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お仕置き“レクチャー”
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「みゆっ、今からお姉ちゃんのこと、しっかり見ておきなさいよ。」
「う、うん。…ねぇママ、…ほんとにみゆも“お仕置き”受けるの?」
「何度もお話したでしょ。みゆはもう7歳になったんだから、これからは悪いことをしたらお仕置きするって。…今日はその前の予習なんだから、しっかりお姉ちゃんの“お仕置き”を見て、ルールを覚えておきなさい。」
「…はい。」
『はぁ…。』
母と妹がソファに座り並んで話す中、わたしは目の前の床の上に正座をし、足をもじもじさせながらその会話を見守っていた。
わたしの家では、悪いことをすると“お仕置き”を受けるルールがある。
わたしが7歳になってから始まったこのルールは、13歳になった今となっても変わらずに続いている。
その反面、6つ歳の離れた妹は、昨日までこのルールは適用されておらず、7歳となった今日からようやくこのルールが始まるのだ。
……でもなんで、それで“わたしが”お仕置きを受けなければいけないのだろう。
「じゃあさっそくお仕置きを始めましょうか。ちさ、下に着てる服を全て脱いで、お膝の上に来なさい。」
「…マ、ママ、わたし今日何もしてないんだけど……。」
ようやくわたしがその“無実”を口にすると、母は目をすうっと細くし、わたしを睨んだ。
「さっきもみゆに言ったけど、みゆは次悪いことしたらお仕置きを受けるようになるのよ。
だったら姉である貴方がお手本としてお仕置きを受ける際の“ルール”をレクチャーしないとダメよね?」
「……なら、わたしが口で教えればいいでしょ。何も本当にお仕置きする必要はなくない?」
「口で言っただけじゃ伝わらないこともあるでしょ。実際にお仕置きを受ける姿を見せることでしっかりと効率よく学べるんだから、当たり前でしょ?」
…ああ言えばこう言う。
一度決めたことは絶対に曲げない母は、無茶苦茶と思える理由をあげ、わたしの訴えを退けた。
「…それにこれ以上口答えするなら、もっと厳しいお仕置きにしてあげてもいいのよ。ママはみゆがもっと学べるからそれでもいいけど。……お姉ちゃんもそっちの方がいいの?」
「っ。」
その母の脅しとは思えない雰囲気に、わたしと妹の身体が同時にビクッと震える。
「…わ、わかったわよっ!受ければいいんでしょ、受ければっ!!」
その“恐怖感”にやけになったわたしは、自分のパジャマのズボンに手をかけ勢いよく下ろす。
そしてパンツも同じように下ろすと、脱いだ服を母に手渡した。
「じゃあみゆは立って、お姉ちゃんのこと見てなさい。」
「はい…。」
妹は言われた通りソファから立ち上がると、わたしは母の膝の上に寝転がり、母が“叩きやすいよう”お尻の位置を調整した。
妹と母の前で普段は隠しているところを晒し、わたしの頰は真っ赤に染まる。
「…下着の検査、…お願いします。」
震える声でお願いすると、母が布をいじる音が聞こえてくる。
「“したぎのけんさ”って何?」
「こうやって脱いだ下着をママが検査するのよ。…もし“汚れ”てたりしたら、追加罰をするからね。」
「うぅぅ…、そんな、恥ずかしいよぅ。」
母と妹の会話が頭上で聞こえ、その“恥ずかしい”ことをしているわたしの手に力が入る。
「…今回は下着に問題はないわね。…じゃあこのまま“お尻ペンペン”始めるわよ。」
「はい、…お願いします。」
もはや早く終わって欲しい一心で、口早にその言葉をいい終える。
チラッと妹の方を見ると、顔を真っ赤にしながらわたしのお尻をまじまじと見つめていた。
『見ないでぇ…。』
バヂンッ!
「んっ。」
だが、わたしの思いが伝わることなく、お尻にはくっきりと真っ赤な紅葉が飾られる。
バヂンッ!バヂンッ!
「いっ。あっ。」
せめてもの意地で叩かれた時の声を抑えているが、それも限界に近づいていた。
「お姉ちゃん、いたい?」
「っ!?」
不意の妹からの質問に、わたしの中の苛立ちが増していく。
『痛いに決まってるでしょっ!誰のせいだと思ってるのっ!?』
本当はこう言ってやりたいが、それを理由にお仕置きを厳しくされても困るため、拳をぎゅっと握りながら耐えた。
バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁぁっ!!」
そして不意に来るお尻への壮絶な痛みが、遂に我慢していた“声”を漏らしてしまう。
「ほら、みゆから聞かれてるでしょ。黙ってたらレクチャーにならないわよ。」
「うぅぅっ。…めちゃくちゃ痛いです。」
「…どんな感じで痛いの?」
渋々と叩かれた感想を言うと、更に質問が投げられる。
「ど、どんな感じって…。」
バッヂィィンッ!!
