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じっくり コソコソ2(めあ目線)
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ビッヂィィン!!ビッヂィィン!!ビッヂィィン!!
「い゛っだぁぁぁっ!?」
「ふふっ、ゆずのお腹真っ赤っかだよ♫」
…その後もゆずへの“お仕置き”は続いている。
そのお腹と前太ももにはゴムホース型のミミズ腫れがいくつも浮かび上がっており、触るだけでも痛そうだった。
ビッヂィィン!!
「ひぎぃぃぃっ!?」
そんな状態になった今でも私の“ゴムホース”を握る手は止まらず痛みを与え続けている。
……だって“奴隷”であるゆずが、“ご主人様”である私の足を不味いなんて言うから。
奴隷なら、どんな味でも“おいしい”と言わないといけないのに…。
…なのに、この奴隷は。
ビッヂィィン!!
「もうゆるじてぇっ!?」
ピトッ
ゴムホースを振り下ろしたタイミングで、ゆずの身体から出た汗が私の手の甲にかかる。
……これは“お股”にもお仕置きが必要かなぁ♫
「…ゆず、次はお股にもおしおk…」
ガチャッ
「めあっ、今の音は何っ!?」
笑顔で“追加のお仕置き”を言い渡そうとしたタイミングで、私の部屋の扉がノックもなく勢いよく開けられる。
扉の方を見ると、心配そうな表情をしたママが入ってきて、部屋の様子を見渡していた。
……なんで?……まだ帰ってくる時間じゃないはずなのに。
「ちょっ…、え?…あなた達何やってんのっ!?」
困惑したようすのママは、私のことを見ながら問いかけてくる。
……不味い。
だいぶ、…いやかなり不味い。
服を全て脱いでお腹と太もも、お尻を真っ赤に腫らし、大泣きのゆず。
逃げられないようにその身体をがっちりと押さえる、ちさきとさな。
…そして、“ゴムホース”を構えた私。
どう見ても、“見たままの意味”としか考えられない状況だ。
「めあ、何やってんのっ!?」
「あ、あのっ!?…これは、その…。」
上手い言い訳が思いつかず、私は口籠もってしまう。
ちさきとさなもどうすればいいのか分からず、チラッと私の様子を伺っている状況だ。
「めあっ!!」
痺れを切らしたママの声が鋭くなり、私の身体が震え上がる。
「その、……えっと。」
「わ、わだし、…みんなにイジメられてるんですっ!!」
いくら考えても答えが出ない私に代わり、ゆずが“真実”を訴えた。
「ずっと前から、…は、恥ずかしい写真を撮られたりっ!……お仕置きって言われて痛いことをされるんですっ!!」
ゆずの叫びを聞いた瞬間、ママはわたしの元にズンズンと歩いてくる。
バヂンッ!
「いだっ!?」
腕を大きく振りかぶり、私の頬を思いっきり叩くと、ちさきとさなからゆずを奪う。
そして自分のスーツの上着を脱いでゆずに羽織わせ、身体を隠した。
「あなた達、とんでもないことをしたわねっ!イジメなんて、卑怯な人間のすることよっ!!」
「そ、その…ご、ごめんなさいっ!!」
「謝って済む問題じゃないでしょっ、ゆずちゃんの身体をこんなにしてっ!しかも写真まで撮ってるなんてっ!…めあ、“どうなるか”わかってるんでしょうね。」
…最悪だ。
よりにもよってママに全部バレてしまった。
普段優しいママは、怒ったら物凄く“厳しいお仕置き”をしてくる。
友達をイジメていたことがバレた今回は、“どんな目”に合うか全く想像ができない。
「それにちさきちゃん、さなちゃん。あなた達もイジメに加わっていたんでしょう。…めあは今からうちでお仕置きするけど、あなた達のことは親御さんに今から確認するわ。そこで待ってなさい。」
