2 / 26
②
しおりを挟む
「んっ、ふっ……!」
驚き目を見開く。
重なる黄瀬社長と私の唇。
初めはそれが苦しくて、酸素を求めて口を開くとそこに冷たい水が口の中に入り込んで来た。
その清涼感が心地よくて、ごくっと水を飲み込む。もっと欲しいと思った。
すると冷たい唇が離れた。
そして黄瀬社長はまた自ら水を煽り。再び私に口付ける。また口の中に水が流れ込んできて、それをごくりと飲み込む。
「んっ、んんっ……」
水が口からこぼれて顎を伝うのが気持ちいい。
冷たいキスに酔いしれてしまいそうになる。
でも、これは私に水を飲ませるための行為だろう。
愛情からではない。
なのに柔らかに肩を抱く手に、唇と舌先で丁寧に水を渡されるたび、恋人同士みたいな錯覚に囚われる。こんなの気のせいだ。
ただの救護だとわかってるのに体がキスに反応してしまい、羞恥で胸が締め付けられた。
そうして幾度なく、冷たくも熱いキスを交わしたあと。体に熱はまだ渦巻いてはいるが、喋れるぐらいには回復した。
「わ、私……」
「よし。少し良くなったみたいだな。今すぐ救急車を呼ぶから、もう少し頑張ってくれ」
そっと枕の上に頭を置かれて、黄瀬社長はジャケットからスマホを取り出して救急車を呼ぼうとしていて──意識がはっとする。
「っ、ダメですっ。救急車なんか呼んだら、赤井社長に、また悪い噂を流されてしまうかもしれないっ……!」
「悪い噂だと?」
ピタリと黄瀬社長の手が止まる。
そうだ。これはきっと赤井社長が仕組んだ罠かもしれない。
社長とパーティーに同席した秘書の私。
パーティ会場の上のホテルの客室から秘書が緊急搬送されてしまうなんて、しかも。
その秘書は怪しいサプリを飲んでいた。
そんなことが世間的に知れ渡ると、黄瀬社長率いる『キセイ堂』ブランドに傷が付く。
そんなの秘書として許せない。
私をどうにかすることじゃなくて。ひょっとしてこれこそが、赤井の真の目的かとも思ってしまい歯噛みするが──。
ドクンっと、ふいに胸が高鳴り。体が反応してベッドにうずくまる。
「あ、ぅっ」
「大丈夫かっ。悪い噂がどうしたって言うんだ。苦しんでいるお前を放っておける訳がないだろっ」
「い、意識はあります。だ、大丈夫。一人でこのあと病院に行きますから……」
はぁはぁと荒い呼吸をしながら言った。
そう。意識はちゃんとハッキリしている。
いや、ハッキリし過ぎてきたとうべきか。 とうとう体がしっかりと疼き始めた。
体を思わず丸めてしまう。
そこに、黄瀬社長が「ダメだ。病院に行こう」と、私の肩をきゅっと再び抱くと。その刺激にビクッとしてしまい。
「あんっ!」
と、甲高い声をあげてしまった。凄く恥ずかしくて枕に顔を埋める。黄瀬社長の顔が見れない。
しかし、黄瀬社長に変な誤解されたくないと思い。
枕から顔を盗み見るように。赤井社長が私に飲ませたサプリは性欲を刺激するサプリらしいと、なんとか伝えた。
すると黄瀬社長は凛々しい顔を曇らせた。
「性欲を刺激するサプリだと? 汚い真似を。ふざけるなっ……! そんなモノどうやって……そうか。美容クリニック院長の赤井なら、その手のモノを海外から、サプリとして容易に手に入れる訳が出来るってことか」
私もそうだと思い、こくりと頷いた。
「今、だから体が熱いんです。鎮めたらちゃんと病院に行くので、……お願いします。ひ、一人にして下さいっ……」
恥ずかしいけど、迷った上で私の状態を告げた。
先ほどのキスは救護行為だと理解しているけど、キスを何度も受けて、私の体は今まで以上に感じやすくなっていたのだ。
黄瀬社長の涼やかな瞳が、私の身体をじっと見つめていると思うだけでそれだけで体が切ない。
我慢しようと体に力を入れてみると、下腹部がきゅんと甘い疼きを訴えて、ビクンッと体が揺れる。
こんな状態で病院に行けない。とにかく体に渦巻く性的な欲求を鎮めたかった。
なのに──。
「だったら、手伝う」と、黄瀬社長は言った。
「なっ」
