となりの芝生が青いのは神様が結んだ縁だから

ゆうひゆかり

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アナザーストーリー

始まりの終わり(九)

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「修行…ですか?」

縁道師様のお言葉に口角がとひきつる。

けれど良くも悪くもこの強引さで縁道師様と与太兵衛爺が同一の存在だと確信が持てた。

なにもかもが突然で、押しつけがましくて、偉そうで。

それが与太兵衛爺ーー縁道師様という存在で。

「そうだ、お前には私の小姓として天界ここで働いてもらう」 

いつだって私の過ごし方はこの方が決めてきた。始光様が現れるまでは。

それが今日からまた始まる、それだけのことらしい。
 
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