ママはそう言うとポケットからスマホを取り出し、電話をかけ始める。
2人を見ると青ざめながら身体をガクガクと震わせていた。
…。
「今2人のご両親に電話したら、このまま“うちで一緒”にお仕置きしてほしいそうよ。…あと帰ってからもそれぞれの家でお仕置きの続きをするそうだから、そのつもりでいなさい。」
その言葉を聞いた瞬間2人は絶望し、ちさきに至っては涙を流していた。
「ゆずちゃん、帰ったらお母さんがお話があるみたいよ。…でもその前にこの3人を“懲らしめる”から、見ていってちょうだい。」
涙目のゆずは小さく頷くと、ママは私達3人を睨みつける。
「あなた達、来ている服を全て脱いで、四つん這いで並びなさいっ!…ゆずちゃんは服を着て、そこで見ててね。」
ゆずには優しくいうと、ママは私からゴムホースを取り上げる。
…私が恐る恐る服を脱ぎだすと、2人も観念したように服を脱ぎ始めた。
着ていたワンピースは床に置き、そのままシャツをゆっくりと脱ぐ。
チラッとママの後ろを見ると、ゆずが私のパンツをジッと見つめていた。
…そのことを意識した瞬間、私のパンツに掛けていた手は動きを止めてしまう。
「めあ、何やってるのっ!?早く脱ぎなさいっ!!」
「……は、恥ずかしい…。」
バッヂィンッ!
「いっだぁいぃっ!?」
また頰の同じ場所をぶたれ、私は両手で庇ってしまう。
ジンジンと痛む頰からは、ママの手形がくっきりと残っているのだと想像できる。
「何が恥ずかしいよっ!あなたはこれまでゆずちゃんに“同じこと”を何回もさせてたんでしょっ!!」
「ご、ごめんなさいぃぃ…。」
「謝る相手が違うでしょっ!ママじゃなくてゆずちゃんに謝るのっ!!」
「ゆず…、ごめんなさいぃっ!?」
「謝りたいと思う気持ちがあるなら早くパンツも脱ぎなさいっ!…ちさきちゃん、さなちゃんも早く脱がないと“めあみたいに”に頬をぶつわよ?」
その言葉を聞いた瞬間、私達3人は大急ぎで服を脱ぎ、言われた通りの姿勢になる。
“奴隷”のゆずにまじまじと屈辱的な姿を見られる状況に、私の身体がふるふると震え出した。
「じゃあ3人ともこのゴムホースでお仕置きします。“ゆずちゃんがいい”って言うまで続けるから、しっかりと反省しなさい。」
「…はい。お仕置き、…よろしくお願いします。」
「……。」
ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!
「いっだぁぁぁっ!?」
「んぎゃぁぁぁぁっ!!」
ものすごく痛そうな音と、私の右側で四つん這いになっているちさきとさなの叫び声が部屋中に響き渡る。
恐る恐る隣を見ると、2人とも汗を流し、身体がガクガクと震えていた。
「ちさきちゃんっ!さなちゃんっ!どうして“お仕置きのお願い”ができないのっ!?反省する気が無いのかしらっ!!」
うちの“お仕置き作法”を知らない2人へ、怒鳴り声が浴びせられる。
「ご、ごめんなざいっ!!おじおぎお願いしますぅっ!!」
「お、お願いしますっ!!」
そんな理不尽な要求にも2人は逆らわず、大きな声でお願いする。
恐怖心で染まった顔からは、反抗する“余裕”など無いように感じられた。
「さあ、やっとこれでお仕置きができるわね。…じゃあゆずちゃん、3人のことよく見ててね。」
…。
・
ビッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁぁっ!!」
ビッヂィィンッ!!
「だぁぁいぃぃっ!!」
ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!