「ぎゃぁぁぁっ!?」
「ほら、早く答えなさい。」
考えたこともない内容に言葉を詰まらせると、つかさずお尻に激しい痛みを与えられた。
「ジ、ジクジクとっ!…針を刺されたように痛いです。」
「みゆもお姉ちゃんのお尻触ってみてもいい?」
「いいわよ。」
「は、はぁっ!?」
予想外の妹からの要求に、わたしの思考は止まってしまう。
ピトッ
「ひっ!」
「うわぁ…、あったかぁい。」
わたしの許可なく、お尻には小さな両手が触れられていた。
もはや屈辱感で文句も言えないわたしは、ただ妹にされるがままの状態となる。
「悪いことするとみゆのお尻もこうなるから、これからは注意しなさいね。」
「うん。」
パッ
バッヂィィンッ!!
「あっ…ぎゃぁぁぁぁっ!?」
妹の手が離れた瞬間、またお尻には鋭い痛みが与えられる。
「お仕置き中に気を抜かないの。…罰として今日はずっとこの強さで叩くから、覚悟しなさい。」
「そ、そんなぁっ!?」
バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁぁっ!!」
バッヂィィンッ!!
「いい゛ぃぃぃっ!?」
左右のお尻に与えられる痛みに、わたしの身体からは汗が溢れ出す。
「お姉ちゃん、がんばってっ♫」
…力なく声のした方を見ると、“満面の笑み”になった妹が、わたしのお尻を見つめていた。
・
「お姉ちゃんのお尻、真っ赤っかっ♫」
…ようやく長かったお仕置きが終わり、今は“お立たせ”の時間となっている。
「ママッ、ここっ!ママの手の形がついてるっ。」
「そうね、そこは特に強く叩いたから。」
当然お立たせ中も“レクチャー”は続き、何故かわたしのお尻を見て嬉しそうな妹は、その感想を母に伝えていた。
…正直やめてほしい。
……だがわたしの願いは叶わず、お立たせとして後1時間はこの“辱め”が続くのであった。
「完」
「う、うん。…ねぇママ、…ほんとにみゆも“お仕置き”受けるの?」
「何度もお話したでしょ。みゆはもう7歳になったんだから、これからは悪いことをしたらお仕置きするって。…今日はその前の予習なんだから、しっかりお姉ちゃんの“お仕置き”を見て、ルールを覚えておきなさい。」
「…はい。」
『はぁ…。』
母と妹がソファに座り並んで話す中、わたしは目の前の床の上に正座をし、足をもじもじさせながらその会話を見守っていた。
わたしの家では、悪いことをすると“お仕置き”を受けるルールがある。
わたしが7歳になってから始まったこのルールは、13歳になった今となっても変わらずに続いている。
その反面、6つ歳の離れた妹は、昨日までこのルールは適用されておらず、7歳となった今日からようやくこのルールが始まるのだ。
……でもなんで、それで“わたしが”お仕置きを受けなければいけないのだろう。
「じゃあさっそくお仕置きを始めましょうか。ちさ、下に着てる服を全て脱いで、お膝の上に来なさい。」
「…マ、ママ、わたし今日何もしてないんだけど……。」
ようやくわたしがその“無実”を口にすると、母は目をすうっと細くし、わたしを睨んだ。
「さっきもみゆに言ったけど、みゆは次悪いことしたらお仕置きを受けるようになるのよ。
だったら姉である貴方がお手本としてお仕置きを受ける際の“ルール”をレクチャーしないとダメよね?」
「……なら、わたしが口で教えればいいでしょ。何も本当にお仕置きする必要はなくない?」
「口で言っただけじゃ伝わらないこともあるでしょ。実際にお仕置きを受ける姿を見せることでしっかりと効率よく学べるんだから、当たり前でしょ?」
…ああ言えばこう言う。
一度決めたことは絶対に曲げない母は、無茶苦茶と思える理由をあげ、わたしの訴えを退けた。
「…それにこれ以上口答えするなら、もっと厳しいお仕置きにしてあげてもいいのよ。ママはみゆがもっと学べるからそれでもいいけど。……お姉ちゃんもそっちの方がいいの?」
「っ。」
その母の脅しとは思えない雰囲気に、わたしと妹の身体が同時にビクッと震える。
「…わ、わかったわよっ!受ければいいんでしょ、受ければっ!!」
その“恐怖感”にやけになったわたしは、自分のパジャマのズボンに手をかけ勢いよく下ろす。
