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「君が僕のそばにいてくれるだけで」
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君が僕のそばにいてくれるだけで僕はいつも強くいられる。
金曜日の午後11時過ぎに仕事を終え1人暮らしをしているマンションの自宅に帰った。
今日はもう本当に仕事が忙しくて今はクタクタに疲れていた。
だけど、鍵をあけてドアを開けると電気が点いていて、またいい匂いが漂ってきて、俺はそれだけで一気に今日の疲れが飛んだように感じた。
何故なら電気が点いているのも、このいい匂いも俺の彼女の雪菜がやっていることだから。
雪菜は俺にとって、どんな時でも疲れを癒してくれたり、強さをくれたりする人だから。
「雪菜」
台所に行くと思った通り雪菜がいつもしている赤のベースに大きな犬のイラストが描いたエプロンをして立っていた。
「あ、お帰りさない。海斗くん。そろそろ帰ってくるかなって思ってシチューを温め直してたんだけど良かった」
「ホワイトシチュー?」
俺は雪菜の前にある大きな鍋を覗き込んで言った。
「そう。もう寒くなってきたから、温かいものがいいかなって思って」
今は11月中旬で本当に寒くなってきていた。
「うん、今帰ってくる時もかなり寒かったから、シチューは嬉しいよ。それにホワイトシチューは大好物だし」
「それなら良かった」
雪菜は嬉しそうに笑ってそう言った。
俺と雪菜は1年前に共通の友達を通して知り合った。
出会ったばかりの頃から俺達は意気投合して、あっという間に恋人同士になり、今では合鍵まで持つ仲になり、雪菜は時々、こうして金曜日の夜とかに晩御飯をつくりにきてくれている。
そして、俺達はお互いに土日が休みだから、雪菜はだいたい流れでここに泊まっていく。
それは土曜日までだったり、日曜日だったり色々だけど。
雪菜は出会ったばかりの頃は大学を出て社会人になったばかりで仕事を覚えるのが暫く大変そうだったけど、今では慣れて少し余裕もでてきてるみたいだ。
俺は雪菜の3つ年上で雪菜よりはかなりの社会人の先輩だから、仕事にはもうすっかり慣れたけど、やっぱりもの凄く忙しかったりするとミスもしたりするわけで……。
そして、そんな時、雪菜は何故かタイミング良くこうして来てくれて……。
そんな雪菜に俺は本当にいつも癒されていて……。
雪菜が愛しいのと同時に雪菜に感謝の気持ちも沸いていた。
「じゃあ、いただきます」
俺と雪菜はリビングルームにあるテーブルに向かい合わせに座っていた。
そして、雪菜は今手を合わせている。
「いただきます」
だから、俺も手を合わせてそう言い、ホワイトシチューを食べた。
すると雪菜が俺をじっと見ている。
俺はそんな雪菜を見て、くすっと笑って、
「大丈夫だよ。このホワイトシチュー凄く美味しいから」
雪菜はいつも俺が自分のつくった料理が美味しいと思うのか気になるみたいで、俺が食べ始める時はこうしてじっと見てくる。
「本当? 良かった!」
「ん、でも、雪菜、例えもしも美味しくなくたって雪菜がつくってくれるなら、きっと美味しく感じるとも思うよ」
「海斗くん……」
そう。それくらいに雪菜は俺にとっては凄い存在だから。
そして、俺達はその後、楽しく会話をしながら食事をして、その後は優しくて甘い時間を過ごした。
なあ、雪菜。
俺にとって雪菜は本当に凄い存在で、雪菜がいるだけで俺はどんなことだって頑張れるから。
そして、辛いことがあったら、癒されるから。
だから、どうか、これからもずっと俺のそばにいてほしい。
END
金曜日の午後11時過ぎに仕事を終え1人暮らしをしているマンションの自宅に帰った。
今日はもう本当に仕事が忙しくて今はクタクタに疲れていた。
だけど、鍵をあけてドアを開けると電気が点いていて、またいい匂いが漂ってきて、俺はそれだけで一気に今日の疲れが飛んだように感じた。
何故なら電気が点いているのも、このいい匂いも俺の彼女の雪菜がやっていることだから。
雪菜は俺にとって、どんな時でも疲れを癒してくれたり、強さをくれたりする人だから。
「雪菜」
台所に行くと思った通り雪菜がいつもしている赤のベースに大きな犬のイラストが描いたエプロンをして立っていた。
「あ、お帰りさない。海斗くん。そろそろ帰ってくるかなって思ってシチューを温め直してたんだけど良かった」
「ホワイトシチュー?」
俺は雪菜の前にある大きな鍋を覗き込んで言った。
「そう。もう寒くなってきたから、温かいものがいいかなって思って」
今は11月中旬で本当に寒くなってきていた。
「うん、今帰ってくる時もかなり寒かったから、シチューは嬉しいよ。それにホワイトシチューは大好物だし」
「それなら良かった」
雪菜は嬉しそうに笑ってそう言った。
俺と雪菜は1年前に共通の友達を通して知り合った。
出会ったばかりの頃から俺達は意気投合して、あっという間に恋人同士になり、今では合鍵まで持つ仲になり、雪菜は時々、こうして金曜日の夜とかに晩御飯をつくりにきてくれている。
そして、俺達はお互いに土日が休みだから、雪菜はだいたい流れでここに泊まっていく。
それは土曜日までだったり、日曜日だったり色々だけど。
雪菜は出会ったばかりの頃は大学を出て社会人になったばかりで仕事を覚えるのが暫く大変そうだったけど、今では慣れて少し余裕もでてきてるみたいだ。
俺は雪菜の3つ年上で雪菜よりはかなりの社会人の先輩だから、仕事にはもうすっかり慣れたけど、やっぱりもの凄く忙しかったりするとミスもしたりするわけで……。
そして、そんな時、雪菜は何故かタイミング良くこうして来てくれて……。
そんな雪菜に俺は本当にいつも癒されていて……。
雪菜が愛しいのと同時に雪菜に感謝の気持ちも沸いていた。
「じゃあ、いただきます」
俺と雪菜はリビングルームにあるテーブルに向かい合わせに座っていた。
そして、雪菜は今手を合わせている。
「いただきます」
だから、俺も手を合わせてそう言い、ホワイトシチューを食べた。
すると雪菜が俺をじっと見ている。
俺はそんな雪菜を見て、くすっと笑って、
「大丈夫だよ。このホワイトシチュー凄く美味しいから」
雪菜はいつも俺が自分のつくった料理が美味しいと思うのか気になるみたいで、俺が食べ始める時はこうしてじっと見てくる。
「本当? 良かった!」
「ん、でも、雪菜、例えもしも美味しくなくたって雪菜がつくってくれるなら、きっと美味しく感じるとも思うよ」
「海斗くん……」
そう。それくらいに雪菜は俺にとっては凄い存在だから。
そして、俺達はその後、楽しく会話をしながら食事をして、その後は優しくて甘い時間を過ごした。
なあ、雪菜。
俺にとって雪菜は本当に凄い存在で、雪菜がいるだけで俺はどんなことだって頑張れるから。
そして、辛いことがあったら、癒されるから。
だから、どうか、これからもずっと俺のそばにいてほしい。
END
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