冗談かと思ったがその眼差しは真剣そのもの。
黄瀬社長のいつもの涼やかな瞳が情熱的に見えて、私の心を射抜くよう。
「体を鎮めてから病院に行くというなら、早い方がいい。すぐに病院に行けるように、俺の知り合いの医院に受け入れを整える。タクシーも手配する。赤井に勘づかれないようにする。紗凪を絶対に守るから、俺に任せてくれ」
「きせ、社長……」
紗凪。
下の名前を呼ばれて不覚にも胸がときめいた。
「でも、そんなの……ダメです。私達、社長と秘書なんですよ」
「──お前は大事な俺だけの秘書だ。それに……俺は昔のことを後悔している。あのことを忘れられなかった。だから紗凪を守らせて欲しい。手荒にはしない。大事にするから、今だけは俺のことを恋人だと思ってくれないか」
前半の言葉はか細い声で聞き辛く。もう一度聞き返そうとすると、黄瀬社長はベッドの上に身を乗り出して私の頬に触れた。
「……っ」
静かな部屋にギシッと、微かに軋むベッドの音が生々しく感じた。
胸の奥に高校生のとき抱いていた気持ちが蘇る。
当時、私は太っており。
容姿に自信のない私に、カッコいい黄瀬君が告白してくれて嬉しかった。
その後、告白は罰ゲームと言うことがわかり、それっきりになった淡い恋の思い出。
あのとき。
罰ゲームなんかじゃなくて。
本当に恋人同士になれたら。小さな恋はこうして実ったのかもしれない。
これは所詮、ワンナイトにすらならない。私を助ける為だけの行為。
それでも私は──と思い。
頬に触れていた黄瀬社長の手に。
サプリのせいではなく、自分の意思で自ら手を重ねたのだった。
※※※
──少し時間はさかもどる。
驚き目を見開く。
重なる黄瀬社長と私の唇。
初めはそれが苦しくて、酸素を求めて口を開くとそこに冷たい水が口の中に入り込んで来た。
その清涼感が心地よくて、ごくっと水を飲み込む。もっと欲しいと思った。
すると冷たい唇が離れた。
そして黄瀬社長はまた自ら水を煽り。再び私に口付ける。また口の中に水が流れ込んできて、それをごくりと飲み込む。
「んっ、んんっ……」
水が口からこぼれて顎を伝うのが気持ちいい。
冷たいキスに酔いしれてしまいそうになる。
でも、これは私に水を飲ませるための行為だろう。
愛情からではない。
なのに柔らかに肩を抱く手に、唇と舌先で丁寧に水を渡されるたび、恋人同士みたいな錯覚に囚われる。こんなの気のせいだ。
ただの救護だとわかってるのに体がキスに反応してしまい、羞恥で胸が締め付けられた。
そうして幾度なく、冷たくも熱いキスを交わしたあと。体に熱はまだ渦巻いてはいるが、喋れるぐらいには回復した。
「わ、私……」
「よし。少し良くなったみたいだな。今すぐ救急車を呼ぶから、もう少し頑張ってくれ」
そっと枕の上に頭を置かれて、黄瀬社長はジャケットからスマホを取り出して救急車を呼ぼうとしていて──意識がはっとする。
「っ、ダメですっ。救急車なんか呼んだら、赤井社長に、また悪い噂を流されてしまうかもしれないっ……!」
「悪い噂だと?」
ピタリと黄瀬社長の手が止まる。
そうだ。これはきっと赤井社長が仕組んだ罠かもしれない。
社長とパーティーに同席した秘書の私。
パーティ会場の上のホテルの客室から秘書が緊急搬送されてしまうなんて、しかも。
その秘書は怪しいサプリを飲んでいた。
そんなことが世間的に知れ渡ると、黄瀬社長率いる『キセイ堂』ブランドに傷が付く。
そんなの秘書として許せない。
私をどうにかすることじゃなくて。ひょっとしてこれこそが、赤井の真の目的かとも思ってしまい歯噛みするが──。
ドクンっと、ふいに胸が高鳴り。体が反応してベッドにうずくまる。
「あ、ぅっ」
「大丈夫かっ。悪い噂がどうしたって言うんだ。苦しんでいるお前を放っておける訳がないだろっ」
「い、意識はあります。だ、大丈夫。一人でこのあと病院に行きますから……」
はぁはぁと荒い呼吸をしながら言った。
そう。意識はちゃんとハッキリしている。