「ママごめんなざぁぁいぃっ!!」
……夕暮れ時。
オレンジに染まっていた部屋は暗くなり、横の2人の表情がわからなくなっていた。
唯一わかるのは、3人ともお尻と太ももは限界まで腫れ上がり、姿勢を保っているのが奇跡ということだけだ。
こんなになっても終わらない“お仕置き”は、私達の心をへし折るには十分な時間だった。
「…あの、めあちゃんのお母さん。」
「なに、ゆずちゃん?」
お仕置き中一度も口を開くことがなかったゆずの声が聞こえ、私は“お仕置きが終わる”希望を持つ。
「……暗くてみんなの顔とお尻がよく見えなくなったので、電気をつけていいですか?」
「もちろんいいわよ。」
『………え?』
そこでゆずから出た言葉は、予想を裏切り“お仕置き継続”を宣言するのだった。
パチッ
「っ…。」
不意に部屋がいきなり眩しくなり、私の視界が白く染まる。
次第に目が慣れてきて横を見ると、そこにはパンパンに腫れ上がり、紫色に染まったお尻が2つ並んでいた。
2人の顔の下にはそれぞれ水溜りにが2つ出来ており、ちさきの水溜りには今も粘着質を持った液体が追加されている。
「ゆ、ゆずっ!ごめんなさいぃっ!!もう二度としないからゆるじてぇっ!!」
お仕置き前の可愛い顔はどこに行ったのか。ちさきは涙と汗と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を上げ、ゆずに許しを求めた。
「……ほんとうにもう二度としない?」
「ほんどうにしないっ!!」
「…じゃあ、わたしの恥ずかしい写真、全部消してくれる?」
「けすっ!全部消すからぁっ!!」
「……じゃあ、“お尻ペンペン”はこれで許してあげる。」
お尻ペンペン“は”終わり。
満面の笑みで宣言したゆずは、ちさきが床に脱ぎ捨てたスカートをまさぐると、中からスマホを取り出した。
「あの…、めあちゃんのお母さん、お仕置きの“仕上げ”としてこのスマホに入った写真分、みんなのお股を1発ずつ叩いてもらえますか?…1発叩くたびに写真を1枚ずつ消していって、写真が無くなるまで続けて欲しいんです。」
「わかったわ。…それでゆずちゃんの気持ちが収まるなら。」
「ありがとうございます。」
嬉しそうに腕をぎゅっと握ると、ゆずは私を見下ろして“黒い笑み”を見せた。
「じゃあみんな、その場で立って足を肩幅に広げて。…そして腕は頭の上に組んでね。」
…ゆずの後ろにいるママに睨みつけられ、私達は急いで言われた姿勢になる。
「ゆ、ゆず…、お願い、もう許してぇ…。」
「……わたしがこの前“その言葉”を言った時、ちさきちゃんなんて言ったっけ?」
「…え?」
「そんな“生意気”なこと言うなら、まだまだお仕置きが足りないねって、言ったんだよ。…覚えてない?」
その言葉を聞いた瞬間、ちさきの顔が絶望に染まる。
笑顔で首を傾けるゆずは、その手に持ったスマホをちさきに向けた。
カシャッ
「ちさきちゃん、“いい顔”になったね。…じゃあ始めよっか。」
「……も、もう、いや。」
「わたしの恥ずかしい写真、アルバムにまとめてくれてるんだね。……986枚。…今日撮ったのが23枚だから、合わせて1,009枚だね。」
「む、むり、…そんなに叩かれたら死んじゃう…。」
「…大丈夫だよ。みんなが“わたしにしてきたこと”を一度に受けるだけだから。…あとめあちゃんには特別にこの後、わたしの“足舐め”もさせてあげるね。」
「……。」
「めあちゃんのお母さん、お願いします。」
ママは私の前に来ると、手に持ったゴムホース構える。
ゆずは視線をスマホに写した。
「…1枚目。」
ビュッ ビッヂィィンッ!!
…。
・
…あれから、本当に写真が全部無くなるまで“お股打ち”は続いた。
それから、ちさきとさなはママが車で送っていき、私は部屋に残り、“ゆずの足舐め”をさせられている。
「めあちゃん、…美味しい?」
「……おいしいです。」
「そっか、よかった(笑)」
吐き気がするような味に耐え、私は涙を流しながら“お世辞”を言った。
満面の笑みで見下すゆずは、自分のスマホのカメラ部分を私に向ける。
カシャッ
「めあちゃん、これからも“仲良く”しようね。」
……それから、私達のお楽しみ会は“形を変えて”続けられるようになった。
「完」
「い゛っだぁぁぁっ!?」
「ふふっ、ゆずのお腹真っ赤っかだよ♫」
…その後もゆずへの“お仕置き”は続いている。
そのお腹と前太ももにはゴムホース型のミミズ腫れがいくつも浮かび上がっており、触るだけでも痛そうだった。
ビッヂィィン!!
