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「おトイレに、行かせてください…」
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「大体あんたは普段からそそっかしいのよ」
平日の夜。
三者面談が終わり、帰宅したわたしに待ち受けてたのは、母からのお説教だった。
お題は当然、先生から言われた“お小言”についてだ。
___
「ともみちゃんは少し落ち着きがないですね」
「普段から宿題忘れが多く、ご家庭でもご注意なさってください」
「授業中、前の席の子にちょっかいをかけていることが数回ありました」
___
前半少し褒められたかといったところで、あとはこんな“お小言”が続いた。
初めは穏やかに聞いていた母だが、眉が徐々に吊り上がっていく。
わたしはその隣で震えながら相槌を打ち、時間が経つのをただ祈るしかない。
ようやくお小言が終わる頃、「帰ったらお仕置きね」と小さく囁く声が聞こえた。
・
そして帰宅後。
…“縄跳び”を片手に持った母からのお説教は、かれこれ1時間を過ぎていた。
冬の寒さが残る室内。
シャツ以外の服を全て脱がされた身体は、絶えず小刻みに震えている。
正座している足は痺れ、目からは涙が溢れ出す。
最後にトイレに行ってから3時間以上は経っており、当然というべきか、わたしの“尿意”はすでに限界に達していた。
「聞いてるの、ともみっ!」
ビヂンッ!
「いい゛ぃっ!?」
母の持つ縄跳びが、わたしの剥き出しになった太ももに襲いかかる。
白かった太ももは全体的に真っ赤に染まり、線状のみみず腫れが痛々しく浮かび上がっていた。
我が家のお説教は、“痛み”を与えられながら行われる。
理由は、その方が集中でき、反省に繋がるから。
そのズキズキとした痛みが、今刺激してはいけない場所の決壊を促してくる。
「お母さん、おトイレに、行かせてください…」
「今はお説教中よっ!」
「ごめんなさいっ!でも、このままじゃ漏れちゃいます…」
「しっかり集中できていれば、トイレに行きたいなんて思わないはずよっ!もっと痛くしないとダメなのかしらっ!?」
ビヂンッ ビッヂィィンッ!!
「い゛っ!いっだぁぁいっ!!」
より強く太ももを打たれ、わたしは打たれた部分の“熱さ”に歯を食いしばりながら耐える。
ギュッと握りしめていた手は、無意識に“お股”の方へと向かっていった。
「ともみ、なんですその手はっ!ちゃんと手は太ももの上に置きなさいっ!!」
「も、もうむり、もれる、もれちゃうっ!!」
「3秒以内に戻さないと、お仕置きを厳しくするからねっ!」
決壊が近づき目の前がぼやけ出す、ゆっくり顔を上げると、縄跳びを高々と振り上げられているのがギリギリ理解できた。
「3、2…1」
「おかあさ…ご、ごめんなさ」
ビッヂィィンッ!!
「いぎゃぁぁぁっ!!」
…その激痛が引き金となった。
バチャッ…ビチャビチャビチャピチャ
わたしを中心として、黄色い水たまりが広がっていく。
不快な臭いが、モアァと部屋中に立ち込めていった。
少しの解放感とそれを超える“恐怖感”から、わたしの顔は青く染まっていく。
「あ、あぁ…」
「ちょ、何漏らしてんのっ!汚いわねっ!!」
ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!
「んぎゃぁぁぁっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなざぁぁいっ!!」
ビチャッ ビチャッ
痛みに足が震えるたびに、水たまりから音が鳴る。
正座の姿勢を維持しているのは、もはや奇跡でしなかった。
「その“汚いところ”を徹底的に躾直しするからねっ!!」
ビッヂィィンッ!!
・
結局、お説教は“2時間”に渡り続けられた。
お説教が終わり、お風呂でお股を洗った後、わたしは服を着ることを許されず、全裸のままテーブルの上でレッグアップの姿勢を取らされていた。
太ももは所々に内出血があり、何もしていない状態でもズキズキとわたしを苦しめてくる。
「お股叩き千発、一発一発を本気で打つから、じっくりと反省しなさい」
相変わらず、縄跳びを手にした母は、振り上げた腕でわたしの“お股”に狙いを定めていた。
千発…、お股叩きのお仕置きは滅多にされたことがなく、多い時でも“百発”が最大だった。
「ご、ごめんなさい、お母さん。せ、せめて百叩きで許してください」
「そんなことを言ってるうちは、まだまだ反省できてないみたいね、もっと数を増やしましょうか?」
「ご、ごめんなさいっ!!もう二度とおもらしじませんっ!!」
これ以上数を増やされることを恐れ、咄嗟に謝罪を口にする。
ビッヂィィンッ!!
「あ゛あぁぁぁっ!?」
母からの答えは鞭で返された。
大切なところには線状のみみず腫れができ、ぷくっと赤く浮き上がる。
「……姿勢を崩したら最初からやり直しだからね」
「む、むりですっ!!もうゆるしてくだざいっ!?」
「まだそんなことを言って…、いったいいつになったら“反省”できるのかしら?」
ビッヂィィンッ!!
「ぎいぃぃぃっ!!」
先ほどぶれた部分に重なるように、わたしのお股に腫れが広がる。
想像を絶する激痛に、身体中からは脂汗が流れ出す。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「その調子で反省しなさい」
ビッヂィィンッ!! ビッヂィィンッ!!
