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第五夜 Fairy tale
Episode44 Ainsel -もう一人の自分-
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見渡せば“動屍人”「チームZ」の面々により“洞巨人”達は各個撃破されていた。
が、チームZの損害もそれなりにある。
とはいえ、怪力と再生能力を持つ妖精郷純生の洞巨人達を相手にこの程度の損害で済んだのは、むしろ僥倖と言えるだろう。
「これで終わりか…?」
頼都(鬼火南瓜)の問い掛けに、もう一人のセリーナは乾いた笑いを浮かべた。
「さあ、どうかしらね?」
少女の周囲をチームZが取り囲む。
自身に向けられた突撃銃の銃口を見ても、もう一人のセリーナは狼狽えた様子も見せない。
頼都が目を細める。
「奥の手があるなら、出し渋りはやめておけ。見てのとおり、チームZ共が使うこの弾丸には、洞巨人にも通用する特別な鉄が使われている」
そう言いながら、頼都は薄く笑った。
「洞巨人同様、お前も妖精だ。そして、お前ら妖精は鉄が大の苦手だったよな?一発でも命中すれば、かなり痛いと思うぜ?」
「さすがに博識ね。長生きしているだけあるわ」
だが、動じた様子も見せず、もう一人のセリーナが微笑み返す。
「じゃあ、お言葉に甘えて…見せてあげる」
そういうや否や、もう一人のセリーナは目を閉じて歌うように告げた。
「The surface of the water is shimmering, it's rushing, it's dripping, you are the mirror's dream」
降り注ぐ月光の下、まるで円舞曲を舞うようにくるくると身を躍らせるもう一人のセリーナ。
「Ask, call me, your name, what is it, what a surprise, are we twins?」
悪戯っぽく笑いつつ、もう一人のセリーナがそのしなやかな指を使い、空中に奇妙な印を描いた。
妖精印…文字を持たない彼らが築いた魔力を秘めた印章だ。
キラキラと金色に輝くその印を見た瞬間、頼都が叫んだ。
「撃て…!」
頼都のその指示に、チームZの面々が即座に反応する。
「標準合わせ!斉射!」
動屍人の一人が発した号令と共に銃口が一斉に火を噴く。
弾丸は狙いをたがわずもう一人のセリーナに向かった。
…が、
ゴォォォォォッ…!
突如として妖精印の中から腕が伸び、それが一振りされるとすさまじい炎が巻き起こる。
炎は壁のようにもう一人のセリーナの前にそそり立ち、放たれた弾丸を残らず融解させた。
あり得ないほどの熱量だった。
飛来する弾丸を空中で溶かし、無力化することなど、物理的に不可能である。
だが、腕の持ち主はそれをやって見せたのだ。
「紹介するわ」
もう一人のセリーナが、謎の手を取るとゆっくりとエスコートした。
それに誘われ、ルーン文字の中から一人の人間が生まれ落ちる。
その姿を見た頼都とチームZの面々が硬直した。
「鬼火南瓜…“もう一人の貴方”よ」
妖精印から生まれ落ちたもう一人の頼都は、静かに笑った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
妖精達がこの現世において、その栄華に落日を迎えつつあったのは人間によるところが大きい。
人間達が確立した「科学」の発展により、世界に満たされていた「神秘」は軒並みその皮を引き剥がされ、虚構の烙印を押されてしまった。
結果、妖精達は存在する力を衰退させ、かつて存在した王国も失われ、妖精王は幽世…「常若の国」とも呼ばれる“妖精郷”へと姿を消した。
が、それでもこの現世に未練を残した妖精達が存在したとされる。
「そうか…お前は“鏡像妖精”だったのか」
もう一人のセリーナを見ながら、頼都は呟いた。
“鏡像妖精”…イングランド北部のノーサンバーランドに棲むといわれるその妖精は、尖った耳を持つ少女の姿をしているという。
伝承にはこうある。