「ひぎぃぃぃっ!?」
そんな状態になった今でも私の“ゴムホース”を握る手は止まらず痛みを与え続けている。
……だって“奴隷”であるゆずが、“ご主人様”である私の足を不味いなんて言うから。
奴隷なら、どんな味でも“おいしい”と言わないといけないのに…。
…なのに、この奴隷は。
ビッヂィィン!!
「もうゆるじてぇっ!?」
ピトッ
ゴムホースを振り下ろしたタイミングで、ゆずの身体から出た汗が私の手の甲にかかる。
……これは“お股”にもお仕置きが必要かなぁ♫
「…ゆず、次はお股にもおしおk…」
ガチャッ
「めあっ、今の音は何っ!?」
笑顔で“追加のお仕置き”を言い渡そうとしたタイミングで、私の部屋の扉がノックもなく勢いよく開けられる。
扉の方を見ると、心配そうな表情をしたママが入ってきて、部屋の様子を見渡していた。
……なんで?……まだ帰ってくる時間じゃないはずなのに。
「ちょっ…、え?…あなた達何やってんのっ!?」
困惑したようすのママは、私のことを見ながら問いかけてくる。
……不味い。
だいぶ、…いやかなり不味い。
服を全て脱いでお腹と太もも、お尻を真っ赤に腫らし、大泣きのゆず。
逃げられないようにその身体をがっちりと押さえる、ちさきとさな。
…そして、“ゴムホース”を構えた私。
どう見ても、“見たままの意味”としか考えられない状況だ。
「めあ、何やってんのっ!?」
「あ、あのっ!?…これは、その…。」
上手い言い訳が思いつかず、私は口籠もってしまう。
ちさきとさなもどうすればいいのか分からず、チラッと私の様子を伺っている状況だ。
「めあっ!!」
痺れを切らしたママの声が鋭くなり、私の身体が震え上がる。
「その、……えっと。」
「わ、わだし、…みんなにイジメられてるんですっ!!」
いくら考えても答えが出ない私に代わり、ゆずが“真実”を訴えた。
「ずっと前から、…は、恥ずかしい写真を撮られたりっ!……お仕置きって言われて痛いことをされるんですっ!!」
ゆずの叫びを聞いた瞬間、ママはわたしの元にズンズンと歩いてくる。
バヂンッ!
「いだっ!?」
腕を大きく振りかぶり、私の頬を思いっきり叩くと、ちさきとさなからゆずを奪う。
そして自分のスーツの上着を脱いでゆずに羽織わせ、身体を隠した。
「あなた達、とんでもないことをしたわねっ!イジメなんて、卑怯な人間のすることよっ!!」
「そ、その…ご、ごめんなさいっ!!」
「謝って済む問題じゃないでしょっ、ゆずちゃんの身体をこんなにしてっ!しかも写真まで撮ってるなんてっ!…めあ、“どうなるか”わかってるんでしょうね。」
…最悪だ。
よりにもよってママに全部バレてしまった。
普段優しいママは、怒ったら物凄く“厳しいお仕置き”をしてくる。
友達をイジメていたことがバレた今回は、“どんな目”に合うか全く想像ができない。
「それにちさきちゃん、さなちゃん。あなた達もイジメに加わっていたんでしょう。…めあは今からうちでお仕置きするけど、あなた達のことは親御さんに今から確認するわ。そこで待ってなさい。」
ママはそう言うとポケットからスマホを取り出し、電話をかけ始める。
2人を見ると青ざめながら身体をガクガクと震わせていた。
…。
「今2人のご両親に電話したら、このまま“うちで一緒”にお仕置きしてほしいそうよ。…あと帰ってからもそれぞれの家でお仕置きの続きをするそうだから、そのつもりでいなさい。」
その言葉を聞いた瞬間2人は絶望し、ちさきに至っては涙を流していた。
「ゆずちゃん、帰ったらお母さんがお話があるみたいよ。…でもその前にこの3人を“懲らしめる”から、見ていってちょうだい。」
涙目のゆずは小さく頷くと、ママは私達3人を睨みつける。
「あなた達、来ている服を全て脱いで、四つん這いで並びなさいっ!…ゆずちゃんは服を着て、そこで見ててね。」
ゆずには優しくいうと、ママは私からゴムホースを取り上げる。
…私が恐る恐る服を脱ぎだすと、2人も観念したように服を脱ぎ始めた。
着ていたワンピースは床に置き、そのままシャツをゆっくりと脱ぐ。
チラッとママの後ろを見ると、ゆずが私のパンツをジッと見つめていた。
…そのことを意識した瞬間、私のパンツに掛けていた手は動きを止めてしまう。
「めあ、何やってるのっ!?早く脱ぎなさいっ!!」
「……は、恥ずかしい…。」
バッヂィンッ!
