義理の兄に恋をした

香月 咲乃

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21 早希はまだ……

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 夏休み最終週、夜。

「はあ……」

 早希はテスト勉強していたが、今は完全に集中力が切れていた。
 自然と携帯に手が伸び、メールアプリを開く。
 そこには、祥哉の名前が表示されていた。

 ——祥哉くんの声聞きたいな……。

『祥哉くん、今、暇?』

 早希がメールを送ると、祥哉はすぐに返事をくれた。

『暇だよ。アレ、する?』

 早希は胸を弾ませる。

 ——声、聞きながらシたい……。

『しよ』

 早希はそう送信した後、机の引き出しからバイブを出した。
 ベッドのフレームに自撮り棒を固定し、携帯を取り付ける。
 そして、顔から太ももが映るようにセットした後、ワイヤレスイヤホンを耳につけた。

 しばらくして、祥哉からテレビ電話が。

『早希、今日も可愛いね』
「ありがとう。親がいるからあんまり声出せないけど、いい?」
『いいよ。じゃあ、遠距離セックス始めようか。俺の命令にしたがってね?』
「うん……」

 早希はドキドキしながら目を瞑った。
 
『服、脱いで。いやらしくね』

 早希の下着がじわりと濡れた。

 ——ああ、やっぱり涼太の声にそっくり……。涼太に命令されたら興奮するよ……。涼太……。

 早希はノースリーブワンピースを脱ぎ、下着姿になった。

『ブラ外して』

 早希は背中に手を回し、ホックを外した。
 右肩からゆっくり紐を下げ、ブラを外す。
 胸は右腕て隠したままだ。

『いいね、すごく色っぽい。そのいやらしい顔、好き。乳首にバイブ当てて』

 ——涼太に褒められた……嬉しい。

 早希はバイブを右胸に当てた。
 すると——。

「はあ、はあ……はっ、んっ……」
『いいね、その息遣い。エロいよ』

 祥哉はバイブを遠隔操作し始めた。
 早希は左胸を自分で揉みだす。

『早希の胸、触りたいな。大きくてエロくて好き……』

 ——涼太……私の体を欲しがってくれてる……。もっと命令して……。

『胸を揉みながらバイブを下に当てて。まだ中に入れちゃダメだよ』

 早希は下着の上からバイブを当てた。

「はあん……はあ、はあ、はあ……」

 徐々に振動が激しくなり、早希はベッドの上で乱れる。

『まだ強さは中なのに、そんなに乱れるんだ。そこ、敏感なんだね』

 ——そうなの。涼太にバレちゃったな……。今度するときは、そこをいっぱいいじめてね。

『バイブは一度止めるよ。パンツ、ゆっくり下げて。その後、足を開いて見せてよ』

 ——涼太が私のあそこを見たがってる……。嬉しい。

『早希の液体、指につけて見せて』

 早希は左の人差し指で穴付近を触った後、それをカメラに近づけた。

『いやらしく舐めて』

 ——恥ずかしいけど……涼太の命令なら聞くよ……。

 早希は右手で胸を揉みながら指を舐め回す。
 想像上の涼太に興奮して欲しくて必死だ。

『はあ、はあ……』 
『すごいエロいよ……』

 ——もっと褒めて……。

『早希、バイブを中に入れて』

 早希は止まったバイブをヌルヌルした中へ入れた。

 ——ああ、じんじんする。涼太みたいに大きい……。

 弱い振動が中で早希を刺激する。

「はあん、あ、はあ、んっ……」

 徐々に強くなるにつれ、早希の息が荒くなる。

「はあ、はあ……んっ! はああ……あっ」
『声、少し出てるよ? 我慢して』

 ——ごめん、涼太。隣の妹に聞こえるもんね……。でも、聞かせたくなっちゃうよね。あんなウブな子には……。

 早希は涼太が可愛がる妹がショックを受ける場面を想像し、優越感に浸る。

「はあ、あっ、はあ、はあ……」

 ——涼太は私のものだから……。あの子にそう教え込まなきゃ。ブラコンは引っ込んでて……。

 バイブの強さは最大に達した。

「はあん……はっ、はあ、はあ……」

 早希は腰を浮かし、胸を大きく揺らす。

『早希、すごく気持ちいいよ……』

 祥哉も自分のものを手で激しく触っていた。

『あ……イク』

 ——涼太が私の動画でイってくれた……。凄く嬉しい……。

 早希もその後、絶頂を迎えた。

 ——涼太……会いたいよ……。涼太に抱かれたい……。

 祥哉は気づいていなかったが、早希は泣いていた。

『早希、テスト終わったらリアルでシようね』
「うん。また連絡するね」


***


 数日後。

 早希はテストを終えたその日に湊と体を重ねた。
 しかし、満たされなかった早希はその足で祥哉のマンションに向かう。

 ——涼太……。もっと私に囁いて……。

 早希は涼太を想いながら祥哉に抱かれた。
 
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