ある夜更け、一人の少年の前にこの少女妖精が現れ「エインセル」と名乗った。
この時、少年は考えを巡らせて「僕もエインセルだ」と名乗り、彼女と仲良くなった。
そうして、少年はエインセルと共に遊び始めたが、暖炉の近くにいたので、うっかり彼女に火傷を負わせてしまう。
妖精の少女は泣き出し、自分の母親を呼び出した。
母親が妖精の少女に「お前を傷つけたのは誰だ?」と質問したところ、妖精の少女は「エインセルよ」と答えた。
これには母親も混乱し、結果的に少年は復讐されずに済んだという。
これが鏡像妖精という妖精の伝承だ。
頼都が見て取る限り、もう一人のセリーナの耳は長い髪に隠れている。
が、夜風が吹き抜けたその時、露わになった彼女の耳の先は尖っていた。
「ご名答」
もう一人のセリーナが笑う。
頼都は瞑目した。
「謎が一つ解けたぜ…エアハート家の娘が出会った『森の中の少女』はお前自身。そして『黄金にか輝く森』は“妖精郷”というわけか」
「それもご名答」
無邪気な鏡像妖精の答えに、頼都は目を開いた。
「で?取り替え子を行った目的は?それと…」
頼都は薄く笑った。
「実験の成果はどうだった…?」
「本当に質問が多いのね、不滅の存在」
笑みを消し、鏡像妖精は続けた。
「そしてそれにこたえる義理はないわ。代わりに、一つ違う実験をしてみましょう」
その言葉に応じて、鏡像妖精の傍らに立つもう一人の頼都が進み出る。
「不滅と不滅…もし、戦ったらどんな結果が生まれるのかしら?どう、興味ない…?」
薄く笑う自分を見詰め、頼都は同じように笑った。
「大いにあるな。あわよくば、この退屈な余生とオサラバできるかも知れねぇし」
一歩進み出る頼都。
それに追従しようとするチームZの面々を手で制し、頼都は告げた。
「こいつには構うな。お前達はあのそっくりさんがここから逃げ出さいように見張れ。状況次第で発砲を許可。俺を巻き込んでも構わん」
「了解」
「アイアイさ~」
「よーし動くなよ、カワイ子ちゃん」
「動けば撃つ」
「うっかり撃ったら許して」
「安心しろ。死んでも割と生きられる」
「妖精ゾンビとかウケるw」
勝手なことを言いながら、距離を取る動屍人達。
対峙する頼都ともう一人の頼都。
「「点火」」
奇しくも二人の頼都は同じタイミングで炎を右手に宿した。
「熖魔処刑闘法」…
肩まで燃え上がる業火を振るい、二人が告げる。
『『神紅ノ鏃!』』
宙を走る数条の業火の矢が正面から衝突する。
大気が焦げるにおいと共に、炎の矢の群れは光と熱をまき散らして対消滅した。
(威力まで同じか…ちょいと厄介だな)
内心、舌打ちをしながら、遠距離戦では埒が明かないと踏んだ頼都は、もう一人の頼都へと迫った。
『閃火ノ掌…!』
頼都の右拳の炎が激しく燃え上がる。
一瞬で間合いを詰めた頼都は、炎の拳をもう一人の頼都へ叩きつけようとした。
しかし、
『陽熱の弧』
もう一人の頼都が炎を纏った回し蹴りで、それを迎え撃つ。
拳と足刀がぶつかり合い、再び閃光と火の粉が飛び散った。
後退する頼都へ、もう一人の頼都が薄く笑う。
頼都の目が細まる。
(接近戦も駄目か…やっぱり俺と同じ力を持ってやがるな)
頼都の駆使する「焔魔処刑闘法」は、自らの魂に取り込んだ「煉獄の石炭」により、炎熱を身に纏いつつ繰り出すオリジナルの殺戮格闘術である。
その使い手は、世界でただ一人…頼都しかいない。
そのため、長い時を生きた頼都自身、同じ格闘術を使用する相手とまみえたことはない。
しかも「煉獄の石炭」の力で、頼都自身は炎や熱で傷つくことはない。
つまり、この戦いは互いに決定打が無い膠着状態と陥っていた。
「…ムカつく笑い方しやがって」
吐き捨てるようにそう言う頼都を、もう一人のセリーナが嘲笑した。
「それってブーメランになってるの気付いているのかしら?それに、貴方よりは愛嬌があると思うのだけれど?」
「うるせぇ」
そう言うと、頼都は右手の炎を打ち消した。
それを見たセリーナが意外そうな顔になる。
「あらら…もう観念するの?」
「…」
無言の頼都に、もう一人のセリーナが勝ち誇ったように笑った。
「分かったでしょ?これでもう詰んでるのよ。無限の戦いがお望みなら、止めはしないけどね」