「いっだぁいぃっ!?」
また頰の同じ場所をぶたれ、私は両手で庇ってしまう。
ジンジンと痛む頰からは、ママの手形がくっきりと残っているのだと想像できる。
「何が恥ずかしいよっ!あなたはこれまでゆずちゃんに“同じこと”を何回もさせてたんでしょっ!!」
「ご、ごめんなさいぃぃ…。」
「謝る相手が違うでしょっ!ママじゃなくてゆずちゃんに謝るのっ!!」
「ゆず…、ごめんなさいぃっ!?」
「謝りたいと思う気持ちがあるなら早くパンツも脱ぎなさいっ!…ちさきちゃん、さなちゃんも早く脱がないと“めあみたいに”に頬をぶつわよ?」
その言葉を聞いた瞬間、私達3人は大急ぎで服を脱ぎ、言われた通りの姿勢になる。
“奴隷”のゆずにまじまじと屈辱的な姿を見られる状況に、私の身体がふるふると震え出した。
「じゃあ3人ともこのゴムホースでお仕置きします。“ゆずちゃんがいい”って言うまで続けるから、しっかりと反省しなさい。」
「…はい。お仕置き、…よろしくお願いします。」
「……。」
ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!
「いっだぁぁぁっ!?」
「んぎゃぁぁぁぁっ!!」
ものすごく痛そうな音と、私の右側で四つん這いになっているちさきとさなの叫び声が部屋中に響き渡る。
恐る恐る隣を見ると、2人とも汗を流し、身体がガクガクと震えていた。
「ちさきちゃんっ!さなちゃんっ!どうして“お仕置きのお願い”ができないのっ!?反省する気が無いのかしらっ!!」
うちの“お仕置き作法”を知らない2人へ、怒鳴り声が浴びせられる。
「ご、ごめんなざいっ!!おじおぎお願いしますぅっ!!」
「お、お願いしますっ!!」
そんな理不尽な要求にも2人は逆らわず、大きな声でお願いする。
恐怖心で染まった顔からは、反抗する“余裕”など無いように感じられた。
「さあ、やっとこれでお仕置きができるわね。…じゃあゆずちゃん、3人のことよく見ててね。」
…。
・
ビッヂィィンッ!!
「ああ゛ぁぁぁっ!!」
ビッヂィィンッ!!
「だぁぁいぃぃっ!!」
ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!
