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…それでも“わたしは”やってない
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「…あずさ、覚悟は出来てるんでしょうね?」
わたしのことを怖い顔で睨みつけながら、ママは目の前で腕を組みながら立っている。
ママと向かい合い、震えながら上目遣いで様子を伺うわたしの下半身は、すでに“裸”だ。
気をつけの姿勢で“恥ずかしい部分”は丸見えで、床には無理矢理脱がされたスカートとパンツ、靴下がそのまま捨てられている。
…こうなった訳は、わたしが今日幼稚園でお友達に怪我をさせてしまったことが原因だ。
些細なことで喧嘩をして、手にした“わたしのお弁当”を投げると顔に当たり、鼻血が出てしまったのだ。
すぐに先生が駆けつけ手当てを始めて、投げたお弁当も床に散らばり、しばらくパニックになっていた。
「今日のことはお母さんにお話しするから、しっかり叱ってもらいなさい。」
わたしは先生から別室に連れて行かれ、“事情”を話すとその言葉が返ってくる。
幼稚園が終わり、帰りのバスから降りた先生が事情を話すと、ママは何度も先生に謝っていた。
……そして、今に至る。
・
「お弁当を投げた挙句怪我までさせるなんて、…今日は今までで“1番厳しいお仕置き”が必要みたいね。」
ビュンッ!ビュンッ!
「ご、ごめんなさい…。」
ママの手に握られた“靴べら”の風を切る音が部屋に響き、わたしの身体がガクガクと震え出す。
「ママ…、でも違うの。本当は“みみかちゃん”がわたしのお弁当を…」
「言い訳は聞かないわ。先生は周りのお友達からも事情を聞いて、あずさがいきなり怒り出したって言ってたわよ。」
「っ!?…ち、違うのっ!その前にみみかちゃんがわたしのお弁当を…」
「いい加減にしなさいっ!…自分からお仕置きのお願いが出来ないみたいだし、お尻百叩きの追加ね。」
「ひぃっ!?…ううぅっ、お、…お仕置き、お願いします…。」
「声が小さいっ!もう百叩き追加よ。」
「お、お仕置きっ!お願いしますっ!!」
手をギュッと握り、声を張り上げながら言うと、ママはわたしの太ももに靴べらをピトッと当てる。
「…じゃあ、お仕置きするから“いつもの姿勢”になりなさい。」
「…はい。」
わたしは隣にあるベッドへよじ登り、仰向けに寝る。
そして、お仕置きの“邪魔にならないよう”服を捲ってお腹を丸出しにすると、足を上げてめいいっぱい開いた。
「やっとお仕置きが出来るわね。反抗した分と合わせてお尻叩きは300発、太ももは100発、…あとはあずさが反省できるまで“お股打ち”よ。」
「……ぐすっ。…はい。」
“本当のこと”を話そうとしただけで、物凄い数のお仕置きを命じられてしまう。
「数日はまともに座れると思わないことね。」
「あと、お仕置きが終わったらみみかちゃんの家に謝りに行くから、きちんと服を脱いで、“お仕置き痕”を見せるのよ。」
「…いやだよぉ」
バヂンッ!
「いっだぁぁっ!?」
突然太ももに当たる激痛に、わたしの叫び声が部屋中に鳴り響く。
「…つまり、もっと厳しいお仕置きを受けたいってこと?」
「ち、ちがいますっ!ちゃんと見せますからぁっ!?」
「……なら、初めからそう言いなさい。今回だけは許してあげるわ。」
「…ありがとうございます。」
わたしは“悪くない”のに、どんどんお仕置きが厳しくなっていく。
結局、わたしの“言葉”を聞かず、ママは靴べらを振り上げた。
バヂンッ!バヂンッ!
「い゛っ!ああ゛っ!!」
バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!
「いぎゃぁぁっ!!」
お尻に2発、両太ももにそれぞれ1発ずつ、痛みが与えられる。
当たった場所には“靴べら型の痣”が浮かび、ジグジグとした痛みが、わたしに襲いかかっていた。
バッヂィィンッ!!
「だぁぁいっ!?」
油断した瞬間、“お股”に靴べらが振り下ろされる。
予想外の一撃に、わたしの全身からは脂汗が滲み出した。
「ま、ママァッ!?お股叩きは最後じゃないのっ!?」
「あずさが反省してるように見えないから、全部一緒にすることにしたわ。…安心しなさい、お股は“仕上げ”でもたくさん叩いてあげるから。」
「そ、そんなぁ…。」
あまりの展開にわたしの顔が青くなると、ママはまた靴べらを振り上げた。
バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!?バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁっ!!いっだぁぁいぃっ!?」
そしてまた“お股”に3連発を与えられ、一瞬意識を失いそうになる。
「ほら、まだまだ終わりじゃないわよ。」
そう言うと、またママは高々と靴べらを振り上げる。
…もう許して。わたし、本当に“悪くない”のに。
バッヂィィンッ!!