いや、ハッキリし過ぎてきたとうべきか。 とうとう体がしっかりと疼き始めた。
体を思わず丸めてしまう。
そこに、黄瀬社長が「ダメだ。病院に行こう」と、私の肩をきゅっと再び抱くと。その刺激にビクッとしてしまい。
「あんっ!」
と、甲高い声をあげてしまった。凄く恥ずかしくて枕に顔を埋める。黄瀬社長の顔が見れない。
しかし、黄瀬社長に変な誤解されたくないと思い。
枕から顔を盗み見るように。赤井社長が私に飲ませたサプリは性欲を刺激するサプリらしいと、なんとか伝えた。
すると黄瀬社長は凛々しい顔を曇らせた。
「性欲を刺激するサプリだと? 汚い真似を。ふざけるなっ……! そんなモノどうやって……そうか。美容クリニック院長の赤井なら、その手のモノを海外から、サプリとして容易に手に入れる訳が出来るってことか」
私もそうだと思い、こくりと頷いた。
「今、だから体が熱いんです。鎮めたらちゃんと病院に行くので、……お願いします。ひ、一人にして下さいっ……」
恥ずかしいけど、迷った上で私の状態を告げた。
先ほどのキスは救護行為だと理解しているけど、キスを何度も受けて、私の体は今まで以上に感じやすくなっていたのだ。
黄瀬社長の涼やかな瞳が、私の身体をじっと見つめていると思うだけでそれだけで体が切ない。
我慢しようと体に力を入れてみると、下腹部がきゅんと甘い疼きを訴えて、ビクンッと体が揺れる。
こんな状態で病院に行けない。とにかく体に渦巻く性的な欲求を鎮めたかった。
なのに──。
「だったら、手伝う」と、黄瀬社長は言った。
「なっ」
冗談かと思ったがその眼差しは真剣そのもの。
黄瀬社長のいつもの涼やかな瞳が情熱的に見えて、私の心を射抜くよう。
「体を鎮めてから病院に行くというなら、早い方がいい。すぐに病院に行けるように、俺の知り合いの医院に受け入れを整える。タクシーも手配する。赤井に勘づかれないようにする。紗凪を絶対に守るから、俺に任せてくれ」
「きせ、社長……」
紗凪。
下の名前を呼ばれて不覚にも胸がときめいた。
「でも、そんなの……ダメです。私達、社長と秘書なんですよ」
「──お前は大事な俺だけの秘書だ。それに……俺は昔のことを後悔している。あのことを忘れられなかった。だから紗凪を守らせて欲しい。手荒にはしない。大事にするから、今だけは俺のことを恋人だと思ってくれないか」
前半の言葉はか細い声で聞き辛く。もう一度聞き返そうとすると、黄瀬社長はベッドの上に身を乗り出して私の頬に触れた。
「……っ」
静かな部屋にギシッと、微かに軋むベッドの音が生々しく感じた。
胸の奥に高校生のとき抱いていた気持ちが蘇る。
当時、私は太っており。
容姿に自信のない私に、カッコいい黄瀬君が告白してくれて嬉しかった。
その後、告白は罰ゲームと言うことがわかり、それっきりになった淡い恋の思い出。
あのとき。
罰ゲームなんかじゃなくて。
本当に恋人同士になれたら。小さな恋はこうして実ったのかもしれない。
これは所詮、ワンナイトにすらならない。私を助ける為だけの行為。
それでも私は──と思い。
頬に触れていた黄瀬社長の手に。
サプリのせいではなく、自分の意思で自ら手を重ねたのだった。
※※※
──少し時間はさかもどる。
1
あなたにおすすめの小説
社長に拾われた貧困女子、契約なのに溺愛されてます―現代シンデレラの逆転劇―
砂原紗藍
恋愛
――これは、CEOに愛された貧困女子、現代版シンデレラのラブストーリー。
両親を亡くし、継母と義姉の冷遇から逃れて家を出た深月カヤは、メイドカフェとお弁当屋のダブルワークで必死に生きる二十一歳。
日々を支えるのは、愛するペットのシマリス・シンちゃんだけだった。
ある深夜、酔客に絡まれたカヤを救ったのは、名前も知らないのに不思議と安心できる男性。
数日後、偶然バイト先のお弁当屋で再会したその男性は、若くして大企業を率いる社長・桐島柊也だった。
生活も心もぎりぎりまで追い詰められたカヤに、柊也からの突然の提案は――