「ママごめんなざぁぁいぃっ!!」
……夕暮れ時。
オレンジに染まっていた部屋は暗くなり、横の2人の表情がわからなくなっていた。
唯一わかるのは、3人ともお尻と太ももは限界まで腫れ上がり、姿勢を保っているのが奇跡ということだけだ。
こんなになっても終わらない“お仕置き”は、私達の心をへし折るには十分な時間だった。
「…あの、めあちゃんのお母さん。」
「なに、ゆずちゃん?」
お仕置き中一度も口を開くことがなかったゆずの声が聞こえ、私は“お仕置きが終わる”希望を持つ。
「……暗くてみんなの顔とお尻がよく見えなくなったので、電気をつけていいですか?」
「もちろんいいわよ。」
『………え?』
そこでゆずから出た言葉は、予想を裏切り“お仕置き継続”を宣言するのだった。
パチッ
「っ…。」
不意に部屋がいきなり眩しくなり、私の視界が白く染まる。
次第に目が慣れてきて横を見ると、そこにはパンパンに腫れ上がり、紫色に染まったお尻が2つ並んでいた。
2人の顔の下にはそれぞれ水溜りにが2つ出来ており、ちさきの水溜りには今も粘着質を持った液体が追加されている。
「ゆ、ゆずっ!ごめんなさいぃっ!!もう二度としないからゆるじてぇっ!!」
お仕置き前の可愛い顔はどこに行ったのか。ちさきは涙と汗と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を上げ、ゆずに許しを求めた。
「……ほんとうにもう二度としない?」
「ほんどうにしないっ!!」
「…じゃあ、わたしの恥ずかしい写真、全部消してくれる?」
「けすっ!全部消すからぁっ!!」
「……じゃあ、“お尻ペンペン”はこれで許してあげる。」
お尻ペンペン“は”終わり。
満面の笑みで宣言したゆずは、ちさきが床に脱ぎ捨てたスカートをまさぐると、中からスマホを取り出した。
「あの…、めあちゃんのお母さん、お仕置きの“仕上げ”としてこのスマホに入った写真分、みんなのお股を1発ずつ叩いてもらえますか?…1発叩くたびに写真を1枚ずつ消していって、写真が無くなるまで続けて欲しいんです。」
「わかったわ。…それでゆずちゃんの気持ちが収まるなら。」
「ありがとうございます。」
嬉しそうに腕をぎゅっと握ると、ゆずは私を見下ろして“黒い笑み”を見せた。
「じゃあみんな、その場で立って足を肩幅に広げて。…そして腕は頭の上に組んでね。」
…ゆずの後ろにいるママに睨みつけられ、私達は急いで言われた姿勢になる。
「ゆ、ゆず…、お願い、もう許してぇ…。」
「……わたしがこの前“その言葉”を言った時、ちさきちゃんなんて言ったっけ?」
「…え?」
「そんな“生意気”なこと言うなら、まだまだお仕置きが足りないねって、言ったんだよ。…覚えてない?」
その言葉を聞いた瞬間、ちさきの顔が絶望に染まる。
笑顔で首を傾けるゆずは、その手に持ったスマホをちさきに向けた。
カシャッ
「ちさきちゃん、“いい顔”になったね。…じゃあ始めよっか。」
「……も、もう、いや。」
「わたしの恥ずかしい写真、アルバムにまとめてくれてるんだね。……986枚。…今日撮ったのが23枚だから、合わせて1,009枚だね。」
「む、むり、…そんなに叩かれたら死んじゃう…。」
「…大丈夫だよ。みんなが“わたしにしてきたこと”を一度に受けるだけだから。…あとめあちゃんには特別にこの後、わたしの“足舐め”もさせてあげるね。」
「……。」
「めあちゃんのお母さん、お願いします。」
ママは私の前に来ると、手に持ったゴムホース構える。
ゆずは視線をスマホに写した。
「…1枚目。」
ビュッ ビッヂィィンッ!!
…。
・
…あれから、本当に写真が全部無くなるまで“お股打ち”は続いた。
それから、ちさきとさなはママが車で送っていき、私は部屋に残り、“ゆずの足舐め”をさせられている。
「めあちゃん、…美味しい?」
「……おいしいです。」
「そっか、よかった(笑)」
吐き気がするような味に耐え、私は涙を流しながら“お世辞”を言った。
満面の笑みで見下すゆずは、自分のスマホのカメラ部分を私に向ける。
カシャッ
「めあちゃん、これからも“仲良く”しようね。」
……それから、私達のお楽しみ会は“形を変えて”続けられるようになった。
「完」
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