“5分”で読めるお仕置きストーリー

ロアケーキ

文字の大きさ
23 / 51

…スプーンを“落とした”だけなのに

しおりを挟む
…最近、ママはわたしに“構って”くれない。

いつも“スマホ”を見て、わたしと話す時も顔を合わせてくれなくなった。

きっかけはわかっている。

…4ヶ月くらい前に、“パパ”が出ていってしまってからだ。

……その前は、ご飯を食べる時も“笑顔”でわたしのたわいない学校でのお話を聞いてくれていたのに。

ご飯を食べている今もママはスマホばかりを見つめている。

…そして、変わったことは“もう一つ”ある。

「あっ!?」

カンッ カンカンカンッ

テーブルの上に置いていたスプーンにわたしの腕が当たり、そのまま床に落下する。

広いキッチンに響き渡る“雑音”が、わたしの顔を青く染めた。

「にこっ!また“粗相”をしたのねっ!?いつもあれだけ注意してるのにっ!!」

「マ、ママッ!?ごめんなさいっ!!」

スマホを見ていたママは、わたしの顔を睨みながら怒鳴りつける。

ガラッ

ママは椅子から立つと、苛立った様子でわたしの方へ向かってきた。

「立ちなさいっ!」

ギュッ

「い゛っ!?」

そして、わたしの“ほっぺた”をつねり上げながら無理矢理立たせ、そのままリビングへと連れて行く。

「お仕置きが必要ね、その前に“検査”と“お説教”。早く用意しなさい。」

「…はい。」

…“あの日”以来、ママはとても些細な事で怒るようになってしまった。
……しかもその“躾け方”は、以前よりもはるかに厳しいものとなっている。

ソファに座るママと向かい合いながら、わたしは靴下と上着・ジーパンを脱いで、床に捨てる。
そしてシャツを脱いでブラのホックを外すと、年相応の膨らみかけの胸が顔を出す。

ゆっくりと幼さが残るパンツを脱ぐと、年齢の割にはかなり生い茂ったお股が、ママの前に晒された。

部活で日焼けした小麦色の肌と、普段は服で隠れている部分の白さが、わたしに辱めを与えてくる。

わたしは涙目でママにパンツを手渡すと、足を肩幅に開いて両手は頭の上に組んだ。

「…また濃くなったんじゃないの?」

「っ!?」

ママのその一言が、わたしの顔を耳まで真っ赤に染め上げた。

いくら同性同士とはいえ、この歳になって一矢纏わぬ姿で恥ずかしいところを晒す行為に、涙目になりながら耐える。

わたしのパンツを確認するママの目からは、“数ヶ月前”の優しさを微塵も感じられなかった。

「またおトイレの後、ちゃんと拭かなかったわね。1点のシミができてるわよ。」

「ご、ごめんなさい…。」

「お股にもお仕置きを追加ね。」

「…よろしく……お願いします。」

前回の“お股打ち”の痛みを思い出し、わたしの身体がガクガクと震え出す。

ママはパンツをソファの上に置くと、右手にハァッと息をかけた。

「じゃあ次はお説教。“叩きやすい”ようにもっと近くに来なさい。」

「…はい。」

わたしが近づくとママは手を振り上げ、“太もも”へと狙いを定める。

バヂンッ

「いだっ!」

「一体何回粗相をするのっ!?」

ママのお説教と共に平手打ちが左太ももに当たり、ジンジンとした痛みが襲ってくる。

半分が日に焼けた太ももには、真っ赤な手形がくっきりと浮き出てきた。

バヂンッ

「い゛っ!」

「成長してるのは“身体だけ”なのかしらっ!」

「っ!?」

わたしを辱める言葉に、涙がつうっと頬を伝う。

ママは生い茂ったお股を見ながら、平手打ちを重ねる。

バヂンッ!バヂンッ!

「いっだぁぁいっ!!」

「これまでよりももっと厳しいお仕置きをしないといけないみたいねっ!」

「…そ、そんなぁっ!?」

バヂンッ!バヂンッ!バッヂィィンッ!!