……そんな思いは届かず、震えるお尻には痛みが与えられる。
結局、ママから“お許し”が出るのは、わたしの下半身が目も当てられない状態になる頃だった。
「完」
■物語の真実
みみかちゃんはあずさちゃんによくちょっかいをかける子供。
今日も面白半分でお弁当を奪おうとしたところをあずさちゃんと取り合いになり、その結果不慮の事故で顔に当たってしまう。
お弁当を取り返すために大声で怒鳴ったため、周りの子達には「あずさちゃんがいきなり怒鳴ってみみかちゃんにお弁当をぶつけた。」と広まってしまう。
先生も他の子のお世話をしていてその現場を見ておらず、周りの子達の話“だけ”を聞き、あずさちゃんのみにお説教をする。
母親も先生からの説明を信じてあずさちゃんの話を聞かず、厳しすぎるお折檻が行われてしまった…。
わたしのことを怖い顔で睨みつけながら、ママは目の前で腕を組みながら立っている。
ママと向かい合い、震えながら上目遣いで様子を伺うわたしの下半身は、すでに“裸”だ。
気をつけの姿勢で“恥ずかしい部分”は丸見えで、床には無理矢理脱がされたスカートとパンツ、靴下がそのまま捨てられている。
…こうなった訳は、わたしが今日幼稚園でお友達に怪我をさせてしまったことが原因だ。
些細なことで喧嘩をして、手にした“わたしのお弁当”を投げると顔に当たり、鼻血が出てしまったのだ。
すぐに先生が駆けつけ手当てを始めて、投げたお弁当も床に散らばり、しばらくパニックになっていた。
「今日のことはお母さんにお話しするから、しっかり叱ってもらいなさい。」
わたしは先生から別室に連れて行かれ、“事情”を話すとその言葉が返ってくる。
幼稚園が終わり、帰りのバスから降りた先生が事情を話すと、ママは何度も先生に謝っていた。
……そして、今に至る。
・
「お弁当を投げた挙句怪我までさせるなんて、…今日は今までで“1番厳しいお仕置き”が必要みたいね。」
ビュンッ!ビュンッ!
「ご、ごめんなさい…。」
ママの手に握られた“靴べら”の風を切る音が部屋に響き、わたしの身体がガクガクと震え出す。
「ママ…、でも違うの。本当は“みみかちゃん”がわたしのお弁当を…」
「言い訳は聞かないわ。先生は周りのお友達からも事情を聞いて、あずさがいきなり怒り出したって言ってたわよ。」
「っ!?…ち、違うのっ!その前にみみかちゃんがわたしのお弁当を…」
「いい加減にしなさいっ!…自分からお仕置きのお願いが出来ないみたいだし、お尻百叩きの追加ね。」
「ひぃっ!?…ううぅっ、お、…お仕置き、お願いします…。」
「声が小さいっ!もう百叩き追加よ。」
「お、お仕置きっ!お願いしますっ!!」
手をギュッと握り、声を張り上げながら言うと、ママはわたしの太ももに靴べらをピトッと当てる。
「…じゃあ、お仕置きするから“いつもの姿勢”になりなさい。」
「…はい。」
わたしは隣にあるベッドへよじ登り、仰向けに寝る。
そして、お仕置きの“邪魔にならないよう”服を捲ってお腹を丸出しにすると、足を上げてめいいっぱい開いた。
「やっとお仕置きが出来るわね。反抗した分と合わせてお尻叩きは300発、太ももは100発、…あとはあずさが反省できるまで“お股打ち”よ。」
「……ぐすっ。…はい。」
“本当のこと”を話そうとしただけで、物凄い数のお仕置きを命じられてしまう。
「数日はまともに座れると思わないことね。」
「あと、お仕置きが終わったらみみかちゃんの家に謝りに行くから、きちんと服を脱いで、“お仕置き痕”を見せるのよ。」
「…いやだよぉ」
バヂンッ!
「いっだぁぁっ!?」
突然太ももに当たる激痛に、わたしの叫び声が部屋中に鳴り響く。
「…つまり、もっと厳しいお仕置きを受けたいってこと?」
「ち、ちがいますっ!ちゃんと見せますからぁっ!?」
「……なら、初めからそう言いなさい。今回だけは許してあげるわ。」
「…ありがとうございます。」
わたしは“悪くない”のに、どんどんお仕置きが厳しくなっていく。
結局、わたしの“言葉”を聞かず、ママは靴べらを振り上げた。
バヂンッ!バヂンッ!
「い゛っ!ああ゛っ!!」
バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!
「いぎゃぁぁっ!!」
お尻に2発、両太ももにそれぞれ1発ずつ、痛みが与えられる。
当たった場所には“靴べら型の痣”が浮かび、ジグジグとした痛みが、わたしに襲いかかっていた。
バッヂィィンッ!!
「だぁぁいっ!?」
油断した瞬間、“お股”に靴べらが振り下ろされる。
予想外の一撃に、わたしの全身からは脂汗が滲み出した。
「ま、ママァッ!?お股叩きは最後じゃないのっ!?」
「あずさが反省してるように見えないから、全部一緒にすることにしたわ。…安心しなさい、お股は“仕上げ”でもたくさん叩いてあげるから。」
「そ、そんなぁ…。」
あまりの展開にわたしの顔が青くなると、ママはまた靴べらを振り上げた。
バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!?バッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁっ!!いっだぁぁいぃっ!?」
そしてまた“お股”に3連発を与えられ、一瞬意識を失いそうになる。
「ほら、まだまだ終わりじゃないわよ。」
そう言うと、またママは高々と靴べらを振り上げる。
…もう許して。わたし、本当に“悪くない”のに。
バッヂィィンッ!!
……そんな思いは届かず、震えるお尻には痛みが与えられる。
結局、ママから“お許し”が出るのは、わたしの下半身が目も当てられない状態になる頃だった。
「完」
■物語の真実
みみかちゃんはあずさちゃんによくちょっかいをかける子供。
今日も面白半分でお弁当を奪おうとしたところをあずさちゃんと取り合いになり、その結果不慮の事故で顔に当たってしまう。
お弁当を取り返すために大声で怒鳴ったため、周りの子達には「あずさちゃんがいきなり怒鳴ってみみかちゃんにお弁当をぶつけた。」と広まってしまう。
先生も他の子のお世話をしていてその現場を見ておらず、周りの子達の話“だけ”を聞き、あずさちゃんのみにお説教をする。
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