志は不思議そうに私の顔を覗き込んだ。
「こうやってね、私はいつも久志の傍にいるのに時々、不安になるの。久志が何処かへ行ってしまわないかなって」
私がそう言うと、久志は優しく笑って、私の頭を撫でた。
「……馬鹿だな、結衣は。そんなわけないだろ? 俺だっていつも結衣とずっと一緒にいたいって言ってるだろ?」
「そうなんだけど。でもね、私、久志が本当に好きだから怖いの」
私がそう言うと久志は優しく笑った後、私にキスをした。
「久志……」
「結衣はいつも俺のことに対して不安になりすぎなんだよ。他のことでは、結構、ポジティブな感じなのに」
「だって……」
「だから、さっきも言ったように俺もずっと結衣と一緒にいたいの。それは勿論、死ぬまでずっと」
「久志……」
「だから、もう、不安になるなよ。俺は絶対にお前を裏切ったりしないし、何処かへ行ったりもしないから」
久志のその言葉で、私は嬉しくて、また、久志のことが愛しくてたまらなくなって、久志に抱きつく力を強めた。
そして、その後、私達はとても甘くて優しくて愛しい時間を過ごした。
だけど、久志、本当にずっと、死ぬまで、ずっと、傍にいてね。だって、私が怖いのは久志が私の隣にいなくなることだけだから。
END
私は久志が1人暮らしをしているマンションの部屋で久志に抱きついた。
「……何? どうしたんだよ? 結衣」
「好きだよ」
「うん? 知ってるけど。結衣、いつもそう言ってくれるし……」
「そうなんだけど、でも、本当に私が久志のこと好きだって伝えたくて……」
「だから、解ってるって。でも、本当に一体どうしたんだよ?」
久志は不思議そうに私の顔を覗き込んだ。
「こうやってね、私はいつも久志の傍にいるのに時々、不安になるの。久志が何処かへ行ってしまわないかなって」
私がそう言うと、久志は優しく笑って、私の頭を撫でた。
「……馬鹿だな、結衣は。そんなわけないだろ? 俺だっていつも結衣とずっと一緒にいたいって言ってるだろ?」
「そうなんだけど。でもね、私、久志が本当に好きだから怖いの」
私がそう言うと久志は優しく笑った後、私にキスをした。
「久志……」
「結衣はいつも俺のことに対して不安になりすぎなんだよ。他のことでは、結構、ポジティブな感じなのに」
「だって……」
「だから、さっきも言ったように俺もずっと結衣と一緒にいたいの。それは勿論、死ぬまでずっと」
「久志……」
「だから、もう、不安になるなよ。俺は絶対にお前を裏切ったりしないし、何処かへ行ったりもしないから」
久志のその言葉で、私は嬉しくて、また、久志のことが愛しくてたまらなくなって、久志に抱きつく力を強めた。
そして、その後、私達はとても甘くて優しくて愛しい時間を過ごした。
だけど、久志、本当にずっと、死ぬまで、ずっと、傍にいてね。だって、私が怖いのは久志が私の隣にいなくなることだけだから。
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