そしてパンツも同じように下ろすと、脱いだ服を母に手渡した。
「じゃあみゆは立って、お姉ちゃんのこと見てなさい。」
「はい…。」
妹は言われた通りソファから立ち上がると、わたしは母の膝の上に寝転がり、母が“叩きやすいよう”お尻の位置を調整した。
妹と母の前で普段は隠しているところを晒し、わたしの頰は真っ赤に染まる。
「…下着の検査、…お願いします。」
震える声でお願いすると、母が布をいじる音が聞こえてくる。
「“したぎのけんさ”って何?」
「こうやって脱いだ下着をママが検査するのよ。…もし“汚れ”てたりしたら、追加罰をするからね。」
「うぅぅ…、そんな、恥ずかしいよぅ。」
母と妹の会話が頭上で聞こえ、その“恥ずかしい”ことをしているわたしの手に力が入る。
「…今回は下着に問題はないわね。…じゃあこのまま“お尻ペンペン”始めるわよ。」
「はい、…お願いします。」
もはや早く終わって欲しい一心で、口早にその言葉をいい終える。
チラッと妹の方を見ると、顔を真っ赤にしながらわたしのお尻をまじまじと見つめていた。
『見ないでぇ…。』
バヂンッ!
「んっ。」
だが、わたしの思いが伝わることなく、お尻にはくっきりと真っ赤な紅葉が飾られる。
バヂンッ!バヂンッ!
「いっ。あっ。」
せめてもの意地で叩かれた時の声を抑えているが、それも限界に近づいていた。
「お姉ちゃん、いたい?」
「っ!?」
不意の妹からの質問に、わたしの中の苛立ちが増していく。
『痛いに決まってるでしょっ!誰のせいだと思ってるのっ!?』
本当はこう言ってやりたいが、それを理由にお仕置きを厳しくされても困るため、拳をぎゅっと握りながら耐えた。
バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁぁっ!!」
そして不意に来るお尻への壮絶な痛みが、遂に我慢していた“声”を漏らしてしまう。
「ほら、みゆから聞かれてるでしょ。黙ってたらレクチャーにならないわよ。」
「うぅぅっ。…めちゃくちゃ痛いです。」
「…どんな感じで痛いの?」
渋々と叩かれた感想を言うと、更に質問が投げられる。
「ど、どんな感じって…。」
バッヂィィンッ!!
「ぎゃぁぁぁっ!?」
「ほら、早く答えなさい。」
考えたこともない内容に言葉を詰まらせると、つかさずお尻に激しい痛みを与えられた。
「ジ、ジクジクとっ!…針を刺されたように痛いです。」
「みゆもお姉ちゃんのお尻触ってみてもいい?」
「いいわよ。」
「は、はぁっ!?」
予想外の妹からの要求に、わたしの思考は止まってしまう。
ピトッ
「ひっ!」
「うわぁ…、あったかぁい。」
わたしの許可なく、お尻には小さな両手が触れられていた。
もはや屈辱感で文句も言えないわたしは、ただ妹にされるがままの状態となる。
「悪いことするとみゆのお尻もこうなるから、これからは注意しなさいね。」
「うん。」
パッ
バッヂィィンッ!!
「あっ…ぎゃぁぁぁぁっ!?」
妹の手が離れた瞬間、またお尻には鋭い痛みが与えられる。
「お仕置き中に気を抜かないの。…罰として今日はずっとこの強さで叩くから、覚悟しなさい。」
「そ、そんなぁっ!?」
バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁぁっ!!」
バッヂィィンッ!!
「いい゛ぃぃぃっ!?」
左右のお尻に与えられる痛みに、わたしの身体からは汗が溢れ出す。
「お姉ちゃん、がんばってっ♫」
…力なく声のした方を見ると、“満面の笑み”になった妹が、わたしのお尻を見つめていた。
・
「お姉ちゃんのお尻、真っ赤っかっ♫」
…ようやく長かったお仕置きが終わり、今は“お立たせ”の時間となっている。
「ママッ、ここっ!ママの手の形がついてるっ。」
「そうね、そこは特に強く叩いたから。」
当然お立たせ中も“レクチャー”は続き、何故かわたしのお尻を見て嬉しそうな妹は、その感想を母に伝えていた。
…正直やめてほしい。
……だがわたしの願いは叶わず、お立たせとして後1時間はこの“辱め”が続くのであった。
「完」
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