「もうやだぁぁぁっ!!」
・
…結局、この日のお股打ちは“千発分”続けられた。
……だが、お仕置きを受ける態度が悪かったため、明日も一日中“躾直し”を言い渡されるのだった。
「完」
平日の夜。
三者面談が終わり、帰宅したわたしに待ち受けてたのは、母からのお説教だった。
お題は当然、先生から言われた“お小言”についてだ。
___
「ともみちゃんは少し落ち着きがないですね」
「普段から宿題忘れが多く、ご家庭でもご注意なさってください」
「授業中、前の席の子にちょっかいをかけていることが数回ありました」
___
前半少し褒められたかといったところで、あとはこんな“お小言”が続いた。
初めは穏やかに聞いていた母だが、眉が徐々に吊り上がっていく。
わたしはその隣で震えながら相槌を打ち、時間が経つのをただ祈るしかない。
ようやくお小言が終わる頃、「帰ったらお仕置きね」と小さく囁く声が聞こえた。
・
そして帰宅後。
…“縄跳び”を片手に持った母からのお説教は、かれこれ1時間を過ぎていた。
冬の寒さが残る室内。
シャツ以外の服を全て脱がされた身体は、絶えず小刻みに震えている。
正座している足は痺れ、目からは涙が溢れ出す。
最後にトイレに行ってから3時間以上は経っており、当然というべきか、わたしの“尿意”はすでに限界に達していた。
「聞いてるの、ともみっ!」
ビヂンッ!
「いい゛ぃっ!?」
母の持つ縄跳びが、わたしの剥き出しになった太ももに襲いかかる。
白かった太ももは全体的に真っ赤に染まり、線状のみみず腫れが痛々しく浮かび上がっていた。
我が家のお説教は、“痛み”を与えられながら行われる。
理由は、その方が集中でき、反省に繋がるから。
そのズキズキとした痛みが、今刺激してはいけない場所の決壊を促してくる。
「お母さん、おトイレに、行かせてください…」
「今はお説教中よっ!」
「ごめんなさいっ!でも、このままじゃ漏れちゃいます…」
「しっかり集中できていれば、トイレに行きたいなんて思わないはずよっ!もっと痛くしないとダメなのかしらっ!?」
ビヂンッ ビッヂィィンッ!!
「い゛っ!いっだぁぁいっ!!」
より強く太ももを打たれ、わたしは打たれた部分の“熱さ”に歯を食いしばりながら耐える。
ギュッと握りしめていた手は、無意識に“お股”の方へと向かっていった。
「ともみ、なんですその手はっ!ちゃんと手は太ももの上に置きなさいっ!!」
「も、もうむり、もれる、もれちゃうっ!!」
「3秒以内に戻さないと、お仕置きを厳しくするからねっ!」
決壊が近づき目の前がぼやけ出す、ゆっくり顔を上げると、縄跳びを高々と振り上げられているのがギリギリ理解できた。
「3、2…1」
「おかあさ…ご、ごめんなさ」
ビッヂィィンッ!!
「いぎゃぁぁぁっ!!」
…その激痛が引き金となった。
バチャッ…ビチャビチャビチャピチャ
わたしを中心として、黄色い水たまりが広がっていく。
不快な臭いが、モアァと部屋中に立ち込めていった。
少しの解放感とそれを超える“恐怖感”から、わたしの顔は青く染まっていく。
「あ、あぁ…」
「ちょ、何漏らしてんのっ!汚いわねっ!!」
ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!ビッヂィィンッ!!
「んぎゃぁぁぁっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなざぁぁいっ!!」
ビチャッ ビチャッ
痛みに足が震えるたびに、水たまりから音が鳴る。
正座の姿勢を維持しているのは、もはや奇跡でしなかった。
「その“汚いところ”を徹底的に躾直しするからねっ!!」
ビッヂィィンッ!!
・
結局、お説教は“2時間”に渡り続けられた。
お説教が終わり、お風呂でお股を洗った後、わたしは服を着ることを許されず、全裸のままテーブルの上でレッグアップの姿勢を取らされていた。
太ももは所々に内出血があり、何もしていない状態でもズキズキとわたしを苦しめてくる。
「お股叩き千発、一発一発を本気で打つから、じっくりと反省しなさい」
相変わらず、縄跳びを手にした母は、振り上げた腕でわたしの“お股”に狙いを定めていた。
千発…、お股叩きのお仕置きは滅多にされたことがなく、多い時でも“百発”が最大だった。
「ご、ごめんなさい、お母さん。せ、せめて百叩きで許してください」
「そんなことを言ってるうちは、まだまだ反省できてないみたいね、もっと数を増やしましょうか?」
「ご、ごめんなさいっ!!もう二度とおもらしじませんっ!!」
これ以上数を増やされることを恐れ、咄嗟に謝罪を口にする。
ビッヂィィンッ!!
「あ゛あぁぁぁっ!?」
母からの答えは鞭で返された。
大切なところには線状のみみず腫れができ、ぷくっと赤く浮き上がる。
「……姿勢を崩したら最初からやり直しだからね」
「む、むりですっ!!もうゆるしてくだざいっ!?」
「まだそんなことを言って…、いったいいつになったら“反省”できるのかしら?」
ビッヂィィンッ!!
「ぎいぃぃぃっ!!」
先ほどぶれた部分に重なるように、わたしのお股に腫れが広がる。
想像を絶する激痛に、身体中からは脂汗が流れ出す。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「その調子で反省しなさい」
ビッヂィィンッ!! ビッヂィィンッ!!
「もうやだぁぁぁっ!!」
・
…結局、この日のお股打ちは“千発分”続けられた。
……だが、お仕置きを受ける態度が悪かったため、明日も一日中“躾直し”を言い渡されるのだった。
「完」
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