「期間限定で、俺の恋人にならないか」
逃げ場を求めるカヤと、何かを抱える柊也。思惑の違う二人は、契約という形で同じ屋根の下で暮らし始める。
過保護な優しさ、困ったときに現れる温もりに、カヤの胸には小さな灯がともりはじめる。
だが、契約の先にある“本当の理由”はまだ霧の中。
落とした小さなガラスのヘアピンが導くのは——灰かぶり姫だった彼女の、新しい運命。
御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
せいとも
恋愛
国内外に幅広く事業展開する城之内グループ。
取締役社長
城之内 仁 (30)
じょうのうち じん
通称 JJ様
容姿端麗、冷静沈着、
JJ様の笑顔は氷の微笑と恐れられる。
×
城之内グループ子会社
城之内不動産 秘書課勤務
月野 真琴 (27)
つきの まこと
一年前
父親が病気で急死、若くして社長に就任した仁。
同じ日に事故で両親を亡くした真琴。
一年後__
ふたりの運命の歯車が動き出す。
表紙イラストは、イラストAC様よりお借りしています。
最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
けいこ
恋愛
ホテルマンとして、大好きなあなたと毎日一緒に仕事が出来ることに幸せを感じていた。
あなたは、グレースホテル東京の総支配人。
今や、世界中に点在する最高級ホテルの創始者の孫。
つまりは、最高ランクの御曹司。
おまけに、容姿端麗、頭脳明晰。
総支配人と、同じホテルで働く地味で大人しめのコンシェルジュの私とは、明らかに身分違い。
私は、ただ、あなたを遠くから見つめているだけで良かったのに…
それなのに、突然、あなたから頼まれた偽装結婚の相手役。
こんな私に、どうしてそんなことを?
『なぜ普通以下なんて自分をさげすむんだ。一花は…そんなに可愛いのに…』
そう言って、私を抱きしめるのはなぜ?
告白されたわけじゃないのに、気がづけば一緒に住むことになって…
仕事では見ることが出来ない、私だけに向けられるその笑顔と優しさ、そして、あなたの甘い囁きに、毎日胸がキュンキュンしてしまう。
親友からのキツイ言葉に深く傷ついたり、ホテルに長期滞在しているお客様や、同僚からのアプローチにも翻弄されて…
私、一体、この先どうなっていくのかな?
Untangl~秘密の場所で逢いましょう~
猫田けだま
恋愛
17歳の夏の終わり。
家庭に居場所がなく、クラスでも浮いていた美緒と透吾は、偶然に使われていない弓道場を〝避難場所〟として共有することになる。
かたくなだった互いの心は、肩を寄せ合うことで少しずつやわらかに形を変えていくが……。
高校生編と社会人編の2部作です。
画像は、にじジャーニーさんで作成しています。
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
けいこ
恋愛
「絶対に後悔させない。今夜だけは俺に全てを委ねて」
燃えるような一夜に、私は、身も心も蕩けてしまった。
だけど、大学を卒業した記念に『最後の思い出』を作ろうなんて、あなたにとって、相手は誰でも良かったんだよね?
私には、大好きな人との最初で最後の一夜だったのに…
そして、あなたは海の向こうへと旅立った。
それから3年の時が過ぎ、私は再びあなたに出会う。
忘れたくても忘れられなかった人と。
持ちかけられた契約結婚に戸惑いながらも、私はあなたにどんどん甘やかされてゆく…
姉や友人とぶつかりながらも、本当の愛がどこにあるのかを見つけたいと願う。
自分に全く自信の無いこんな私にも、幸せは待っていてくれますか?
ホテル リベルテ 鳳条グループ 御曹司
鳳条 龍聖 25歳
×
外車販売「AYAI」受付
桜木 琴音 25歳
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる