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魔物退治編
第1部魔物退治編 エピローグ
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「魔物どもがいなくなった?どういうことだ。」
「はい。よほど腕のいいハンターだったのでしょうな。国境には一匹もいなくなりました。」
ここは北の超大国ライスタリン帝国の帝都ワロエである。
皇帝は部下から報告を受けていた。
「ふん。ならば南下政策が可能だな。(帝政ロシアみたいにな)」
「チャンスでございますな。」
「例のバカ皇女はどうした?見つかったのか?」
「あるいは魔物に食われた可能性もあります。」
「あやつとは約束があるのだ。皇位継承権に敗れたら俺の性奴隷になるってな。
死んでる場合はともかく、必ず見つけたら生け捕りにしろ。そして俺の前に連れてこい。」
本人がそれを聞いたら激怒しそうなことを言っている。
躊躇なく大量破壊用の殲滅魔法を撃つだろう。
そこへ魔法技師庁長官がやってきた。
「巣を吹き飛ばした魔法がわかりましたよ。」
「ほう。」
「黒い深淵とか。」
「黒い深淵・・・まさか、ブラックホールってか?」
「ブラックホールというものは存じませんが、無限に異界の穴に落ち込む魔法とか。」
「・・・・ああ、それがブラックホールだ。シュバルツシルト半径内に落ち込んだら逃げられん。」
皇帝は言った。
「しかし俺の知ってるブラックホールはもっと大きいものだ。」
有名な奴ははくちょう座X-1であろう。
しかし銀河系中心核に巨大なブラックホールがあるとも聞いていた。
この世界がどこの銀河に所属してるのか、そもそもあの地球がある宇宙と同じなのかは知らんが、おそらくここにもブラックホールは存在してるだろう。
「・・・・いや、あるにはあるが。」
宇宙が誕生した頃に無数にマイクロブラックホールが誕生しては消滅したという。
おそらくそれをやって成功したのだ。
・・・地球でならノーベル賞ものだ。
超重力崩壊をコントロールしているのだから。
「どちらにせよ、術者は今回の件で皇国に取り込まれた形だ。調略せねばな。」
「いかがなさいますか?」
「爵位を与えよ。連中がくれてやった物より上の奴だ。」
「はい。よほど腕のいいハンターだったのでしょうな。国境には一匹もいなくなりました。」
ここは北の超大国ライスタリン帝国の帝都ワロエである。
皇帝は部下から報告を受けていた。
「ふん。ならば南下政策が可能だな。(帝政ロシアみたいにな)」
「チャンスでございますな。」
「例のバカ皇女はどうした?見つかったのか?」
「あるいは魔物に食われた可能性もあります。」
「あやつとは約束があるのだ。皇位継承権に敗れたら俺の性奴隷になるってな。
死んでる場合はともかく、必ず見つけたら生け捕りにしろ。そして俺の前に連れてこい。」
本人がそれを聞いたら激怒しそうなことを言っている。
躊躇なく大量破壊用の殲滅魔法を撃つだろう。
そこへ魔法技師庁長官がやってきた。
「巣を吹き飛ばした魔法がわかりましたよ。」
「ほう。」
「黒い深淵とか。」
「黒い深淵・・・まさか、ブラックホールってか?」
「ブラックホールというものは存じませんが、無限に異界の穴に落ち込む魔法とか。」
「・・・・ああ、それがブラックホールだ。シュバルツシルト半径内に落ち込んだら逃げられん。」
皇帝は言った。
「しかし俺の知ってるブラックホールはもっと大きいものだ。」
有名な奴ははくちょう座X-1であろう。
しかし銀河系中心核に巨大なブラックホールがあるとも聞いていた。
この世界がどこの銀河に所属してるのか、そもそもあの地球がある宇宙と同じなのかは知らんが、おそらくここにもブラックホールは存在してるだろう。
「・・・・いや、あるにはあるが。」
宇宙が誕生した頃に無数にマイクロブラックホールが誕生しては消滅したという。
おそらくそれをやって成功したのだ。
・・・地球でならノーベル賞ものだ。
超重力崩壊をコントロールしているのだから。
「どちらにせよ、術者は今回の件で皇国に取り込まれた形だ。調略せねばな。」
「いかがなさいますか?」
「爵位を与えよ。連中がくれてやった物より上の奴だ。」
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