“5分”で読めるお仕置きストーリー

“優しいお仕置き”と“厳しいお仕置き”の日常

“お仕置き”
それは悪いことをした子供へ痛みを与え、間違いを正す行為だ。

だがそのお仕置き方法は各家庭により異なり、それぞれの子供が受ける印象も変わる。

今回は同じ家庭で“全く違うお仕置き”をした場合の家庭の日常を見てみようと思う。


■お仕置きの始まり

★優しい家庭の場合
「ゆうこ、またピーマンを残したわね。好き嫌いせずに食べなさいっていつも言ってるでしょ？」

賃貸の少し年季の入ったアパートの一室。
その居間のテーブルを挟み、親子が会話をしていた。

娘のお皿の端には、緑色に輝くピーマンがびっしりと残っている。
9歳という年齢になっても直らない“好き嫌い”に、母親はうんざりした顔で皿を指差していた。

「だ、だって…、不味いんだもん。」

「好き嫌いしてたら大きくなれないわよ。それに食べ物を無駄にするだなんて、…今日という今日は“お仕置き”します。」

「そ、そんなぁ…。」

この家庭では、娘が“悪いこと”をすると定期的にお仕置きが行われている。

そのお仕置きはいわゆる“お尻ペンペン”で、その可愛らしい名前とは裏腹に、長い時間痛みを与えられるとてもきつい罰となっていた。

「さあ、わかったらお膝の上に来なさい。今日は30回ペンペンだからね。」

「そ、そんなに…。…はい。」

予想よりも多い回数に顔を青くしながらも娘は渋々と頷き、正座した母親の膝の上にうつ伏せとなった。

★厳しい家庭の場合
「ゆうこっ！またピーマンを残したわねっ！全部食べなさいって何度言ったらわかるのっ！？」

手狭なアパートの一室に、母親の怒号が響き渡る。
そのビリビリとした感覚を浴びつつ、娘は不貞腐れながら母親を上目遣いで見つめた。

「だ、だって…、不味いんだもん。」

「不味いって何よっ！お母さんの作る料理に文句があるのっ！？」

「そ、そういうわけじゃ…」

「そんな生意気なことを言う子には“お仕置き”が必要ね。」

「えっ。…あっ！？」

母親は立ち上がると娘の腕を掴み、無理やり立ち上がらせる。
そのままテーブルにグッと頭を押し付け屈ませると、娘の背中に手を置き、姿勢を固定した。

無理やりお尻を突き出す姿勢を取らされ、娘は顔を青く染める。

「今からこの悪いお尻を“百叩き”するから、覚悟しなさいっ！」

「ひっ、…お母さん、もうわがまま言わないから許して。」

…だが、娘のこの“遅い後悔”が母親に届くことはなかった。


■お尻出しからペンペンの始まり

★優しい家庭の場合
「さ、まずは悪いお尻を見せなさい。」

スルッ

「ひゃあっ！？」

不意に自分のお尻を守っていた服を脱がされ、娘は顔を赤くした。

ちょうどお尻がくっきりと見えるくらいに顔を出し、小ぶりの白い肌はふるふると震えている。

「じゃあ30回、始めるわよ。」

パンッ　パンッ　バヂッ　バヂンッ

「いたいっ、ご、ごめんなさぁいっ！？」

軽やかにお尻を叩く音が響き渡り、娘は恥ずかしさと痛みで涙目になる。

「ほら、悪い子のお尻、どんどん赤くなっていくわよ。」

バヂッ　バヂッ　パンッ　バヂッ

「もうゆるしてっ！お母さんっ！？」

娘は必死に懇願するが、母親の手が止まる気配はなかった。

★厳しい家庭の場合
ズルッ

「ひっ…。」

突然ズボンとパンツがくるぶしまで下ろされ、娘が小さく悲鳴をあげる。

「さあ、始めるわよっ！」

「お、お母さん、本当にもうわがまま言ったりしないからゆるし…」

バッヂィィンッ！！

「っ！？…い、いっだぁぁいっ！！」

鼓膜を突き抜けるようなものすごい音が響き渡ると同時、娘が悲鳴をあげる。

パッと母親の手が離れると、衝撃を受け止めたお尻の真ん中にはくっきりと真っ赤な手形が浮かび上がっていた。

「ああぁ…。」

空気に触れることでジクジクと針を突き刺すような痛みが強さを増していく。