「ごめんなざぁぁいぃっ!!」

…。



「次は“お仕置き”よ。ママの部屋に来なさい。」

…あれから1時間後、散々叩かれた太ももは、左側だけが真っ赤に腫れ上がっていた。

ギュッ

「い゛っ!?」

ママは立ち上がると、わたしの真っ赤な左耳を握り、そのまま歩き出した。

ズキッズキッ

歩くたびに耳から伝わる痛みに、わたしのすすり泣きがこだまする。

ガチャッ

「じゃあベッドの上で四つん這いになりなさい。」

「…はい。」

ママのクイーンサイズのベットに登り、お尻を高く突き上げて四つん這いになり、足は肩幅に開いた。

恥ずかしい所が全て丸見えとなるこの姿勢に、ママのベッドへ2点のシミを作っていく。

「今日も“このコード”を使うわよ。しっかり反省しなさいね。」

「っひぃ…」

わたしの声にならない小さな悲鳴が自然と出る。

“あの日”以来のお仕置きでよく使われるようになった“2つに折り畳んだコード”。
…その痛みは想像を絶する物で、1週間はお尻の痛みが残り続ける恐ろしい道具だ。

……数ヶ月前までは、お膝の上での平手打ちだったのに。

「お、おじおき…よろしくお願いします…。」

早く言わないと“追加罰”になるお願いをして、わたしのおでこからはつうっと一筋の汗が流れる。

ビッヂンッ!

「ああ゛っ!」

たった1発で、平手打ちの数十回分の痛みが一気にわたしへ襲いかかる。

お尻の真ん中には、真っ赤なコード痕がくっきりと出来、わたしの全身からは“脂汗”が滲み出ていた。

ビヂィィンッ!!ビヂィィンッ!!

「いぎぃぃぃぃっ!?」

次は左右の太もも裏に強めの衝撃が走り、わたしは歯を食いしばりながら耐える。

ビヂィィンッ!!

「あ゛っ!…ああ゛ぁぁぁぁっ!?」

次は“お股”。
一瞬の鋭い痛みと、その後に絡みついてくる激痛に、わたしの身体が酸素を求めてガクガクと震える。

ビヂィィンッ!!

「い゛っ!?……いぎゃぁぁぁっ!?」

不意の一撃がお尻の割れ目に飛び、その中心にある“お尻の穴”に直撃した。

「いだいっいだいっいだいぃっ!?」

わたしはあまりの痛みから無意識でベッドの上を転げ回る。

「にこっ何してんのっ!早く姿勢戻しなさいっ!!」

「だ、だってっ!痛すぎるのぉっ!?」

涙と汗で顔をぐちゃぐちゃにしながらママに訴える。
ママはコードを握る力を強め、わたしを睨みつけた。

「…今すぐに戻らないと、ずっと“お尻の割れ目だけ”を叩くわよ?」

「ひ、ひいっ!?それはいやぁっ!!」

その言葉を聞いた瞬間、わたしの身体は考えるよりも早く動き出す。

それまであった“なけなしの羞恥心”はすでに無くなり、わたしは肩幅以上に足をめいいっぱい広げ、姿勢を戻した。

ビヂィィンッ!!

「いっだぁいっ!!」

ビヂィィンッ!!ビヂィィンッ!!

「ごめんなざぁぁいぃっ!?」

お尻全体に与えられる痛みに、わたしの悲鳴が部屋中に響き渡る。

太ももから敏感な所にかけて与えられる痛みに、ママのベッドには“人型のシミ”がくっきりと出来上がっていた。
特に顔の部分は濃く、そのむごさがひしひしと伝わってくる。

「…後で、ママのベッドを“汚した罰”もあげないとね。」

「そ、そん」

ビヂィィンッ!!

…その“理不尽すぎる”理由に反論する前に、次の1発がお尻へ与えられる。

……“スプーンを床に落とした罰”は、その後2週間続く下半身の痛みと引き換えに、お許しが出るのだった。

「完」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

処理中です...