「そいつは遠慮したいな。これ以上、退屈な時間は過ごしたくねぇ」
前髪を掻き上げ、頼都が笑う。
「さて…出来の悪い鏡はそろそろぶち割ってやるよ」
が、チームZの損害もそれなりにある。
とはいえ、怪力と再生能力を持つ妖精郷純生の洞巨人達を相手にこの程度の損害で済んだのは、むしろ僥倖と言えるだろう。
「これで終わりか…?」
頼都(鬼火南瓜)の問い掛けに、もう一人のセリーナは乾いた笑いを浮かべた。
「さあ、どうかしらね?」
少女の周囲をチームZが取り囲む。
自身に向けられた突撃銃の銃口を見ても、もう一人のセリーナは狼狽えた様子も見せない。
頼都が目を細める。
「奥の手があるなら、出し渋りはやめておけ。見てのとおり、チームZ共が使うこの弾丸には、洞巨人にも通用する特別な鉄が使われている」
そう言いながら、頼都は薄く笑った。
「洞巨人同様、お前も妖精だ。そして、お前ら妖精は鉄が大の苦手だったよな?一発でも命中すれば、かなり痛いと思うぜ?」
「さすがに博識ね。長生きしているだけあるわ」
だが、動じた様子も見せず、もう一人のセリーナが微笑み返す。
「じゃあ、お言葉に甘えて…見せてあげる」
そういうや否や、もう一人のセリーナは目を閉じて歌うように告げた。
「The surface of the water is shimmering, it's rushing, it's dripping, you are the mirror's dream」
降り注ぐ月光の下、まるで円舞曲を舞うようにくるくると身を躍らせるもう一人のセリーナ。
「Ask, call me, your name, what is it, what a surprise, are we twins?」
悪戯っぽく笑いつつ、もう一人のセリーナがそのしなやかな指を使い、空中に奇妙な印を描いた。
妖精印…文字を持たない彼らが築いた魔力を秘めた印章だ。
キラキラと金色に輝くその印を見た瞬間、頼都が叫んだ。
「撃て…!」
頼都のその指示に、チームZの面々が即座に反応する。
「標準合わせ!斉射!」
動屍人の一人が発した号令と共に銃口が一斉に火を噴く。
弾丸は狙いをたがわずもう一人のセリーナに向かった。
…が、
ゴォォォォォッ…!
突如として妖精印の中から腕が伸び、それが一振りされるとすさまじい炎が巻き起こる。
炎は壁のようにもう一人のセリーナの前にそそり立ち、放たれた弾丸を残らず融解させた。
あり得ないほどの熱量だった。
飛来する弾丸を空中で溶かし、無力化することなど、物理的に不可能である。
だが、腕の持ち主はそれをやって見せたのだ。
「紹介するわ」
もう一人のセリーナが、謎の手を取るとゆっくりとエスコートした。
それに誘われ、ルーン文字の中から一人の人間が生まれ落ちる。
その姿を見た頼都とチームZの面々が硬直した。
「鬼火南瓜…“もう一人の貴方”よ」
妖精印から生まれ落ちたもう一人の頼都は、静かに笑った。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
妖精達がこの現世において、その栄華に落日を迎えつつあったのは人間によるところが大きい。
人間達が確立した「科学」の発展により、世界に満たされていた「神秘」は軒並みその皮を引き剥がされ、虚構の烙印を押されてしまった。
結果、妖精達は存在する力を衰退させ、かつて存在した王国も失われ、妖精王は幽世…「常若の国」とも呼ばれる“妖精郷”へと姿を消した。
が、それでもこの現世に未練を残した妖精達が存在したとされる。
「そうか…お前は“鏡像妖精”だったのか」
もう一人のセリーナを見ながら、頼都は呟いた。
“鏡像妖精”…イングランド北部のノーサンバーランドに棲むといわれるその妖精は、尖った耳を持つ少女の姿をしているという。
伝承にはこうある。
ある夜更け、一人の少年の前にこの少女妖精が現れ「エインセル」と名乗った。
この時、少年は考えを巡らせて「僕もエインセルだ」と名乗り、彼女と仲良くなった。
そうして、少年はエインセルと共に遊び始めたが、暖炉の近くにいたので、うっかり彼女に火傷を負わせてしまう。