ガタガタと身体を震わせながら、娘の身体からは汗が一粒一粒ポタッと床に落ちていった。

バッヂィィンッ！！　バッヂィィンッ！！

「あ゛っ、ああ゛ぁぁぁっ！？」

たっぷりと時間を置いて痛みを浸透させた後、今度は左右の尻たぶに平手打ちが与えられる。

バッヂィィンッ！！バッヂィィンッ！！バッヂィィンッ！！

「も、もうゆるじてぇぇっ！？」

今度は時間を置かず連打の音が部屋中に響き渡る。

たった6発で娘のお尻は全体的に真っ赤に腫れ、所々には内出血が浮かび上がっていた。

「ほら、まだ始まったばかりなのに弱音吐かないのっ！」

「だって、…ほんとうにいたいのっ！もうゆるしてぇっ！？」

バッヂィィンッ！！

「いい゛ぃぃぃっ！？」

「“百叩き”って言ってるでしょ！これ以上わがまま言うと数を増やすからねっ！？」

「ひ、ひぃっ！？」

娘の怯える様子を見て満足したのか、再び母親の手が高々と振り上げられる。
もはや娘に残された選択は“只々痛みに耐える”しかないという残酷な現実だった。


■お仕置きの終わり

★優しい家庭の場合
パンッ　パンッ　バヂンッ！

「ううぅ、いたいっ！？」

「ほら、お尻ペンペンはこれで終わりよ。よく頑張ったわね。」

母親はそういうと女の子を起こし、自分の膝の上に抱き寄せる。

「ちゃんとお仕置き受けれて偉かったわよ。…でももう好き嫌いしちゃダメだからね。」

「うん、…ごめんなさい。」

「もう怒ってないから大丈夫よ。」

娘の頭とほんのり赤く染まったお尻を撫でながら、温かい時間が流れていく。

「じゃあお尻冷やしてお薬塗ってあげるから、床に寝なさい。」

「…もう少しこのままがいい。」

「……もう、いつまでも甘えん坊なんだから。」

母親は優しく微笑むと娘の身体を抱き、娘は母親の胸に顔を沈める。

…結局このまま娘は眠ってしまい、お尻に薬を塗って母親が布団へ運ぶのであった。

★厳しい家庭の場合
バッヂィィンッ！！

「ひいぃぃっ！？」

相変わらず続く痛々しい音が、部屋中にこだましている。

その衝撃を浴び続けたお尻はもはや青黒く痣が覆い、目も当てられない状態となっていた。

「ほら、最後の1発よ。歯を食いしばりなさいっ！」

バッヂィィィンッ！！！

「ぎゃあ゛ぁぁぁっ！！」

お尻の真ん中にくっきりと浮かぶ内出血を含んだ痣が、お仕置きの終わりを痛々しく刻んでいた。

「何ぼうっとしてるの、早く“お立たせ”の姿勢になりなさいっ！！」

「は、はいぃぃっ！？」

無情にもお尻を休める時間は与えられず、娘は急いで壁側に向かって歩き出す。
お尻の痛みと足首まで下ろした下着の存在が、娘の歩みをぎこちなくさせていた。

「そのまま1時間じっとしてなさい。」

「…はい。」

ようやく壁際に着いて姿勢を取ると、母親からの指示が与えられる。

本当はズキズキと痛むお尻をさすりたいが、そんなことをすれば“どうなるか”わかっているため、身体中から汗を滴らせながら、必死に耐えるしかなかった。

「…じゃあこの後は“お母さんの料理に文句を言った”ことへのお仕置きね。」

「……え。」

「今度は木べらを使って百叩きよ。ちゃんと受けれなかったら追加罰も考えてるから、そのつもりでいなさい。」

「お、お母さん…、嘘だよね。……だって、お仕置きは今ちゃんと受けたじゃん。」

あまりの内容に、娘の真っ赤だった顔が再び青く染まっていく。

「嘘じゃないわ。今受けたのは“ピーマンを残した”ことへのお仕置きでしょ？お料理に文句を言った罰はまだ与えてないわよ。」

「そ、そんなぁ…。」

「それと、残したピーマンは明日の朝ごはんで全部食べなさい。もし残したりしたら、学校に行く前に“お尻二百叩き”だからね。」

「もう、いやぁ…。」

母親がキッチンに木べらを取りに行く姿が見え、娘の頰には再び大粒の涙が伝っていく。

…結局、娘のお仕置きは夜遅くまで続くのだった。


「完」