妖精の少女は泣き出し、自分の母親を呼び出した。
母親が妖精の少女に「お前を傷つけたのは誰だ?」と質問したところ、妖精の少女は「エインセルよ」と答えた。
これには母親も混乱し、結果的に少年は復讐されずに済んだという。
これが鏡像妖精という妖精の伝承だ。
頼都が見て取る限り、もう一人のセリーナの耳は長い髪に隠れている。
が、夜風が吹き抜けたその時、露わになった彼女の耳の先は尖っていた。
「ご名答」
もう一人のセリーナが笑う。
頼都は瞑目した。
「謎が一つ解けたぜ…エアハート家の娘が出会った『森の中の少女』はお前自身。そして『黄金にか輝く森』は“妖精郷”というわけか」
「それもご名答」
無邪気な鏡像妖精の答えに、頼都は目を開いた。
「で?取り替え子を行った目的は?それと…」
頼都は薄く笑った。
「実験の成果はどうだった…?」
「本当に質問が多いのね、不滅の存在」
笑みを消し、鏡像妖精は続けた。
「そしてそれにこたえる義理はないわ。代わりに、一つ違う実験をしてみましょう」
その言葉に応じて、鏡像妖精の傍らに立つもう一人の頼都が進み出る。
「不滅と不滅…もし、戦ったらどんな結果が生まれるのかしら?どう、興味ない…?」
薄く笑う自分を見詰め、頼都は同じように笑った。
「大いにあるな。あわよくば、この退屈な余生とオサラバできるかも知れねぇし」
一歩進み出る頼都。
それに追従しようとするチームZの面々を手で制し、頼都は告げた。
「こいつには構うな。お前達はあのそっくりさんがここから逃げ出さいように見張れ。状況次第で発砲を許可。俺を巻き込んでも構わん」
「了解」
「アイアイさ~」
「よーし動くなよ、カワイ子ちゃん」
「動けば撃つ」
「うっかり撃ったら許して」
「安心しろ。死んでも割と生きられる」
「妖精ゾンビとかウケるw」
勝手なことを言いながら、距離を取る動屍人達。
対峙する頼都ともう一人の頼都。
「「点火」」
奇しくも二人の頼都は同じタイミングで炎を右手に宿した。
「熖魔処刑闘法」…
肩まで燃え上がる業火を振るい、二人が告げる。
『『神紅ノ鏃!』』
宙を走る数条の業火の矢が正面から衝突する。
大気が焦げるにおいと共に、炎の矢の群れは光と熱をまき散らして対消滅した。
(威力まで同じか…ちょいと厄介だな)
内心、舌打ちをしながら、遠距離戦では埒が明かないと踏んだ頼都は、もう一人の頼都へと迫った。
『閃火ノ掌…!』
頼都の右拳の炎が激しく燃え上がる。
一瞬で間合いを詰めた頼都は、炎の拳をもう一人の頼都へ叩きつけようとした。
しかし、
『陽熱の弧』
もう一人の頼都が炎を纏った回し蹴りで、それを迎え撃つ。
拳と足刀がぶつかり合い、再び閃光と火の粉が飛び散った。
後退する頼都へ、もう一人の頼都が薄く笑う。
頼都の目が細まる。
(接近戦も駄目か…やっぱり俺と同じ力を持ってやがるな)
頼都の駆使する「焔魔処刑闘法」は、自らの魂に取り込んだ「煉獄の石炭」により、炎熱を身に纏いつつ繰り出すオリジナルの殺戮格闘術である。
その使い手は、世界でただ一人…頼都しかいない。
そのため、長い時を生きた頼都自身、同じ格闘術を使用する相手とまみえたことはない。
しかも「煉獄の石炭」の力で、頼都自身は炎や熱で傷つくことはない。
つまり、この戦いは互いに決定打が無い膠着状態と陥っていた。
「…ムカつく笑い方しやがって」
吐き捨てるようにそう言う頼都を、もう一人のセリーナが嘲笑した。
「それってブーメランになってるの気付いているのかしら?それに、貴方よりは愛嬌があると思うのだけれど?」
「うるせぇ」
そう言うと、頼都は右手の炎を打ち消した。
それを見たセリーナが意外そうな顔になる。
「あらら…もう観念するの?」
「…」
無言の頼都に、もう一人のセリーナが勝ち誇ったように笑った。
「分かったでしょ?これでもう詰んでるのよ。無限の戦いがお望みなら、止めはしないけどね」
「そいつは遠慮したいな。これ以上、退屈な時間は過ごしたくねぇ」
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